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第24話
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次の日の朝、僕たちは冒険者ギルドを目指すべくクラインの町の宿を出た。
僕とユイとサクラの三人で、F~E級の依頼を受けるためだ。
ちなみに、サクラも宿代や食費を稼ぐためにオルトン村でEランクまで上げてたってことでちょうどいい。
僕たちが受けたいと思ってる討伐依頼が、果たしてF~E級に該当するのかはわからないけどね。
ギルドがどこにあるのか、人柄の良い人に道を尋ねたあと目的地へ向かう。やがてドーム型の建物が見えてきた。
「あれ、おっきいよね」
「は、はい。おっきいです……」
「おっきい……」
ユイとサクラも口をあんぐりと開けて驚くほどだ。
オルトン村のものと比べると、やっぱり規模が全然違うと感じる。
さあ、ギルドへ到着した。内部も幅があるだけでなく奥行きがあって、冒険者がいっぱいいるのに余裕があるくらいだった。
「――おや、あんたたち見ない顔だね。他所から来たのかい?」
「あ、はい」
中央にある受付へ行くと、おばさんの受付嬢が笑顔で迎えてくれた。
ちょっとだけモーラさんに雰囲気が似てる。人柄を調べるとCで普通だったけど、それでも人柄Fのスティアよりはずっと信頼できる。
「ちょっといいですか?」
「ん、なんだい?」
「実は、教えてもらいたいことがあって……」
オルトン村で作ったギルドカードがあるとはいえ、ここで使えるかどうか不安だったので念のために聞いてみた。
すると、おばさんは少しだけ考えたような顔をしたあと、大丈夫と返してきた。
ただ、他所から来た冒険者は一旦カードを提出しないといけないんだとか。
犯罪歴等を調べるためらしい。いくら冒険者が屈強な連中の集まりだといっても、問題児なら論外ってことなんだろうね。
それが判明した場合、応対はしない決まりなんだそうで、悪質だと感じた場合は兵士を呼ぶこともあるみたい。
そんなわけで僕たちは緊張した顔を見合わせつつ、おばさんにカードを提出する。偽装してあるから大丈夫だとは思うけど。
「――スカイさん、アカさん、クオンさん、ありがとう。確認が終わったので返すよ」
よし、何事もなくてよかった。
僕とユイに関してはスカイ、アカといった具合に【互換】で改名してるけど、サクラの苗字はそのままだ。
彼女は右列とそこまで深く関わってるわけじゃないので、名前を隠さずとも問題ないってことでそのままにしておいたんだ。
一応周囲を確認すると、時間帯が被らなかったのか右列っぽいのはいなかった。ただ、あれだけ数がいたんだしここにもいるはずだから気をつけないと。
手続きが終わったので依頼を受けるべく、貼り紙エリアへと向かう。オルトン村と比べると、同じF~E級でも膨大な依頼があって、どれを選ぼうか迷うレベルだ。
ただ、今回は明確に目標があるからね。
「ユイ、サクラ。F級かE級で、リザードマンかミノタウロスの討伐依頼を探してみて」
「はい、私が見つけます!」
「いや、私が絶対に先に見つける!」
「サクラさん、私も負けませんよ⁉」
「……」
おいおい、二人とも火花を散らして一体なんの勝負なんだか……。
「――あ、見つけた……」
それからぼんやりと眺めてると、僕が先に見つけてしまった。ユイとサクラは唖然としている。
まあこんなもんか。見つけよう、見つけようと思うと却って見つからないものなんだ。
その内容は、E級のリザードマン討伐の依頼で、50匹を一週間後までに倒してほしいというものだ。
早速貼り紙の予備をカウンターへと持っていく。
「なっ……⁉ あ、あんたたち、本当にこれを受ける気なのかい……?」
「え? それはどういうことでしょう?」
「そっか。あんたたちは余所者だから知らないんだね。ったく。担当者にあの貼り紙を外しとけってあれほど言ったのに、あいつさぼりやがった! というわけだから、依頼を受けるのはやめときな」
「何かあったんですか?」
「それがさ、今、リザードマンが大量発生してて、強い冒険者でも歯が立たない状態なんだよ。悪いけど、あんたたちみたいなEランクじゃ返り討ちに遭うだろうね」
「そうなんですね……」
「Eランクの依頼ではあるけど、どうにもならないからって今はDランク以上の冒険者パーティーに頼ってる状態さ。報酬は破格の銀貨3枚なのに、受ける人なんてほとんどいないけどね。それでも受ける気かい? そりゃ自由っちゃ自由だけど、お勧めはできないね」
「なるほど……でも受けます」
「えぇっ⁉ ど、どうなっても知らないよ……」
「く、クルス――じゃなくてスカイさん、本当にやるんですか?」
「……スカイ、大丈夫なのか?」
「え? 二人とも何言ってるんだよ。僕たちが力を合わせたら敵無しだって」
「そうじゃなくてですね、Eランクの3人パーティーなのにそんなのを殲滅しちゃったら、悪目立ちしそうですし……」
「私もそう思う。特にクルス――いや、スカイのスキルは右列のトップか、それ以上のものだから、目をつけられる可能性もある」
「なんだ、そういうことね。それなら僕にも考えはあるから大丈夫」
「えっ……⁉」
二人ともびっくりしている様子。
圧倒的にモンスターを殲滅することと、周りにそう思わせないようにすることは、矛盾するようで工夫次第では両方達成できるんだ。
ちょうど知力を100にしてあるから、超知能で考え出したこの作戦に間違いはないはず。
そういうわけで、早速僕たちはリザードマンの棲息するという近場の湖へと向かうことにした。
ウィングブーツで森の中を進んで例の湖へと向かっていると、すぐ異常に気付いた。
「お、いるいる……」
「わわっ……」
「うわ、すごっ……」
遠目からでもリザードマンの姿がうじゃうじゃといるとわかるほどで、周囲には人の気配がまったくなかった。
討伐自体が終わったか、どうしようもできなくなって引き返したか、恐ろしくて逃げ帰ったかだろうね。多分、あの様子だと後者のほうが多いとは思うけど。
僕らがちょっと近寄っただけで、リザードマンの大群が押し寄せてきた。
やつらはユイの【糸】とサクラの【バルーントラップ】でピタッと止まる。結構な重さがあるのか大して打ち上がらなかった。
そのあと、僕たちはその場から離れて魔力値を100にする。
それからとある魔法を生み出し、リザードマンたちがひしめく湖を狙うとともに器用値を100に切り替えた。
すると閃光が発生し、少し遅れて物凄い音と悲鳴が周囲に響き渡った。
「ひゃっ……⁉」
ユイとサクラがびっくりした顔で抱き合う。
見たこともないような分厚い光の柱が幾つも落ちてきた。まさに巨大な光の列柱だ。
あれこそ僕が作り出した魔法の雷で、リザードマンの大群は跡形もなく消え去った。その凄まじい威力で湖も蒸発してしまってるけど、このほうが魔石を拾えるから都合がいい。
今ので自分たちのレベルも2ずつ上がり、僕とユイが25、サクラが22になった。
しかも、偶然にも大きな雷が複数落ちてリザードマンの大量発生問題は解決したことにできるし、そのあと僕たちは無事に依頼をこなせたってことにできるしでメリットばかりだ。
「ユイ、サクラ、魔石の回収といこうか」
「……あ、は、はいです!」
「……あ、ああ、行こうっ!」
かつて湖があった場所へ行くと、ざっと見ても魔石は300を優に超えてそうだった。これって、一体どれだけ倒したんだろう?
頼まれたものとはいえ、これをオルドたちに見せたらさぞかし驚くだろうなあ。幾つ必要なのかは聞いてなかったけど……。
僕とユイとサクラの三人で、F~E級の依頼を受けるためだ。
ちなみに、サクラも宿代や食費を稼ぐためにオルトン村でEランクまで上げてたってことでちょうどいい。
僕たちが受けたいと思ってる討伐依頼が、果たしてF~E級に該当するのかはわからないけどね。
ギルドがどこにあるのか、人柄の良い人に道を尋ねたあと目的地へ向かう。やがてドーム型の建物が見えてきた。
「あれ、おっきいよね」
「は、はい。おっきいです……」
「おっきい……」
ユイとサクラも口をあんぐりと開けて驚くほどだ。
オルトン村のものと比べると、やっぱり規模が全然違うと感じる。
さあ、ギルドへ到着した。内部も幅があるだけでなく奥行きがあって、冒険者がいっぱいいるのに余裕があるくらいだった。
「――おや、あんたたち見ない顔だね。他所から来たのかい?」
「あ、はい」
中央にある受付へ行くと、おばさんの受付嬢が笑顔で迎えてくれた。
ちょっとだけモーラさんに雰囲気が似てる。人柄を調べるとCで普通だったけど、それでも人柄Fのスティアよりはずっと信頼できる。
「ちょっといいですか?」
「ん、なんだい?」
「実は、教えてもらいたいことがあって……」
オルトン村で作ったギルドカードがあるとはいえ、ここで使えるかどうか不安だったので念のために聞いてみた。
すると、おばさんは少しだけ考えたような顔をしたあと、大丈夫と返してきた。
ただ、他所から来た冒険者は一旦カードを提出しないといけないんだとか。
犯罪歴等を調べるためらしい。いくら冒険者が屈強な連中の集まりだといっても、問題児なら論外ってことなんだろうね。
それが判明した場合、応対はしない決まりなんだそうで、悪質だと感じた場合は兵士を呼ぶこともあるみたい。
そんなわけで僕たちは緊張した顔を見合わせつつ、おばさんにカードを提出する。偽装してあるから大丈夫だとは思うけど。
「――スカイさん、アカさん、クオンさん、ありがとう。確認が終わったので返すよ」
よし、何事もなくてよかった。
僕とユイに関してはスカイ、アカといった具合に【互換】で改名してるけど、サクラの苗字はそのままだ。
彼女は右列とそこまで深く関わってるわけじゃないので、名前を隠さずとも問題ないってことでそのままにしておいたんだ。
一応周囲を確認すると、時間帯が被らなかったのか右列っぽいのはいなかった。ただ、あれだけ数がいたんだしここにもいるはずだから気をつけないと。
手続きが終わったので依頼を受けるべく、貼り紙エリアへと向かう。オルトン村と比べると、同じF~E級でも膨大な依頼があって、どれを選ぼうか迷うレベルだ。
ただ、今回は明確に目標があるからね。
「ユイ、サクラ。F級かE級で、リザードマンかミノタウロスの討伐依頼を探してみて」
「はい、私が見つけます!」
「いや、私が絶対に先に見つける!」
「サクラさん、私も負けませんよ⁉」
「……」
おいおい、二人とも火花を散らして一体なんの勝負なんだか……。
「――あ、見つけた……」
それからぼんやりと眺めてると、僕が先に見つけてしまった。ユイとサクラは唖然としている。
まあこんなもんか。見つけよう、見つけようと思うと却って見つからないものなんだ。
その内容は、E級のリザードマン討伐の依頼で、50匹を一週間後までに倒してほしいというものだ。
早速貼り紙の予備をカウンターへと持っていく。
「なっ……⁉ あ、あんたたち、本当にこれを受ける気なのかい……?」
「え? それはどういうことでしょう?」
「そっか。あんたたちは余所者だから知らないんだね。ったく。担当者にあの貼り紙を外しとけってあれほど言ったのに、あいつさぼりやがった! というわけだから、依頼を受けるのはやめときな」
「何かあったんですか?」
「それがさ、今、リザードマンが大量発生してて、強い冒険者でも歯が立たない状態なんだよ。悪いけど、あんたたちみたいなEランクじゃ返り討ちに遭うだろうね」
「そうなんですね……」
「Eランクの依頼ではあるけど、どうにもならないからって今はDランク以上の冒険者パーティーに頼ってる状態さ。報酬は破格の銀貨3枚なのに、受ける人なんてほとんどいないけどね。それでも受ける気かい? そりゃ自由っちゃ自由だけど、お勧めはできないね」
「なるほど……でも受けます」
「えぇっ⁉ ど、どうなっても知らないよ……」
「く、クルス――じゃなくてスカイさん、本当にやるんですか?」
「……スカイ、大丈夫なのか?」
「え? 二人とも何言ってるんだよ。僕たちが力を合わせたら敵無しだって」
「そうじゃなくてですね、Eランクの3人パーティーなのにそんなのを殲滅しちゃったら、悪目立ちしそうですし……」
「私もそう思う。特にクルス――いや、スカイのスキルは右列のトップか、それ以上のものだから、目をつけられる可能性もある」
「なんだ、そういうことね。それなら僕にも考えはあるから大丈夫」
「えっ……⁉」
二人ともびっくりしている様子。
圧倒的にモンスターを殲滅することと、周りにそう思わせないようにすることは、矛盾するようで工夫次第では両方達成できるんだ。
ちょうど知力を100にしてあるから、超知能で考え出したこの作戦に間違いはないはず。
そういうわけで、早速僕たちはリザードマンの棲息するという近場の湖へと向かうことにした。
ウィングブーツで森の中を進んで例の湖へと向かっていると、すぐ異常に気付いた。
「お、いるいる……」
「わわっ……」
「うわ、すごっ……」
遠目からでもリザードマンの姿がうじゃうじゃといるとわかるほどで、周囲には人の気配がまったくなかった。
討伐自体が終わったか、どうしようもできなくなって引き返したか、恐ろしくて逃げ帰ったかだろうね。多分、あの様子だと後者のほうが多いとは思うけど。
僕らがちょっと近寄っただけで、リザードマンの大群が押し寄せてきた。
やつらはユイの【糸】とサクラの【バルーントラップ】でピタッと止まる。結構な重さがあるのか大して打ち上がらなかった。
そのあと、僕たちはその場から離れて魔力値を100にする。
それからとある魔法を生み出し、リザードマンたちがひしめく湖を狙うとともに器用値を100に切り替えた。
すると閃光が発生し、少し遅れて物凄い音と悲鳴が周囲に響き渡った。
「ひゃっ……⁉」
ユイとサクラがびっくりした顔で抱き合う。
見たこともないような分厚い光の柱が幾つも落ちてきた。まさに巨大な光の列柱だ。
あれこそ僕が作り出した魔法の雷で、リザードマンの大群は跡形もなく消え去った。その凄まじい威力で湖も蒸発してしまってるけど、このほうが魔石を拾えるから都合がいい。
今ので自分たちのレベルも2ずつ上がり、僕とユイが25、サクラが22になった。
しかも、偶然にも大きな雷が複数落ちてリザードマンの大量発生問題は解決したことにできるし、そのあと僕たちは無事に依頼をこなせたってことにできるしでメリットばかりだ。
「ユイ、サクラ、魔石の回収といこうか」
「……あ、は、はいです!」
「……あ、ああ、行こうっ!」
かつて湖があった場所へ行くと、ざっと見ても魔石は300を優に超えてそうだった。これって、一体どれだけ倒したんだろう?
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