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2.悪魔
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全て……全て罠だったんだ。初めから全部仕組まれていた。このままじゃまずいと思って逃げようとしたが、数多くの結界が張られていたのか魔法がまったく発動しなかった。今や、王様を欺いたことによる不敬罪で処分を待つ身だ……。
「……」
なすすべもなく放り込まれた暗く冷たい檻の中で、俺は苦しみの渦中にいた。どうすればいい、どうすれば……。
何度も掌中に灯りを出そうと試みるも、やはり魔法は使えない。おかしいな、こんな些細な魔法さえ使えないとは……。それに、裏切られた理由だってどう考えてもわからない。俺はなんであんな目に遭ったんだ。恨まれるようなことをした覚えはないのに、一体何故……。
「――よー、オルド。惨めだなあ?」
「……お……お前……」
薄笑いを浮かべながら俺の前にやってきたのは勇者アレクだった。
「なんで裏切ったのかって顔してんな。教えてやるよ。てめーは出すぎたんだ」
「……で、出すぎた? 俺にはそんな覚えなんてない。一体何をしたっていうんだ……」
「あぁ? ちょっとは少ない脳みそ絞って考えたらどうだ? アホ賢者。平民出身な上に片親の惨めなてめえが、スキルなしで勇者の俺を差し置いて魔王を倒すなんて絶対にあっちゃいけないことなんだよ。わかるか?」
「……そ、それはお前の考えだ! ロクリアたちは、お前とは――」
「――んなわけねえだろ! ほら、ロクリア、マゼッタ、エスティル、来いよ!」
「「「はーい!」」」
「……えっ……?」
僧侶ロクリア、魔術師マゼッタ、戦士エスティルの三人があられもない姿で現れたかと思うと、ほほ笑みながら勇者アレクを取り囲んだ。
な、な、なんだよ、これ……。ロクリアは俺の幼馴染だし、マゼッタは俺を兄のように慕ってくれたし、エスティルは分野は違うが互いに尊敬しあう間柄だったのに……。
「これでわかっただろ? みーんな俺の味方ってわけよ」
「……う、嘘だ……こんなのありえない……」
「現実を見ろよ、アホ賢者。なあ、みんな。こいつに思い知らせてやろうぜ?」
「「「うんっ」」」
「……あ、あ……」
ロクリアたちは、勇者アレクとうっとりと唇を重ね合っていた。まるで競い合うかのように……。
「……ロクリア……お前まで……」
彼女だけは……彼女だけはこんなことをしないと思っていたのに……。まるで悪夢だ。これは現実なのか……? いや、待てよ。もしかしたら、ロクリアはアレクに操られているのかもしれない。協力者によるスキルで。きっとそうだ。
「ごめんね、オルド……」
「ロ、ロクリア!? 正気にもどったんだな!? 待ってろ、いつか必ずお前を助けてやる!」
「お、おい、ロクリア? てめえ……」
「アレク、ごめん。私、やっぱりオルドの気持ちを裏切れない……」
「こいつ……」
「……ロクリア……やっぱりお前だけは――」
「――んなわけないでしょ、ゴミオルド」
「……え?」
「「「「ププッ……」」」」
俺が呆然とする中、アレク、ロクリア、マゼッタ、エスティルの四人が噴き出すように笑っていた。
「今の顔見た?」
「見たですー」
「最高に間抜けな顔だった……」
「ヒヒッ……あー、笑った。傑作だったぜえ。おいゴミ賢者、よく聞いとけ。こいつらはな、みーんな俺とできてんのよ。能天気なてめえはそれを知らずにガキみてえに俺ツエーとかしてたわけ。ちなみに、ロクリアが魔王にバフをかけたのも、間違いじゃねえんだ。相打ちでてめーを仕留めようと思ってやったことよ。なあ?」
「ええ、そうよっ……」
「そ、そんな……」
信じたくなかった。これが人間の……幼馴染のすることか……?
「それでも倒しちゃうのはさすがってところだけどね。魔王と一緒に死ねばよかったのに、憎たらしいくらい強くてさらに嫌いになっちゃった……」
「まあ確かにつええよな。んでもよぉ、魔王倒しちゃったら、そんなに強くても意味なくね?」
「「「だよねー」」」
「それにやっぱさ、女って悪に魅了されるみたいだぜ? 俺みたいなさー」
「……」
俺の前にいる連中は人間には見えなかった。ただの悪魔でしかなかった……。
「てめえは不敬罪で追放処分だが、その前に俺たちの手によって私刑を加えることも許可されてんだよ。この意味がわかるな?」
「な、何をする気だ……」
「さー、オモチャのオルドをぶっ壊すための後半戦、みんなで頑張ろうぜ!」
「「「おー!」」」
「や、やめてくれ……ぎっ……」
俺はアレクから髪を掴まれて牢から引きずり出される。
「なんだよ、その目。てめえはもう魔法が一生使えない体なのをわかってんのか?」
「……な、なんだと……? 出鱈目を言うな……」
「結界が張られているとでも思ってるのか? てめえなんかのために僧侶を沢山集めるようなことをしなくても、対人限定だが魔法力すら【無効化】できるスキルの持ち主がいるんだよ」
「……まさか……」
「そう。だからてめえはもう凡人以下ってわけよ」
なるほど……俺を打倒するべく、密かに【無効化】スキル持ちを招集され、いつの間にか使用されていたのか。魔法と比べてスキルはどれも効果範囲が狭いらしいから、俺を取り囲んだ兵士の中に紛れ込んでいた可能性があるな……。今更こんなことを知っても、もう遅いが……。
「覚悟はいいな? オラッ! くたばれ、クソゴミオルド!」
「死んじゃえですー!」
「朽ち果てるがいい!」
「ヒーリング! この世から消えて!」
「がはっ! ぐぎっ! うごおおぉっ!」
俺は地獄の中にいた。アレク、マゼッタ、エスティルから殴る蹴るの暴行を受け、最後にロクリアから治癒の魔法をかけられる。その繰り返しが、永劫に感じられるほどに続いた……。
「……」
なすすべもなく放り込まれた暗く冷たい檻の中で、俺は苦しみの渦中にいた。どうすればいい、どうすれば……。
何度も掌中に灯りを出そうと試みるも、やはり魔法は使えない。おかしいな、こんな些細な魔法さえ使えないとは……。それに、裏切られた理由だってどう考えてもわからない。俺はなんであんな目に遭ったんだ。恨まれるようなことをした覚えはないのに、一体何故……。
「――よー、オルド。惨めだなあ?」
「……お……お前……」
薄笑いを浮かべながら俺の前にやってきたのは勇者アレクだった。
「なんで裏切ったのかって顔してんな。教えてやるよ。てめーは出すぎたんだ」
「……で、出すぎた? 俺にはそんな覚えなんてない。一体何をしたっていうんだ……」
「あぁ? ちょっとは少ない脳みそ絞って考えたらどうだ? アホ賢者。平民出身な上に片親の惨めなてめえが、スキルなしで勇者の俺を差し置いて魔王を倒すなんて絶対にあっちゃいけないことなんだよ。わかるか?」
「……そ、それはお前の考えだ! ロクリアたちは、お前とは――」
「――んなわけねえだろ! ほら、ロクリア、マゼッタ、エスティル、来いよ!」
「「「はーい!」」」
「……えっ……?」
僧侶ロクリア、魔術師マゼッタ、戦士エスティルの三人があられもない姿で現れたかと思うと、ほほ笑みながら勇者アレクを取り囲んだ。
な、な、なんだよ、これ……。ロクリアは俺の幼馴染だし、マゼッタは俺を兄のように慕ってくれたし、エスティルは分野は違うが互いに尊敬しあう間柄だったのに……。
「これでわかっただろ? みーんな俺の味方ってわけよ」
「……う、嘘だ……こんなのありえない……」
「現実を見ろよ、アホ賢者。なあ、みんな。こいつに思い知らせてやろうぜ?」
「「「うんっ」」」
「……あ、あ……」
ロクリアたちは、勇者アレクとうっとりと唇を重ね合っていた。まるで競い合うかのように……。
「……ロクリア……お前まで……」
彼女だけは……彼女だけはこんなことをしないと思っていたのに……。まるで悪夢だ。これは現実なのか……? いや、待てよ。もしかしたら、ロクリアはアレクに操られているのかもしれない。協力者によるスキルで。きっとそうだ。
「ごめんね、オルド……」
「ロ、ロクリア!? 正気にもどったんだな!? 待ってろ、いつか必ずお前を助けてやる!」
「お、おい、ロクリア? てめえ……」
「アレク、ごめん。私、やっぱりオルドの気持ちを裏切れない……」
「こいつ……」
「……ロクリア……やっぱりお前だけは――」
「――んなわけないでしょ、ゴミオルド」
「……え?」
「「「「ププッ……」」」」
俺が呆然とする中、アレク、ロクリア、マゼッタ、エスティルの四人が噴き出すように笑っていた。
「今の顔見た?」
「見たですー」
「最高に間抜けな顔だった……」
「ヒヒッ……あー、笑った。傑作だったぜえ。おいゴミ賢者、よく聞いとけ。こいつらはな、みーんな俺とできてんのよ。能天気なてめえはそれを知らずにガキみてえに俺ツエーとかしてたわけ。ちなみに、ロクリアが魔王にバフをかけたのも、間違いじゃねえんだ。相打ちでてめーを仕留めようと思ってやったことよ。なあ?」
「ええ、そうよっ……」
「そ、そんな……」
信じたくなかった。これが人間の……幼馴染のすることか……?
「それでも倒しちゃうのはさすがってところだけどね。魔王と一緒に死ねばよかったのに、憎たらしいくらい強くてさらに嫌いになっちゃった……」
「まあ確かにつええよな。んでもよぉ、魔王倒しちゃったら、そんなに強くても意味なくね?」
「「「だよねー」」」
「それにやっぱさ、女って悪に魅了されるみたいだぜ? 俺みたいなさー」
「……」
俺の前にいる連中は人間には見えなかった。ただの悪魔でしかなかった……。
「てめえは不敬罪で追放処分だが、その前に俺たちの手によって私刑を加えることも許可されてんだよ。この意味がわかるな?」
「な、何をする気だ……」
「さー、オモチャのオルドをぶっ壊すための後半戦、みんなで頑張ろうぜ!」
「「「おー!」」」
「や、やめてくれ……ぎっ……」
俺はアレクから髪を掴まれて牢から引きずり出される。
「なんだよ、その目。てめえはもう魔法が一生使えない体なのをわかってんのか?」
「……な、なんだと……? 出鱈目を言うな……」
「結界が張られているとでも思ってるのか? てめえなんかのために僧侶を沢山集めるようなことをしなくても、対人限定だが魔法力すら【無効化】できるスキルの持ち主がいるんだよ」
「……まさか……」
「そう。だからてめえはもう凡人以下ってわけよ」
なるほど……俺を打倒するべく、密かに【無効化】スキル持ちを招集され、いつの間にか使用されていたのか。魔法と比べてスキルはどれも効果範囲が狭いらしいから、俺を取り囲んだ兵士の中に紛れ込んでいた可能性があるな……。今更こんなことを知っても、もう遅いが……。
「覚悟はいいな? オラッ! くたばれ、クソゴミオルド!」
「死んじゃえですー!」
「朽ち果てるがいい!」
「ヒーリング! この世から消えて!」
「がはっ! ぐぎっ! うごおおぉっ!」
俺は地獄の中にいた。アレク、マゼッタ、エスティルから殴る蹴るの暴行を受け、最後にロクリアから治癒の魔法をかけられる。その繰り返しが、永劫に感じられるほどに続いた……。
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