33 / 38
第33話
しおりを挟む
さて、いよいよ右列との戦闘が始まる。
緊張で硬くなった体を徐々に解していくためにも、まずは軽めに戦う――なんてことは絶対にしない。
トウヤとミサキ、この二人組の男女がサクラの兄さんの仇だと判明した以上、最初から全身全霊で戦うに決まっている。
RPGで例えるなら、レベルをカンストしてから魔王城へ乗り込む勇者パーティーの如く本気でいく。
物足りないと思えるくらい戦闘があっさり終わったとしても、それで全然構わない。味方に犠牲を出さずに勝つことのほうが先決だからだ。
ってことで、僕は俊敏値100→器用値100→腕力値100の切り替えにより、短時間に大量の矢を放ってみせた。
これで、どうだ……!
「ぐはっ……⁉」
ウィングブーツで浮き上がり、僕が空中から立て続けに放ってみせた必中の矢は、トウヤとミサキの体に全て命中した。
それも、両目、額、心臓、そうした急所にことごとく矢が突き刺さっている。
その際、【ブレードリングトラップ】が発動したのかトウヤの周りで刃がクルクルと回転したけど、大して意味を持たなかった。僕の器用値100の前には及ばなかったみたいだ。
まさにハリネズミというかハリニンゲン。針の筵状態。悪党の最期に相応しいんじゃないかな。
「死ねっ! 兄さんの仇っ……!」
さらに、サクラが放った二つの火球がやつらに命中し、炎上して煙まで上がる始末。早くも勝負は決したか……?
焦げ臭い匂いが漂ってくるとともに、煙も次第に薄れてきて次第に視界がクリアになっていく。
「――ぬぁっ……⁉」
素っ頓狂な声が自分の口から飛び出した。やつらは生きていた。それどころかピンピンしていたのだ。
「ククッ。素晴らしい速度、命中率、威力ですねえ……」
「ふう。結構痛かったけど、この程度なのかい?」
「馬鹿な……」
僕はもしやと思ってトウヤとミサキのステータスを見る。
すると、二人ともHPがまだ残り4000ほどあるだけでなく、見る見る回復してあっという間に満タンになってしまった。
それはフェイクでもなんでもなかった。やつらは血まみれの状態でもピンピンしていたし、矢も自然と排出されてしまっていた。
それでも、サクラの魔法との合わせ技で1000ポイント以上も減らしてるんだ。
【物理魔法耐性50%上昇】を持つ相手に対してダメージは凄く出ていたと思うけど、それ以上にHPが多すぎだし、何より【自然回復力50%上昇】がえぐい。
HPが低いなら、僕の矢を食らった時点で爆散しててもおかしくないのに……。
「ククッ。今のは中々刺激がありました。ねえ、ミサキさん」
「……そうだね、トウヤ。まあ、虫けらの割りにそこそこ威力はあったけど、あたいらのタフさには及ばないみたいだね」
「……」
僕らのことを舐め腐っていたミサキは素直に驚いたみたいだけど、トウヤのほうはある程度想定内のようで薄笑いを浮かべたままだった。
「み、右列め……」
やつらが耐えたことが相当に悔しかったのか、サクラがわなわなと体を震わせてる。
「しょうがないですよ、サクラさん。あれだけHPがあるんですから。それも5000ですよ……」
「ご、五千⁉ ユイ。やつらのHPはそんなに多いのか……」
「はい。私の【観察眼】で確認しました。しかも――」
ユイがサクラにやつらの特徴を説明している。
褒めたくはないけどさすがは右列。召喚士のガリュウが自信を持って差し向けてきた刺客なだけある。
「……さて、ミサキさん。今度はこちらの番ですね」
「んだね、トウヤ。こいつらが虫けらでしかないってこと、こっから身をもって思い知らせてやるってんだよ……」
青筋を浮かべるミサキの杖から、サクラが出すスイカ程度の火球の3倍はある火球が出現する。
これは……結構でかい。大きさでいえば、大人がすっぽりと入ってしまうほどのものだ。
