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ラブレター踏んづけたー
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目を覚ましたらそこは…
「あ、起きたぁ!」
…そこには男の顔がドアップでありました。
「近い。」
ペイ、と目の前の顔を押しやり起き上がろうとすると頭に激痛が走り、断念した。
あぁ、そっか。
俺転けたときに見事後ろに倒れて頭打ってブラックアウトしたんだ。
は、恥ずかしい…
自分の状況を思い出すと顔に熱がたまっていくのを感じる。
俺今絶対顔真っ赤だ。
「あぁ恥ずかしい恥ずかしい、穴があったら入れてみたい。」
にこにこ笑いながら俺を見る男が、お笑い芸人のギャグを言いながら俺の頬を突いた。
「笑いがマイナー過ぎんだよ。」
「でもわかってくれるお前が好きよぉ。」
「…そのノリが嫌いになりそう。」
そもそも俺がこんなことになったのはコイツの、このノリのせいだというのに…
「つかさぁ、何であんなとこで盛大に転けたの?」
「ハァ?お前がそれ言う。」
しらばっくれてんのかボケてんのか、どっちでもいいが文句は言いたいので説明することにした。
あぁ、恥ずかしい恥ずかしい…
「いいの?説明するよ?いいのね?
今朝、いつもみたいに登校してみるといつもと違うところがあった。
なんと、俺の下駄箱の中に一通の手紙が入ってたんだ。
手に取って見てみると差出人は書いてなかった。
けどちゃんと白い封筒に入れられてて、まぁベタに赤いハートのシールで封がしてあったから、これはもう完全にラブレターだと思ったね!
単純とか言うなよ!
今までそんな経験無かったし有るとも思ってなかったんだから。
にしても、いやぁあの時はテンション上がった上がった!
誰からの手紙かも気になったし、いてもたってもいられなくて早速そこで封切って読んだんだよ。
内容は、
『ずっと前から貴方を見てました
どうかこれからも貴方を見ること、貴方を想うことを許してください
好きです』
って、少し震えたような感じで書かれてた。」
「あ、起きたぁ!」
…そこには男の顔がドアップでありました。
「近い。」
ペイ、と目の前の顔を押しやり起き上がろうとすると頭に激痛が走り、断念した。
あぁ、そっか。
俺転けたときに見事後ろに倒れて頭打ってブラックアウトしたんだ。
は、恥ずかしい…
自分の状況を思い出すと顔に熱がたまっていくのを感じる。
俺今絶対顔真っ赤だ。
「あぁ恥ずかしい恥ずかしい、穴があったら入れてみたい。」
にこにこ笑いながら俺を見る男が、お笑い芸人のギャグを言いながら俺の頬を突いた。
「笑いがマイナー過ぎんだよ。」
「でもわかってくれるお前が好きよぉ。」
「…そのノリが嫌いになりそう。」
そもそも俺がこんなことになったのはコイツの、このノリのせいだというのに…
「つかさぁ、何であんなとこで盛大に転けたの?」
「ハァ?お前がそれ言う。」
しらばっくれてんのかボケてんのか、どっちでもいいが文句は言いたいので説明することにした。
あぁ、恥ずかしい恥ずかしい…
「いいの?説明するよ?いいのね?
今朝、いつもみたいに登校してみるといつもと違うところがあった。
なんと、俺の下駄箱の中に一通の手紙が入ってたんだ。
手に取って見てみると差出人は書いてなかった。
けどちゃんと白い封筒に入れられてて、まぁベタに赤いハートのシールで封がしてあったから、これはもう完全にラブレターだと思ったね!
単純とか言うなよ!
今までそんな経験無かったし有るとも思ってなかったんだから。
にしても、いやぁあの時はテンション上がった上がった!
誰からの手紙かも気になったし、いてもたってもいられなくて早速そこで封切って読んだんだよ。
内容は、
『ずっと前から貴方を見てました
どうかこれからも貴方を見ること、貴方を想うことを許してください
好きです』
って、少し震えたような感じで書かれてた。」
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