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第47話 魔王と勝負
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僕はアルとこっそりとやろうと思っていたんだけど。
「何だか面白そうな気がする・・」
とギャラリーが増えてアスマとレーシャ、ゴダイ、ウェンディが勝負を観戦することになった。
黒の森の近くひらけた場所、周囲には植物以外何も無い。
「久々に力を出すのがわくわくするのう」
アルは上機嫌だ。
「手加減してほしいな」
端から聞く分に情けない限りだが、正体を知っているからには当然の言い訳だと思いたい。
『ファイヤボール』
アルは火魔法を唱えた。
巨大な火の玉が空中に浮かび上がる。
僕は慌てて魔法で『魔法障壁』を唱えた。
ドドドドドーーーン
障壁に着弾した魔法は、凄い勢いで爆発していた。
これファイヤーボールの威力じゃないだろ。
「うわぁ・・・やば」
「えぐいですわね。あれってファイアーボールって言ってませんでしたか?」
「アルって一体何者なんだ?」
「・・・・」
「トワどうした。反撃せぬか」
「女の子に攻撃なんてしたくないんだけど」
「・・甘いのう」
『あら、面白そうな事始めましたね』
「女神か。邪魔せんでほしいわ」
アルの近くに女神が現れていた。
突然現れるとびっくりするんだよな。
「女神様、危ないから離れていてください」
『あらあ、大丈夫よ。なんたって女神ですからね』
『ウォーターボール』
僕は水の塊をアルに投げた。
当たっても濡れるだけだ。
アルはひらりと躱した。
バキバキバキ・・・。
水の塊は周囲の木をなぎ倒した。
思っていたより威力が大きかったようだ。
「怪我させないように弱いのを選んだんだけど・・加減は無理なのかな」
多分当たったところでアルは大丈夫なんだろうけど。
アスマがいつの間にか女神の所に来ていた。
心配で隣に来たのだろう。
「次はもうちょっと大きめのでいくかの」
『竜巻』
アルは風魔法を唱えた。
ビュウウウウウ・・・・。
周囲が強風の渦に巻き込まれる。
「ちょっ・・」
これはやばい。
竜巻は範囲が広くて僕以外のアスマたちを巻き込んだ。
「「アル!何やってんの!」」
「わはは。まあこの位で死ぬような連中じゃなかろう。これでも手加減してるんじゃがな」
本当に勇者殺したりしないよね?
ぴたっと突然嵐が止んだ。
『アルさん・・一体何をしてるんですの?』
アイリーンが滅茶苦茶怒っているようだ。
「え?何ってトワと魔法勝負じゃが?」
『他の人達を巻き込んでどうするんですか・・怪我なんてさせたら許しませんから!』
ウェンディ、レーシャは近くの木に捕まっていて大丈夫だったらしい。
アスマ、ゴダイはアスマの風魔法で上手く上空に逃げたみたいだった。
「俺たちは無事だったから、大丈夫だ。アイリーン怒ってくれてありがとな」
「何だか面白そうな気がする・・」
とギャラリーが増えてアスマとレーシャ、ゴダイ、ウェンディが勝負を観戦することになった。
黒の森の近くひらけた場所、周囲には植物以外何も無い。
「久々に力を出すのがわくわくするのう」
アルは上機嫌だ。
「手加減してほしいな」
端から聞く分に情けない限りだが、正体を知っているからには当然の言い訳だと思いたい。
『ファイヤボール』
アルは火魔法を唱えた。
巨大な火の玉が空中に浮かび上がる。
僕は慌てて魔法で『魔法障壁』を唱えた。
ドドドドドーーーン
障壁に着弾した魔法は、凄い勢いで爆発していた。
これファイヤーボールの威力じゃないだろ。
「うわぁ・・・やば」
「えぐいですわね。あれってファイアーボールって言ってませんでしたか?」
「アルって一体何者なんだ?」
「・・・・」
「トワどうした。反撃せぬか」
「女の子に攻撃なんてしたくないんだけど」
「・・甘いのう」
『あら、面白そうな事始めましたね』
「女神か。邪魔せんでほしいわ」
アルの近くに女神が現れていた。
突然現れるとびっくりするんだよな。
「女神様、危ないから離れていてください」
『あらあ、大丈夫よ。なんたって女神ですからね』
『ウォーターボール』
僕は水の塊をアルに投げた。
当たっても濡れるだけだ。
アルはひらりと躱した。
バキバキバキ・・・。
水の塊は周囲の木をなぎ倒した。
思っていたより威力が大きかったようだ。
「怪我させないように弱いのを選んだんだけど・・加減は無理なのかな」
多分当たったところでアルは大丈夫なんだろうけど。
アスマがいつの間にか女神の所に来ていた。
心配で隣に来たのだろう。
「次はもうちょっと大きめのでいくかの」
『竜巻』
アルは風魔法を唱えた。
ビュウウウウウ・・・・。
周囲が強風の渦に巻き込まれる。
「ちょっ・・」
これはやばい。
竜巻は範囲が広くて僕以外のアスマたちを巻き込んだ。
「「アル!何やってんの!」」
「わはは。まあこの位で死ぬような連中じゃなかろう。これでも手加減してるんじゃがな」
本当に勇者殺したりしないよね?
ぴたっと突然嵐が止んだ。
『アルさん・・一体何をしてるんですの?』
アイリーンが滅茶苦茶怒っているようだ。
「え?何ってトワと魔法勝負じゃが?」
『他の人達を巻き込んでどうするんですか・・怪我なんてさせたら許しませんから!』
ウェンディ、レーシャは近くの木に捕まっていて大丈夫だったらしい。
アスマ、ゴダイはアスマの風魔法で上手く上空に逃げたみたいだった。
「俺たちは無事だったから、大丈夫だ。アイリーン怒ってくれてありがとな」
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