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プロローグ 〜日常〜

非日常

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「ここに来たのは手違いでして…」
「はい?」
「先程言った通り私は女神として死んでしまった魂の案内をしているんです。ですがどうゆうわけかあなたは死んでいないのにここに来てしまった。という状況です」
「そう言われても。俺は元の世界に帰れるんですか?」
「残念ながらそれはできないんです…」
「え!?」
「でも1つ提案があります。元の世界には帰ることは出来ませんが、別の世界に転移という形でなら今の記憶、体をそのままで生きることができます。もちろんこちら側の手違いですのであなたの希望はできる限り叶えようとは思います。」
「家族に会えないのは寂しいな。でも死ぬよりはマシかな。その案でお願いします。ちなみにそこはどうゆう世界なんですか?」
「魔物がいる世界です。元の世界より危険になってます。しかしその世界の人々は魔法や剣などで魔物に対抗しています。」
「俺は魔法を使えるようになるんですか?」
「それはこちらでどうにかします。なので安心してください。他になにか希望や心配なことはありますか?」
「そこで何も困らないようにしてください。それだけでいいです。」
「分かりました。では異世界に転移させていただきます。」
クラッ
急に眠気が。やばい。寝てしま…


目を覚ますと俺は道の真ん中に倒れてた。コンクリートで塗装されている訳でもなく、周りも木で囲まれている。まるで田舎のような景色だ。服装は寝る前に着ていたのと変わっておらず、腰には剣が吊るされていた。本当に異世界に来てしまったらしい。
ここからどうすればいいのだろうか。とりあえず道沿いに歩いてみる。すると奥の方から何か音が聞こえる。近づくと人影が見えた。そこには人と何かが戦っているように見える。あれは女神の言っていた魔物なのだろうか。よく見てみると人間の方が劣勢に見える。俺はとりあえず腰にある剣を抜いて走った。もちろん剣を使うのは初めてだが人が困っているのを見過ごす訳にはいかない。

異世界冒険譚スタート
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