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第六章
授爵式の時(その3)
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やっぱり王様っていうのは大変な仕事なんだな――というのが僕の率直な感想だった。
たぶん、あのやつれ方は心労が重なっているせいだろう。それでも無理やり食事を食べているのか、血色は決して悪い物ではない。
カルロス・ホムーロス陛下はしっかりとした足取りで玉座の前に立つ。
やはり、あの玉座は儀式的な意味合いを持つ椅子のようで、陛下はその椅子に座る事もなく、椅子の前に立つと、腰に下げている装飾の施された剣を抜き、玉座に向かって掲げた。
王様に続いて、高そうな服を着ている人もいろいろと入ってきたけれど、僕にはそれが誰かはわからなかった。
伯爵家以上の上級貴族の爵位の時には、国王陛下だけでなく王子様や王女様も参席することがあるそうなんだけど、今回は爵位を継ぐ子爵様が最高位だからか、国王陛下以外の王族の姿は見当たらない。
もっとも、他の王族の顔も知らないので、実は僕が知らないだけでさっき一緒に入ってきた人たちが王族という可能性はあるけれど。
王族で言えば、リーゼロッテ様の顔も知らないんだよね。
リクト様が工房にいない間、こっそり修行をつけているらしいんだけど、結局一度もお会いすることはなかった。
「アイリッヒ・グラスド」
宰相が名前を呼ぶ。
壮年の男が陛下の前に行き、その場に跪く。
「アイリッヒ・グラスド。宣誓の言葉を」
「我、アイリッヒ・グラスド。ここに王国の剣となり、民衆の盾となることを誓います」
「その宣誓の言葉、しかと受け取った。アイリッヒ・グラスドに子爵の位を授ける」
陛下が剣を掲げた。
そして、アイリッヒ子爵となった人は、礼を言って部屋から出ていく。
アイリッヒ子爵だけでなく、その関係者と思われる人も一緒に。
他の人もほぼ同じ流れだ。
あれ? 元の場所に戻るんじゃなくて、部屋から出ていくのかな?
次々に爵位が授与されては関係者を伴って部屋から出ていく流れを繰り返し、そして気付けば部屋には国王陛下と宰相と僕、そしてリーゼさんとタイコーン辺境伯とミミコさん、そして近衛兵の人だけが――と思ったら、陛下が手を上げるとその近衛の人たちと宰相も部屋から出ていき、陛下と僕の関係者だけが残された。
どうなってるの?
と思ったら――
「クルト・ロックハンス」
といなくなった宰相ではなく、陛下が自ら僕の名前を呼んだ。
「はイっ!」
少し声が裏返ってしまったが、僕は陛下の前に歩いていき、その場に跪く。
「クルト・ロックハンス。宣誓の言葉を――」
「はい、私、クルト・ロックハンスは、王国の剣となり、民衆の盾となることを誓います」
「その宣誓の言葉、しかと受け取った。クルト・ロックハンスに士爵の位を授ける」
これで、授爵式は終わる。
僕も礼を言い、部屋から出るだけだ。
そう思っていたとき――
「ありがとう」
そう言ったのは、僕ではなかった。
「え?」
「儂はそなたに礼を言いたかった。仮初の姿でなく、王としてな」
僕に礼を?
いったい、それはどういうことなのだろうか?
「その意味は気にしなくてもよい。ただ、お主に感謝している者がここにも一人いる――それをわかってもらえればいいのだ」
「はい。僕――私もこの国の民として育ち、爵位を賜り、感謝しております」
「うむ」
陛下は疲れた姿には似合わない優しい笑みで頷いた。
こうして、僕の授爵式は終わった。
一度、個室に戻り、後は晩餐会で軽く食事を楽しむだけのはずだったのだが――
「え? これに着替えるんですかっ!?」
ここでもう一度着替えるなんて聞いていなかったし、まさかこんな服を着るなんて。
「はい。特別に用意した衣装です。クル――ロックハンス士爵には是非これを」
「え? 大丈夫です、自分で着替えられますから」
「いいえ、これは私の仕事ですから、クル――ロックハンス士爵はどうか私に身をゆだねてください」
そう言って、侍女さんは僕の服を脱がして、食事用の衣装を着させていく。
なぜか鼻息がとても荒い。
「髪にこれをつけてください、あ、装飾も――」
「えっと、本当に皆さんこの衣装を?」
「もちろんです」
そうきっぱり言われたら、疑いようがない。
そうだよね、お城の侍女さんが嘘をつくわけがない。
僕はその言葉を信じて、晩餐会の会場に向かった。
どうやら準備に時間がかかったらしく、侍女さんに案内されて会場に到着したときは既に他の人はグラスを片手に談笑を始めていた。
ただ、おかしい。
みんな、僕みたいな服を着ている人は誰もいない。
そうか、僕は一番爵位が低く年齢も低いから、特別な余興のための衣装なんだな。
さっきまで談笑していた人たちも、みんな僕の方を注目しているし。
リーゼさんとミミコさんも僕を見て目が点になっている。
「あの――クルト様?」
「リーゼさん、遅れてすみません。着替えと化粧に手間取ってしまって」
「いえ、陛下もまだ来ていませんから構わないのですが――とても似合っています、そのドレス」
「あはは、ドレスが似合っても嬉しくないですよ。でも爵位の一番低い人は、女装して余興するなんて知りませんでした」
※※※
なんとか私の正体がリーゼロッテ・ホムーロスだとクルト様に知られないように立ち振る舞い続け、なんとか無事に終わるだろうと思ったのですが、何故かクルト様がクルミちゃんになっていました。
私はミミコさんと一緒にクルミちゃん――クルト様に「もう充分余興は終わりましたからと元の服に着替えて頂いても結構ですよ」と伝え、この事件の犯人に話を伺うことにしました。
犯人の侍女は「クルミちゃんの姿をこの目で見たかった。仲間にも見せたかった、死刑も覚悟している」と言ってとても清々しい顔をしていました。
彼女は、クルミちゃんファンクラブの会員だったそうです。
私専属の侍女にクルミちゃんファンクラブの会誌を見せたところ、それがまわりまわって彼女のところまで届き、一目でクルミちゃんのファンになってしまったそうで、死刑を覚悟でその姿を目に焼き付けたかったそうです。
なんとも恐ろしいファン魂と言えるでしょうが、しかし、クルト様に嘘をついてクルミちゃんになってもらうのは、いささか度が過ぎています。
まぁ、私もいいものを見ることができたということと、クルト様も何も気づていないため、処分は軽くしましょう。
「死刑には致しませんが、クルミちゃんファンクラブの名誉会長の権限で、ファンクラブから除名処分いたします。会報誌も没収としますから」
「そんな、それだけはやめてください、会長! 他ならどのような罰でも受けますからっ!」
「……あなた、死刑はよくて除名処分はダメなのですか?」
あまりのガチファン根性に、私も若干引いてしまいます。
「まぁ、クルミちゃん、確かにかわいかったもんね。あれで男の子にしておくのはもったいないくらい」
「男の子だからいいんです、ミミコ様!」
「あなた、全然反省してないでしょ」
クルミちゃんについて熱い思いを持っているであろう彼女に、私は呆れるように言いました。
ただ、クルト様を騙すことはクルミちゃんファンクラブの会員規約にも反していますので、ここで温情を見せるわけにはいきません。
除名処分は決定事項だというと、彼女はその場に頽れてしまいました。
そして、彼女は生気の抜けた表情で私に言います。
