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Part 2. 蜜月
負けた方がフェラをする※
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それから数日の間、二人は滞っていたDR3のプレイに没頭した。
「だから良平、右だって右!」
「遠矢がはええんだよ!」
「ほらトーネードいったよ! コンボコンボ!」
「なんだっけ右右BDえーと」
「それカルバリィキックだってばもー!」
良平のキャラは殴り負けて戦闘不能になった。
「入るかこんなコマンド! なんか3になって技がえらいシビアになったぞ!」
「えーそう? 基本2と変わんないよ」
「やってみろこの野郎!」
「ホラ」
遠矢はキレイに技を決めてみせた。
「むかつくーっ!」
「アッハハハハ! 良平がなまってんだよ! 腕落ちたんじゃない?」
「チクショー! ちょっとここで練習してく! 確実に決まるまでここ動かねえ!」
「えー。もうボルコ砦まで進めようよー。ここの敵ぬるいんだもん」
「ぬかせ!」
欲求がある程度充足したからかもしれない。
しょせん男なんて、射精してしまえばあとは賢者モードだ。
とはいえ、次第にムラムラしてくるのはいなめない。
ゲームを進めたいが、ムラムラは解消したい。
しばらくの間、負けた方がフェラをする、というなんともよくわからない関係が続いた。
プレイは実のところ、遠矢の方が上手い。
時として、良平だけが一方的に奉仕する、という状況が続く。
『あっちの「プレイ」も、遠矢のが上手いよなー。なんか俺のやり方って一方調子だし……』
遠矢のモノをしゃぶりながら、良平は思う。
「いいよ、もう」
遠矢が言った。
「気持ちよくないかな? やっぱ俺ヘタかなあ」
「そうじゃないよ、良平にされてるって嬉しいし……ただ、ずっとやってもらいっぱなしって悪いなって」
「別に遠矢のせいじゃないだろ。俺の技が進まないのが悪いんだよ」
良平はコントローラーを握りなおした。
「あー、じゃあ悪いけどちょっと練習させてもらうわ。技の方な?」
「わかってるよ」
遠矢は笑った。
「だから良平、右だって右!」
「遠矢がはええんだよ!」
「ほらトーネードいったよ! コンボコンボ!」
「なんだっけ右右BDえーと」
「それカルバリィキックだってばもー!」
良平のキャラは殴り負けて戦闘不能になった。
「入るかこんなコマンド! なんか3になって技がえらいシビアになったぞ!」
「えーそう? 基本2と変わんないよ」
「やってみろこの野郎!」
「ホラ」
遠矢はキレイに技を決めてみせた。
「むかつくーっ!」
「アッハハハハ! 良平がなまってんだよ! 腕落ちたんじゃない?」
「チクショー! ちょっとここで練習してく! 確実に決まるまでここ動かねえ!」
「えー。もうボルコ砦まで進めようよー。ここの敵ぬるいんだもん」
「ぬかせ!」
欲求がある程度充足したからかもしれない。
しょせん男なんて、射精してしまえばあとは賢者モードだ。
とはいえ、次第にムラムラしてくるのはいなめない。
ゲームを進めたいが、ムラムラは解消したい。
しばらくの間、負けた方がフェラをする、というなんともよくわからない関係が続いた。
プレイは実のところ、遠矢の方が上手い。
時として、良平だけが一方的に奉仕する、という状況が続く。
『あっちの「プレイ」も、遠矢のが上手いよなー。なんか俺のやり方って一方調子だし……』
遠矢のモノをしゃぶりながら、良平は思う。
「いいよ、もう」
遠矢が言った。
「気持ちよくないかな? やっぱ俺ヘタかなあ」
「そうじゃないよ、良平にされてるって嬉しいし……ただ、ずっとやってもらいっぱなしって悪いなって」
「別に遠矢のせいじゃないだろ。俺の技が進まないのが悪いんだよ」
良平はコントローラーを握りなおした。
「あー、じゃあ悪いけどちょっと練習させてもらうわ。技の方な?」
「わかってるよ」
遠矢は笑った。
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