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二章・管理人
大寝坊
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気絶した僕は、夢を見ている。これが夢かは定かではないが、、妙にフワフワと感じる。
なんというか、現実だと思いたいが、それを直感が否定しているというか。
ってことで、これは夢です。
夢って、僕の記憶から作り出されるものだから、知らない人や物は基本的に出てこないと思っていた。
でも、今僕の目の前には全く知らない人がいる。
なぜ知らないと言い切れるかというと、そのまるで精巧な人形のような顔をした人物だからだ。こんな綺麗な人を、僕は一度見たら忘れないだろう。僕は今までの人生?精霊生?の中で見たことがない。
それに、ザ神様と言わんばかりと後光を携えているし。
ついでに、天使の輪みたいのを頭につけて、三対6枚の翼もある。
「私の役目を引き継ぎます、もう一人の私よ。これで休める。」
ザ神様は、僕に向かってよく分からないことを言う。
「ちょ、何を」
何を言っているのかと聞こうとしたら、そのザ神様は、霧となって消えてしまった。
そして、その霧は僕に吸い込まれていった。
「え?ちょ、何だよ。意味わからん。」
何がどうなっているか、何一つ分からない。
ただ、さっき僕に吸い込まれた光たちが、妙に体に馴染む気がするのは何故だろう?
僕はここが夢であると、なんとなくだが理解している。夢であると分かっているならば、騒がなくても良いと思うだろう。
しかし、僕が今いるのは異世界である。そして、魔法という不可思議な力がある世界である。
つまるところ、この夢も現実世界に影響を及ぼしそうである、と考えてしまう。
「はぁ~、意味わからん。」
悩んでも仕方ないと割り切ろうとしたが、何だか割り切れない。
「仕方ない、手探りで行くか。」
何も分からないなら、まずは一つずつ検証する必要がある。
僕がいる謎空間、謎というか何もない真っ白な空間だが、ここを調べるか。
「よし!!」
気合いを入れた途端、僕は睡魔に襲われた。
「なんでやぁ~」
ツッコミを入れようとしたら、言い切る前に意識が途切れてしまった。
めっちゃ良いところだったのに、ここで切られるのかよ!!
この夢、僕に疑問ばかりを残していくな。他人事のようにそう考えると。
まあ、所詮は夢だ。僕がいるのが異世界だからと言って、多分現実には影響がないだろう。
それに、夢は起きたら忘れる物だ。そう。大丈夫。
そう思い、僕は睡魔に従った。その後目覚めた僕が、後悔するのをその時の僕は知らない。
そう、僕がいるのは異世界なのだ。
夢と現実は乖離していない。
***
「良かったあ、っぶ!」
「ラント様!!」
現実世界に戻れたことを噛み締めようとしたら、僕は暖かいものに押しつぶされた。
すごく圧迫されている。精霊となったことで息をする必要もなくなったため、どうかは分からないが、息苦しい気がする。
てか、誰だ?
いや、誰だってジークハルトしかいないか。だって、僕の身近にいる人物はジークハルトだけだから。
しかし、ジークハルトは主人と従者の線引きはしっかりとしていたはず。
ベッドを二つ作るのが面倒臭いという理由から、二人で一つのベッドを使っているが、本来のジークハルトは主人と従者の距離感は大事にしていた。
僕に触れることも躊躇してきたのに。その彼が僕に抱きついているということは、彼には相当の心配をかけたということか。
「お゛ーい゛、ぐるじい。」
「ハッ、も、申し訳ございません。」
そう言って僕を離したジークハルトは、なんだかやつれていた。
目の下にはくまができており、いつもキラキラとエフェクトが出そうであった髪は、くすんでいる気がする。
そんなジークハルトは絶賛号泣中である。
なんかコイツよく泣いてるな。泣きの沸点が低いのかな?
「よ、よかった、です。もう、お目覚めに、なられないの、かと。」
なんか大袈裟だな。
確かに苦しそうにしながら気絶したが、僕は仮にも精霊なのだ。それに、この森でしぶとく生きてきた精霊なのだ。
しかし、ジークハルトの様子を見ると最後の土壇場で魂の繋がりを利用した会話は成功しなかったのかな?
