12 / 48
第12話 デート
しおりを挟む
「ローラースケート行こうよ」
秋奈にそう言われ、明はあまり気乗りしなかったものの、行ってみることにした。
1984年3月10日。明と秋奈は、東京都文京区後楽にある東京ドームシティに来ていた。
水曜日だというのに館内はスケート目当ての客でごった返している。
明は休みを貰い、秋奈は春休みで学校がない。
「なんか『ハイカラ』なモン見つけて来たな」
『ハイカラ』とは西洋の様式や流行に追随することを言い、語源は明治時代の男子洋装の流行であった、ワイシャツの丈の高い襟、『ハイ・カラー』から来ている。
「ふふ~ん。いいでしょ~」
センスが良いと言われたような気がして、秋奈は上機嫌であった。
「アベックばっかじゃねぇか」
「アベックなんて言い方、今じゃもう古いよ。今どきの若者は『カップル』って言うんだから」
秋奈は得意げにそう話す。
どうやら彼女は流行には敏感な質らしい。
「どっちでもいいけどよ、俺にはなんかこう居心地が悪いように感じる場所だな」
「照れてるんでしょ。女の子と二人でいるから」
「別に照れてなんかいねぇよ。それより赤城はローラースケートすんの何回目なんだ?俺は正直やったことねぇから、滑り方を習いたいとこなんだが」
「そっかぁ。実は私も初めてなんだよね。お兄ちゃんに滑り方のコツを聞いたんだけど、上手く教えられるかどうか――っていうか、何回か言ったと思うけど、もう半年も一緒にいるんだし秋奈でいいよ。今日は明くんと仲良くなろうと思って来た訳だし」
「付き合ってもいねえのに名前で呼ばねえよ。俺はチャラついたのは嫌いなんだ」
明はわりと硬派なようだ。
「ふ~ん。まぁいいや。とりあえずシューズ借りに行こうよ」
秋奈は些か残念そうではあったが、そこまで気にしてはいないようだ。
二人は受付に行き、それぞれ700円払って靴をレンタルした。明は何か考え事をしているようだ。
「何かしゃべってよ」秋奈はなんだか不満そうだ。
「う~ん、そうだな。赤城は兄弟いたんだな。一人っ子かと思ってたよ」
「それ偶(たま)に言われるんだよね。なんでなのかな?」
「気が強いからじゃねえか。言いたいことをズバッと言う気がするな」
人のことは言えないのだが、明はサラっとそう言った。
「そうなのかなぁ。なんでも歯に衣着せないとは言われるけど」
「ハニキヌ?なんだそりゃ?」
「なんでも『オブラート』に包まず言うってこと」
秋奈は分かり易く言ったつもりであったが、明にこの単語が伝わる筈もない。
『オブラート』とはオランダ語であり、デンプンから作られる水に溶け易い薄い膜のことを言う。
この表現の場合は比喩であり、言葉をぼかしてマイルドにする効果の意で使われている。
「なんだよ、オブラートって。案外難しいこと知ってんだな。そう言えば赤城って高校どこだっけ?」
「浅草女子だよ~」秋奈は気軽な感じで答えた。
「浅草女子?浅草西高じゃなくてか。すげえな、お嬢様じゃん。俺なんか東浅草高校中退だぜ」
浅草女子高校は都内でも有名なお嬢様学校で、文武両道を掲げる進学校として知られている。
浅草西高校と東浅草高校は地元では1、2位を争うほど荒れた学校で、素行の悪い生徒が多く、近隣住民を悩ませている。
因みに、東日本新人王トーナメント初戦で対戦した坂東 寵児は、浅草西高校出身である。
「そんないいもんじゃないよ。親も先生も大学に行けって煩くて。私には私の考えがあるんだけど」
「それはなんかもったいねぇ話だと思うけどな」
「だって大学に行くにはお金が掛かるし、私がやりたいのはボクシングに携わることだから――」
秋奈は『言い難い事を言った』という風であった。
「まあ進路ってのは人が口出しするもんじゃねえから、これ以上は言わねえけどよ。っていうか靴紐、全然結べてねぇじゃん」
明は先程から気になっていたことを漸く言うタイミングができたので、好機を逃さぬよう口にした。
「うん、なんかこういうのって難しくって。手伝ってよ」
「しょうがねぇなあ。簡単だろこんなの」
「凄いじゃん。ガサツなイメージだったけど、意外と器用なんだね」
「どういう意味だよ。俺は毎日グローブ嵌めてんだから、こんなの朝飯前だぜ」
秋奈の褒めているのか貶しているのか分からないコメントに対し、明は真意が分からず喜んで良いのか疑問に感じた。
「そういえばそうか。実はボクシングでも細かいジャブが打ててると思ってたんだ。リズムとアングルも巧いし」
「そうか~。やっぱ、いつもしっかり見てくれてるんだよな。疑って悪かった。靴も履けたし、滑りに行こう!」
「うん。毎回ちゃんと見てるんだよ~。今日も上手く滑れるか見とくから」
「おお、なんかできそうな気がする」
明は普段からの体躯を活かし、初めてとは思えぬほどの滑りようだ。
「やばい、これどうやんの?」
秋奈は頭では滑り方が理解できているものの、身体が思うように動かせないようだ。
「大丈夫か、転けんなよ」
明は冷やかしているのか、心配しているのか分からないような言い方で言った。
「何これ。全然立てないんだけど」
秋奈はなんとか滑り出そうとして、盛大に転けてしまった。
「なんだよ、どんくせぇな」
明は口ではそう言いながらも、秋奈のことが気に掛かるようだ。
「痛った~い。転けちゃった~」
秋奈はペロっと舌を出してお道化て見せた。
「ほら、掴まれよ」
明はそう言うと、秋奈に向かって手を差し出した。
「うん、ありがと」
秋奈は少し照れながらも明の手を握り、辛うじて立ち上がれたようだ。
「俺、ちょっと滑ってくる」
明は照れ隠しなのか、一人で練習しようとし始めた。
「うん、分かった」
秋奈も明の普段見せない態度に少し困惑したが、提案を受け入ることにした。
しばらくして明は練習していた場所から戻って来た。
「俺は一応滑れるようになったから見てるよ」
「うん。私も練習するね」
だが、秋奈は少し滑るとすぐに戻ってきた。
「どうした?まだちょっとしか滑ってねぇぞ」
「ちょっとジュース飲もうよ~」
「もしかしてヘバっちまったのか?しょうがねぇな。一旦休憩するか」
明がそう言うと秋奈は少し笑って頷いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここまで読んで頂いてありがとうございます。
ただいま作者の崗本は『賞レース中にて書籍化のチャンス』に直面しております!!
下記サイト(Note創作大賞2023)にて各話♡ハートボタンを押して頂けたら幸いです。
スクロールして行くと下部に次の話のリンクがあります。所要時間5分ほどです。
一人一人の応援が力になります。よろしくお願い致します!!
https://note.com/aquarius12/n/nad4dd54d03cf
秋奈にそう言われ、明はあまり気乗りしなかったものの、行ってみることにした。
1984年3月10日。明と秋奈は、東京都文京区後楽にある東京ドームシティに来ていた。
水曜日だというのに館内はスケート目当ての客でごった返している。
明は休みを貰い、秋奈は春休みで学校がない。
「なんか『ハイカラ』なモン見つけて来たな」
『ハイカラ』とは西洋の様式や流行に追随することを言い、語源は明治時代の男子洋装の流行であった、ワイシャツの丈の高い襟、『ハイ・カラー』から来ている。
「ふふ~ん。いいでしょ~」
センスが良いと言われたような気がして、秋奈は上機嫌であった。
「アベックばっかじゃねぇか」
「アベックなんて言い方、今じゃもう古いよ。今どきの若者は『カップル』って言うんだから」
秋奈は得意げにそう話す。
どうやら彼女は流行には敏感な質らしい。
「どっちでもいいけどよ、俺にはなんかこう居心地が悪いように感じる場所だな」
「照れてるんでしょ。女の子と二人でいるから」
「別に照れてなんかいねぇよ。それより赤城はローラースケートすんの何回目なんだ?俺は正直やったことねぇから、滑り方を習いたいとこなんだが」
「そっかぁ。実は私も初めてなんだよね。お兄ちゃんに滑り方のコツを聞いたんだけど、上手く教えられるかどうか――っていうか、何回か言ったと思うけど、もう半年も一緒にいるんだし秋奈でいいよ。今日は明くんと仲良くなろうと思って来た訳だし」
「付き合ってもいねえのに名前で呼ばねえよ。俺はチャラついたのは嫌いなんだ」
明はわりと硬派なようだ。
「ふ~ん。まぁいいや。とりあえずシューズ借りに行こうよ」
秋奈は些か残念そうではあったが、そこまで気にしてはいないようだ。
二人は受付に行き、それぞれ700円払って靴をレンタルした。明は何か考え事をしているようだ。
「何かしゃべってよ」秋奈はなんだか不満そうだ。
「う~ん、そうだな。赤城は兄弟いたんだな。一人っ子かと思ってたよ」
