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一週間後
しおりを挟む寿司屋はほぼ満席が続いてるよ。
軌道に乗ったみたい。
「「「いらっちゃいませーっ♪」」」
SSたちの掛け声も、違和感ないね。
お客さんが入店するたびに、3名揃ってお出迎えしてるね。
今日から新調したと言うメイド服は、ピンクと白を基調とし、ウエストから純白のリボンがたっぷり付いたふわふわのスカートが広がっていて、まるでアイドル歌手の衣装みたい。
艷やかな黒髪を頭の両サイドで結わえて細く垂らし、耳にはスライムの形をしたピアスまで付けている。
「また来たよ~、ランちゅわ~~ん」
「いらっちゃい、お兄ちゃんたち」
お兄ちゃん?
「覚えてくれてたんだね。嬉しいなあ」
「もちろんよ、ねっ♪」
「「ねーっ♪」」
「じゃ、いつものいいかな」
「いいよー♪」
「「「萌え萌えきゅんきゅん♪」」」
ど……どこで覚えたんだ、SSたち?!
「……あ、ありがとう。スーちゃん。癒やされたよおおっ!」
「どういたちましてっ♪」
「す、スーちゃん、可愛いっ!」
「あっ、ごめんなちゃい。あたちたち、あくしゅできないの。心に決めたひとがいるので」
心に決めた人って誰?!
俺は知らんぞ!
誰だ誰だ。
「そうなんだ……」
あの小太りな若いお客さんなんか毎日、朝昼晩、俺の巻き寿司を食べる以外の目的で来店しているぞ。
「ランちゃん、こっちこっち! 僕が注文するよー」
「ごめんなちゃい。しめいせいじゃないの」
「スーちゃん。これ、プレゼント」
「あ、うれちいけど、マスターに見られちゃう」
寿司屋のはずなのに、ロリータ喫茶みたいなんだが。
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