僕の生命力を信じて欲しい。
いや、寂しいから少しは心配して欲しい。
つまり、従者に心配してもらえた僕は、ジークハルトには言えないが少し嬉しい。
僕は、誰かに心配してもらった経験がほとんどないからね。本来なら子供の心配を一番にしてくれるはずの母が痴女だったからね、しかも癇癪持ちの。
「なんか、喜んでませんか?」
あれ?
心配された喜びはしっかりと隠していたはずなんだが。
「い、いや、ソンナコトナイヨ。うん、ないったらない。」
「怪しいです。ですが、目覚めて本当に良かった。」
そう言って、安堵の息を漏らしながらまたもや僕に抱きついてくる。
今度の抱きつきは、苦しいものではなく、いわゆるハグのようなものだ。
優しく、ソフトな接触ではあるものの、存在を確かめるような。
「てか、僕そんなに気絶してないでしょ。長くても数時間とか?」
「?何を言っているのですか?」
「?」
こちらこそ、君に何を言っているかと言いたい。
僕は気絶してから夢を見て、そして現実世界に戻ってくるまで、ノンレム睡眠の時間も考えれば、数時間が関の山だろう。
「はぁ~。なるほど、そういう認識なんですね。」
「え?バカにされた?」
バカにされた感を僕の第六感が感じ取った。
今の僕はなんちゃって王みたいなものだからね。成り上がりの王だから、口で買われた喧嘩に堂々の武力を持ち込むよ。
試しに、拳を突き出してみる。いわゆる威嚇行為だ。
「どのようなことがあろうと、私はあなたの忠実なる従者であることをお忘れなく。」
ジークハルトは何を勘違いしたかは知らないが、突き出された僕の拳を彼の手で包み込んだ。
そして、めっちゃくさいことを言っている。ただ、顔の良さで全てが様になっている。
「驚かれるかもしれせんが、落ち着いて聞いて下さい。」
「?え、まあ、分かった。」
「ラント様は10年もの間寝ていたのですよ。」
「、、、、、?」
つまりは、僕は寝坊したってこと?
なんというか、現実だと思いたいが、それを直感が否定しているというか。
ってことで、これは夢です。
夢って、僕の記憶から作り出されるものだから、知らない人や物は基本的に出てこないと思っていた。
でも、今僕の目の前には全く知らない人がいる。
なぜ知らないと言い切れるかというと、そのまるで精巧な人形のような顔をした人物だからだ。こんな綺麗な人を、僕は一度見たら忘れないだろう。僕は今までの人生?精霊生?の中で見たことがない。
それに、ザ神様と言わんばかりと後光を携えているし。
ついでに、天使の輪みたいのを頭につけて、三対6枚の翼もある。
「私の役目を引き継ぎます、もう一人の私よ。これで休める。」
ザ神様は、僕に向かってよく分からないことを言う。
「ちょ、何を」
何を言っているのかと聞こうとしたら、そのザ神様は、霧となって消えてしまった。
そして、その霧は僕に吸い込まれていった。
「え?ちょ、何だよ。意味わからん。」
何がどうなっているか、何一つ分からない。
ただ、さっき僕に吸い込まれた光たちが、妙に体に馴染む気がするのは何故だろう?
僕はここが夢であると、なんとなくだが理解している。夢であると分かっているならば、騒がなくても良いと思うだろう。
しかし、僕が今いるのは異世界である。そして、魔法という不可思議な力がある世界である。
つまるところ、この夢も現実世界に影響を及ぼしそうである、と考えてしまう。
「はぁ~、意味わからん。」
悩んでも仕方ないと割り切ろうとしたが、何だか割り切れない。
「仕方ない、手探りで行くか。」
何も分からないなら、まずは一つずつ検証する必要がある。
僕がいる謎空間、謎というか何もない真っ白な空間だが、ここを調べるか。
「よし!!」
気合いを入れた途端、僕は睡魔に襲われた。
「なんでやぁ~」
ツッコミを入れようとしたら、言い切る前に意識が途切れてしまった。
めっちゃ良いところだったのに、ここで切られるのかよ!!
この夢、僕に疑問ばかりを残していくな。他人事のようにそう考えると。
まあ、所詮は夢だ。僕がいるのが異世界だからと言って、多分現実には影響がないだろう。
それに、夢は起きたら忘れる物だ。そう。大丈夫。
そう思い、僕は睡魔に従った。その後目覚めた僕が、後悔するのをその時の僕は知らない。
そう、僕がいるのは異世界なのだ。
夢と現実は乖離していない。
***
「良かったあ、っぶ!」
「ラント様!!」
現実世界に戻れたことを噛み締めようとしたら、僕は暖かいものに押しつぶされた。
すごく圧迫されている。精霊となったことで息をする必要もなくなったため、どうかは分からないが、息苦しい気がする。
てか、誰だ?
いや、誰だってジークハルトしかいないか。だって、僕の身近にいる人物はジークハルトだけだから。
しかし、ジークハルトは主人と従者の線引きはしっかりとしていたはず。
ベッドを二つ作るのが面倒臭いという理由から、二人で一つのベッドを使っているが、本来のジークハルトは主人と従者の距離感は大事にしていた。
僕に触れることも躊躇してきたのに。その彼が僕に抱きついているということは、彼には相当の心配をかけたということか。
「お゛ーい゛、ぐるじい。」
「ハッ、も、申し訳ございません。」
そう言って僕を離したジークハルトは、なんだかやつれていた。
目の下にはくまができており、いつもキラキラとエフェクトが出そうであった髪は、くすんでいる気がする。
そんなジークハルトは絶賛号泣中である。
なんかコイツよく泣いてるな。泣きの沸点が低いのかな?
「よ、よかった、です。もう、お目覚めに、なられないの、かと。」
なんか大袈裟だな。
確かに苦しそうにしながら気絶したが、僕は仮にも精霊なのだ。それに、この森でしぶとく生きてきた精霊なのだ。
しかし、ジークハルトの様子を見ると最後の土壇場で魂の繋がりを利用した会話は成功しなかったのかな?
僕の生命力を信じて欲しい。
いや、寂しいから少しは心配して欲しい。
つまり、従者に心配してもらえた僕は、ジークハルトには言えないが少し嬉しい。
僕は、誰かに心配してもらった経験がほとんどないからね。本来なら子供の心配を一番にしてくれるはずの母が痴女だったからね、しかも癇癪持ちの。
「なんか、喜んでませんか?」
あれ?
心配された喜びはしっかりと隠していたはずなんだが。
「い、いや、ソンナコトナイヨ。うん、ないったらない。」
「怪しいです。ですが、目覚めて本当に良かった。」
そう言って、安堵の息を漏らしながらまたもや僕に抱きついてくる。
今度の抱きつきは、苦しいものではなく、いわゆるハグのようなものだ。
優しく、ソフトな接触ではあるものの、存在を確かめるような。
「てか、僕そんなに気絶してないでしょ。長くても数時間とか?」
「?何を言っているのですか?」
「?」
こちらこそ、君に何を言っているかと言いたい。
僕は気絶してから夢を見て、そして現実世界に戻ってくるまで、ノンレム睡眠の時間も考えれば、数時間が関の山だろう。
「はぁ~。なるほど、そういう認識なんですね。」
「え?バカにされた?」
バカにされた感を僕の第六感が感じ取った。
今の僕はなんちゃって王みたいなものだからね。成り上がりの王だから、口で買われた喧嘩に堂々の武力を持ち込むよ。
試しに、拳を突き出してみる。いわゆる威嚇行為だ。
「どのようなことがあろうと、私はあなたの忠実なる従者であることをお忘れなく。」
ジークハルトは何を勘違いしたかは知らないが、突き出された僕の拳を彼の手で包み込んだ。
そして、めっちゃくさいことを言っている。ただ、顔の良さで全てが様になっている。
「驚かれるかもしれせんが、落ち着いて聞いて下さい。」
「?え、まあ、分かった。」
「ラント様は10年もの間寝ていたのですよ。」
「、、、、、?」
つまりは、僕は寝坊したってこと?
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