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第22話 転移魔法
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プエルガの食堂で食事をして、宿で一泊すると思っていたのだけど。
コルネットが転移魔法で戻れるというので王都に戻ることにした。
依頼を達成したので冒険者ギルドで換金してもらう為だ。
「『転移《テレポテーション》』」
コルネットが魔法を発動させると一瞬で景色が変わった。
王都の外に転移したらしい。
少し離れた森の中だった。
『流石に街中に突然現れると大騒ぎになりますからね』
「え?じゃあ、スミット町まで一瞬で行けるのね?」
『問題ないです。今まで行ったことのある場所なら行けますので』
王都の冒険者ギルドの受付に行くと、マーニャさんがぼくの顔を見て驚いていた。
「ええっ!もう戻ってきたんですか?…まあでも風魔法使えれば飛行出来ますものね。不可能では無いのか…」
後半は独り言のようだけど。
風魔法を使って空を飛ぶ方法もあるらしい。
僕には無理だけど。
「あれ?金額が少し多い様な気がするのですけど…」
「後から依頼者が金額を多めにってお願いしたらしいです。何かトラブルがあったらしいですね。タリベ町のギルドから連絡が来てましたよ」
そういえば、盗賊を引き渡すときにロペスさんがタリベの冒険者ギルドで職員と何か話込んでいたのを思い出した。
依頼料の事を話していたのか。
どうやら電話のような魔道具が存在するらしく、ギルド間でやり取りをしているようだった。
さあ、どうしようか。
王都での用件は済んだし、スミット町に戻っても良いんだけど。
何か物足りない。
コルネットの転移魔法で直ぐに帰れるんだよな。
『あれ?転移だと不服ですか?ならば風魔法で飛んで帰ります?』
「おお!風魔法で空を飛ぶの?それ良いわね!」
何故か空を飛んで帰るという話になってた。
「ごめん…えっと、僕高いとこ苦手なんだよね。空を飛ぶのはちょっと…」
小さい頃ジェットコースタに乗ってめちゃくちゃ怖かったのを憶えている。
それから高い所へ行くと足が震え動けなくなるのだ。
『ソウタ、高い所駄目なんですか?』
コルネットが首を傾げている。
そんな可愛い表情をしてもダメな物は駄目なんだ。
「え~空飛びたい~。そうだ!目を瞑っていれば良いじゃない!」
フェミニアがとんでもない事を言いだした。
「いや、むりむりむり……」
僕は血の気が引いていく。
想像しただけでも背筋が寒くなる。
『フェミニア諦めましょう。ソウタの顔が真っ青になってます』
「ええええ?楽しそうなのに…」
*
コルネットの転移魔法を使ってスミット町へ帰ってきた。
長い事離れていた気がするな。
転移魔法も練習すれば僕でも使えるようになるだろうか?
「ソウタにも苦手な物ってあったのね。意外~」
「そりゃ、一応人間だからな」
人なのだから、一つくらいは苦手な物くらいあると思うのだけど。
好きな物とか嫌いな物とかあるよね?
コルネットが転移魔法で戻れるというので王都に戻ることにした。
依頼を達成したので冒険者ギルドで換金してもらう為だ。
「『転移《テレポテーション》』」
コルネットが魔法を発動させると一瞬で景色が変わった。
王都の外に転移したらしい。
少し離れた森の中だった。
『流石に街中に突然現れると大騒ぎになりますからね』
「え?じゃあ、スミット町まで一瞬で行けるのね?」
『問題ないです。今まで行ったことのある場所なら行けますので』
王都の冒険者ギルドの受付に行くと、マーニャさんがぼくの顔を見て驚いていた。
「ええっ!もう戻ってきたんですか?…まあでも風魔法使えれば飛行出来ますものね。不可能では無いのか…」
後半は独り言のようだけど。
風魔法を使って空を飛ぶ方法もあるらしい。
僕には無理だけど。
「あれ?金額が少し多い様な気がするのですけど…」
「後から依頼者が金額を多めにってお願いしたらしいです。何かトラブルがあったらしいですね。タリベ町のギルドから連絡が来てましたよ」
そういえば、盗賊を引き渡すときにロペスさんがタリベの冒険者ギルドで職員と何か話込んでいたのを思い出した。
依頼料の事を話していたのか。
どうやら電話のような魔道具が存在するらしく、ギルド間でやり取りをしているようだった。
さあ、どうしようか。
王都での用件は済んだし、スミット町に戻っても良いんだけど。
何か物足りない。
コルネットの転移魔法で直ぐに帰れるんだよな。
『あれ?転移だと不服ですか?ならば風魔法で飛んで帰ります?』
「おお!風魔法で空を飛ぶの?それ良いわね!」
何故か空を飛んで帰るという話になってた。
「ごめん…えっと、僕高いとこ苦手なんだよね。空を飛ぶのはちょっと…」
小さい頃ジェットコースタに乗ってめちゃくちゃ怖かったのを憶えている。
それから高い所へ行くと足が震え動けなくなるのだ。
『ソウタ、高い所駄目なんですか?』
コルネットが首を傾げている。
そんな可愛い表情をしてもダメな物は駄目なんだ。
「え~空飛びたい~。そうだ!目を瞑っていれば良いじゃない!」
フェミニアがとんでもない事を言いだした。
「いや、むりむりむり……」
僕は血の気が引いていく。
想像しただけでも背筋が寒くなる。
『フェミニア諦めましょう。ソウタの顔が真っ青になってます』
「ええええ?楽しそうなのに…」
*
コルネットの転移魔法を使ってスミット町へ帰ってきた。
長い事離れていた気がするな。
転移魔法も練習すれば僕でも使えるようになるだろうか?
「ソウタにも苦手な物ってあったのね。意外~」
「そりゃ、一応人間だからな」
人なのだから、一つくらいは苦手な物くらいあると思うのだけど。
好きな物とか嫌いな物とかあるよね?
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