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駄3話 わたしの、暮らし
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イタバシク時代と違って、シナノマチのお寺生活は快適そのものだわ。
なんといっても、住居、本堂を合わせた家屋も広いし、境内も、わたしにすれば、ちょっとした公園並みに広いんだもの。
家屋では、お気に入りの場所がたくさんあるわ。
まずは、ご主人様が寝るお布団の上。正確に言うと、布団に寝ているご主人様のお腹の上ね。ご主事様って、若いのにお腹がぷっくり出ていて、そこに座っているとなんだか安心するのよ。ベストポジションは、ご主事様の脚の方に私が顔を向けて座る座り方ね。で、わたしの長い尻尾を左右に動かしてご主人様の顔をなでるの。これが、ほんと、気持ち良いの。ご主事様が深い眠りに入っているときはラッキーよね。5分くらいは気持ち良いことできるから。でも、最後は「ケナログ!やめ~い!」って言いながらご主人様が起き上がってしまうんだけどね。
次のお気に入りの場所が、居間にあるマッサージ機の背もたれの頭を置く所。高い場所だし、横向きに座るとなんだか落ち着くベストポジションになるの。ご主人様のお母さん、実は、猫も犬も嫌いで、つがいのインコを鳥かごの中で飼っているんだけど、そのお母さんがマッサージ機に座ろうとして「ほれ!シッシ!」なんて昔風の言い方で私のことを追い出すまで、って限定なんだけどね。
次にお気に入りなのが、本堂にあるシュミダンって呼ばれている場所。此処はね、ハードルが高いのよ。なんといっても、シュミダンにはこのお寺の本尊様が安置されている神聖な場所だから、って、お寺なのに「神聖」って変かしらね。でも、「仏聖」っていうと、どうやら、仏に供える米飯のことをいうみたいだから、やっぱり、神聖で(笑)。わたしがシュミダンの上で寝そべっていると、さすがに、ご主人様でも追い出しちゃうの。
嗚呼、だいぶ字数が増えちゃったから、続きは今度いずれまたの機会に。
にゃあ~
なんといっても、住居、本堂を合わせた家屋も広いし、境内も、わたしにすれば、ちょっとした公園並みに広いんだもの。
家屋では、お気に入りの場所がたくさんあるわ。
まずは、ご主人様が寝るお布団の上。正確に言うと、布団に寝ているご主人様のお腹の上ね。ご主事様って、若いのにお腹がぷっくり出ていて、そこに座っているとなんだか安心するのよ。ベストポジションは、ご主事様の脚の方に私が顔を向けて座る座り方ね。で、わたしの長い尻尾を左右に動かしてご主人様の顔をなでるの。これが、ほんと、気持ち良いの。ご主事様が深い眠りに入っているときはラッキーよね。5分くらいは気持ち良いことできるから。でも、最後は「ケナログ!やめ~い!」って言いながらご主人様が起き上がってしまうんだけどね。
次のお気に入りの場所が、居間にあるマッサージ機の背もたれの頭を置く所。高い場所だし、横向きに座るとなんだか落ち着くベストポジションになるの。ご主人様のお母さん、実は、猫も犬も嫌いで、つがいのインコを鳥かごの中で飼っているんだけど、そのお母さんがマッサージ機に座ろうとして「ほれ!シッシ!」なんて昔風の言い方で私のことを追い出すまで、って限定なんだけどね。
次にお気に入りなのが、本堂にあるシュミダンって呼ばれている場所。此処はね、ハードルが高いのよ。なんといっても、シュミダンにはこのお寺の本尊様が安置されている神聖な場所だから、って、お寺なのに「神聖」って変かしらね。でも、「仏聖」っていうと、どうやら、仏に供える米飯のことをいうみたいだから、やっぱり、神聖で(笑)。わたしがシュミダンの上で寝そべっていると、さすがに、ご主人様でも追い出しちゃうの。
嗚呼、だいぶ字数が増えちゃったから、続きは今度いずれまたの機会に。
にゃあ~
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