17 / 22
第17話 様変わり
しおりを挟む
「「「おおぉっ……」」」
我がシードランド家の領地は、文字通りそれまでの姿とは打って変わり、まったくの別物に生まれ変わっていた。
それはまさに、海面に浮かぶ孤島といっても過言ではなかった。
俺が【スライド】スキルで海のほうへ大きく移動させた領地は、それまでの陸地から完全に切り離されていたんだ。
敵兵によって破られていた防壁も、無傷なところをスライドすることで修繕し、とりあえずは一安心だ。これでやつらもますます攻めにくくなったに違いない。
周囲をぐるっと取り囲む巨大な防壁に加えて、海という最高の地形が敵の侵入を妨げてくれるわけだからな。
落下したグレゴリスの兵士たちは、這う這うの体で海から脱出していて、滑稽なのもあって見ていて爽快だった。あいつらに今までどれだけ苦しめられたか、それを思うと少しは溜飲下がるというもの。
「「「……」」」
見晴らしの良い丘から四方を見渡せば、領地が島と化したのは一目瞭然で、その壮大な光景を前に俺たちはしばし言葉を失っていた。
だが、安心してばかりもいられないのも事実。これによって平和がずっと維持できるのかというと甚だ疑問だからだ。
確かに以前よりずっと攻められにくくなったとはいえ、領民自体が圧倒的に少ないから、長期的な視野で見た場合いずれ窮地に陥るのは間違いないと思える。
また、孤島化したといっても、グレゴリスの領地とは50メートルほどしか離れてない。これじゃ相手もまだまだ侵略を諦めないだろう。
それならばと領地をさらに遠くへスライドさせようにもそう簡単にはいかない。ここまで移動するのに気力を消耗しすぎたため、完全に回復するまでしばらく大きな規模のスライドはできそうにないからだ。
もっともっとスキルが熟練したあとなら、移動領地として海上を船のように移動できそうだが、それまでに相手も準備を整えてくるだろう。
やつらが大砲つきの船で襲ってくる可能性もあるし、海や空からモンスターが襲来してくる恐れもある。海賊たちが来襲してくるケースだって大いにありえるんだ。
また、非常に稀だとは思うが、空からもグリフォン等の強力なボスモンスターがモンスターの群れを携えて襲ってくることも考えられるので警戒は怠れない。
そのときも父が追い払ってくれて、撃退してからは来なくなったものの、クラーケン同様に仕留めきることができなかった。ほとぼりが冷めた頃にやつらが襲ってくることも想定しておかないといけない。
今後、陸海空からの脅威に備えないといけないってことだ。それに対応するとなると、俺たち3人のみじゃかなり厳しい。
「……」
モラッドもモコも領民として十分にやってくれてるとはいえ、だからといって頼ってばかりもいられない。
今何をするべきなのか決断するのは領主の俺だ。自分がしっかりしないといけない。
「坊ちゃま。あまり一人で思いつめないようにしたほうがよろしいですぞ」
「モラッド、わかるか……」
「そりゃもちろんですとも。坊ちゃまと何年一緒だと思っておいでですか。モコはどう思う?」
「うーん……スランの力は凄いと思うけど、一人より二人、二人より三人の力が合わさると、もっと領地は繁栄するって思うの」
「……確かにな」
二人の言うことは一理ある。
「よし、それなら早速領民を増やすか」
「おお、それは良い考えですぞ」
「いいね! どうやって増やすの?」
「……すまん。そこまでは考えてなかった」
「「ちょっ……」」
「何かをスライドして仲間を増やす方法も考えたが、まったく思いつかない。それなら、あらかじめ存在するグレゴリスの領民をこっちに移動させればいいんじゃないかな」
「ふむふむ、なるほど。しかし、果たしてこっちに移動してくれるのかどうか……」
「不安……」
「それなら大丈夫。こっちにもちゃんと考えがあるから」
「「おぉっ……」」
そういうわけで、俺は早速準備に取り掛かり始める。
といっても、そんなに大がかりなことはしなくていい。俺には【スライド】スキルがあるから、それを活用するだけでいい。
