48 / 49
番外編
ルーチェは俺の全て(5)※
しおりを挟む
「ううう~っ」
ルーチェはただでさえ上気していた顔をさらに赤くして、泣きそうな顔をした。
否定はしないので、間違っていないのだろう。
――やば、エロすぎんだろ……。
挿れただけでイくだけでも相当なのに、射精されてさらにイくなんて。
自分がすぐ発射してしまったことは忘れ、レオはルーチェの額や頬にキスをしてなだめた。
「嬉しいよ、ルーチェ。それだけ気持ち良くなってくれたってことだろ? かわいい。そんなルーチェも好き。いいや、もっと好きになった」
ルーチェはぐずぐずと泣きながら、口を開いた。
「うう……レ、レオのせいなんだからね……、浄化のとき、出されたら、なんか熱くて、しゅわしゅわしてて……もう人間だからそんなことないはずなのに、なんか、反射でっていうかぁ……」
おそらくルーチェとしては言い訳のつもりだったのだろうが、レオの興奮を煽るだけだった。
それは、射精されるだけで気持ち良くなってしまう身体になっていると白状しているだけだったからだ。
――あ゛ー……かわいすぎる……。
魔族にされて、ルーチェの身体を貪っていたとき。
あのとき確かに、レオの自我はないと言って間違いない状態だった。
けれど、レオの意識がなかったわけではない。
自分がレオという人間だった記憶も思い出せなかったし、今のような思考を持ち合わせてはいなかった。
ただあの頃は、何かに突き動かされるように、ルーチェと繋がりたいと……ただそれだけで生きていた。
レオという人間の意思はなかったけれど、だからこそあれは、おそらくレオの奥底にある、本能のようなものだったのだと思う。
ルーチェに無理矢理あんなことをするなんて、今でもおぞましいと思う。
けれどあの頃の興奮を、ルーチェを求める欲求を、もっと圧倒したいと自分を突き動かしていた衝動を思い出せるし、あの頃の交わりを思い返せば、今でも背筋がゾクゾクして、たまらなくなる。
もちろん、もうあんなことはしない。
大好きなルーチェを大切に、どろどろに甘やかしてやりたいと思うけれど、あれも間違いなくレオの一部だった。
ルーチェが自分のことを好きだという言葉を疑ってはいないけれど、彼女が自分ほど重苦しい感情を持っているわけではないことは理解しているのだ。
自分とルーチェが互いに向ける愛情は、同じではない。
きっと彼女がレオの内側を知れば、怖がってしまうだろう。
けれど、それを剥き出しにしたあの頃のレオを助けるために脚を開いて、あんなに苦しそうにしながらもぐずぐずに気持ち良くなっていたルーチェ。
そうして、身体を作り変えられてしまったルーチェ。
まるでルーチェの身体が、彼女の奥底に眠る本能がレオを受け入れてくれたような気がして、人生で一番の幸福に包まれていた。
「そうだな、ごめんなルーチェ。俺のせいで……がんばってくれてたもんな、ありがとうな」
そう言ってレオはルーチェを抱き締めて、髪にキスを落とした。
なだめながらもその顔はにやけていて、ルーチェに見られていたら怒られていただろう。
レオの男根はルーチェの中でまた大きくなっていき、内から押し広げられた膣壁が震えながらレオを締め付けた。
恥ずかしさに泣いていたルーチェの息も、荒くなっていく。
「これからは、ちゃんと優しくするからな、ルーチェ」
「ん……」
ルーチェは濡れた粘膜を痙攣させながら、こくこくと頷いた。
もう高まっていて泣いてる場合ではないようだったので、レオはそっと囁いてみる。
「動く?」
震えながら少しだけ頷いたルーチェに、レオは破顔してキスをし、互いの両手を絡ませた。
「いっぱい、気持ち良くなろうな」
貝殻のように手を重ねて、レオはゆっくりと腰を動かした。
腰を引いて、前に出して。
男根がずるずると抜けていくと縋るように膣壁が絡みついてきて、突き入れるとぎゅっと締め付けられる。
「あっ、あっ……あっ、はう……んん、あ、あっ……」
レオが動くたびに結合部からはくちくちと濡れた音が立ち、ルーチェが甘い声を上げる。
腰をぐっと押し付けるとベッドがギシリと音を立てて、ああ今、ルーチェと夫婦の営みをしているんだと実感して、レオの胸がきゅうっと締め付けられた。
ルーチェは快楽に耐えるように眉を寄せて、レオを見上げていた。
両手をレオと結び、惜しげもなく晒された乳房が、レオに突かれるたびに揺れている。
「ああんっ……!」
背中を丸めてその先端に吸い付くと、ルーチェはきゅっレオを締め付けながら、広げたままの脚をばたつかせた。
