~【まおうすくい】~

八咫烏

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第34話『三つ巴』

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「くぬぅーっ…。ふぬぅーっ!」

「ムダよ。」

ヴェルの事を一度も見ないまま、ひとつため息をついてから、ユーカは呆れた表情で、そう告げる。

「ふんぬぅーっ!」

「ちょっと…聞いてるの?」

「ぐぬぬぬ…。」

「ヴェルぅ壊したら承知しないからねぇ?」

「ひっ、ひゃっひゃいぃっ!」

ユーカの声に乗った迫力に、思わずビクりと体を震わせた後、慌てて返事をしてユーカの方に向き直る。

ヴェルが先ほどから、何を必死にしていたかというと…

「ま、まぁ…魔法の品だから、そんなに簡単に壊れるとは思わないけど…。」

「あまいわね!あなたも知ってるでしょ?ヴェルはコレでも一応、ドラゴンなのよ!」

「一応とはなんじゃ、一応とは!」

「バカね…他のドラゴンに申し訳ないと思わないのかしら?」

「失敬なっ!」

ヴェルは、砂時計を机に置いた後、ユーカとフェリスがくつろいでいる、白いソファーまでドカドカとやって来る。
残念ながら、毛の長い絨毯の上では、乱暴な足取りも、全ての衝撃が吸収され、ボスボスど鈍い音を立てるに留まっている。
そして、ローテーブルの上に、お茶請けにと置かれている焼き菓子に手を伸ばして幾つか掴み、それを一気に頬張ると同時に、喋り始める。

「だいたいっ…。」

それを遮る様にして、ユーカがヴェルの方を睨み、ヴェルは口を噤む。

「食べるか喋るかどっちかになさい!行儀が悪いわ。」

その光景をクスりと笑いながら眺めているフェリスは、ガミガミと叱られているヴェルを少しだけ、ほんの少しだけ哀れに思い、助け舟を出して話題を変える。

「まぁまぁ…。それでヴェル、納得はいったのかい?」

「む?なかなかに美味であるぞ!」

「ははは…砂時計の事だよ。」

「むむっ…そっちであったか?」

「そっちに決まってるでしょ…。誰が焼き菓子の感想を聞いたのよ。」

「ぐぬぬ…。ま、まぁアレじゃな。ひと言で言うと、不思議アイテムじゃな。」

「でも、あの砂時計のおかげで、世界の残り時間が簡単にわかるのだもの…ありがたいわ。」

「壊れてなかったら良いのだけど…。凄く昔の物だと思うから。」

「そうね…。全幅の信頼を置くのは少し危険かもしれないわね。」

「細かい事を気にしていても、仕方が無いぞ!」

ローテーブルの上の焼き菓子を、全て平らげたヴェルは、そのままドッカリとユーカの隣に腰を下ろす。
その反動で、少しユーカが宙を舞うが、ユーカはヴェルの方を一度睨むだけで、特に文句は言わなかった。
先ほど説教をしたので、少し疲れていたのか、それとも呆れていたのかもしれない。

「それじゃ、とりあえず…継承戦争の話をしましょうか?」

「そうは言っても…この間話したではないか。」

「あの時はあの時、今は今よ。それに…砂時計という指標がある今は、ある程度の余裕があるわ。」

「ははは…力になれて嬉しいよ。でも、ふたりをそんなに長いあいだ足止めする訳にはいかないよね。」

「我は別に、ここのご飯は美味いから、いつまでも居て良いぞ!」

「そんな訳にもいかないでしょう?この世界が滅んじゃったら、美味しいご飯は二度と食べれないわよ。」

「なにっ!?それは一大事じゃ!」

「ほんと…単純なんだから。」

「その様子だと、何か策でも思いついたのかな?」

「残念ながら…。だから、これから私はまた、資料室にこもるわ。」

「じゃあ、我は城の中を探検するぞ!」

「わ、私は…何をすれば良いのかな?」

「そうね…じゃ、私の手伝いをしてくれないかしら?」

「ユーカの手伝い?良いの?」

「ま、まぁ…どれが必要でどれが不要な資料か分からないもの。」

ユーカは頭の中に、昨日訪れた資料室の惨状を思い浮かべる。
整理整頓という言葉を知らないその場所は、ありとあらゆる資料をただただ乱暴に、ひとつの部屋に押し込めた様な空間だった。
それを思い出したユーカは、もはやあの空間にひとりでは太刀打ち出来ないとばかりに、フェリスの助力を請う事にした。
もちろん、もしヴェルが優秀であったのであれば、ユーカはヴェルにも、手伝いを依頼しただろう。しかし、残念な事に、ヴェルにその様な作業を手伝わせるのはムリだという事は、誰の目にも明らかだろう。だからユーカは、なるべくヴェルの邪魔が入らない様に、今だけはヴェルの好きな様に行動をさせる方針で行く事に決めていた。

「そんな訳だから、明日から頼むわね。」

「今日は良いのかい?」

「今日はね…相手の砦を吹き飛ばす練習をしようと思ったのよ。」

「へ?」

「おぉー!それは良い、それは凄く良いぞ!」

「まぁ、そんな訳だから…近隣住民の皆さんにはご理解とご協力を頼むわ。」

「どどど、どういう事さ!?」

「そのままの意味よ。砦を吹き飛ばすくらいの大規模魔法の練習をするの。」

「もちろん我も参加するぞ!」

「えぇ、久しぶりに遊びましょうか。」

「ほほぅ…それは楽しみじゃの!」

ヴェルは舌舐めずりをしながら、ユーカをニヤリと見る。
ユーカも楽しげな笑みを浮かべ、それに応えるが、ただひとり、フェリスだけは、顔を真っ青にしていた。

「たっ、頼むから!被害は出さないでね!お願いだよっ!」

「分かってるわよ。でも…音はどうにもなりそうにないわ。」

「うむ。窓ガラスも割れるかもしれぬの。」

「被害はダメ!絶対だからね!」

「うむぅ…出来るだけ軽減しよう。」

「冗談よ。結界さえ張ってしまえば問題ないわ。」

あわあわと狼狽えるフェリスを横目に、ユーカとヴェルはいたずらが成功した子供のようにニヤリと微笑み、フェリスを安心させた後、早速ふたりは城を出て、適当な開けた場所まで移動する。
心配そうに付いてきたフェリスは、ユーカとヴェルが移動した場所があまりにも城から近かったので、口をぎゅっと結び、長年連れ添ってきた城に向けて、心の中で別れを告げる。
するといきなり、ユーカとヴェルが城の方を振り返り、城に向けてなにやら怪しげな魔法を飛ばそうとするので、とうとう堪えきれずに飛び出した。

「ちょちょちょちょっと!何するのさ!?」

「む?」

「結界よ。あなたの城を心配しての行動なのだけど…。」

「そ…うなのか?私が知ってるモノと少し違うようだけど?」

「大陸が違えば文化も違う、結界だってそうよ。」

「そういうものなのじゃ!」

それからしばらく時間をかけて、ユーカとヴェルはフェリスの自慢の城に向けて、十重二十重もの結界を張った。
見た目はユーカとヴェルが来る前よりもちっとも変わっていなかったが、目に見えないセキュリティや防衛面で言えば、以前と比較にならないほどに底上げされてしまった。

「ふむ、こんなモンじゃな。」

「こ、ここまでしないといけないのかい?」

フェリスは、ふたりによってがっちりと防御を固められた城を、心配そうに見上げる。
その心境は、呆れと驚きが混ざっているものの、大半はここまでしなければ安全じゃないと思えないユーカとヴェルの異常さへの恐怖だった。

「まぁ、もののついでにちょっと多めに掛けたのよ。これで継承戦争も安心でしょ?」

「うむ!我もさすがにアレを壊すとなると少しだけ骨が折れるのじゃ。」

「そ…そうか。」

あれだけ頑丈に結界を張ったのに、少し骨を折るだけで破壊できる程の実力を、ヴェルが持っているのだと云う事が判ったフェリスは、前々から感じていたふたりのスケールの違いに、少し心を折られかけていた。

「大丈夫?体調が悪いなら部屋に戻って休んでなさいよ。」

「い、いや大丈夫だよ。」

痛む頭とふらつく足元を根性でどうにか押しとどめ、フェリスは青い顔でふたりについていく。
それからしばらく歩き、城からある程度離れた場所でユーカとヴェルが立ち止まったので、フェリスもふたりに続いて歩みを止める。

「どうかしたのかい?」

「うむ、この辺りで良いじゃろう。」

「そうね、これくらい離れておけばさすがに結界も壊れないと思うわ。」

どうやらふたりはここで戦闘を開始するらしく、フェリスは城の方を心配そうに一度だけ振り向いてから、ふたりに向き直る。

「私はどうしたら良いのかな?」

「もちろんあなたも参加するに決まってるじゃない。」

「えぇ?聞いてないよ!」

「言わなかったっけ?」

「む?我には聞こえたぞ。…心の中でな。」

ヴェルが最後にボソっとつぶやいた言葉を耳にしたフェリスは、ふたりが戦闘狂だった事を改めて認識し、ふたりについて来た事を後悔した。

「本気出さないと痛い目見るわよ。」

「私は向こうでふたりを見ておくよ…。」

「む?」

フェリスは最後の抵抗にと参加を辞退する発言をしたが、先ほど体の不調に気を使ってくれたヴェルの、凄む様な声音に臆して、既に退路は断たれていた事を理解した。

「私に、拒否権は…。」

『ない。』

今度はふたり同時にズイっと寄られ、フェリスはとうとう観念する様に両手を上にあげた。

「じゃあ始めましょう。ルールは…そうねぇ。」

「我ひとりでお主らを相手しても良いが?」

「それだと、あなたが焼きトカゲになってしまうわ。」

「じゃあ、ふたりで…。」

「そうだわ!」

フェリスは、またとない辞退のチャンスが訪れた幸運に感謝しつつ、その事をふたりに伝えようとしたが、遮る様なユーカの声に、そのチャンスは儚く散ってしまった。
目を輝かせたユーカは、そのままヴェルとフェリスに、ルールを説明した。

「私はヴェルを、ヴェルはフェリスを、フェリスは私を、それぞれ狙えば良いのよ!」

「む!それはとても楽しそうじゃ!」

「三つ巴って事だね…。」

フェリスは弱々しいため息を最後にひとつだけついたあと、すぐに切り替えて戦闘態勢をとる。

「ヴェル…あなたは頭が弱いから先に言っておいてあげるわ。」

「むきゃーっ!なんじゃと!?」

「フェリスを狙いすぎて一瞬でも隙を見せてみなさい、その隙に私があなたを焼きトカゲに変えるからね。」

「むぅ…。三つ巴とはいえなかなか難しいのじゃな。」

「ま、こんがりと上手に焼いてあげるから安心しなさい。」

「何のじゃ!?」

ヴェルはぷりぷりと怒りながらも、自身の身体にツノとしっぽ、そして最後にギラリとする様な鋭い牙を覗かせる。

「フェリス、準備は良い?」

いつの間にかフェリスの姿も、黒髪の混じるシルバーブロンドの姿に変わっており、フェリスはコクリと頷いてみせた。

「よし、じゃあこの石が地面に落ちたらスタートね!」

そう言って、ユーカは地面の石を拾い上げ、それを力任せに上へと放り投げた。
放り投げられた石は、ぐんぐんと上昇して行き、3人の視界から完全に消え失せる。
しかし、たとえ目に見えていなくても、ユーカが放り投げた石、と認識してさえいれば、その存在を把握する事は、3人にとってそう難しい事ではなかった。
それに加えて、ユーカはその石に少量の魔力を瞬時に纏わせていたので、3人はその石の所在をしっかりと把握できていた。
にもかかわらず、落ちてくる石を見上げていたユーカとヴェルは、その表情を驚きで歪めた。
本来、投げ上がった石は頂点に達すると、そのまま自由落下を開始して地面に落ちるはずだったのだが、フェリスが邪法を使い、ユーカとヴェルがある程度予測していた落下時間よりも大幅に早く、石が地面についたからだった。

フェリスはその隙をついて、ユーカに向けて先手を取ろうと攻撃を仕掛ける。

「ちょっ…!やるじゃない。」

隙を突かれたはずのユーカは、とっさに左手を突き出して簡易結界を張り、これを防いだ。
それと同時に、右手の人差し指と親指を立てて、人差し指をヴェルの方に向けて手首のスナップをきかせ、魔法を打ち出す。
乾いた音が3回連続して鳴り響き、三条の光がヴェルを目掛けて飛んで行く。
その隙にフェリスは、ユーカの死角へと回りこみ、再びユーカに向けて攻撃を仕掛けるとともに、先ほどユーカが投げた石に対して使った邪法と同じモノを、ヴェルに向けて放ち、ユーカの飛ばした魔法をヴェルが躱せない様に妨害する。

「むっ!身体が重いっ!」

ヴェルは、フェリスの妨害の所為でユーカの魔法が躱せないと解ると、飛んできた3発の魔法を両手としっぽを使い、3発ともフェリスのいる方向へと弾き飛ばした。
ユーカへの攻撃を準備していたフェリスは、驚きながらも冷静に対処し、半歩だけ横にずれる事で3発とも回避に成功する。
しかし、3発目の影に、ヴェルが新しく放った秘法が巧妙に隠されており、それだけは半歩ずれたフェリスに向けて、正確に飛んできていた。
先の3発は冷静に対処できたフェリスだったが、これにはさすがに表情を崩し、上半身を後ろに反らして間一髪のところで回避に成功する。
フェリスがヴェルからの反撃に対処している内に、ユーカはその場を離れ、フェリスを視界の端に捉えつつ、ヴェルに向けて魔法を放つ。
ヴェルの反撃に動揺したフェリスは、邪法での拘束を解いてしまっていたらしく、ヴェルはこの機会に、一気にフェリスに詰め寄ると同時に、ユーカの攻撃も回避する。
フェリスの隙を突く様に攻撃を仕掛けたヴェルだったが、フェリスに接近したところをユーカがまとめて魔法で攻撃したので、攻撃を中止して防御をとった。
ヴェルの防御した影に隠れる様に移動したフェリスは、そのままヴェルから距離を取り、ヴェルとユーカを一直線上に捉えると、直進する強烈な邪法をふたりに向けて放つ。
ヴェルはユーカとフェリスにはさみ打ちされる様な格好になり、絶体絶命だと思われたが、フェリスの攻撃がヴェルに到達するその少し前に、ヴェルの背中からハネが生え、ヴェルはふわりと上方へ飛んで、これを回避する。
なおも直進するフェリスの攻撃がユーカを襲うが、ユーカはそれを特に気にする事なく、上方へと飛翔したヴェルに向けて魔法を乱れ打つ。
空へと逃げたヴェルは、一見すると逃げ道が沢山ある様に思えるが、ユーカの正確な狙いの前では袋のネズミ同然であった。
ユーカへと迫っていたフェリスの邪法は、ユーカに衝突するその直前に、ユーカの前面に張られた結界によって、その輝きを消失させた。
その結界は、ヴェルに魔法を放つ片手間に展開したものだったので、フェリスの邪法を相殺して消し飛んでいた。
しかし、その結果はユーカも予想していた様で、特に表情を変えることなく、ヴェルの逃げ道をどんどん塞ぎながら、追い詰めて行く。
フェリスは放った攻撃が結界に阻まれる事は織り込み済みだった様で、ふたりから距離を取る様に下がると、膨大な量の魔力を練り始める。
ヴェルはユーカに追い込まれていたので、フェリスにまんまと魔力を練る時間を与えてしまっていた。
ユーカは、フェリスが邪法を放つその少し前までヴェルの事を追い込み続けた後、攻撃の手を止めて、自分の身体をすっぽりと包む様に、三角錐の結界を素早く展開する。
ユーカが結界構築前に放った最後の魔法がヴェルに到達するのとほぼ同時に、フェリスの邪法が発動する。
フェリスの邪法が発動すると、あたり一面が真っ暗になり、視界を塞がれたユーカは、じっとりとその手に汗を滲ませていた。

その直後、大きな爆発音が聴こえ、ユーカはその身を強張らせた。







次回:第35話『結界』
お楽しみにお待ちください。

3月23日 21時を更新予定にしております。
感想や誤字脱字の指摘などなど
よろしければお願いし申し上げます。

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