「……あの、会長――ところで、会場に戻らなくていいのですか?」
「まぁ、クルト様の着替えにはもう少し時間がかかるでしょうから、着替え終わるのを見計らって一緒に会場に戻ろうかと……」
「そうですか? まぁ、会長がいなくてもファンクラブのみんなが対応してくれているでしょうね」
「「……え?」」
私とミミコさんはその言葉の意味がわからなかった。
そして、その意味に気付き、急いで会場に戻った時――
「クルミちゃんファンクラブの入会受付はこちらです」
「会員規約について」
「今月の会報誌は一冊銀貨一枚、バックナンバーは残りわずかです」
アイリッヒ・グラスド子爵を含め多くの貴族が列をなし、クルミちゃんファンクラブの申し込みをしていました。
そうです、あの侍女がクルミちゃんファンクラブの会員ということは、他の侍女も同じようにファンクラブの人間である可能性は高い。
そして、当然、その活動の一つが同士の獲得、つまり布教活動です。
クルミちゃんの姿を実際にその目で見た人間がファンにならないわけがありません。
「……クルミちゃんファンクラブ、会報誌の発行部数を増やさないといけませんわね」
私は現実逃避するかのように、そう呟きました。
その後、貴族から花束や(男女問わず)縁談の申し込みがクルト様宛てに届くようになり、それを握りつぶすために苦労するのはまた別の話です。
たぶん、あのやつれ方は心労が重なっているせいだろう。それでも無理やり食事を食べているのか、血色は決して悪い物ではない。
カルロス・ホムーロス陛下はしっかりとした足取りで玉座の前に立つ。
やはり、あの玉座は儀式的な意味合いを持つ椅子のようで、陛下はその椅子に座る事もなく、椅子の前に立つと、腰に下げている装飾の施された剣を抜き、玉座に向かって掲げた。
王様に続いて、高そうな服を着ている人もいろいろと入ってきたけれど、僕にはそれが誰かはわからなかった。
伯爵家以上の上級貴族の爵位の時には、国王陛下だけでなく王子様や王女様も参席することがあるそうなんだけど、今回は爵位を継ぐ子爵様が最高位だからか、国王陛下以外の王族の姿は見当たらない。
もっとも、他の王族の顔も知らないので、実は僕が知らないだけでさっき一緒に入ってきた人たちが王族という可能性はあるけれど。
王族で言えば、リーゼロッテ様の顔も知らないんだよね。
リクト様が工房にいない間、こっそり修行をつけているらしいんだけど、結局一度もお会いすることはなかった。
「アイリッヒ・グラスド」
宰相が名前を呼ぶ。
壮年の男が陛下の前に行き、その場に跪く。
「アイリッヒ・グラスド。宣誓の言葉を」
「我、アイリッヒ・グラスド。ここに王国の剣となり、民衆の盾となることを誓います」
「その宣誓の言葉、しかと受け取った。アイリッヒ・グラスドに子爵の位を授ける」
陛下が剣を掲げた。
そして、アイリッヒ子爵となった人は、礼を言って部屋から出ていく。
アイリッヒ子爵だけでなく、その関係者と思われる人も一緒に。
他の人もほぼ同じ流れだ。
あれ? 元の場所に戻るんじゃなくて、部屋から出ていくのかな?
次々に爵位が授与されては関係者を伴って部屋から出ていく流れを繰り返し、そして気付けば部屋には国王陛下と宰相と僕、そしてリーゼさんとタイコーン辺境伯とミミコさん、そして近衛兵の人だけが――と思ったら、陛下が手を上げるとその近衛の人たちと宰相も部屋から出ていき、陛下と僕の関係者だけが残された。
どうなってるの?
と思ったら――
「クルト・ロックハンス」
といなくなった宰相ではなく、陛下が自ら僕の名前を呼んだ。
「はイっ!」
少し声が裏返ってしまったが、僕は陛下の前に歩いていき、その場に跪く。
「クルト・ロックハンス。宣誓の言葉を――」
「はい、私、クルト・ロックハンスは、王国の剣となり、民衆の盾となることを誓います」
「その宣誓の言葉、しかと受け取った。クルト・ロックハンスに士爵の位を授ける」
これで、授爵式は終わる。
僕も礼を言い、部屋から出るだけだ。
そう思っていたとき――
「ありがとう」
そう言ったのは、僕ではなかった。
「え?」
「儂はそなたに礼を言いたかった。仮初の姿でなく、王としてな」
僕に礼を?
いったい、それはどういうことなのだろうか?
「その意味は気にしなくてもよい。ただ、お主に感謝している者がここにも一人いる――それをわかってもらえればいいのだ」
「はい。僕――私もこの国の民として育ち、爵位を賜り、感謝しております」
「うむ」
陛下は疲れた姿には似合わない優しい笑みで頷いた。
こうして、僕の授爵式は終わった。
一度、個室に戻り、後は晩餐会で軽く食事を楽しむだけのはずだったのだが――
「え? これに着替えるんですかっ!?」
ここでもう一度着替えるなんて聞いていなかったし、まさかこんな服を着るなんて。
「はい。特別に用意した衣装です。クル――ロックハンス士爵には是非これを」
「え? 大丈夫です、自分で着替えられますから」
「いいえ、これは私の仕事ですから、クル――ロックハンス士爵はどうか私に身をゆだねてください」
そう言って、侍女さんは僕の服を脱がして、食事用の衣装を着させていく。
なぜか鼻息がとても荒い。
「髪にこれをつけてください、あ、装飾も――」
「えっと、本当に皆さんこの衣装を?」
「もちろんです」
そうきっぱり言われたら、疑いようがない。
そうだよね、お城の侍女さんが嘘をつくわけがない。
僕はその言葉を信じて、晩餐会の会場に向かった。
どうやら準備に時間がかかったらしく、侍女さんに案内されて会場に到着したときは既に他の人はグラスを片手に談笑を始めていた。
ただ、おかしい。
みんな、僕みたいな服を着ている人は誰もいない。
そうか、僕は一番爵位が低く年齢も低いから、特別な余興のための衣装なんだな。
さっきまで談笑していた人たちも、みんな僕の方を注目しているし。
リーゼさんとミミコさんも僕を見て目が点になっている。
「あの――クルト様?」
「リーゼさん、遅れてすみません。着替えと化粧に手間取ってしまって」
「いえ、陛下もまだ来ていませんから構わないのですが――とても似合っています、そのドレス」
「あはは、ドレスが似合っても嬉しくないですよ。でも爵位の一番低い人は、女装して余興するなんて知りませんでした」
※※※
なんとか私の正体がリーゼロッテ・ホムーロスだとクルト様に知られないように立ち振る舞い続け、なんとか無事に終わるだろうと思ったのですが、何故かクルト様がクルミちゃんになっていました。
私はミミコさんと一緒にクルミちゃん――クルト様に「もう充分余興は終わりましたからと元の服に着替えて頂いても結構ですよ」と伝え、この事件の犯人に話を伺うことにしました。
犯人の侍女は「クルミちゃんの姿をこの目で見たかった。仲間にも見せたかった、死刑も覚悟している」と言ってとても清々しい顔をしていました。
彼女は、クルミちゃんファンクラブの会員だったそうです。
私専属の侍女にクルミちゃんファンクラブの会誌を見せたところ、それがまわりまわって彼女のところまで届き、一目でクルミちゃんのファンになってしまったそうで、死刑を覚悟でその姿を目に焼き付けたかったそうです。
なんとも恐ろしいファン魂と言えるでしょうが、しかし、クルト様に嘘をついてクルミちゃんになってもらうのは、いささか度が過ぎています。
まぁ、私もいいものを見ることができたということと、クルト様も何も気づていないため、処分は軽くしましょう。
「死刑には致しませんが、クルミちゃんファンクラブの名誉会長の権限で、ファンクラブから除名処分いたします。会報誌も没収としますから」
「そんな、それだけはやめてください、会長! 他ならどのような罰でも受けますからっ!」
「……あなた、死刑はよくて除名処分はダメなのですか?」
あまりのガチファン根性に、私も若干引いてしまいます。
「まぁ、クルミちゃん、確かにかわいかったもんね。あれで男の子にしておくのはもったいないくらい」
「男の子だからいいんです、ミミコ様!」
「あなた、全然反省してないでしょ」
クルミちゃんについて熱い思いを持っているであろう彼女に、私は呆れるように言いました。
ただ、クルト様を騙すことはクルミちゃんファンクラブの会員規約にも反していますので、ここで温情を見せるわけにはいきません。
除名処分は決定事項だというと、彼女はその場に頽れてしまいました。
そして、彼女は生気の抜けた表情で私に言います。
「……あの、会長――ところで、会場に戻らなくていいのですか?」
「まぁ、クルト様の着替えにはもう少し時間がかかるでしょうから、着替え終わるのを見計らって一緒に会場に戻ろうかと……」
「そうですか? まぁ、会長がいなくてもファンクラブのみんなが対応してくれているでしょうね」
「「……え?」」
私とミミコさんはその言葉の意味がわからなかった。
そして、その意味に気付き、急いで会場に戻った時――
「クルミちゃんファンクラブの入会受付はこちらです」
「会員規約について」
「今月の会報誌は一冊銀貨一枚、バックナンバーは残りわずかです」
アイリッヒ・グラスド子爵を含め多くの貴族が列をなし、クルミちゃんファンクラブの申し込みをしていました。
そうです、あの侍女がクルミちゃんファンクラブの会員ということは、他の侍女も同じようにファンクラブの人間である可能性は高い。
そして、当然、その活動の一つが同士の獲得、つまり布教活動です。
クルミちゃんの姿を実際にその目で見た人間がファンにならないわけがありません。
「……クルミちゃんファンクラブ、会報誌の発行部数を増やさないといけませんわね」
私は現実逃避するかのように、そう呟きました。
その後、貴族から花束や(男女問わず)縁談の申し込みがクルト様宛てに届くようになり、それを握りつぶすために苦労するのはまた別の話です。
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