51 / 74
新章
新章第4話 仲睦まじい二人は不変
しおりを挟む
「どういうことだ!魂が弱まってるだと!?」
明らかに動揺を声に出し、アリスを見つめるマリオンから殺気がだだ漏れる。しかし、アリスの力で治せると思い込んでいたマリオンは、エルメの前だと気付き場所を変えようとしたが、今更過ぎた。
マリオンが口を開くよりも先にエルメがお願いした。
(アリスったら、そんなことも分かるの!?さすが癒やしの乙女!フフフッ)
「アリス、詳しく教えて」
これにアリスは躊躇することなく、打ち明ける。
アリスによると、エルメの中の魂の光が弱まっているというのだ。どんな人間でも器の中で魂が光を放っており、死期が近くなると、それが弱まるそうだ。だからエルメの心臓も弱くなっていると・・・
しかし、エルメの場合は少し違った。魂の放つ光が弱いのは変わらないが、その光の奥でもう一つの魂が鈍い光を放っているというのだ。まるで今の魂が消えたら乗っ取るかのようだと、アリスは言った。
更に弱くなっているのは転生者であるエルメ自身の魂で間違いないが、その奥の魂に心当たりがあるとまで言った。
「エルメの生命を吸い取るような愚かな魂は誰のものだ」
「申し訳ありませんが、殿下。まだ確証はありませんし、解決策を見出しておりませんので、この先はその策を得てからお話しします」
このアリスの言葉にエルメも「そうだよ。焦るなんてマリオンらしくないよ」と同意すると、マリオンも引き下がるしかなかった。
マリオンから「あ~、くそっ・・分かった。だがいつまでも私が待てると思うなよ」と釘を刺されると、アリスは飄々とした表情で言った。
「このアリス・サルコール、エルメ様のためでしたら苦労を厭わないですが、あまり乙女の力を頼りにしないで下さいね、マリオン殿下」
◇◇◇◇◇
「私、死んじゃうのかな」
アリスが帰った後、不安を口にするエルメ。しかしその表情は、落ち着いて見える。
「なっ!!馬鹿なことを言うな。私が君を先に逝かせるわけないだろう?」
「あら?じゃあ、いつかマリオンは私を置いて先に死んじゃうの?そんなの寂しい」
「私たちが死ぬと思うのか?そんなわけないだろう?」
「フフッ、私の旦那様は傲慢ね。人が迎える死は平等なんだよ」
そう言うと、エルメは優しく微笑み、そっと目を閉じた。
すぐに重なる唇は次第に激しさを増し、お互いを求め合うように舌を絡め合う。
「・・んぅ・・ 」
エルメの口から漏れ出る吐息。そしてマリオンの腕が彼女の壊れそうに細い身体を閉じ込めると、ベッドへと倒れ込んだ。
唇を離し、まっすぐに向けられる翡翠色の瞳を見つめ返すエルメに、マリオンは不満そうに言う。
「君を独占するお腹の子に嫉妬してしまいそうだな。君を早く抱きつくしたい」
第二子の妊娠が判明してから、当然夜の営みは途絶えていた。妻のことが誰よりも、何よりも大事なマリオンはひたすら耐えていたが、キスだけでエルメを欲する欲情を抑えるには不十分だった。
「それじゃあ、第二皇太子妃でも募集する?」
エルメの冗談混じりの提案に、マリオンは「私が君なしでは生きられないほど、惚れていることを知っているだろう?他の女などイモだぞ」と眉間にシワを寄せた。
(イモって、相変わらず俺様ね。まあ、それでこそ帝国皇太子マリオン・ガイアールなんだけどね)
「ふ~ん、そうなんだ。私はマリオンなしでも、生きていけると思うよ。たぶんね」
いたずらな笑みを浮かべるエルメの一言に、マリオンはやや大袈裟な驚きの表情をつくると、エルメの艶やかな髪を手に取り、口づけを落とした。
「心配する夫をからかった罰だな。私が薬を飲ませてやる」
そう言ってマリオンは、アリスから渡された万能薬の瓶の蓋を口で開けると、中の液体を口に含む。そしてそのままエルメの唇に自分のそれを押し当てて流し込むと、彼女の喉がゴクリと動いた。
「ぅん・・・・あっ、美味しい。ていうか、これは罰じゃなくて、ご褒美にしかならないと思うけど?」
エルメが愉快そうな声とともに尋ねると、マリオンはほんのり赤く染まった妻の頬を手で包み、こちらも楽しげに返した。
「それは奇遇だな。私もいま気づいたところだ」
再び美味だという薬を介した口づけが繰り返され、夫婦の甘い時間が続くかと思われたが、唐突に扉が開かれ学校を終えたリオルが乱入してきたことにより、後ろ髪引かれる思いでマリオンはベッドから下りたのだった。
◇◇◇◇◇
「う~ん、こっちも素敵だけど、これも捨てがたいわね」
そう悩んでいるのは、エルメだ。目の前には可愛らしい女性を連れたアリスがいる。
万能薬を飲んだエルメは、医者の診察でもとりあえず心臓が戻っているという御墨付をもらい、ようやくベッドから解放された。べったりだったマリオンも日中は公務に戻り、いつもの日常が戻っていた。
それでもアリスが、エルメの心臓治療の根本的な解決策を見つけ出すミッションは、継続されていた。
そして今のエルメの悩みのタネ・・・それは次の舞踏会で着用するドレスのデザインだった。
目の前にはたくさんのデザイン画が広げて置かれ、エルメは悩みに悩んで選んだ二点のデザイン画を両手に持ち、どちらにするか頭を悩ませていた。
アリスは前世の記憶を活かし、斬新なデザインのドレスを次々と発売。数年前から社交界で話題となっていた。今ではエルメの普段着からドレスまで彼女のデザインだ。
コルセットレスでも美しく見えるデザインに、貴族令嬢たちは心を奪われ、こぞって着用した。そして皇太子妃御用達という看板が、その人気に拍車をかけていた。
「どちらもエルメ様のためのデザインです。この際、両方作っちゃいましょうよ」
「あら、二着もいらないわよ。だって二着目を着る頃には、この子も生まれて体型変わってるし・・それに国民が働いて納めてくれた大事な税金。無駄使いできないでしょ?」
「え~、あの殿下なら、すぐに三人目を作りそうですけどねぇ」
アリスが恥ずかしげもなく言うと「フフフッ・・それはどうかしら」とエルメははぐらかし、マリオンが自分を欲したセリフを思い出していた。
明らかに動揺を声に出し、アリスを見つめるマリオンから殺気がだだ漏れる。しかし、アリスの力で治せると思い込んでいたマリオンは、エルメの前だと気付き場所を変えようとしたが、今更過ぎた。
マリオンが口を開くよりも先にエルメがお願いした。
(アリスったら、そんなことも分かるの!?さすが癒やしの乙女!フフフッ)
「アリス、詳しく教えて」
これにアリスは躊躇することなく、打ち明ける。
アリスによると、エルメの中の魂の光が弱まっているというのだ。どんな人間でも器の中で魂が光を放っており、死期が近くなると、それが弱まるそうだ。だからエルメの心臓も弱くなっていると・・・
しかし、エルメの場合は少し違った。魂の放つ光が弱いのは変わらないが、その光の奥でもう一つの魂が鈍い光を放っているというのだ。まるで今の魂が消えたら乗っ取るかのようだと、アリスは言った。
更に弱くなっているのは転生者であるエルメ自身の魂で間違いないが、その奥の魂に心当たりがあるとまで言った。
「エルメの生命を吸い取るような愚かな魂は誰のものだ」
「申し訳ありませんが、殿下。まだ確証はありませんし、解決策を見出しておりませんので、この先はその策を得てからお話しします」
このアリスの言葉にエルメも「そうだよ。焦るなんてマリオンらしくないよ」と同意すると、マリオンも引き下がるしかなかった。
マリオンから「あ~、くそっ・・分かった。だがいつまでも私が待てると思うなよ」と釘を刺されると、アリスは飄々とした表情で言った。
「このアリス・サルコール、エルメ様のためでしたら苦労を厭わないですが、あまり乙女の力を頼りにしないで下さいね、マリオン殿下」
◇◇◇◇◇
「私、死んじゃうのかな」
アリスが帰った後、不安を口にするエルメ。しかしその表情は、落ち着いて見える。
「なっ!!馬鹿なことを言うな。私が君を先に逝かせるわけないだろう?」
「あら?じゃあ、いつかマリオンは私を置いて先に死んじゃうの?そんなの寂しい」
「私たちが死ぬと思うのか?そんなわけないだろう?」
「フフッ、私の旦那様は傲慢ね。人が迎える死は平等なんだよ」
そう言うと、エルメは優しく微笑み、そっと目を閉じた。
すぐに重なる唇は次第に激しさを増し、お互いを求め合うように舌を絡め合う。
「・・んぅ・・ 」
エルメの口から漏れ出る吐息。そしてマリオンの腕が彼女の壊れそうに細い身体を閉じ込めると、ベッドへと倒れ込んだ。
唇を離し、まっすぐに向けられる翡翠色の瞳を見つめ返すエルメに、マリオンは不満そうに言う。
「君を独占するお腹の子に嫉妬してしまいそうだな。君を早く抱きつくしたい」
第二子の妊娠が判明してから、当然夜の営みは途絶えていた。妻のことが誰よりも、何よりも大事なマリオンはひたすら耐えていたが、キスだけでエルメを欲する欲情を抑えるには不十分だった。
「それじゃあ、第二皇太子妃でも募集する?」
エルメの冗談混じりの提案に、マリオンは「私が君なしでは生きられないほど、惚れていることを知っているだろう?他の女などイモだぞ」と眉間にシワを寄せた。
(イモって、相変わらず俺様ね。まあ、それでこそ帝国皇太子マリオン・ガイアールなんだけどね)
「ふ~ん、そうなんだ。私はマリオンなしでも、生きていけると思うよ。たぶんね」
いたずらな笑みを浮かべるエルメの一言に、マリオンはやや大袈裟な驚きの表情をつくると、エルメの艶やかな髪を手に取り、口づけを落とした。
「心配する夫をからかった罰だな。私が薬を飲ませてやる」
そう言ってマリオンは、アリスから渡された万能薬の瓶の蓋を口で開けると、中の液体を口に含む。そしてそのままエルメの唇に自分のそれを押し当てて流し込むと、彼女の喉がゴクリと動いた。
「ぅん・・・・あっ、美味しい。ていうか、これは罰じゃなくて、ご褒美にしかならないと思うけど?」
エルメが愉快そうな声とともに尋ねると、マリオンはほんのり赤く染まった妻の頬を手で包み、こちらも楽しげに返した。
「それは奇遇だな。私もいま気づいたところだ」
再び美味だという薬を介した口づけが繰り返され、夫婦の甘い時間が続くかと思われたが、唐突に扉が開かれ学校を終えたリオルが乱入してきたことにより、後ろ髪引かれる思いでマリオンはベッドから下りたのだった。
◇◇◇◇◇
「う~ん、こっちも素敵だけど、これも捨てがたいわね」
そう悩んでいるのは、エルメだ。目の前には可愛らしい女性を連れたアリスがいる。
万能薬を飲んだエルメは、医者の診察でもとりあえず心臓が戻っているという御墨付をもらい、ようやくベッドから解放された。べったりだったマリオンも日中は公務に戻り、いつもの日常が戻っていた。
それでもアリスが、エルメの心臓治療の根本的な解決策を見つけ出すミッションは、継続されていた。
そして今のエルメの悩みのタネ・・・それは次の舞踏会で着用するドレスのデザインだった。
目の前にはたくさんのデザイン画が広げて置かれ、エルメは悩みに悩んで選んだ二点のデザイン画を両手に持ち、どちらにするか頭を悩ませていた。
アリスは前世の記憶を活かし、斬新なデザインのドレスを次々と発売。数年前から社交界で話題となっていた。今ではエルメの普段着からドレスまで彼女のデザインだ。
コルセットレスでも美しく見えるデザインに、貴族令嬢たちは心を奪われ、こぞって着用した。そして皇太子妃御用達という看板が、その人気に拍車をかけていた。
「どちらもエルメ様のためのデザインです。この際、両方作っちゃいましょうよ」
「あら、二着もいらないわよ。だって二着目を着る頃には、この子も生まれて体型変わってるし・・それに国民が働いて納めてくれた大事な税金。無駄使いできないでしょ?」
「え~、あの殿下なら、すぐに三人目を作りそうですけどねぇ」
アリスが恥ずかしげもなく言うと「フフフッ・・それはどうかしら」とエルメははぐらかし、マリオンが自分を欲したセリフを思い出していた。
21
お気に入りに追加
2,272
あなたにおすすめの小説

転生令嬢の涙 〜泣き虫な悪役令嬢は強気なヒロインと張り合えないので代わりに王子様が罠を仕掛けます〜
矢口愛留
恋愛
【タイトル変えました】
公爵令嬢エミリア・ブラウンは、突然前世の記憶を思い出す。
この世界は前世で読んだ小説の世界で、泣き虫の日本人だった私はエミリアに転生していたのだ。
小説によるとエミリアは悪役令嬢で、婚約者である王太子ラインハルトをヒロインのプリシラに奪われて嫉妬し、悪行の限りを尽くした挙句に断罪される運命なのである。
だが、記憶が蘇ったことで、エミリアは悪役令嬢らしからぬ泣き虫っぷりを発揮し、周囲を翻弄する。
どうしてもヒロインを排斥できないエミリアに代わって、実はエミリアを溺愛していた王子と、その側近がヒロインに罠を仕掛けていく。
それに気づかず小説通りに王子を籠絡しようとするヒロインと、その涙で全てをかき乱してしまう悪役令嬢と、間に挟まれる王子様の学園生活、その意外な結末とは――?
*異世界ものということで、文化や文明度の設定が緩めですがご容赦下さい。
*「小説家になろう」様、「カクヨム」様にも掲載しています。

【コミカライズ決定】地味令嬢は冤罪で処刑されて逆行転生したので、華麗な悪女を目指します!~目隠れ美形の天才王子に溺愛されまして~
胡蝶乃夢
恋愛
婚約者である王太子の望む通り『理想の淑女』として尽くしてきたにも関わらず、婚約破棄された挙句に冤罪で処刑されてしまった公爵令嬢ガーネット。
時間が遡り目覚めたガーネットは、二度と自分を犠牲にして尽くしたりしないと怒り、今度は自分勝手に生きる『華麗な悪女』になると決意する。
王太子の弟であるルベリウス王子にガーネットは留学をやめて傍にいて欲しいと願う。
処刑された時、留学中でいなかった彼がガーネットの傍にいることで運命は大きく変わっていく。
これは、不憫な地味令嬢が華麗な悪女へと変貌して周囲を魅了し、幼馴染の天才王子にも溺愛され、ざまぁして幸せになる物語です。


誰からも愛されない悪役令嬢に転生したので、自由気ままに生きていきたいと思います。
木山楽斗
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢であるエルファリナに転生した私は、彼女のその境遇に対して深い悲しみを覚えていた。
彼女は、家族からも婚約者からも愛されていない。それどころか、その存在を疎まれているのだ。
こんな環境なら歪んでも仕方ない。そう思う程に、彼女の境遇は悲惨だったのである。
だが、彼女のように歪んでしまえば、ゲームと同じように罪を暴かれて牢屋に行くだけだ。
そのため、私は心を強く持つしかなかった。悲惨な結末を迎えないためにも、どんなに不当な扱いをされても、耐え抜くしかなかったのである。
そんな私に、解放される日がやって来た。
それは、ゲームの始まりである魔法学園入学の日だ。
全寮制の学園には、歪な家族は存在しない。
私は、自由を得たのである。
その自由を謳歌しながら、私は思っていた。
悲惨な境遇から必ず抜け出し、自由気ままに生きるのだと。

悪役令嬢がヒロインからのハラスメントにビンタをぶちかますまで。
倉桐ぱきぽ
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢に転生した私は、ざまぁ回避のため、まじめに生きていた。
でも、ヒロイン(転生者)がひどい!
彼女の嘘を信じた推しから嫌われるし。無実の罪を着せられるし。そのうえ「ちゃんと悪役やりなさい」⁉
シナリオ通りに進めたいヒロインからのハラスメントは、もう、うんざり!
私は私の望むままに生きます!!
本編+番外編3作で、40000文字くらいです。
⚠途中、視点が変わります。サブタイトルをご覧下さい。

十分我慢しました。もう好きに生きていいですよね。
りまり
恋愛
三人兄弟にの末っ子に生まれた私は何かと年子の姉と比べられた。
やれ、姉の方が美人で気立てもいいだとか
勉強ばかりでかわいげがないだとか、本当にうんざりです。
ここは辺境伯領に隣接する男爵家でいつ魔物に襲われるかわからないので男女ともに剣術は必需品で当たり前のように習ったのね姉は野蛮だと習わなかった。
蝶よ花よ育てられた姉と仕来りにのっとりきちんと習った私でもすべて姉が優先だ。
そんな生活もううんざりです
今回好機が訪れた兄に変わり討伐隊に参加した時に辺境伯に気に入られ、辺境伯で働くことを赦された。
これを機に私はあの家族の元を去るつもりです。

悪役令嬢ですが、当て馬なんて奉仕活動はいたしませんので、どうぞあしからず!
たぬきち25番
恋愛
気が付くと私は、ゲームの中の悪役令嬢フォルトナに転生していた。自分は、婚約者のルジェク王子殿下と、ヒロインのクレアを邪魔する悪役令嬢。そして、ふと気が付いた。私は今、強大な権力と、惚れ惚れするほどの美貌と身体、そして、かなり出来の良い頭を持っていた。王子も確かにカッコイイけど、この世界には他にもカッコイイ男性はいる、王子はヒロインにお任せします。え? 当て馬がいないと物語が進まない? ごめんなさい、王子殿下、私、自分のことを優先させて頂きまぁ~す♡
※マルチエンディングです!!
コルネリウス(兄)&ルジェク(王子)好きなエンディングをお迎えください m(_ _)m
2024.11.14アイク(誰?)ルートをスタートいたしました。
楽しんで頂けると幸いです。

[完結]7回も人生やってたら無双になるって
紅月
恋愛
「またですか」
アリッサは望まないのに7回目の人生の巻き戻りにため息を吐いた。
驚く事に今までの人生で身に付けた技術、知識はそのままだから有能だけど、いつ巻き戻るか分からないから結婚とかはすっかり諦めていた。
だけど今回は違う。
強力な仲間が居る。
アリッサは今度こそ自分の人生をまっとうしようと前を向く事にした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる