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第36話
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あれ以降、僕たちはエルフの国へと向かって飛び続けた。
疲労と眠気が重なって意識がなくなりそうな状態だったけど、数時間くらい経って周辺が暗くなる頃、ようやく目的地へ辿り着いた。
「……と、とうとうついたね、ユイ、サクラ……」
「……ですねえ。くたくたですけど、嬉しいでふ……」
「……わ、私もだ……」
みんな最後のほうは宙に浮いてるだけでヘトヘトの状態だったからね。
モンスターと遭遇しなかったことだけが救いだけど、視線を下降させると茂みのほうに黒い影が見えることもあったし、ウィングブーツがなかったらもっと苦労してたと思う。
やっぱり、エルフの町は途轍もない規模だ。一つ一つの建物がずば抜けて大きいので、小人にでもなった気分になる。
これほど幾多もの巨大な建造物を作るには、相当な身体能力、あるいは魔法能力が必要なんじゃないかな。
もちろん、それだけじゃなくて建物の柱や壁には美しいレリーフが幾つも見られるし、建築に関する知識や技術も半端ないんだろう。
「……」
さあ、いよいよこれから僕たちは関所の門をくぐることになるわけだけど、偽装はしなかった。
というのも、オルドたちによると、エルフは嘘を見通せる能力に長けているそうだからだ。
なので、あえてそのまま行くことにした。これがどう出るかはわからないけど、誠実さを見せることには繋がるはずだ。
「お前たち、止まれ」
閉ざされた門の前、僕たちは一人の兵士に呼び止められた。
僕はその男を見て感動してしまった。本当に想像していた通りのエルフだ。髭は生やしてるけど、色はとても白くて耳が横に長い。
「お前たちは人間だな。何故ここへ来た?」
「えっと……人間の国が内乱の兆しがあるとかで危ないと感じたので、それで来ました」
「人間の国に内乱の兆候があるだと? しばし待て」
エルフ兵はそう言い残し、門のところへ引き返した。
彼は門前に立っていたもう一人の兵士と何やら耳打ちで会話したのち、また僕たちのほうへ戻ってきた。
「……確かに、お前の言う通り人間の国には戦乱の兆しがあるようだ。何か身分を証明できるようなものはないか?」
「あ、これなら……」
言葉も通じるし大丈夫だろうと思って、僕たちはギルドカードを見せることになった。
兵士はカードを一通り見やったあと、うなずいて返してくれた。
「……ふむ。なるほど、よくわかった。我々にごまかしが通じないのは理解しているようだな」
お、なんだか好感触だ。これなら受け入れてもらえるかも?
「だが、ここから先は通すわけにはいかん」
「えっ……⁉」
まさかの拒否。なんでこの流れで……。
「何故なのかっていう顔をしているな。それなら教えてやろう。お前たちは人間の国でひと騒動起こしているな?」
「あ……」
そんなことまでわかるのか。凄いな、エルフ。
「やはり図星か。一般の人間ですらお断りだというのに、そのような問題のある人間たちを受け入れると思うのか?」
「……」
ま、まあそう思うのが普通だよね。門前払いされるのは悔しいけど、確かに何もおかしいことは言ってない。
どうしよう。経緯を詳しく話しちゃおうか? でも、そうだとしても騒ぎを起こしたことに変わりはないわけだしなあ。
何より、一般人ですらもお断りだっていうのがもう厳しい。その時点で人間が何を言っても聞いてもらえない可能性が高いように思う。
どうしよう……って、そうだ。僕は知力値を100にして思考してみることに。
「あ……」
そうか、その手があった。【毒を以て毒を制す作戦】だ。というわけで、僕はオルドたちを魔法の袋から出すことにした。
エルフとドワーフを対面させるんだ。これはある意味禁じ手だけど、話し合いでエルフ国へ入るには、こうするしかもう方法がないと判断したんだ。
「ド、ドワーフだと……⁉」
エルフ兵はドワーフを見るやいなや、ギョッとした顔になった。明らかに嫌がっているのがわかる。
それはオルドたちも同様で、みんな露骨に不快そうな顔でエルフ兵を見上げていた。
なんか双方に申し訳なくなってくるけど、この状況を打破するにはこうするしかないと考えたんだ。
「ドワーフめ、一体何をしにきた。お前たちは人間の味方をしているのか?」
「だまっとれ、エルフ! わしらは、エルフの狭隘さを嘆いておるのじゃ」
「そうだそうだ! エルフというのは人間を恐れるほど弱くなったらしい!」
「嗚呼っ、なんて軟弱なエルフなのでしょう! いやはや、世も末ですねえ!」
「……」
エルフたちはげんなりとした様子。しかも、ドワーフたちが騒いだことでなんだなんだと、見物人が集まってくるのがわかる。門には人の頭ほどの穴が幾つか開いていて、そこから覗くことができるんだ。
それから、エルフ兵が渋い顔で仲間と話し始めたかと思うと、まもなく門を開け始めた。こ、これって、入れてくれるってこと?
「もういい。面倒だから入れ。ま、人間が入ってもいいことは何一つないと思うがな?」
そんな投げやりの台詞を残して、エルフ兵は去っていった。
「オルド、シャック、グレース、ありがとう。助かったよ」
「オルドさん、シャックさん、グレースさん、ありがとです!」
「ありがとうな、オルド、シャック、グレース」
僕たちがお礼を言うと、オルドたちはみんな白い歯を出して満足げな笑みを浮かべるのだった。
ドワーフってちょっとやかましいところはあるけど、盾のペンダントといい、なんだかんだ頼りになるなあ。
「おおっ……」
僕らの口から感嘆の声が漏れる。
エルフの国の街並みは、とにかく洗練されていた。
建物だけじゃなく道が広々としていて、ゴミ一つ落ちてないんだ。
あと、これは遠目にもわかっていたことだけど、全体的に青い。石畳も壁も柱も、何もかもが青い。
それも、うっすらとした透明に近い青。エルフたちはそういうのが好きなのかもしれない。
そして、特徴的なのがやはり彼らの耳の長さだ。
あと、ことごとく鑑定スキルが通じないので人柄がわからない。
彼らについては、今のところ冷たい印象を受ける。僕たちを見ただけで露骨に顔をしかめたり舌打ちしたりする人もいたくらいだから。
ただ、それはごく一部なのか、大抵のエルフは興味もなさそうに通り過ぎるだけだった。
そんな中、周囲がいよいよ本格的に暗くなってきたこともあり、僕たちは宿を探すことにした。
「――はあ……」
ダメだ。どこの宿も、僕たちが人間だっていうだけで泊めてくれない。やっぱりエルフって全体的に差別的みたいだ。
人間やハーフエルフお断りという張り紙のあるホテルさえあった。
野宿しかないかもしれないと途方に暮れていると、誰かが一人こっちに近づいてくるのがわかった。誰だ……?
格好的にも雰囲気的にも、今まで見てきたエルフたちとは明らかに違う。
背丈が2メートルを優に超えていて、エルフの中でも特に高貴な空気を漂わせていた。
「私は宮殿の者です。あなた方にお願いがあります」
「えっ……」
しかも、向こうのほうから頭を下げられてしまった。僕たちが人間だってわかってるだろうに。一体、どんなお願いがあるっていうんだろう……?
「危険な仕事ですが、受けてもらえるのなら無料で宿泊もできますし、食事もご用意します。ただし、その内容は寸前まで明かせませんし、拒否した場合は即刻出て行ってもらいます。それでもよろしければ私のあとをついてきてください」
「……」
僕たちはどうするべきかしばらく話し合い、その結果エルフの話に応じることにした。
それには、ある予感があったからだ。
疲労と眠気が重なって意識がなくなりそうな状態だったけど、数時間くらい経って周辺が暗くなる頃、ようやく目的地へ辿り着いた。
「……と、とうとうついたね、ユイ、サクラ……」
「……ですねえ。くたくたですけど、嬉しいでふ……」
「……わ、私もだ……」
みんな最後のほうは宙に浮いてるだけでヘトヘトの状態だったからね。
モンスターと遭遇しなかったことだけが救いだけど、視線を下降させると茂みのほうに黒い影が見えることもあったし、ウィングブーツがなかったらもっと苦労してたと思う。
やっぱり、エルフの町は途轍もない規模だ。一つ一つの建物がずば抜けて大きいので、小人にでもなった気分になる。
これほど幾多もの巨大な建造物を作るには、相当な身体能力、あるいは魔法能力が必要なんじゃないかな。
もちろん、それだけじゃなくて建物の柱や壁には美しいレリーフが幾つも見られるし、建築に関する知識や技術も半端ないんだろう。
「……」
さあ、いよいよこれから僕たちは関所の門をくぐることになるわけだけど、偽装はしなかった。
というのも、オルドたちによると、エルフは嘘を見通せる能力に長けているそうだからだ。
なので、あえてそのまま行くことにした。これがどう出るかはわからないけど、誠実さを見せることには繋がるはずだ。
「お前たち、止まれ」
閉ざされた門の前、僕たちは一人の兵士に呼び止められた。
僕はその男を見て感動してしまった。本当に想像していた通りのエルフだ。髭は生やしてるけど、色はとても白くて耳が横に長い。
「お前たちは人間だな。何故ここへ来た?」
「えっと……人間の国が内乱の兆しがあるとかで危ないと感じたので、それで来ました」
「人間の国に内乱の兆候があるだと? しばし待て」
エルフ兵はそう言い残し、門のところへ引き返した。
彼は門前に立っていたもう一人の兵士と何やら耳打ちで会話したのち、また僕たちのほうへ戻ってきた。
「……確かに、お前の言う通り人間の国には戦乱の兆しがあるようだ。何か身分を証明できるようなものはないか?」
「あ、これなら……」
言葉も通じるし大丈夫だろうと思って、僕たちはギルドカードを見せることになった。
兵士はカードを一通り見やったあと、うなずいて返してくれた。
「……ふむ。なるほど、よくわかった。我々にごまかしが通じないのは理解しているようだな」
お、なんだか好感触だ。これなら受け入れてもらえるかも?
「だが、ここから先は通すわけにはいかん」
「えっ……⁉」
まさかの拒否。なんでこの流れで……。
「何故なのかっていう顔をしているな。それなら教えてやろう。お前たちは人間の国でひと騒動起こしているな?」
「あ……」
そんなことまでわかるのか。凄いな、エルフ。
「やはり図星か。一般の人間ですらお断りだというのに、そのような問題のある人間たちを受け入れると思うのか?」
「……」
ま、まあそう思うのが普通だよね。門前払いされるのは悔しいけど、確かに何もおかしいことは言ってない。
どうしよう。経緯を詳しく話しちゃおうか? でも、そうだとしても騒ぎを起こしたことに変わりはないわけだしなあ。
何より、一般人ですらもお断りだっていうのがもう厳しい。その時点で人間が何を言っても聞いてもらえない可能性が高いように思う。
どうしよう……って、そうだ。僕は知力値を100にして思考してみることに。
「あ……」
そうか、その手があった。【毒を以て毒を制す作戦】だ。というわけで、僕はオルドたちを魔法の袋から出すことにした。
エルフとドワーフを対面させるんだ。これはある意味禁じ手だけど、話し合いでエルフ国へ入るには、こうするしかもう方法がないと判断したんだ。
「ド、ドワーフだと……⁉」
エルフ兵はドワーフを見るやいなや、ギョッとした顔になった。明らかに嫌がっているのがわかる。
それはオルドたちも同様で、みんな露骨に不快そうな顔でエルフ兵を見上げていた。
なんか双方に申し訳なくなってくるけど、この状況を打破するにはこうするしかないと考えたんだ。
「ドワーフめ、一体何をしにきた。お前たちは人間の味方をしているのか?」
「だまっとれ、エルフ! わしらは、エルフの狭隘さを嘆いておるのじゃ」
「そうだそうだ! エルフというのは人間を恐れるほど弱くなったらしい!」
「嗚呼っ、なんて軟弱なエルフなのでしょう! いやはや、世も末ですねえ!」
「……」
エルフたちはげんなりとした様子。しかも、ドワーフたちが騒いだことでなんだなんだと、見物人が集まってくるのがわかる。門には人の頭ほどの穴が幾つか開いていて、そこから覗くことができるんだ。
それから、エルフ兵が渋い顔で仲間と話し始めたかと思うと、まもなく門を開け始めた。こ、これって、入れてくれるってこと?
「もういい。面倒だから入れ。ま、人間が入ってもいいことは何一つないと思うがな?」
そんな投げやりの台詞を残して、エルフ兵は去っていった。
「オルド、シャック、グレース、ありがとう。助かったよ」
「オルドさん、シャックさん、グレースさん、ありがとです!」
「ありがとうな、オルド、シャック、グレース」
僕たちがお礼を言うと、オルドたちはみんな白い歯を出して満足げな笑みを浮かべるのだった。
ドワーフってちょっとやかましいところはあるけど、盾のペンダントといい、なんだかんだ頼りになるなあ。
「おおっ……」
僕らの口から感嘆の声が漏れる。
エルフの国の街並みは、とにかく洗練されていた。
建物だけじゃなく道が広々としていて、ゴミ一つ落ちてないんだ。
あと、これは遠目にもわかっていたことだけど、全体的に青い。石畳も壁も柱も、何もかもが青い。
それも、うっすらとした透明に近い青。エルフたちはそういうのが好きなのかもしれない。
そして、特徴的なのがやはり彼らの耳の長さだ。
あと、ことごとく鑑定スキルが通じないので人柄がわからない。
彼らについては、今のところ冷たい印象を受ける。僕たちを見ただけで露骨に顔をしかめたり舌打ちしたりする人もいたくらいだから。
ただ、それはごく一部なのか、大抵のエルフは興味もなさそうに通り過ぎるだけだった。
そんな中、周囲がいよいよ本格的に暗くなってきたこともあり、僕たちは宿を探すことにした。
「――はあ……」
ダメだ。どこの宿も、僕たちが人間だっていうだけで泊めてくれない。やっぱりエルフって全体的に差別的みたいだ。
人間やハーフエルフお断りという張り紙のあるホテルさえあった。
野宿しかないかもしれないと途方に暮れていると、誰かが一人こっちに近づいてくるのがわかった。誰だ……?
格好的にも雰囲気的にも、今まで見てきたエルフたちとは明らかに違う。
背丈が2メートルを優に超えていて、エルフの中でも特に高貴な空気を漂わせていた。
「私は宮殿の者です。あなた方にお願いがあります」
「えっ……」
しかも、向こうのほうから頭を下げられてしまった。僕たちが人間だってわかってるだろうに。一体、どんなお願いがあるっていうんだろう……?
「危険な仕事ですが、受けてもらえるのなら無料で宿泊もできますし、食事もご用意します。ただし、その内容は寸前まで明かせませんし、拒否した場合は即刻出て行ってもらいます。それでもよろしければ私のあとをついてきてください」
「……」
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それには、ある予感があったからだ。
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