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81. 見つめる未来-1
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隣にある温もりを感じながら迎えた、清々しいほど目覚めの良い朝。目を開けるなり「敬介、コーヒー飲みたい」と言う奈央の為に、そそくさと起き上った身体には気だるさがなく、驚くほどに軽かった。
蒸し加減に気を配りながら淹れたコーヒーを差し出せば、朝の光を受け幸せそうに飲む奈央の顔は本当に綺麗で……。
朝っぱらから、身動きがとれなくなるほど見惚れてしまいそうになる自分に喝を入れ、まだコーヒーを飲んでいる奈央に未練を残しながらも先に家を出た俺は、誰よりも早く教室へと向かった。
奈央が休む前に向けられてた好奇の眼差し。
今日から登校する奈央にはまた、そんな多くの目が向けられるかもしれない。
奈央なら大丈夫と思ってはいても、少しでも居心地の悪い状況であれば救ってやりたいし、教師としてちゃんと出迎えてもやりたい。
そう思ってたのは、何も俺一人じゃなかったらしい。
「うわっ、もういるよ」
人の顔を見るなり朝の挨拶もすっ飛ばし、俺より数分遅れて教室に入って来たのは林田で、その後ろには裕樹もいた。
「おはよー。つーか、いちゃ悪りぃか! 裕樹ならともかく、林田にとっちゃ、まだ夢ン中にいる時間なのに早すぎだろ」
「そりゃあね、奈央が戻って来るのに、私達が出迎えないでどうすんのよ! それに、奈央の顔拝んだら、しっかり夢の続きは見るしね」
教師を前に、堂々の居眠り宣言をした林田と、口元を緩ませている裕樹。
自分と同じように、奈央への想いが大きいが故に、早く登校せずにはいられなかったのだろうと、俺の表情は自然と緩む。
我慢を強いられてきたこの二人。心配や不安と葛藤しながら待つ身は、苦しみを伴っていたに違いない。それは、俺も身にしみて分かっている。けれどそれも、今の奈央の姿を見たら報われるだろう。元気になった奈央の顔を、早く見せてやりたい、そう思った。
時間が経つ毎に、一人増え二人増え、徐々に騒がしくなる教室。
それが、合せたようにピタリと止まったのは、約二週間ぶりに奈央が教室に入って来た時だった。
久しぶりに顔を出したクラスメイトに向けられるのは、驚きや様子を窺う入り混じった眼差し。
それらを蹴散らすように沈黙を引き裂く。
「おぅ、水野! 体調良くなって良かったな! また今日から頑張れよ」
教室にある自分の机に座ったまま、俺が白々しく声を大にして言えば、
「奈央! おはよう」
俺の傍で、躊躇わずに奈央を名前で呼んで声を掛けた林田と、
「おはよう」
それに続いた裕樹。
周りの視線を一気に引き受けたままの奈央は、動じることなく一直線に俺達三人がいる方へとやって来た。
「先生、ご心配お掛けしました。もう体調の方も問題ありません」
俺に負けじと白々しく返した奈央は、ニッコリと余裕の笑みまで見せ、どうやら優等生としての顔を、再び貼り付けるという選択をしたようだ。
急に素のままを晒せば、奈央の威嚇的冷たい視線により周りは驚愕するだろうし、更には恐怖もするだろう。優等生であったはずの真の姿が、対極にあるものだと知れば、意外性が先立ちその驚愕も量りしれない。
奈央がこれ以上話題の中心にいて騒がれるのを避けるためにも、残りの高校生活を怯えて過ごすには、あまりにも不憫過ぎる他の生徒達の為にも、今まで通り優等生の仮面を被った方が良いと判断したのは、賢い選択だと言える。
しかし、ただ一つ。奈央が自らの意思により崩したものもあった。
我慢を強いられて来た二人に、ゆっくりと合せられた瞳。
「由香、ヒロ、ただいま」
声は小さくとも、ハッキリとそう二人に告げた奈央は、窓から差し込む光の筋にも負けないほど、温もりある笑みを浮かべていた。
優等生としてすら接することを拒否していた奈央が、林田を由香と呼び、ヒロに対してもまたそれは同じで。
“おはよう"ではなく、“ただいま"を選んだ奈央はきっと、二週間ぶりにこの場所へと帰って来たから言ったわけじゃない。
それは、心を遠くに置いていた奈央が、本当の意味で戻って来たんだと知ら示すように、自ら作った壁を崩した意志表示だ。
たった一言に乗せた想いが本心であると、透き通った目映いばかりの瞳が物語っていた。
微笑を返した林田が涙を滲ませたのも、裕樹が白い歯を見せ、「お帰り」と言ったのも、遠巻きに見ていた生徒達には分からなかっただろうけれど。だが、奈央を中心に和やかな雰囲気に包まれる様子を目の当たりにすれば、多くの者は、奈央は一時的に体調不良だっただけ、そういう認識に至ったに違いない。
「よーし、全員そろったし朝のSHR始めるぞー」
声を掛ければ、止まっていた時間が動き出すように、いつも通りの騒がしさを取り戻していった教室内。
奈央達三人の組み合わに、不思議そうにする生徒は若干いたものの、何事もなかったように振る舞う奈央に、必要以上な視線はそれ以降向けられることはなく、今日と言う日は穏やかに流れて行った。
*
「沢谷先生? 水野さん元気になって良かったわね。私のところにも挨拶に来てくれたのよ」
昼休み、そう話し掛けて来たのは福島先生だ。奈央は休み時間に福島先生を探して、お礼を言いに来たらしい。
奈央の笑顔に一点の曇りもなかった。そう付け加えた福島先生は上機嫌で、いつにも増してエネルギッシュに動き回っているように見える。
勿論、それは俺にしても同じだ。奈央が帰ってきたことで心にゆとりが出来たせいか、六時間目の空き時間にあたる今。職員室でやらなきゃならない書類の整理も、面白いほどに捗っている。
家に帰れば、奈央が作ってくれる温かい夕飯がある。何より、奈央との二人きりの時間が待っている。家に帰る楽しみがあると思うと、俄然仕事にも意欲が湧いてくるもので、どんな面倒くさい書類も苦にも感じない。
まさか俺が、女でこうも変わるなんてな。
一人じゃ憂鬱で仕方なかった時間も忘れ、今夜帰宅する俺の足取りは、恐ろしいくらいに軽く速いに違いない。そんな単純な自分を想像し、
やべぇ、気引き締めねぇと。
零れそうになる自嘲的な笑みを噛み殺した。
第一、放課後には奈央との二者面談がある。受験生として大事な時だ。一教師として、一緒にちゃんと向き合ってやりたい。
午後も数時間を過ぎて緩みだす自分に気合いを入れ直し、その後のHRをしっかり終わらせた俺は、放課後の二者面談へと臨んだ。
帰りのHRを終わらせ、進路調査票を取りに一旦職員室に戻る。
再び教室へと足を踏み入れれば、流石は受験生と言うべきか、残っている生徒は他にはなく、空っぽになった教室で一人、奈央は開け放った窓辺に佇んでいた。
俺の足音にも気付かず、外を見ている奈央。
聞こえてくる吹奏楽部の演奏のせいで、俺の気配に気付かないのかもしれない。
そよぐ風に髪を靡なびかせながら、動かないでいる奈央との距離を詰め、
「悪い、待たせたな」
そう声を掛ければ、漸くオレンジ色に支配されつつある外から視線を外した奈央が振り返った。
「いえ、こちらこそ先生に時間取らせてすみません」
二人きりになっても、優等生の態度を貫き通す奈央に苦笑が零れる。
「いや大丈夫だ。大事なことだからな」
そう言いながら、胸の内では奈央の徹底ぶりを少しは見習わないと、と教室で二人きりの現状に、妙な照れを感じていた俺は、反省しながら机を二つ向かい合わせた。
「じゃ、始めるか」
対面上に座るや否や、
「K大は受験しないことにしました」
予想通りの内容を奈央が口にした。
「そうか。じゃあ、元々希望してた大学を第一志望に考えてるのか?」
机の上に開いた進路調査票に、受験先変更の旨を書きこみながら問い訪ねれば、
「…………いえ」
返って来た意外な答えに、顔を上げ首を僅かに傾けた。
「他に行きたい大学でもあるのか?」
ボールペンを持ったまま確認する俺の前で、奈央は言葉にするのを躊躇うように顔を俯かせる。
しかし次の瞬間。意を決したように顔を上げ、奈央は俺を真っ直ぐに見据えた。
「卒業と同時に、N.Yへ行きます」
指先からボールペンがぽとりと落ちると同時、忽ちに無音の世界にでも閉じ込められたような感覚に陥る。
冷たい風に運ばれ、届けられているだろう吹奏楽の音色さえ、もう俺の耳には入っては来なかった。
蒸し加減に気を配りながら淹れたコーヒーを差し出せば、朝の光を受け幸せそうに飲む奈央の顔は本当に綺麗で……。
朝っぱらから、身動きがとれなくなるほど見惚れてしまいそうになる自分に喝を入れ、まだコーヒーを飲んでいる奈央に未練を残しながらも先に家を出た俺は、誰よりも早く教室へと向かった。
奈央が休む前に向けられてた好奇の眼差し。
今日から登校する奈央にはまた、そんな多くの目が向けられるかもしれない。
奈央なら大丈夫と思ってはいても、少しでも居心地の悪い状況であれば救ってやりたいし、教師としてちゃんと出迎えてもやりたい。
そう思ってたのは、何も俺一人じゃなかったらしい。
「うわっ、もういるよ」
人の顔を見るなり朝の挨拶もすっ飛ばし、俺より数分遅れて教室に入って来たのは林田で、その後ろには裕樹もいた。
「おはよー。つーか、いちゃ悪りぃか! 裕樹ならともかく、林田にとっちゃ、まだ夢ン中にいる時間なのに早すぎだろ」
「そりゃあね、奈央が戻って来るのに、私達が出迎えないでどうすんのよ! それに、奈央の顔拝んだら、しっかり夢の続きは見るしね」
教師を前に、堂々の居眠り宣言をした林田と、口元を緩ませている裕樹。
自分と同じように、奈央への想いが大きいが故に、早く登校せずにはいられなかったのだろうと、俺の表情は自然と緩む。
我慢を強いられてきたこの二人。心配や不安と葛藤しながら待つ身は、苦しみを伴っていたに違いない。それは、俺も身にしみて分かっている。けれどそれも、今の奈央の姿を見たら報われるだろう。元気になった奈央の顔を、早く見せてやりたい、そう思った。
時間が経つ毎に、一人増え二人増え、徐々に騒がしくなる教室。
それが、合せたようにピタリと止まったのは、約二週間ぶりに奈央が教室に入って来た時だった。
久しぶりに顔を出したクラスメイトに向けられるのは、驚きや様子を窺う入り混じった眼差し。
それらを蹴散らすように沈黙を引き裂く。
「おぅ、水野! 体調良くなって良かったな! また今日から頑張れよ」
教室にある自分の机に座ったまま、俺が白々しく声を大にして言えば、
「奈央! おはよう」
俺の傍で、躊躇わずに奈央を名前で呼んで声を掛けた林田と、
「おはよう」
それに続いた裕樹。
周りの視線を一気に引き受けたままの奈央は、動じることなく一直線に俺達三人がいる方へとやって来た。
「先生、ご心配お掛けしました。もう体調の方も問題ありません」
俺に負けじと白々しく返した奈央は、ニッコリと余裕の笑みまで見せ、どうやら優等生としての顔を、再び貼り付けるという選択をしたようだ。
急に素のままを晒せば、奈央の威嚇的冷たい視線により周りは驚愕するだろうし、更には恐怖もするだろう。優等生であったはずの真の姿が、対極にあるものだと知れば、意外性が先立ちその驚愕も量りしれない。
奈央がこれ以上話題の中心にいて騒がれるのを避けるためにも、残りの高校生活を怯えて過ごすには、あまりにも不憫過ぎる他の生徒達の為にも、今まで通り優等生の仮面を被った方が良いと判断したのは、賢い選択だと言える。
しかし、ただ一つ。奈央が自らの意思により崩したものもあった。
我慢を強いられて来た二人に、ゆっくりと合せられた瞳。
「由香、ヒロ、ただいま」
声は小さくとも、ハッキリとそう二人に告げた奈央は、窓から差し込む光の筋にも負けないほど、温もりある笑みを浮かべていた。
優等生としてすら接することを拒否していた奈央が、林田を由香と呼び、ヒロに対してもまたそれは同じで。
“おはよう"ではなく、“ただいま"を選んだ奈央はきっと、二週間ぶりにこの場所へと帰って来たから言ったわけじゃない。
それは、心を遠くに置いていた奈央が、本当の意味で戻って来たんだと知ら示すように、自ら作った壁を崩した意志表示だ。
たった一言に乗せた想いが本心であると、透き通った目映いばかりの瞳が物語っていた。
微笑を返した林田が涙を滲ませたのも、裕樹が白い歯を見せ、「お帰り」と言ったのも、遠巻きに見ていた生徒達には分からなかっただろうけれど。だが、奈央を中心に和やかな雰囲気に包まれる様子を目の当たりにすれば、多くの者は、奈央は一時的に体調不良だっただけ、そういう認識に至ったに違いない。
「よーし、全員そろったし朝のSHR始めるぞー」
声を掛ければ、止まっていた時間が動き出すように、いつも通りの騒がしさを取り戻していった教室内。
奈央達三人の組み合わに、不思議そうにする生徒は若干いたものの、何事もなかったように振る舞う奈央に、必要以上な視線はそれ以降向けられることはなく、今日と言う日は穏やかに流れて行った。
*
「沢谷先生? 水野さん元気になって良かったわね。私のところにも挨拶に来てくれたのよ」
昼休み、そう話し掛けて来たのは福島先生だ。奈央は休み時間に福島先生を探して、お礼を言いに来たらしい。
奈央の笑顔に一点の曇りもなかった。そう付け加えた福島先生は上機嫌で、いつにも増してエネルギッシュに動き回っているように見える。
勿論、それは俺にしても同じだ。奈央が帰ってきたことで心にゆとりが出来たせいか、六時間目の空き時間にあたる今。職員室でやらなきゃならない書類の整理も、面白いほどに捗っている。
家に帰れば、奈央が作ってくれる温かい夕飯がある。何より、奈央との二人きりの時間が待っている。家に帰る楽しみがあると思うと、俄然仕事にも意欲が湧いてくるもので、どんな面倒くさい書類も苦にも感じない。
まさか俺が、女でこうも変わるなんてな。
一人じゃ憂鬱で仕方なかった時間も忘れ、今夜帰宅する俺の足取りは、恐ろしいくらいに軽く速いに違いない。そんな単純な自分を想像し、
やべぇ、気引き締めねぇと。
零れそうになる自嘲的な笑みを噛み殺した。
第一、放課後には奈央との二者面談がある。受験生として大事な時だ。一教師として、一緒にちゃんと向き合ってやりたい。
午後も数時間を過ぎて緩みだす自分に気合いを入れ直し、その後のHRをしっかり終わらせた俺は、放課後の二者面談へと臨んだ。
帰りのHRを終わらせ、進路調査票を取りに一旦職員室に戻る。
再び教室へと足を踏み入れれば、流石は受験生と言うべきか、残っている生徒は他にはなく、空っぽになった教室で一人、奈央は開け放った窓辺に佇んでいた。
俺の足音にも気付かず、外を見ている奈央。
聞こえてくる吹奏楽部の演奏のせいで、俺の気配に気付かないのかもしれない。
そよぐ風に髪を靡なびかせながら、動かないでいる奈央との距離を詰め、
「悪い、待たせたな」
そう声を掛ければ、漸くオレンジ色に支配されつつある外から視線を外した奈央が振り返った。
「いえ、こちらこそ先生に時間取らせてすみません」
二人きりになっても、優等生の態度を貫き通す奈央に苦笑が零れる。
「いや大丈夫だ。大事なことだからな」
そう言いながら、胸の内では奈央の徹底ぶりを少しは見習わないと、と教室で二人きりの現状に、妙な照れを感じていた俺は、反省しながら机を二つ向かい合わせた。
「じゃ、始めるか」
対面上に座るや否や、
「K大は受験しないことにしました」
予想通りの内容を奈央が口にした。
「そうか。じゃあ、元々希望してた大学を第一志望に考えてるのか?」
机の上に開いた進路調査票に、受験先変更の旨を書きこみながら問い訪ねれば、
「…………いえ」
返って来た意外な答えに、顔を上げ首を僅かに傾けた。
「他に行きたい大学でもあるのか?」
ボールペンを持ったまま確認する俺の前で、奈央は言葉にするのを躊躇うように顔を俯かせる。
しかし次の瞬間。意を決したように顔を上げ、奈央は俺を真っ直ぐに見据えた。
「卒業と同時に、N.Yへ行きます」
指先からボールペンがぽとりと落ちると同時、忽ちに無音の世界にでも閉じ込められたような感覚に陥る。
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