ってことで、まず虫の羽を千切り、『はね』の頭文字をスライドして『ふね』、すなわち『船』に変えてみる。
すると、船っていえるほどの規模じゃないが、そこそこいい感じのものができた。見た目は立派な筏といった様相の船だ。
これなら三人くらいまでは乗れるだろう。
まあ今の俺のスキルレベルに加え、虫の羽から作るのならこんなもんだろうし、これでも充分だ。
「モコもモラッドも、ここで留守番を頼む」
「坊ちゃま一人で大丈夫でしょうか? わたくしめも一緒にいたほうが……」
「私もスランについてく!」
「いや、二人にはこの領地を守っていてもらいたい。帰ってくるまでそんなに長くはならないはずだから。必ず領民を連れてくる」
「そうでございますか……。それなら、坊ちゃまの言う通り、ここを守り抜きますぞ、モコ!」
「はい!」
二人ともわかってくれたみたいでよかった。
俺は筏に乗り込むと、それをスライドさせてライバル貴族のもとへと向かうのだった。もちろん、このままだと目立ちすぎるので、ある程度工夫を凝らすつもりだ。
我がシードランド家の領地は、文字通りそれまでの姿とは打って変わり、まったくの別物に生まれ変わっていた。
それはまさに、海面に浮かぶ孤島といっても過言ではなかった。
俺が【スライド】スキルで海のほうへ大きく移動させた領地は、それまでの陸地から完全に切り離されていたんだ。
敵兵によって破られていた防壁も、無傷なところをスライドすることで修繕し、とりあえずは一安心だ。これでやつらもますます攻めにくくなったに違いない。
周囲をぐるっと取り囲む巨大な防壁に加えて、海という最高の地形が敵の侵入を妨げてくれるわけだからな。
落下したグレゴリスの兵士たちは、這う這うの体で海から脱出していて、滑稽なのもあって見ていて爽快だった。あいつらに今までどれだけ苦しめられたか、それを思うと少しは溜飲下がるというもの。
「「「……」」」
見晴らしの良い丘から四方を見渡せば、領地が島と化したのは一目瞭然で、その壮大な光景を前に俺たちはしばし言葉を失っていた。
だが、安心してばかりもいられないのも事実。これによって平和がずっと維持できるのかというと甚だ疑問だからだ。
確かに以前よりずっと攻められにくくなったとはいえ、領民自体が圧倒的に少ないから、長期的な視野で見た場合いずれ窮地に陥るのは間違いないと思える。
また、孤島化したといっても、グレゴリスの領地とは50メートルほどしか離れてない。これじゃ相手もまだまだ侵略を諦めないだろう。
それならばと領地をさらに遠くへスライドさせようにもそう簡単にはいかない。ここまで移動するのに気力を消耗しすぎたため、完全に回復するまでしばらく大きな規模のスライドはできそうにないからだ。
もっともっとスキルが熟練したあとなら、移動領地として海上を船のように移動できそうだが、それまでに相手も準備を整えてくるだろう。
やつらが大砲つきの船で襲ってくる可能性もあるし、海や空からモンスターが襲来してくる恐れもある。海賊たちが来襲してくるケースだって大いにありえるんだ。
また、非常に稀だとは思うが、空からもグリフォン等の強力なボスモンスターがモンスターの群れを携えて襲ってくることも考えられるので警戒は怠れない。
そのときも父が追い払ってくれて、撃退してからは来なくなったものの、クラーケン同様に仕留めきることができなかった。ほとぼりが冷めた頃にやつらが襲ってくることも想定しておかないといけない。
今後、陸海空からの脅威に備えないといけないってことだ。それに対応するとなると、俺たち3人のみじゃかなり厳しい。
「……」
モラッドもモコも領民として十分にやってくれてるとはいえ、だからといって頼ってばかりもいられない。
今何をするべきなのか決断するのは領主の俺だ。自分がしっかりしないといけない。
「坊ちゃま。あまり一人で思いつめないようにしたほうがよろしいですぞ」
「モラッド、わかるか……」
「そりゃもちろんですとも。坊ちゃまと何年一緒だと思っておいでですか。モコはどう思う?」
「うーん……スランの力は凄いと思うけど、一人より二人、二人より三人の力が合わさると、もっと領地は繁栄するって思うの」