レオはルーチェのその姿に腰を振りたくりたくなったが、口内に含んだ突起をじゅうっと吸い上げることで誤魔化した。
今回の性交は、自分ではなくて、とにかくルーチェを気持ち良くしたいと思っていた。
自分の快楽は二の次で、今までレオの衝動に付き合ってくれた身体を、とにかく甘やかしてあげたかった。
「あ、あーっ、あっ、ああん、あ、あ~っ……」
蜂蜜のような甘く蕩けた声を楽しみながら、レオはルーチェに腰を押し付けて男根を深くまで潜り込ませ、先端で子宮口をくすぐった。
「はあ、あ、あ~、あう、あ、あん、あ、ああ~っ……」
痙攣する下腹部とルーチェの上擦る声に、レオはそのまま、子宮口を優しく撫で回すイメージで腰を擦り付ける。
前から、ここはルーチェの反応が良かった。
けれどあの頃のようにやりすぎて苦しい思いはさせたくないと、様子を見ながら動き続ける。
「あ、だめ、ああ~、それだめ、だめ、れおぉ……」
仰け反ってひんひんと鳴くルーチェに、レオは熱い息を吐いた。
「いや? 痛い? 気持ち良くない?」
「そ、じゃ……ないけどぉっ……ああっ……きもちすぎて、へんに、なっちゃうぅ……」
レオの男根は張り詰めて、もう爆発しそうだった。
どれだけ煽れば気が済むんだと思いながら、動き続ける。
「いいよ、変になって。変になったルーチェも愛し続ける自身あるから。大丈夫。今までがんばった分、いっぱい気持ち良くなって?」
ルーチェの膣壁がぎゅうぎゅうとレオを締め付けながら、痙攣した。
先端はルーチェの子宮口とこりこり触れ合って、竿は柔らかい粘膜に吸い付かれて。
レオはもう、いつ暴発してもおかしくない状態だった。
「あ、だめ、いく、あ、いく、すごいのきちゃう、だめ、あ、あ、あああ~~!!」
絶頂の衝撃にルーチェの脚が強張り、腰が突き出される。
レオの男根に子宮口を押し付ける姿勢になり、そのまま痙攣したルーチェは再び快楽の絶頂を迎えた。
「あ、あ゛~~っ! ……っ、イぐ、あ、また、あ、あああ~~!!」
たまたまなのか、ルーチェの意思を無視した体が求めたのか。
一番奥にレオをめり込ませたまま痙攣することで、子宮口に亀頭を擦り付ける格好になっていた。
「イく、イくイく、う、うう~~っ……っ、あう、ううっ……」
最愛の人の淫らな姿と、その絶頂に合わせて連続する刺激に、レオも射精した。
子宮口に白濁を吐き出され、それにまたルーチェは深い絶頂を迎えたようだった。
ちょろちょろと尿が愛液が分からない液体を垂らしながら、ルーチェは脱力し、その体を久しぶりにベッドへと預ける。
その際に、レオの力を失った男根も抜けた。
愛液に濡れててらてらと光を反射するそれに、それだけルーチェが気持ち良くなれたんだという達成感で胸がいっぱいになる。
ルーチェはただでさえ上気していた顔をさらに赤くして、泣きそうな顔をした。
否定はしないので、間違っていないのだろう。
――やば、エロすぎんだろ……。
挿れただけでイくだけでも相当なのに、射精されてさらにイくなんて。
自分がすぐ発射してしまったことは忘れ、レオはルーチェの額や頬にキスをしてなだめた。
「嬉しいよ、ルーチェ。それだけ気持ち良くなってくれたってことだろ? かわいい。そんなルーチェも好き。いいや、もっと好きになった」
ルーチェはぐずぐずと泣きながら、口を開いた。
「うう……レ、レオのせいなんだからね……、浄化のとき、出されたら、なんか熱くて、しゅわしゅわしてて……もう人間だからそんなことないはずなのに、なんか、反射でっていうかぁ……」
おそらくルーチェとしては言い訳のつもりだったのだろうが、レオの興奮を煽るだけだった。
それは、射精されるだけで気持ち良くなってしまう身体になっていると白状しているだけだったからだ。
――あ゛ー……かわいすぎる……。
魔族にされて、ルーチェの身体を貪っていたとき。
あのとき確かに、レオの自我はないと言って間違いない状態だった。
けれど、レオの意識がなかったわけではない。
自分がレオという人間だった記憶も思い出せなかったし、今のような思考を持ち合わせてはいなかった。
ただあの頃は、何かに突き動かされるように、ルーチェと繋がりたいと……ただそれだけで生きていた。
レオという人間の意思はなかったけれど、だからこそあれは、おそらくレオの奥底にある、本能のようなものだったのだと思う。
ルーチェに無理矢理あんなことをするなんて、今でもおぞましいと思う。
けれどあの頃の興奮を、ルーチェを求める欲求を、もっと圧倒したいと自分を突き動かしていた衝動を思い出せるし、あの頃の交わりを思い返せば、今でも背筋がゾクゾクして、たまらなくなる。
もちろん、もうあんなことはしない。
大好きなルーチェを大切に、どろどろに甘やかしてやりたいと思うけれど、あれも間違いなくレオの一部だった。
ルーチェが自分のことを好きだという言葉を疑ってはいないけれど、彼女が自分ほど重苦しい感情を持っているわけではないことは理解しているのだ。
自分とルーチェが互いに向ける愛情は、同じではない。
きっと彼女がレオの内側を知れば、怖がってしまうだろう。
けれど、それを剥き出しにしたあの頃のレオを助けるために脚を開いて、あんなに苦しそうにしながらもぐずぐずに気持ち良くなっていたルーチェ。
そうして、身体を作り変えられてしまったルーチェ。
まるでルーチェの身体が、彼女の奥底に眠る本能がレオを受け入れてくれたような気がして、人生で一番の幸福に包まれていた。
「そうだな、ごめんなルーチェ。俺のせいで……がんばってくれてたもんな、ありがとうな」
そう言ってレオはルーチェを抱き締めて、髪にキスを落とした。
なだめながらもその顔はにやけていて、ルーチェに見られていたら怒られていただろう。
レオの男根はルーチェの中でまた大きくなっていき、内から押し広げられた膣壁が震えながらレオを締め付けた。
恥ずかしさに泣いていたルーチェの息も、荒くなっていく。
「これからは、ちゃんと優しくするからな、ルーチェ」
「ん……」
ルーチェは濡れた粘膜を痙攣させながら、こくこくと頷いた。
もう高まっていて泣いてる場合ではないようだったので、レオはそっと囁いてみる。
「動く?」
震えながら少しだけ頷いたルーチェに、レオは破顔してキスをし、互いの両手を絡ませた。
「いっぱい、気持ち良くなろうな」
貝殻のように手を重ねて、レオはゆっくりと腰を動かした。
腰を引いて、前に出して。
男根がずるずると抜けていくと縋るように膣壁が絡みついてきて、突き入れるとぎゅっと締め付けられる。
「あっ、あっ……あっ、はう……んん、あ、あっ……」
レオが動くたびに結合部からはくちくちと濡れた音が立ち、ルーチェが甘い声を上げる。
腰をぐっと押し付けるとベッドがギシリと音を立てて、ああ今、ルーチェと夫婦の営みをしているんだと実感して、レオの胸がきゅうっと締め付けられた。
ルーチェは快楽に耐えるように眉を寄せて、レオを見上げていた。
両手をレオと結び、惜しげもなく晒された乳房が、レオに突かれるたびに揺れている。
「ああんっ……!」
背中を丸めてその先端に吸い付くと、ルーチェはきゅっレオを締め付けながら、広げたままの脚をばたつかせた。
レオはルーチェのその姿に腰を振りたくりたくなったが、口内に含んだ突起をじゅうっと吸い上げることで誤魔化した。
今回の性交は、自分ではなくて、とにかくルーチェを気持ち良くしたいと思っていた。
自分の快楽は二の次で、今までレオの衝動に付き合ってくれた身体を、とにかく甘やかしてあげたかった。
「あ、あーっ、あっ、ああん、あ、あ~っ……」
蜂蜜のような甘く蕩けた声を楽しみながら、レオはルーチェに腰を押し付けて男根を深くまで潜り込ませ、先端で子宮口をくすぐった。
「はあ、あ、あ~、あう、あ、あん、あ、ああ~っ……」
痙攣する下腹部とルーチェの上擦る声に、レオはそのまま、子宮口を優しく撫で回すイメージで腰を擦り付ける。
前から、ここはルーチェの反応が良かった。
けれどあの頃のようにやりすぎて苦しい思いはさせたくないと、様子を見ながら動き続ける。
「あ、だめ、ああ~、それだめ、だめ、れおぉ……」
仰け反ってひんひんと鳴くルーチェに、レオは熱い息を吐いた。
「いや? 痛い? 気持ち良くない?」
「そ、じゃ……ないけどぉっ……ああっ……きもちすぎて、へんに、なっちゃうぅ……」
レオの男根は張り詰めて、もう爆発しそうだった。
どれだけ煽れば気が済むんだと思いながら、動き続ける。
「いいよ、変になって。変になったルーチェも愛し続ける自身あるから。大丈夫。今までがんばった分、いっぱい気持ち良くなって?」
ルーチェの膣壁がぎゅうぎゅうとレオを締め付けながら、痙攣した。
先端はルーチェの子宮口とこりこり触れ合って、竿は柔らかい粘膜に吸い付かれて。
レオはもう、いつ暴発してもおかしくない状態だった。
「あ、だめ、いく、あ、いく、すごいのきちゃう、だめ、あ、あ、あああ~~!!」
絶頂の衝撃にルーチェの脚が強張り、腰が突き出される。
レオの男根に子宮口を押し付ける姿勢になり、そのまま痙攣したルーチェは再び快楽の絶頂を迎えた。
「あ、あ゛~~っ! ……っ、イぐ、あ、また、あ、あああ~~!!」
たまたまなのか、ルーチェの意思を無視した体が求めたのか。
一番奥にレオをめり込ませたまま痙攣することで、子宮口に亀頭を擦り付ける格好になっていた。
「イく、イくイく、う、うう~~っ……っ、あう、ううっ……」
最愛の人の淫らな姿と、その絶頂に合わせて連続する刺激に、レオも射精した。
子宮口に白濁を吐き出され、それにまたルーチェは深い絶頂を迎えたようだった。
ちょろちょろと尿が愛液が分からない液体を垂らしながら、ルーチェは脱力し、その体を久しぶりにベッドへと預ける。
その際に、レオの力を失った男根も抜けた。
愛液に濡れててらてらと光を反射するそれに、それだけルーチェが気持ち良くなれたんだという達成感で胸がいっぱいになる。
75
お気に入りに追加
448
あなたにおすすめの小説
【書籍化確定、完結】私だけが知らない
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
ファンタジー
書籍化確定です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました
市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。
私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?!
しかも婚約者達との関係も最悪で……
まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!
【完結】『飯炊き女』と呼ばれている騎士団の寮母ですが、実は最高位の聖女です
葉桜鹿乃
恋愛
ルーシーが『飯炊き女』と、呼ばれてそろそろ3年が経とうとしている。
王宮内に兵舎がある王立騎士団【鷹の爪】の寮母を担っているルーシー。
孤児院の出で、働き口を探してここに配置された事になっているが、実はこの国の最も高貴な存在とされる『金剛の聖女』である。
王宮という国で一番安全な場所で、更には周囲に常に複数人の騎士が控えている場所に、本人と王族、宰相が話し合って所属することになったものの、存在を秘する為に扱いは『飯炊き女』である。
働くのは苦では無いし、顔を隠すための不細工な丸眼鏡にソバカスと眉を太くする化粧、粗末な服。これを襲いに来るような輩は男所帯の騎士団にも居ないし、聖女の力で存在感を常に薄めるようにしている。
何故このような擬態をしているかというと、隣国から聖女を狙って何者かが間者として侵入していると言われているためだ。
隣国は既に瘴気で汚れた土地が多くなり、作物もまともに育たないと聞いて、ルーシーはしばらく隣国に行ってもいいと思っているのだが、長く冷戦状態にある隣国に行かせるのは命が危ないのでは、と躊躇いを見せる国王たちをルーシーは説得する教養もなく……。
そんな折、ある日の月夜に、明日の雨を予見して変装をせずに水汲みをしている時に「見つけた」と言われて振り向いたそこにいたのは、騎士団の中でもルーシーに優しい一人の騎士だった。
※感想の取り扱いは近況ボードを参照してください。
※小説家になろう様でも掲載予定です。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話
よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。
「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
抱かれたい騎士No.1と抱かれたく無い騎士No.1に溺愛されてます。どうすればいいでしょうか!?
ゆきりん(安室 雪)
恋愛
ヴァンクリーフ騎士団には見目麗しい抱かれたい男No.1と、絶対零度の鋭い視線を持つ抱かれたく無い男No.1いる。
そんな騎士団の寮の厨房で働くジュリアは何故かその2人のお世話係に任命されてしまう。どうして!?
貧乏男爵令嬢ですが、家の借金返済の為に、頑張って働きますっ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる