~【まおうすくい】~

八咫烏

文字の大きさ
上 下
19 / 55

第19話『手がかり』

しおりを挟む





『アルゴナウタイ』についての記述がある書物を探すため、禁書庫へと足を踏み入れたふたりだったが、その中のイヤな雰囲気に押し負けて、眉をひそめていた。
禁書庫の中の本棚は、全てが動けないように鎖で繋がれており、時折、本棚が抵抗するためか、ガチャガチャと無機質な音をたてる。
さらに悪いのは、窓がなく、灯りがたったひとつの蝋燭の火だけだという事だろう。
薄暗い空間に、鎖の音が響き、まるで牢獄のような、その雰囲気は、好き好んで長時間居られるほど、気分の良いものではなかった。

「何よ、ここ。」

「うむ、壁も床も天井も、石がむき出しでヒンヤリと感じるの。」

「本当、イヤな感じだわ。さっさと済ませて、こんなところ1秒でも早くサヨナラしましょ。」

「しかし、本棚が動けないのであれば、我らが直接探すしかないぞ。」

「困ったわ…私、古代語もドラゴン文字もムリよ。」

すると、奥からナニモノかがやって来て、ふたりに声をかけた。

「ほほぅ、ここに客なんざ、珍しい事もあるもんだな。明日は雪か?」

「あら、どちら様かしら?」

「僕はカール、禁書庫の番人をしている。」

「あら…かわいい、カエルさんなのね。」

現れたのは、手のひらに乗るサイズの、小さなカエル。
しかし、それは確実にヒトの言葉を喋っていて、何より2足で歩いている。
右の前足では杖をつき、左の前足はそのカエルのでも扱えるサイズの本を持っていた。
首からは紐に通した、幾つものカギをかけ、頭にはシルクハットをかぶっていた。
薄暗いため、色はハッキリとは分からなかったが、帽子は黒、肌の色はカーキに見えた。

「ここの番人という事は、本の場所を記憶しておるのかや?」

「うん?もちろんだとも。クレッタよりも僕の方が、この図書館に来て長いからね。」

「クレッタというのは…もしかして、司書さんかしら?」

「そうだけど…名乗らなかったのかい?」

「えぇ、教えてもらってないわ。」

「ふーん。まぁ、クレッタがここに通すんだから、きっと君たちはナニカを持っているんだね。」

「よく解らないわ。それで、あなたはどうしてカエルの姿をしているの?」

「あぁ、この姿かい?なかなかステキだろ?」

「いいえ、カエルだわ。」

「うーん。まぁ、話せば長くなるんだ。聞くのはよしておいた方が良い。」

「そうだったわ、ここの時間の流れは、大図書館の中でも異常に速いのだったわね。」

「まぁそのおかげで、外が何年経とうが、こうして僕らは生きているってわけさ。」

「さっそく、手伝って欲しいのだけど…良いかしら?」

「もちろんさ。何について調べているんだい?」

「『アルゴナウタイ』よ。」

すると、禁書庫の番人カールは、驚いた顔をして、杖を落とした。
カランカラーンっと乾いた音がした後、ようやく我に返ったカールが、説明を求めてきた。

「確かにここには、『アルゴナウタイ』に関する記述のある書物はある。だけど、理由も知らずに教えるわけにはいかないな。」

「詳しくは話せないのだけれど、それでも良いかしら?」

「別に構わないけど、詳しくは話せないんだね。」

「そうなの…ごめんなさい。」

「いや、良いさ。それじゃあ、聞かせてくれないか?」

「簡単に言うと、近いうちにこの世界は滅ぶわ。それを止めるための手がかりを探しているの。」

「なるほど…それで『アルゴナウタイ』か…。しかし、その言葉は世界から抹消されたはずだと思ったんだけど。」

「えぇ、私も聞いた事すらなかったわ。」

「それでも今は、知っている、と。不思議なものだね。」

「それで、『アルゴナウタイ』とはいったいナニ?」

「最初に言っておくけど、僕は良く知らないし、ここにある禁書を全て読んだとしても、知り得る情報は少ないだろう。」

「そんな…。」

「確かに『アルゴナウタイ』についての記述がある書物はある。しかし、良くて1行載ってるかどうかだ。」

「それでも…それでも、構わないわ。その書物を、教えて頂戴。」

「まぁ、そう気を落とさなくても大丈夫さ。ここよりも凄い図書館が、たったひとつだけ存在する。」

「そこに行けば…有るのね?」

「保証はしない。でも、行くだけの価値はあるだろう。」

「その図書館の場所は?どこなの?」

「すまないが、それも僕は知らないんだ。」

「でも、そんな場所が存在はするのね。」

「あぁ、確かに存在する。さて、これとこれ…それから、それとあれとこっちのそれとあれとそっちのあれだ。」

カールは本棚から、手際良く、7冊の本を本棚からとって、ユーカとヴェルに手渡した。

「これで、全部なの?」

「まぁ僕が把握しているのはその7冊だけだね。もっとも、探せばもっとあるかも知れないが…。」

「でもコレ、古代語の本よね?カールさんは、古代語を読めるの?」

「いや、僕は本の文字は読まないんだ。僕は本に書かれた文字の表情を読む。」

「それって、どういう事?」

「そうだね…例えば、そこの美しいお嬢さん。『このカエルはマズそうだ。』そう考えているね?」

「なななっ…何を申す!我はそんな事など、微塵も思ってない…ぞ?」

「まぁこんな風に、ヒト相手でも、言葉を聞かずとも、表情から読み取れる事がある。本も同じさ。」

「それじゃあ、読めないって事ね。」

「あぁ、力になれなくて済まない。何か必要な本があれば、声をかけてくれ。」

そう言って、カールは部屋の奥へと引き返していった。

「ヴェル、とりあえず写本するわよ!」

「えぇ…それじゃあ、あのカエルに『アルゴナウタイ』の記述が載ってるページを聞いてからにしようではないか。」

するとカールが再びふたりの前に戻ってきて、1枚の紙切れを渡してきた。

「そうそう、本のページと行数を書いておいた。ここに『アルゴナウタイ』の記述があるはずだ。」

まるで、ヴェルが言った事が聞こえていたかのように、いや…言う事が分かっていたかのように、とても絶妙なタイミングでメモを持ってきてくれたので、しばらくヴェルは動揺して動けないでいた。

「ほら、ボサっとしてないで早くするわよ。」

「よ、よしきた。まず…青に金色の模様がついた表紙の本は、268ページの18行目じゃ。」

「それじゃあ、そこから上下2行くらいは抜粋したほうがよさそうね。」

「そうじゃな…って、我が写本するのかや?」

「ふたりで手分けしてするのよ!そのほうが効率的でしょ。」

「うむ。とっとと片付けて、肉を喰らいたいの!」

さっそくふたりは、カールのくれたメモを頼りに、7冊の本から、『アルゴナウタイ』に関する記述の部分を、紙にペンで写していった。
記述が少ないので、紙に文字を移す作業はすぐに終わったが、それでも外ではどのくらいの時が流れたのか、ふたりはそれを考えるだけでもゾっとした。

「なんとか終わったわね。」

「うむ、こんな部屋、さっさと出ようぞ!」

「そうね、外が心配だわ。何も起こってなければ良いのだけど。」

ふたりはカールさんにお礼を言い、禁書庫を後にする。
そして、最初に本を読んでいた場所へと戻ると、机の上にメモを広げ、しばらく眺めてみた。

「原初の文字と古代語には、あまり関連性はなさそうね。」

「うむ、カタチから全く違うの。どちらかというと、ドラゴン文字に似ておる。」

「でも、読めないのよね?」

「すまぬ…。」

「良いのよ別に。それじゃもうここには用はないわね。」

「では、外に出たらそろそろ肉を喰らいに行こうではないか!」

「その前に、クレアのところに行くわよ。」

「なんじゃ…ユーカもお人好しじゃの。」

「ちちちっ、違うわよっ!様子を見に行くのではなくて、この事について、相談しに行くだけよ!」

「分かったわかった、少し落ち着くのじゃ。」

「ふんっ!もうヴェルなんて知らないんだからねっ!」

「でも、帝都に行くには我の背に乗るしかあるまい?」

「くっ…なによっ!乗ってる途中にあんたのタテガミ毟ってやるんだから!」

「そそ…それは困る!我の命の次に大事なのじゃ!」

「ふっ…ふふっ、ふふふ。何よそれ。」

「ははっ…ふははっ、わははは。元気、出たの。」

「そうね。ここからが大事なんだから、気合いを入れ直さないとね。」

ユーカは両手でほっぺをパチんと叩き、少し涙目になるが、その目には確実に、ナニカの炎が灯っていた。

その後、ふたりは司書さんに挨拶とお礼を言い、オールドル大図書館を後にした。

「はぁーっ…久々の外ね。」

「うむ、空気が美味いと感じたのは、いつぶりじゃろうか?」

「それに…夕焼けがとても綺麗だわ。」

ふたりはランズブル岬から海を眺め、夕陽が眠っていくのを鑑賞する。
真っ赤に燃える夕陽を見ていると、この世界はまだ、命を燃やしながら、必死に滅亡へのカウントダウンに抗っているように思えてきた。
しかし、その抵抗も終わりを迎え、遂に海の中へと消えていく。
闇にのまれた様にさえ感じるそれは、ユーカの心にグっと響く。
無意識のうちに、歯を食いしばり、拳を強く握りながら、険しい顔をしていたらしく、ヴェルが心配して、後ろからそっと抱きしめていてくれた。

「ありがとう、ヴェル。」

「お安い御用じゃ。」

「私たちが失敗したら、この世界も今の夕陽のように消えちゃうのかしら。」

「ユーカよ、夕陽が落ちても朝陽がある。陽はまた昇るものなのじゃ。」

「でも…同じものが昇ってくるとは限らないわ。」

「それにな…ここでは確かに夕陽として落ちているかもしれぬが、違う場所では朝陽として昇っている所もあるのじゃ。」

「そうね…だとしたら、陽は一度も眠った事がないのかしら?」

「働き者じゃの。」

「えぇ、私たちも負けてられないわ。」

「という事じゃから…肉を喰らいに行こうぞ!」

「どんな理屈よ…。夜の内に帝都まで行くのよ、ドラゴンの姿になって頂戴。」

「えぇ…ずっと休憩ナシではないか。」

「お天道様だってそうなんだから、私たちも休む時間なんてないのよ。」

「やっぱりさっきのはナシじゃ!」

「ダメよ!ほら、急いで。」

ムムムムムーっ!
ーーーーーーーーポンっ!

「シカタナイノ。クレグレモタテガミハムシルデナチゾ!」

「はいはい、分かってるわよ。」

ユーカはヴェルに乗り、帝都を目指す。
天は無数の星々が煌めき、地は漆黒が支配する。
その中を、ユーカに配慮しつつ、できるだけ速く飛翔する。
時どき流れるほうき星に追い越されながら、まっすぐと最短距離で、帝都に向かった。