「……確かにな」
二人の言うことは一理ある。
「よし、それなら早速領民を増やすか」
「おお、それは良い考えですぞ」
「いいね! どうやって増やすの?」
「……すまん。そこまでは考えてなかった」
「「ちょっ……」」
「何かをスライドして仲間を増やす方法も考えたが、まったく思いつかない。それなら、あらかじめ存在するグレゴリスの領民をこっちに移動させればいいんじゃないかな」
「ふむふむ、なるほど。しかし、果たしてこっちに移動してくれるのかどうか……」
「不安……」
「それなら大丈夫。こっちにもちゃんと考えがあるから」
「「おぉっ……」」
そういうわけで、俺は早速準備に取り掛かり始める。
といっても、そんなに大がかりなことはしなくていい。俺には【スライド】スキルがあるから、それを活用するだけでいい。
ってことで、まず虫の羽を千切り、『はね』の頭文字をスライドして『ふね』、すなわち『船』に変えてみる。
すると、船っていえるほどの規模じゃないが、そこそこいい感じのものができた。見た目は立派な筏といった様相の船だ。
これなら三人くらいまでは乗れるだろう。
まあ今の俺のスキルレベルに加え、虫の羽から作るのならこんなもんだろうし、これでも充分だ。
「モコもモラッドも、ここで留守番を頼む」
「坊ちゃま一人で大丈夫でしょうか? わたくしめも一緒にいたほうが……」
「私もスランについてく!」
「いや、二人にはこの領地を守っていてもらいたい。帰ってくるまでそんなに長くはならないはずだから。必ず領民を連れてくる」
「そうでございますか……。それなら、坊ちゃまの言う通り、ここを守り抜きますぞ、モコ!」
「はい!」
二人ともわかってくれたみたいでよかった。
俺は筏に乗り込むと、それをスライドさせてライバル貴族のもとへと向かうのだった。もちろん、このままだと目立ちすぎるので、ある程度工夫を凝らすつもりだ。
120
お気に入りに追加
551
あなたにおすすめの小説
全てを奪われ追放されたけど、実は地獄のようだった家から逃げられてほっとしている。もう絶対に戻らないからよろしく!
蒼衣翼
ファンタジー
俺は誰もが羨む地位を持ち、美男美女揃いの家族に囲まれて生活をしている。
家や家族目当てに近づく奴や、妬んで陰口を叩く奴は数しれず、友人という名のハイエナ共に付きまとわれる生活だ。
何よりも、外からは最高に見える家庭環境も、俺からすれば地獄のようなもの。
やるべきこと、やってはならないことを細かく決められ、家族のなかで一人平凡顔の俺は、みんなから疎ましがられていた。
そんなある日、家にやって来た一人の少年が、鮮やかな手並みで俺の地位を奪い、とうとう俺を家から放逐させてしまう。
やった! 準備をしつつも諦めていた自由な人生が始まる!
俺はもう戻らないから、後は頼んだぞ!
貴族に転生してユニークスキル【迷宮】を獲得した俺は、次の人生こそ誰よりも幸せになることを目指す
名無し
ファンタジー
両親に愛されなかったことの不満を抱えながら交通事故で亡くなった主人公。気が付いたとき、彼は貴族の長男ルーフ・ベルシュタインとして転生しており、家族から愛されて育っていた。ルーフはこの幸せを手放したくなくて、前世で両親を憎んで自堕落な生き方をしてきたことを悔い改め、この異世界では後悔しないように高みを目指して生きようと誓うのだった。
授かったスキルが【草】だったので家を勘当されたから悲しくてスキルに不満をぶつけたら国に恐怖が訪れて草
ラララキヲ
ファンタジー
(※[両性向け]と言いたい...)
10歳のグランは家族の見守る中でスキル鑑定を行った。グランのスキルは【草】。草一本だけを生やすスキルに親は失望しグランの為だと言ってグランを捨てた。
親を恨んだグランはどこにもぶつける事の出来ない気持ちを全て自分のスキルにぶつけた。
同時刻、グランを捨てた家族の居る王都では『謎の笑い声』が響き渡った。その笑い声に人々は恐怖し、グランを捨てた家族は……──
※確認していないので二番煎じだったらごめんなさい。急に思いついたので書きました!
※「妻」に対する暴言があります。嫌な方は御注意下さい※
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げています。
魔力無しだと追放されたので、今後一切かかわりたくありません。魔力回復薬が欲しい?知りませんけど
富士とまと
ファンタジー
一緒に異世界に召喚された従妹は魔力が高く、私は魔力がゼロだそうだ。
「私は聖女になるかも、姉さんバイバイ」とイケメンを侍らせた従妹に手を振られ、私は王都を追放された。
魔力はないけれど、霊感は日本にいたころから強かったんだよね。そのおかげで「英霊」だとか「精霊」だとかに盲愛されています。
――いや、あの、精霊の指輪とかいらないんですけど、は、外れない?!
――ってか、イケメン幽霊が号泣って、私が悪いの?
私を追放した王都の人たちが困っている?従妹が大変な目にあってる?魔力ゼロを低級民と馬鹿にしてきた人たちが助けを求めているようですが……。
今更、魔力ゼロの人間にしか作れない特級魔力回復薬が欲しいとか言われてもね、こちらはあなたたちから何も欲しいわけじゃないのですけど。
重複投稿ですが、改稿してます
ハズレ属性土魔法のせいで辺境に追放されたので、ガンガン領地開拓します!
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:ハズレ属性土魔法のギフトを貰ったことで、周囲から蔑すまれ、辺境の僻地へ追放された俺だけど、僻地の村でガンガン領地開拓!
アルファポリス第13回ファンタジー大賞にて優秀賞受賞!
アルファポリスにてコミカライズ連載中!
「次にくるライトノベル大賞2022」ノミネート!(2022/11現在、投票受付中。詳細は近況ボードへ)
15歳の託宣の儀でハズレ属性である土魔法のスキルをもらった俺、エクト。
父である辺境伯や兄弟達から蔑まれ、辺境の寒村、ボーダ村へ左遷されることになる。
Bランク女性冒険者パーティ『進撃の翼』の五人を護衛につけ、ボーダの村に向かった俺は、道中で商人を助け、奴隷メイドのリンネを貰うことに。
そうして到着したボーダ村は、危険な森林に隣接し、すっかり寂れていた。
ところが俺は誰も思いつかないような土魔法の使い方で、村とその周囲を開拓していく。
勿論、辺境には危険もいっぱいで、森林の魔獣討伐、ダンジョン発見、ドラゴンとの攻防と大忙し。
宮廷魔術師のオルトビーンや宰相の孫娘リリアーヌを仲間に加え、俺達は領地を発展させていく――
※連載版は一旦完結していますが、書籍版は3巻から、オリジナルの展開が増えています。そのため、レンタルと連載版で話が繋がっていない部分があります。
※4巻からは完全書き下ろしなので、連載版とはまた別にお楽しみください!
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
なんだって? 俺を追放したSS級パーティーが落ちぶれたと思ったら、拾ってくれたパーティーが超有名になったって?
名無し
ファンタジー
「ラウル、追放だ。今すぐ出ていけ!」
「えっ? ちょっと待ってくれ。理由を教えてくれないか?」
「それは貴様が無能だからだ!」
「そ、そんな。俺が無能だなんて。こんなに頑張ってるのに」
「黙れ、とっととここから消えるがいい!」
それは突然の出来事だった。
SSパーティーから総スカンに遭い、追放されてしまった治癒使いのラウル。
そんな彼だったが、とあるパーティーに拾われ、そこで認められることになる。
「治癒魔法でモンスターの群れを殲滅だと!?」
「え、嘘!? こんなものまで回復できるの!?」
「この男を追放したパーティー、いくらなんでも見る目がなさすぎだろう!」
ラウルの神がかった治癒力に驚愕するパーティーの面々。
その凄さに気が付かないのは本人のみなのであった。
「えっ? 俺の治癒魔法が凄いって? おいおい、冗談だろ。こんなの普段から当たり前にやってることなのに……」
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる