鈴音や君の名は
今世には目に見えぬモノが様々と生き、行き、息している。幽霊、妖怪、祟り、神。色々、様々な存在するモノ。異形にして、異常にして、異様な者々。それらを払う存在。『払い屋』。その力を扱い、払い屋としてバイトをする少年――古々乃木 供助(ココノギ キョウスケ)。幼くに親を亡くし、一人で生活し高校に通う。両親を亡くした理由は、妖怪による“人喰い ”だった――――。そして、雨が降る夜に出会い、運命が回りだしたその存在は拾った一匹の猫。彼女もまた、妖怪による“共喰い”を受け、“友喰い”をされた過去を持つ――――。
プロローグ
一章 人妖邂逅
二章 哀願童女
三章 人因怨呪
四章 坊誘妖歌
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