「ウム、イツトンデモソラハヨイ。」

「えぇ、気持ちいい風だわ。それに、空はこんなに素敵なんだもの。」

「シカシ、ワレヲオイコスフトドキモノモオルゾ!」

「流れ星でしょ?キレイじゃない。」

「ワレガホンキヲダセバ、アンナヨバイボシテイドニマケタリハセヌ!」

「いくらなんでもムリよ。それに、そんなにスピードを出したら私、怒るからね。」

「ウムゥ…マァヨイ、ソロソロテイトガミエテクルコロジャナ。」

「あら…早いわね。」

「ウム、ワレッテバハヤイジャロ!スゴイジャロ!ホメテホメテ!」

「待って、ヴェル!すぐに降りて!」

「ドウシタノジャ?」

「様子が変よ…。」

ユーカが見つめる先、漆黒の大地に灯る、仄かな光。その光は淡く、周囲を照らし出していた。
照らし出された空間は、漆黒の大地によく映え、妖艶な雰囲気を周囲に振りまいている。

大地へと降り立ったドラゴンは、すぐさま、煙とともにヒトの姿へと形を変え、先ほどまで背中に乗せていた少女へ話しかける。

「もしかして…帝都に何かあったのかや?」

「もう少し近づいてみないと、分からないわ。」

「しかし、ここから徒歩だと朝になってしまうぞ。」

「仕方ないじゃない。あれ以上近づけば、帝都に、要らぬ不安を蒔く事になってしまうわ。」

「それもそうじゃな…。では、急ごう。」

「出発する前に、何日経ったのか確認しなかった私のミスだわ。」

「それを確認したところで、この状況が無くなるわけではあるまい。」

「だけど…もう少し急いでいればっ!」

「ユーカ…我々は神ではない。これは、お主が我に言った言葉じゃ。」

「ご…ごめんなさい。私、少し頭を冷やしてくるわ。」

「うむ、その方が良いじゃろ。」

ユーカはヴェルから離れると、近くを流れていた川に、頭から飛び込んだ。
ドボンっと音がした後、バシャりと水の音がする。
しばらくしてから、びしょびしょの状態でヴェルの所に戻り、少し心配されたが、すっかりとユーカの頭は冷えていた。

「あぁユーカ、かわいそうに…。」

一通り心配した後、ヴェルがそんな事を言うので、何について尋ねると、ヴェルは顔を真っ青にしながら、何についてかを言う事を拒んだ。

「ちょっと、言わないと今日と明日のご飯は抜きよ!」

「うぅっ…怒らぬかや?」

「怒らないわよ。」

「絶対じゃな!」

「約束するわ。」

「信用ならんぞっ!」

「さっさと言わないと、明後日も追加よ。」

「ひぃぃいっ…ごめんなさいごめんなさい。いいます、言いますからっ!」

「そう…じゃ、話してみなさい。」

「その…あの、な。ユーカは服のおかげで多少は見てくれがマシになっているのだなぁと…。」

「どういう意味かしら?」

「だだだ、だから…その、ほら。服が濡れてると、胸のあたりが寂しく見えるな、と…。」

「ふーん、そう。」

「あれ…それだけ?…っ!?ひぃーっ!」

ユーカの反応が、予想とは違ったので、そっと顔を覗いてみると、そこには、ユーカの代わりに般若がいた。
ヴェルがアワを吹いている間に、ユーカは手早く、服と身体、髪を乾かした。

「うむぅ…むにゃむにゃ、うーん。」

「さっさと起きなさい、ばかトカゲ。」

ユーカは、ペチりとほっぺを叩き、ユーカが飛び込んだ川とは別の川を、渡りそうになっていたヴェルを起こす。

「うぐっ…こ、ここは?」

「あら…大丈夫?」

「そうじゃ…我は鬼を見たのじゃ!とても、とても怖かったのじゃ…。」

そう言うとヴェルは、泣きながらユーカに飛びついてきた。
鬼を見たと言われて、もう一度ペチりとしようと思ったが、弱々しく泣きついてくるので、小さなため息をした後、しばらく背中をさすってあげた。

「ほら…悪かったわね。」

「うむぅ…しかし、本当に無いのう。」

「元気ね、もう一度逝くかしら?」

「なななっ…ぬわっ!本当に叩こうとするでないっ!」

「あら、よく避けたわね。じゃあ、これはどうかしらっ!」

「ぬわっ!ああ、危ないでは無いかっ!」

「はぁっ…もう。何してるのかしらね。」

「世界を救っておるのじゃろ。」

「どうなのかしら?」

「我も分からぬ、救えるかどうか。」

「そうね…。」

「それでは、帝都に向かおうかや?」

「えぇ、急ぎましょう。」

ふたりは再び帝都を目指し、全力で走った。
徐々に近づく帝都の影は、炎の灯りで揺れている。
以前、支部戦の際に訪れた時とは、全く異なる帝都の姿がそこにはあった。
空が白み始める少し前、ようやく帝都を目前にしたふたりが目にしたのは、凄惨たる光景だった。

「何よ…これ。」

「何てことじゃ。一体何が…。」

その光景に、ふたりは言葉を失くしてしまった。








次回:第20話『襲撃』
お楽しみにお待ちください。

8月31日 16時を更新予定にしております。
感想や誤字脱字の指摘などなど
よろしければお願いし申し上げます。









しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

旦那の真実の愛の相手がやってきた。今まで邪魔をしてしまっていた妻はお祝いにリボンもおつけします

暖夢 由
恋愛
「キュリール様、私カダール様と心から愛し合っておりますの。 いつ子を身ごもってもおかしくはありません。いえ、お腹には既に育っているかもしれません。 子を身ごもってからでは遅いのです。 あんな素晴らしい男性、キュリール様が手放せないのも頷けますが、カダール様のことを想うならどうか潔く身を引いてカダール様の幸せを願ってあげてください」 伯爵家にいきなりやってきた女(ナリッタ)はそういった。 女は小説を読むかのように旦那とのなれそめから今までの話を話した。 妻であるキュリールは彼女の存在を今日まで知らなかった。 だから恥じた。 「こんなにもあの人のことを愛してくださる方がいるのにそれを阻んでいたなんて私はなんて野暮なのかしら。 本当に恥ずかしい… 私は潔く身を引くことにしますわ………」 そう言って女がサインした書類を神殿にもっていくことにする。 「私もあなたたちの真実の愛の前には敵いそうもないもの。 私は急ぎ神殿にこの書類を持っていくわ。 手続きが終わり次第、あの人にあなたの元へ向かうように伝えるわ。 そうだわ、私からお祝いとしていくつか宝石をプレゼントさせて頂きたいの。リボンもお付けしていいかしら。可愛らしいあなたととてもよく合うと思うの」 こうして一つの夫婦の姿が形を変えていく。 --------------------------------------------- ※架空のお話です。 ※設定が甘い部分があるかと思います。「仕方ないなぁ」とお赦しくださいませ。 ※現実世界とは異なりますのでご理解ください。

お嬢様はお亡くなりになりました。

豆狸
恋愛
「お嬢様は……十日前にお亡くなりになりました」 「な……なにを言っている?」

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

旧陸軍の天才?に転生したので大東亜戦争に勝ちます

竹本田重朗
ファンタジー
転生石原閣下による大東亜戦争必勝論 東亜連邦を志した同志達よ、ごきげんようである。どうやら、私は旧陸軍の石原莞爾に転生してしまったらしい。これは神の思し召しなのかもしれない。どうであれ、現代日本のような没落を回避するために粉骨砕身で働こうじゃないか。東亜の同志と手を取り合って真なる独立を掴み取るまで… ※超注意書き※ 1.政治的な主張をする目的は一切ありません 2.そのため政治的な要素は「濁す」又は「省略」することがあります 3.あくまでもフィクションのファンタジーの非現実です 4.そこら中に無茶苦茶が含まれています 5.現実的に存在する如何なる国家や地域、団体、人物と関係ありません 6.カクヨムとマルチ投稿 以上をご理解の上でお読みください

処理中です...