「それ偶(たま)に言われるんだよね。なんでなのかな?」
「気が強いからじゃねえか。言いたいことをズバッと言う気がするな」
人のことは言えないのだが、明はサラっとそう言った。
「そうなのかなぁ。なんでも歯に衣着せないとは言われるけど」
「ハニキヌ?なんだそりゃ?」
「なんでも『オブラート』に包まず言うってこと」
秋奈は分かり易く言ったつもりであったが、明にこの単語が伝わる筈もない。
『オブラート』とはオランダ語であり、デンプンから作られる水に溶け易い薄い膜のことを言う。
この表現の場合は比喩であり、言葉をぼかしてマイルドにする効果の意で使われている。
「なんだよ、オブラートって。案外難しいこと知ってんだな。そう言えば赤城って高校どこだっけ?」
「浅草女子だよ~」秋奈は気軽な感じで答えた。
「浅草女子?浅草西高じゃなくてか。すげえな、お嬢様じゃん。俺なんか東浅草高校中退だぜ」
浅草女子高校は都内でも有名なお嬢様学校で、文武両道を掲げる進学校として知られている。
浅草西高校と東浅草高校は地元では1、2位を争うほど荒れた学校で、素行の悪い生徒が多く、近隣住民を悩ませている。
因みに、東日本新人王トーナメント初戦で対戦した坂東 寵児は、浅草西高校出身である。
「そんないいもんじゃないよ。親も先生も大学に行けって煩くて。私には私の考えがあるんだけど」
「それはなんかもったいねぇ話だと思うけどな」
「だって大学に行くにはお金が掛かるし、私がやりたいのはボクシングに携わることだから――」
秋奈は『言い難い事を言った』という風であった。
「まあ進路ってのは人が口出しするもんじゃねえから、これ以上は言わねえけどよ。っていうか靴紐、全然結べてねぇじゃん」
明は先程から気になっていたことを漸く言うタイミングができたので、好機を逃さぬよう口にした。
「うん、なんかこういうのって難しくって。手伝ってよ」
「しょうがねぇなあ。簡単だろこんなの」
「凄いじゃん。ガサツなイメージだったけど、意外と器用なんだね」
「どういう意味だよ。俺は毎日グローブ嵌めてんだから、こんなの朝飯前だぜ」
秋奈の褒めているのか貶しているのか分からないコメントに対し、明は真意が分からず喜んで良いのか疑問に感じた。
「そういえばそうか。実はボクシングでも細かいジャブが打ててると思ってたんだ。リズムとアングルも巧いし」
「そうか~。やっぱ、いつもしっかり見てくれてるんだよな。疑って悪かった。靴も履けたし、滑りに行こう!」
「うん。毎回ちゃんと見てるんだよ~。今日も上手く滑れるか見とくから」
「おお、なんかできそうな気がする」
明は普段からの体躯を活かし、初めてとは思えぬほどの滑りようだ。
「やばい、これどうやんの?」
秋奈は頭では滑り方が理解できているものの、身体が思うように動かせないようだ。
「大丈夫か、転けんなよ」
明は冷やかしているのか、心配しているのか分からないような言い方で言った。
「何これ。全然立てないんだけど」
秋奈はなんとか滑り出そうとして、盛大に転けてしまった。
「なんだよ、どんくせぇな」
明は口ではそう言いながらも、秋奈のことが気に掛かるようだ。
「痛った~い。転けちゃった~」
秋奈はペロっと舌を出してお道化て見せた。
「ほら、掴まれよ」
明はそう言うと、秋奈に向かって手を差し出した。
「うん、ありがと」
秋奈は少し照れながらも明の手を握り、辛うじて立ち上がれたようだ。
「俺、ちょっと滑ってくる」
明は照れ隠しなのか、一人で練習しようとし始めた。
「うん、分かった」
秋奈も明の普段見せない態度に少し困惑したが、提案を受け入ることにした。
しばらくして明は練習していた場所から戻って来た。
「俺は一応滑れるようになったから見てるよ」
「うん。私も練習するね」
だが、秋奈は少し滑るとすぐに戻ってきた。
「どうした?まだちょっとしか滑ってねぇぞ」
「ちょっとジュース飲もうよ~」
「もしかしてヘバっちまったのか?しょうがねぇな。一旦休憩するか」
明がそう言うと秋奈は少し笑って頷いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここまで読んで頂いてありがとうございます。
ただいま作者の崗本は『賞レース中にて書籍化のチャンス』に直面しております!!
下記サイト(Note創作大賞2023)にて各話♡ハートボタンを押して頂けたら幸いです。
スクロールして行くと下部に次の話のリンクがあります。所要時間5分ほどです。
一人一人の応援が力になります。よろしくお願い致します!!
https://note.com/aquarius12/n/nad4dd54d03cf
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
「南風の頃に」~ノダケンとその仲間達~
kitamitio
青春
合格するはずのなかった札幌の超難関高に入学してしまった野球少年の野田賢治は、野球部員たちの執拗な勧誘を逃れ陸上部に入部する。北海道の海沿いの田舎町で育った彼は仲間たちの優秀さに引け目を感じる生活を送っていたが、長年続けて来た野球との違いに戸惑いながらも陸上競技にのめりこんでいく。「自主自律」を校訓とする私服の学校に敢えて詰襟の学生服を着ていくことで自分自身の存在を主張しようとしていた野田賢治。それでも新しい仲間が広がっていく中で少しずつ変わっていくものがあった。そして、隠していた野田賢治自身の過去について少しずつ知らされていく……。
如月さんは なびかない。~片想い中のクラスで一番の美少女から、急に何故か告白された件~
八木崎(やぎさき)
恋愛
「ねぇ……私と、付き合って」
ある日、クラスで一番可愛い女子生徒である如月心奏に唐突に告白をされ、彼女と付き合う事になった同じクラスの平凡な高校生男子、立花蓮。
蓮は初めて出来た彼女の存在に浮かれる―――なんて事は無く、心奏から思いも寄らない頼み事をされて、それを受ける事になるのであった。
これは不器用で未熟な2人が成長をしていく物語である。彼ら彼女らの歩む物語を是非ともご覧ください。
一緒にいたい、でも近づきたくない―――臆病で内向的な少年と、偏屈で変わり者な少女との恋愛模様を描く、そんな青春物語です。

切り札の男
古野ジョン
青春
野球への未練から、毎日のようにバッティングセンターに通う高校一年生の久保雄大。
ある日、野球部のマネージャーだという滝川まなに野球部に入るよう頼まれる。
理由を聞くと、「三年の兄をプロ野球選手にするため、少しでも大会で勝ち上がりたい」のだという。
そんな簡単にプロ野球に入れるわけがない。そう思った久保は、つい彼女と口論してしまう。
その結果、「兄の球を打ってみろ」とけしかけられてしまった。
彼はその挑発に乗ってしまうが……
小説家になろう・カクヨム・ハーメルンにも掲載しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
Bグループの少年
櫻井春輝
青春
クラスや校内で目立つグループをA(目立つ)のグループとして、目立たないグループはC(目立たない)とすれば、その中間のグループはB(普通)となる。そんなカテゴリー分けをした少年はAグループの悪友たちにふりまわされた穏やかとは言いにくい中学校生活と違い、高校生活は穏やかに過ごしたいと考え、高校ではB(普通)グループに入り、その中でも特に目立たないよう存在感を薄く生活し、平穏な一年を過ごす。この平穏を逃すものかと誓う少年だが、ある日、特A(特に目立つ)の美少女を助けたことから変化を始める。少年は地味で平穏な生活を守っていけるのか……?

彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。
遊。
青春
主人公、三澄悠太35才。
彼女にフラれ、現実にうんざりしていた彼は、事故にあって転生。
……した先はまるで俺がこうだったら良かったと思っていた世界を絵に書いたような学生時代。
でも何故か俺をフッた筈の元カノ達も居て!?
もう恋愛したくないリベンジ主人公❌そんな主人公がどこか気になる元カノ、他多数のドタバタラブコメディー!
ちょっとずつちょっとずつの更新になります!(主に土日。)
略称はフラれろう(色とりどりのラブコメに精一杯の呪いを添えて、、笑)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる