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Part 2. 蜜月
たまには外で運動も
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良平が遠矢の部屋でマンガを読んでいると、妙に視線を感じた。
ベッドに寝転がって別のマンガを読んでいた遠矢が、しげしげと良平の胸から腕の筋肉を眺めていた。
「なんだよ」
「良平はカラテやってたんだっけ?」
「やってたといっても……小さい頃、親に言われてカラテと柔道の道場行ったくらいかなあ」
「今はやってないの?」
「やってるように見える?」
「でもやっぱり筋肉ちゃんとついてるよ」
「あんまマッチョにならないんだよな、ああいうのって。強くなるってカッコイイと思って行ってたんだけど、休みの日に友達と遊びに行けなかったりしてさー、あんま行かなくなっちまった」
「拳法やってないの?」
「やってる…うちにははいんねえなあ。あんまり行かなかったし」
遠矢は本棚から本を取り出した。
「鉄拳のミシェールが八極拳なんだけど、DR3のファンガも八極拳使いなんだよね。ほらこの技とか」
遠矢は設定資料集を見せた。
「みたいだなー」
「ねえちょっとやってみない?」
「部屋ん中でやるとなんか壊すぞ」
「じゃ、外でさ」
「んじゃ、ちょっとやってみっか?」
とはいえ、路上でカンフーのまねごともかっこ悪いので、遠矢の家の庭に出る。
良平は、軽く型をやってみせた。
「うまいうまい。コンボは決まんないのにねー」
「うるせえよ! あー、でもちょっとでもやってみると結構違うもんだな」
良平の考えとはちょっと違ったが、その日は外で身体を動かした。
ベッドに寝転がって別のマンガを読んでいた遠矢が、しげしげと良平の胸から腕の筋肉を眺めていた。
「なんだよ」
「良平はカラテやってたんだっけ?」
「やってたといっても……小さい頃、親に言われてカラテと柔道の道場行ったくらいかなあ」
「今はやってないの?」
「やってるように見える?」
「でもやっぱり筋肉ちゃんとついてるよ」
「あんまマッチョにならないんだよな、ああいうのって。強くなるってカッコイイと思って行ってたんだけど、休みの日に友達と遊びに行けなかったりしてさー、あんま行かなくなっちまった」
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「部屋ん中でやるとなんか壊すぞ」
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とはいえ、路上でカンフーのまねごともかっこ悪いので、遠矢の家の庭に出る。
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