おいおい、魔力は5しかなかったはずなのに、規模が違いすぎる。これが【魔術師】スキルの威力だっていうのか……。
「ほおら、出来立てほやほやの炎、食らって火達磨になって悶え死ねってんだよおぉっ!」
「くっ……!」
あんなのを食らったら、ユイとサクラはひとたまりもない。魔法で跳ね返そうかと思ったけど、向かってくるスピードも速いので今からだと間に合わない恐れもある。
「ユイ、サクラ、僕の後ろへ!」
「えっ⁉」
「いいからっ!」
僕は【互換】スキルでHPを100に戻すと、迫りくる火球を受け止めてみせた。凄まじい熱気が体中を包み込む。
「ぐあぁっ……!」
「おいおい、こいつ馬鹿なのかよ。逃げりゃいいのに、仲間を庇って火の玉を食らいやがった。どんだけお人好しだよ」
「……う、うぐ……」
「く、クルスさん⁉」
「クルス⁉」
「だ、大丈夫。なんともない……」
僕は自分のステータスを調べてみる。すると、HPが43/100になっていた。
半分以上減らされちゃったか。道理で苦しかったわけだ。そこまで危なくなかったとはいえ、盾のペンダントで軽減したのにここまで食らうなんて……。
でも、こっちには裏技があるから平気だ。
僕は【互換】スキルでHPをほかのステータスと入れ替え、すぐに戻してみせる。
するとどうだ。43/100が一瞬で100/100に戻った。万能の回復スキルだ。これぞ、【HP100】スキルの応用の使い方ってわけだ。
「……」
あれから、こっちも相手も決め手に欠ける展開で、膠着状態に陥ることになった。
やつらは僕たちみたいに飛ぶことができないので、幹の上からミサキが火球やら、氷柱やらを時折放ってくる程度だけどね。
一方、トウヤは何かしてくるわけでもなく、考え込んだような表情で何やらブツブツと呟いているのみだった。
おそらく、隙だらけと見せかけて、近づくことで【ブレードリングトラップ】に引っかかることを期待しているんだと思われる。
その手には乗らない。そんな見え見えの罠に引っかかるもんかって思うけど、あんな話をしてきたあとだけに、サクラがそれにかかる可能性もある。
「サクラ、逸る気持ちはわかるけど、あいつらには絶対に近づかないように」
「……わ、わかったよ、クルス……」
サクラが右往左往して挙動不審な動きを繰り返してるので、念のために注意しておいた。自分の手で仇を討ちたくてしょうがないのはよく理解できるけどね。
それでも、妙な胸騒ぎがする。
僕は知力値を100にして、この状況を打破する作戦を考えようとするけど、ミサキがガンガン魔法を放ってくるのでそんな暇がない。
HP100にして耐えるか、俊敏値100にして躱すか、あるいは大魔法で相殺するかのいずれかだ。
かといってこっちが魔力値100にして大魔法を食らわせても、異常にタフだからすぐに立ち直ってミサキが反撃してくる。
また、この森自体が魔法に対して異様に強いのか、大して燃えることも風で吹き飛ぶこともなかった。すぐに再生するんだ。
でも、打開策は必ずどこかにあるはずだし、そんな予感もしていた。それを粘り強く探していくしかない……。
緊張で硬くなった体を徐々に解していくためにも、まずは軽めに戦う――なんてことは絶対にしない。
トウヤとミサキ、この二人組の男女がサクラの兄さんの仇だと判明した以上、最初から全身全霊で戦うに決まっている。
RPGで例えるなら、レベルをカンストしてから魔王城へ乗り込む勇者パーティーの如く本気でいく。
物足りないと思えるくらい戦闘があっさり終わったとしても、それで全然構わない。味方に犠牲を出さずに勝つことのほうが先決だからだ。
ってことで、僕は俊敏値100→器用値100→腕力値100の切り替えにより、短時間に大量の矢を放ってみせた。
これで、どうだ……!
「ぐはっ……⁉」
ウィングブーツで浮き上がり、僕が空中から立て続けに放ってみせた必中の矢は、トウヤとミサキの体に全て命中した。
それも、両目、額、心臓、そうした急所にことごとく矢が突き刺さっている。
その際、【ブレードリングトラップ】が発動したのかトウヤの周りで刃がクルクルと回転したけど、大して意味を持たなかった。僕の器用値100の前には及ばなかったみたいだ。
まさにハリネズミというかハリニンゲン。針の筵状態。悪党の最期に相応しいんじゃないかな。
「死ねっ! 兄さんの仇っ……!」
さらに、サクラが放った二つの火球がやつらに命中し、炎上して煙まで上がる始末。早くも勝負は決したか……?
焦げ臭い匂いが漂ってくるとともに、煙も次第に薄れてきて次第に視界がクリアになっていく。
「――ぬぁっ……⁉」
素っ頓狂な声が自分の口から飛び出した。やつらは生きていた。それどころかピンピンしていたのだ。
「ククッ。素晴らしい速度、命中率、威力ですねえ……」
「ふう。結構痛かったけど、この程度なのかい?」
「馬鹿な……」
僕はもしやと思ってトウヤとミサキのステータスを見る。
すると、二人ともHPがまだ残り4000ほどあるだけでなく、見る見る回復してあっという間に満タンになってしまった。
それはフェイクでもなんでもなかった。やつらは血まみれの状態でもピンピンしていたし、矢も自然と排出されてしまっていた。
それでも、サクラの魔法との合わせ技で1000ポイント以上も減らしてるんだ。
【物理魔法耐性50%上昇】を持つ相手に対してダメージは凄く出ていたと思うけど、それ以上にHPが多すぎだし、何より【自然回復力50%上昇】がえぐい。
HPが低いなら、僕の矢を食らった時点で爆散しててもおかしくないのに……。
「ククッ。今のは中々刺激がありました。ねえ、ミサキさん」
「……そうだね、トウヤ。まあ、虫けらの割りにそこそこ威力はあったけど、あたいらのタフさには及ばないみたいだね」
「……」
僕らのことを舐め腐っていたミサキは素直に驚いたみたいだけど、トウヤのほうはある程度想定内のようで薄笑いを浮かべたままだった。
「み、右列め……」
やつらが耐えたことが相当に悔しかったのか、サクラがわなわなと体を震わせてる。
「しょうがないですよ、サクラさん。あれだけHPがあるんですから。それも5000ですよ……」
「ご、五千⁉ ユイ。やつらのHPはそんなに多いのか……」
「はい。私の【観察眼】で確認しました。しかも――」
ユイがサクラにやつらの特徴を説明している。
褒めたくはないけどさすがは右列。召喚士のガリュウが自信を持って差し向けてきた刺客なだけある。
「……さて、ミサキさん。今度はこちらの番ですね」
「んだね、トウヤ。こいつらが虫けらでしかないってこと、こっから身をもって思い知らせてやるってんだよ……」
青筋を浮かべるミサキの杖から、サクラが出すスイカ程度の火球の3倍はある火球が出現する。
これは……結構でかい。大きさでいえば、大人がすっぽりと入ってしまうほどのものだ。
おいおい、魔力は5しかなかったはずなのに、規模が違いすぎる。これが【魔術師】スキルの威力だっていうのか……。
「ほおら、出来立てほやほやの炎、食らって火達磨になって悶え死ねってんだよおぉっ!」
「くっ……!」
あんなのを食らったら、ユイとサクラはひとたまりもない。魔法で跳ね返そうかと思ったけど、向かってくるスピードも速いので今からだと間に合わない恐れもある。
「ユイ、サクラ、僕の後ろへ!」
「えっ⁉」
「いいからっ!」
僕は【互換】スキルでHPを100に戻すと、迫りくる火球を受け止めてみせた。凄まじい熱気が体中を包み込む。
「ぐあぁっ……!」
「おいおい、こいつ馬鹿なのかよ。逃げりゃいいのに、仲間を庇って火の玉を食らいやがった。どんだけお人好しだよ」
「……う、うぐ……」
「く、クルスさん⁉」
「クルス⁉」
「だ、大丈夫。なんともない……」
僕は自分のステータスを調べてみる。すると、HPが43/100になっていた。
半分以上減らされちゃったか。道理で苦しかったわけだ。そこまで危なくなかったとはいえ、盾のペンダントで軽減したのにここまで食らうなんて……。
でも、こっちには裏技があるから平気だ。
僕は【互換】スキルでHPをほかのステータスと入れ替え、すぐに戻してみせる。
するとどうだ。43/100が一瞬で100/100に戻った。万能の回復スキルだ。これぞ、【HP100】スキルの応用の使い方ってわけだ。
「……」
あれから、こっちも相手も決め手に欠ける展開で、膠着状態に陥ることになった。
やつらは僕たちみたいに飛ぶことができないので、幹の上からミサキが火球やら、氷柱やらを時折放ってくる程度だけどね。
一方、トウヤは何かしてくるわけでもなく、考え込んだような表情で何やらブツブツと呟いているのみだった。
おそらく、隙だらけと見せかけて、近づくことで【ブレードリングトラップ】に引っかかることを期待しているんだと思われる。
その手には乗らない。そんな見え見えの罠に引っかかるもんかって思うけど、あんな話をしてきたあとだけに、サクラがそれにかかる可能性もある。
「サクラ、逸る気持ちはわかるけど、あいつらには絶対に近づかないように」
「……わ、わかったよ、クルス……」
サクラが右往左往して挙動不審な動きを繰り返してるので、念のために注意しておいた。自分の手で仇を討ちたくてしょうがないのはよく理解できるけどね。
それでも、妙な胸騒ぎがする。
僕は知力値を100にして、この状況を打破する作戦を考えようとするけど、ミサキがガンガン魔法を放ってくるのでそんな暇がない。
HP100にして耐えるか、俊敏値100にして躱すか、あるいは大魔法で相殺するかのいずれかだ。
かといってこっちが魔力値100にして大魔法を食らわせても、異常にタフだからすぐに立ち直ってミサキが反撃してくる。
また、この森自体が魔法に対して異様に強いのか、大して燃えることも風で吹き飛ぶこともなかった。すぐに再生するんだ。
でも、打開策は必ずどこかにあるはずだし、そんな予感もしていた。それを粘り強く探していくしかない……。
12
お気に入りに追加
977
あなたにおすすめの小説
学校ごと異世界に召喚された俺、拾ったスキルが強すぎたので無双します
名無し
ファンタジー
毎日のようにいじめを受けていた主人公の如月優斗は、ある日自分の学校が異世界へ転移したことを知る。召喚主によれば、生徒たちの中から救世主を探しているそうで、スマホを通してスキルをタダで配るのだという。それがきっかけで神スキルを得た如月は、あっという間に最強の男へと進化していく。
スキルハンター~ぼっち&ひきこもり生活を配信し続けたら、【開眼】してスキルの覚え方を習得しちゃった件~
名無し
ファンタジー
主人公の時田カケルは、いつも同じダンジョンに一人でこもっていたため、《ひきこうもりハンター》と呼ばれていた。そんなカケルが動画の配信をしても当たり前のように登録者はほとんど集まらなかったが、彼は現状が楽だからと引きこもり続けていた。そんなある日、唯一見に来てくれていた視聴者がいなくなり、とうとう無の境地に達したカケル。そこで【開眼】という、スキルの覚え方がわかるというスキルを習得し、人生を大きく変えていくことになるのだった……。
異世界転移「スキル無!」~授かったユニークスキルは「なし」ではなく触れたモノを「無」に帰す最強スキルだったようです~
夢・風魔
ファンタジー
林間学校の最中に召喚(誘拐?)された鈴村翔は「スキルが無い役立たずはいらない」と金髪縦ロール女に言われ、その場に取り残された。
しかしそのスキル鑑定は間違っていた。スキルが無いのではなく、転移特典で授かったのは『無』というスキルだったのだ。
とにかく生き残るために行動を起こした翔は、モンスターに襲われていた双子のエルフ姉妹を助ける。
エルフの里へと案内された翔は、林間学校で用意したキャンプ用品一式を使って彼らの食生活を改革することに。
スキル『無』で時々無双。双子の美少女エルフや木に宿る幼女精霊に囲まれ、翔の異世界生活冒険譚は始まった。
*小説家になろう・カクヨムでも投稿しております(完結済み
転移した場所が【ふしぎな果実】で溢れていた件
月風レイ
ファンタジー
普通の高校2年生の竹中春人は突如、異世界転移を果たした。
そして、異世界転移をした先は、入ることが禁断とされている場所、神の園というところだった。
そんな慣習も知りもしない、春人は神の園を生活圏として、必死に生きていく。
そこでしか成らない『ふしぎな果実』を空腹のあまり口にしてしまう。
そして、それは世界では幻と言われている祝福の果実であった。
食料がない春人はそんなことは知らず、ふしぎな果実を米のように常食として喰らう。
不思議な果実の恩恵によって、規格外に強くなっていくハルトの、異世界冒険大ファンタジー。
大修正中!今週中に修正終え更新していきます!
NTRエロゲの世界に転移した俺、ヒロインの好感度は限界突破。レベルアップ出来ない俺はスキルを取得して無双する。~お前らNTRを狙いすぎだろ~
ぐうのすけ
ファンタジー
高校生で18才の【黒野 速人】はクラス転移で異世界に召喚される。
城に召喚され、ステータス確認で他の者はレア固有スキルを持つ中、速人の固有スキルは呪い扱いされ城を追い出された。
速人は気づく。
この世界、俺がやっていたエロゲ、プリンセストラップダンジョン学園・NTRと同じ世界だ!
この世界の攻略法を俺は知っている!
そして自分のステータスを見て気づく。
そうか、俺の固有スキルは大器晩成型の強スキルだ!
こうして速人は徐々に頭角を現し、ハーレムと大きな地位を築いていく。
一方速人を追放したクラスメートの勇者源氏朝陽はゲームの仕様を知らず、徐々に成長が止まり、落ちぶれていく。
そしてクラス1の美人【姫野 姫】にも逃げられ更に追い込まれる。
順調に強くなっていく中速人は気づく。
俺達が転移した事でゲームの歴史が変わっていく。
更にゲームオーバーを回避するためにヒロインを助けた事でヒロインの好感度が限界突破していく。
強くなり、ヒロインを救いつつ成り上がっていくお話。
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
カクヨムとアルファポリス同時掲載。
俺だけ異世界行ける件〜会社をクビになった俺は異世界で最強となり、現実世界で気ままにスローライフを送る〜
平山和人
ファンタジー
平凡なサラリーマンである新城直人は不況の煽りで会社をクビになってしまう。
都会での暮らしに疲れた直人は、田舎の実家へと戻ることにした。
ある日、祖父の物置を掃除したら変わった鏡を見つける。その鏡は異世界へと繋がっていた。
さらに祖父が異世界を救った勇者であることが判明し、物置にあった武器やアイテムで直人はドラゴンをも一撃で倒す力を手に入れる。
こうして直人は異世界で魔物を倒して金を稼ぎ、現実では働かずにのんびり生きるスローライフ生活を始めるのであった。
素材ガチャで【合成マスター】スキルを獲得したので、世界最強の探索者を目指します。
名無し
ファンタジー
学園『ホライズン』でいじめられっ子の生徒、G級探索者の白石優也。いつものように不良たちに虐げられていたが、勇気を出してやり返すことに成功する。その勢いで、近隣に出没したモンスター討伐に立候補した優也。その選択が彼の運命を大きく変えていくことになるのであった。
【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる