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第二章 異世界人にも衣装
第17話 諸肌を脱ぐ 中
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第17話 諸肌を脱ぐ 中
おっかない、と野良猫のように背を丸めながら廊下を歩く。校長室の近くだからか、人通りはなかった。
背筋を戻すと、歩幅をわずかに狭めながら背後の人影に声を掛けた。
「あれ、本当に渡してもよかったのか」
「問題ありません」
低い声が返ってきた。振り返る必要はなかった。どうせ振り返ったところで誰もいやしないのだから。
「少なくともクィントン伯爵よりはマシでしょう。どうせすぐに我々の所に戻って来ます。今はお預けしておきましょう。それに、元々あの方のものでもありますから」
「えーと、それって」
「『鍵』は代々アースクロフト家が管理していたのですよ」
「でも『鍵』を管理していたのは侯爵家って……」
ローズマリー校長のアースクロフト家は伯爵のはずだ。
「五十年ほど前に『鍵』の盗難を、当時の当主が王家に報告したのですよ。代々『鍵』を管理していたのが、アースクロフト家だとも。その報告を聞いたダレル二世は激怒されて、伯爵に降格されたのです」
「ああ、それで」
『鍵』を取り返そうと躍起になっていたのは、家の名誉を回復するためか。
「それより頼んでおいたのは、どうなっている?」
「万事順調ですよ。ですが、少々痛かったですね。私も結構な手札を失ってしまいました」
「よく言うぜ」
どうせ何十年分と溜めているのだ。今回の件で吐き出した分など、ほんのわずかだろう。
「『リターナー』については如何ですか?」
「前のとは別物だな。多分、こっちの世界に来てほやほやってところだろう」
「前の方はどうです?」
「影も形も見えない。診療所とか施療院とかも回ってみたが、それらしい情報も入ってこない」
この国では大都市に数えられるが、諭吉から見ればイースティルムはさして広い町でもない。
東京に比べれば箱庭のような町だ。なのにウワサ一つ入ってこない。
「いっそ懸賞金でも出してみるか」
「死人が増えるだけですよ」
「わかっているよ」
だから自力で探し回っているというのに。シャレのわからない男だ。
「で、あの黒騎士の正体は?」
「そちらはまだ。ただ見当は付きます」
「だろうなあ」
状況証拠から考えてもあの人しかいない。
「あなたの力ならすぐにわかると思いますが」
「そのうちに、な」
『早着替え』ならあんな鎧など一瞬で引っぺがせる。
「では、私はそろそろお暇しましょう。『扉』の方も引き続き探しておきます」
「了解」
背後から気配が消えた。角を曲がると、学生たちが教科書を小脇に抱えながら横を通り過ぎていった。
授業に遅れそうなのだろう。不意に通っていた高校を思い出した。異世界に来てもう一年になる。こちらとあちらの世界、時間の流れが異なるのはよくある話だが、確かめる術はない。
時間の流れが同じならば、あいつらはもう三年生になっているはずだ。できれば卒業式までには戻りたいのだが、現状全く目途は立っていない。
授業の開始を告げる鐘が鳴った。
ともすると溢れ出そうになる望郷の念を頭の片隅に追いやると、諭吉は早足で教室へと向かった。
可愛らしいくしゃみが聞こえたので、諭吉はカーテンを開けてトムの顔を覗き込んだ。赤い顔をして寝込んでいる。額に手を当ててみた。やはりまだ熱は下がらないようだ。やはり夜に湖に飛び込んだのがいけなかったらしい。
あの日から三日、トムの風邪はまだ良くなる気配はなかった。当然、学院も休んでいる。リリーやケイトがお見舞いに来る、と言ってくれたのだが、風邪をうつしては悪いからと諭吉を通じて断っている。
諭吉も残って看病しようかと思っていたのだが、トムに咳き込みながら叱られてやむなく学院に通っている。額にかいている汗をタオルで拭く。
「……くすぐったいよ」
不意に声を掛けられてびっくりする。いつの間にかトムの目が開いている。
「すまん起こしたか」
「平気。今、目が覚めたところだから」
むしろトムの方が申し訳なさそうに首を振った。
「ほれ、薬だ」
と、諭吉が差し出したのは、白い粉薬だ。風邪薬である。診療所に行ったついでに買って来た。
「いいよ」
もったいなくて飲めない、と言いたげに手を振る。
「たかが風邪じゃないか」
「いいから飲め」
諭吉は押しつけるようにして小さな紙包みを手渡した。
「三日も寝込んでいる奴が、遠慮なんかしているんじゃねえ」
日本と違って、薬は高額である。トムが遠慮したのもそのせいだろう。
何か食べるか、と聞いたがトムはまだ食欲が湧かないらしく、湯冷ましだけ飲むという。
ついでに粉薬を口に含み、両手で大事そうに飲み干すと疲れたのか、トムはまた横になった。会話が途切れる。ゆっくり寝られるようにと、諭吉が腰を浮かせたところで声を掛けられる。
「僕ね、前に『リターナー』について調べたことがあるんだ」
唐突な告白に諭吉は面食らった。それより今はゆっくり休めと言いかけたが、トムの真剣な表情に浮かせた腰を元に戻した。
「昔話とかで出て来たでしょ。子供の頃とか母さんにも言われていたんだよ。いい子にしていないと『リターナー』が食べに来るぞ、って。諭吉のところはそうじゃなかったの?」
「ウチはそういう昔話とかには縁が遠くてな」
クリスマスだってサンタクロースどころか「プレゼント何買って欲しい?」と直球で聞いてきた。おかげで幼稚園や小学校の時は、級友の夢をぶち壊してばかりのいけすかないガキだった。
「だから本当にそんなのがいたのか、いっぱい本を読んで調べたんだ……後悔したよ。こんな怪物が本当にいるのかって、怖くなってさ。その夜はトイレに行けなくって八歳にもなっておねしょだよ。母さんにはすっごい叱られた」
トムは自嘲気味に笑った。諭吉は静かに続きを促した。
「成果はあったのか」
トムはこくりとうなずくと語り始めた。
おっかない、と野良猫のように背を丸めながら廊下を歩く。校長室の近くだからか、人通りはなかった。
背筋を戻すと、歩幅をわずかに狭めながら背後の人影に声を掛けた。
「あれ、本当に渡してもよかったのか」
「問題ありません」
低い声が返ってきた。振り返る必要はなかった。どうせ振り返ったところで誰もいやしないのだから。
「少なくともクィントン伯爵よりはマシでしょう。どうせすぐに我々の所に戻って来ます。今はお預けしておきましょう。それに、元々あの方のものでもありますから」
「えーと、それって」
「『鍵』は代々アースクロフト家が管理していたのですよ」
「でも『鍵』を管理していたのは侯爵家って……」
ローズマリー校長のアースクロフト家は伯爵のはずだ。
「五十年ほど前に『鍵』の盗難を、当時の当主が王家に報告したのですよ。代々『鍵』を管理していたのが、アースクロフト家だとも。その報告を聞いたダレル二世は激怒されて、伯爵に降格されたのです」
「ああ、それで」
『鍵』を取り返そうと躍起になっていたのは、家の名誉を回復するためか。
「それより頼んでおいたのは、どうなっている?」
「万事順調ですよ。ですが、少々痛かったですね。私も結構な手札を失ってしまいました」
「よく言うぜ」
どうせ何十年分と溜めているのだ。今回の件で吐き出した分など、ほんのわずかだろう。
「『リターナー』については如何ですか?」
「前のとは別物だな。多分、こっちの世界に来てほやほやってところだろう」
「前の方はどうです?」
「影も形も見えない。診療所とか施療院とかも回ってみたが、それらしい情報も入ってこない」
この国では大都市に数えられるが、諭吉から見ればイースティルムはさして広い町でもない。
東京に比べれば箱庭のような町だ。なのにウワサ一つ入ってこない。
「いっそ懸賞金でも出してみるか」
「死人が増えるだけですよ」
「わかっているよ」
だから自力で探し回っているというのに。シャレのわからない男だ。
「で、あの黒騎士の正体は?」
「そちらはまだ。ただ見当は付きます」
「だろうなあ」
状況証拠から考えてもあの人しかいない。
「あなたの力ならすぐにわかると思いますが」
「そのうちに、な」
『早着替え』ならあんな鎧など一瞬で引っぺがせる。
「では、私はそろそろお暇しましょう。『扉』の方も引き続き探しておきます」
「了解」
背後から気配が消えた。角を曲がると、学生たちが教科書を小脇に抱えながら横を通り過ぎていった。
授業に遅れそうなのだろう。不意に通っていた高校を思い出した。異世界に来てもう一年になる。こちらとあちらの世界、時間の流れが異なるのはよくある話だが、確かめる術はない。
時間の流れが同じならば、あいつらはもう三年生になっているはずだ。できれば卒業式までには戻りたいのだが、現状全く目途は立っていない。
授業の開始を告げる鐘が鳴った。
ともすると溢れ出そうになる望郷の念を頭の片隅に追いやると、諭吉は早足で教室へと向かった。
可愛らしいくしゃみが聞こえたので、諭吉はカーテンを開けてトムの顔を覗き込んだ。赤い顔をして寝込んでいる。額に手を当ててみた。やはりまだ熱は下がらないようだ。やはり夜に湖に飛び込んだのがいけなかったらしい。
あの日から三日、トムの風邪はまだ良くなる気配はなかった。当然、学院も休んでいる。リリーやケイトがお見舞いに来る、と言ってくれたのだが、風邪をうつしては悪いからと諭吉を通じて断っている。
諭吉も残って看病しようかと思っていたのだが、トムに咳き込みながら叱られてやむなく学院に通っている。額にかいている汗をタオルで拭く。
「……くすぐったいよ」
不意に声を掛けられてびっくりする。いつの間にかトムの目が開いている。
「すまん起こしたか」
「平気。今、目が覚めたところだから」
むしろトムの方が申し訳なさそうに首を振った。
「ほれ、薬だ」
と、諭吉が差し出したのは、白い粉薬だ。風邪薬である。診療所に行ったついでに買って来た。
「いいよ」
もったいなくて飲めない、と言いたげに手を振る。
「たかが風邪じゃないか」
「いいから飲め」
諭吉は押しつけるようにして小さな紙包みを手渡した。
「三日も寝込んでいる奴が、遠慮なんかしているんじゃねえ」
日本と違って、薬は高額である。トムが遠慮したのもそのせいだろう。
何か食べるか、と聞いたがトムはまだ食欲が湧かないらしく、湯冷ましだけ飲むという。
ついでに粉薬を口に含み、両手で大事そうに飲み干すと疲れたのか、トムはまた横になった。会話が途切れる。ゆっくり寝られるようにと、諭吉が腰を浮かせたところで声を掛けられる。
「僕ね、前に『リターナー』について調べたことがあるんだ」
唐突な告白に諭吉は面食らった。それより今はゆっくり休めと言いかけたが、トムの真剣な表情に浮かせた腰を元に戻した。
「昔話とかで出て来たでしょ。子供の頃とか母さんにも言われていたんだよ。いい子にしていないと『リターナー』が食べに来るぞ、って。諭吉のところはそうじゃなかったの?」
「ウチはそういう昔話とかには縁が遠くてな」
クリスマスだってサンタクロースどころか「プレゼント何買って欲しい?」と直球で聞いてきた。おかげで幼稚園や小学校の時は、級友の夢をぶち壊してばかりのいけすかないガキだった。
「だから本当にそんなのがいたのか、いっぱい本を読んで調べたんだ……後悔したよ。こんな怪物が本当にいるのかって、怖くなってさ。その夜はトイレに行けなくって八歳にもなっておねしょだよ。母さんにはすっごい叱られた」
トムは自嘲気味に笑った。諭吉は静かに続きを促した。
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