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困った人達
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「さて、先程の返事を貰おうか。謝罪は、何に対しての謝罪だ」
シーリンス王国の国王はじめ、キャロラインの父親である宰相すらも顔を強ばらせて言葉を失っているが、流石と言うべきか愚か者はやはり愚か者であった。
「謝罪?シャーロットさま様が謝ってくれるなら、私は許します。シャーロット様が謝って私が皇帝と結婚すれば解決ですよね。サフィーラ皇帝は私じゃなくてシャーロット様はが帝国に来たのを怒っているんですもの」
切り替えが早いと褒めるべきなのか先程言われた事などなかったかのようにサフィーラに近ずきながら、キャロラインは両手を胸の前で組んで握りしめながら儚げに怯えたような目をシャーロットに向けた。
「虐められた事も、私を騙してシャーロット様がヴァルドーラ帝国に来た事も、謝ってくだされば許しますわ。辛かったけれど、シャーロット様も幸せになりたかったのですよね。バーライト様に愛されなかったから、私に辛く当たっていたのですもの」
悲しそうにか細い声で瞳を潤ませながらシャーロットにそう言うと、サフィーラの腕に縋りつこうとする。
サフィーラは縋りつかれる前に振り払うと、護衛に命じてキャロラインを取り押さえさせた。
「流石だな。そうやって誑し込んできたのだろうが、私には通用しない」
儚げで可憐なキャロラインが弱々しく涙を浮かべる姿に冷たい瞳を向けるサフィーラ、そんな目を向けられた事がないキャロラインは騎士に取り押さえられながらポカンとしていた。
バーライト達が抗議の声を上げようとするのを国王達は必死に押さえた。
国王達に押さえられているバーライト達はサフィーラに非難の目を向けている。その視線を受けるサフィーラは薄く笑った。
「床に組み伏せたりはしていない。君達と違ってね。彼らは騎士としての誇りがあるからね、か弱い令嬢を力で捩じ伏せるなどと、騎士道に反するような事はしない。」
薄い笑みを消したサフィーラの目はバーライトではなくシュナイダーに向けられていた。
「シャーロットには言いがかりを付けて罪人などと貶めて床に組み伏せたのに、明らかに目の前で他国の皇帝の妻と皇帝に無礼を働いた令嬢が取り押さえられただけで、何か問題でもあると言いたいか?」
「……言いがかりなどと……」
威圧感のある低い声で淡々と話すサフィーラに、バーライトは反論しようとする愚かな行為に出た。
「言いがかりでなければなんと?そなたらはシャーロットがその令嬢を虐めた所を、その目で見たか?」
「キャロラインは、シャーロットに傷付けられて、泣いていたんだ。」
「ほぉ、それで? シャーロットが虐めている所を、見たのか、と聞いたのだが?」
「そ、……それは……キャロラインが、泣きながら訴えて、それで十分だ」
「十分ではなかったから、国王に否定されたのだろう?シャーロットは罪人ではないと。虐めの事実はなかったと言われたのではないか?そもそも、仮に虐めがあったのだとしても、罪人にされる程の罪でもなかっただろうがな。」
サフィーラは鼻で笑ってそう言うと、再びバーライトから視線を外してシュナイダーを見据えた。
「そもそも、仮に虐めの事実があったのだとしたとしても、王太子の婚約者を夜会の場で床に組み伏せるなどと、愚かという以外の何物でもないがな。それも、騎士になろうというものが令嬢を力ずくでなどと。」
騎士団長の息子で王国の令息達の中では飛び抜けて逞しく長身で恵まれた体格のシュナイダーでさえも、帝国の英雄とも称えられるサフィーラの前に立てば、歴然とした差に圧倒されてしまっていた。それでも愚かにもシュナイダーは言い返そうと口を開こうとする。
「床に組み伏せる必要はあったか?今、そこで暴れている令嬢を取り押さえている騎士など、少し押さえているだけでビクともしない。暴れていたわけでもなかったシャーロットを押さえるならばそれで十分だったはずだ。シャーロットはその令嬢に比べてそんなに力があるとでも思っていたのか?組み伏せなければ押さえきれない程の力が。それとも、か弱い令嬢を組み伏せなけれは押さえきれないほど、君が非力なのか?」
令嬢を押さえられないような非力なのかと、王国の騎士団長候補だと持て囃されていたシュナイダーにとっては屈辱的な言葉を口にする。
反論する隙など与えないサフィーラに、シャーロットを守るようにしているミーナをはじめとした侍女や騎士達は、サフィーラのただならない怒りを感じていた。
「シャーロットにより惨めに屈辱を与える為だったのだろうが、それを、愚かと言うのだ。騎士の資格など、なかったのだろう。」
シュナイダーは顔を真っ赤にしてブルブルと体を震わせている。
「話は逸れてしまったが、シーシンス国王、そちらの国が犯した愚行を、許しているわけではない。そもそも、こちらから要求していたわけではなかったが、交わした条約を違えるなら、前もってこちらに報せるのが筋だろう。」
国王も宰相も何も言えずに顔色を悪くしている。
当時宰相だったシャーロットの父は、帝国との条約を違えるなどしてはならないと反対していたのだ、それを押し切ったのが今宰相となっているキャロラインの父親だった。
バーライトが寵愛しているキャロラインの父親と、夜会で断罪されて蔑ろにされていたシャーロットの父親、王国の貴族達はキャロラインの父親を支持したのであった。
それこそが、愚行だったのだ。
「シーリンス王国として、正式な誠意を見せてもらえるのだろうな?先程からの、私の妻への暴言に関しても。」
「国に帰り次第」
国王が名言すると、サフィーラは鷹揚に頷いて
「断っておくが、贈り物は不要だ。ハーレムに令嬢を送り付けてくるなどされては困る。私の婚姻と同時にハーレムは閉鎖されているからな。それと、この後の式には出席してもらうが、式の妨げになるような事があれば、容赦はしない。」
そう言うと、サフィーラは王国の一団に背を向けて、不安な気持ちを隠して凛と立つシャーロットの腰を抱いた。
立ち去ろうとして顔は向けずに思い出したかのようにサフィーラが国王達に話し掛ける。
「そう言えば、そちらの国の妃教育は非常に厳しいものだと聞く。このシャーロットも物心付く前より婚約破棄が行われるまで受け、常に監視される生活を送ってきたようだが、当然その令嬢にも同様に施しているのでであろうな?今はまだ成果が一切出ていないようだが、何年か後に、会うこともあるかもしれないその時には勿論その成果が見られるのだろうな。楽しみにしている」
そう言うとシャーロットの腰を大事そうに抱いて去った。
バーライトはシャーロットの受けてきた妃教育がどのようなものか正確には把握していない。
シュナイダー達側近は勿論知らない。妃教育を受けるはずのキャロラインすら知らない。
国王と宰相であるキャロラインの父は、顔は真っ青を通り越して真っ白になっていた。
キャロラインの父はキャロラインに施される妃教育の内容を聞いて、キャロラインには無理だと、そんな教育は受けさせられないと反対していたのだ。
国王はそんな訳にはいかないと言っていたのだが、宰相が今まで保留にしていた。
キャロラインを甘やかして自由奔放を許してきた宰相は、感情を殺して人格すら無くす教育など受けさせたくなかった。
儚く天真爛漫な性格がキャロラインの魅力だと思っているからだ。事実、バーライトはそんなキャロラインに引かれたのだから。
それが帝国の皇帝に知られていて、ああまで言われてしまえば、受けさせない訳にはいかなくなった。
キャロラインにはどんな罰よりも辛いかもしれない。これから何年もの間、一切の意見も受け入れられず、人格も無視した徹底的な教育を四六時中受けることになるのだ。勿論毎日24時間監視され、泣こうが喚こうがキャロラインの意思は一切ない生活を送ることになる。
バーライト達はシャーロットがどんな生活を送ってきたのか知ろうとしなかった。
だからあんな婚約破棄をするような真似ができたのだ。
国王は、ブツブツと文句を言って泣きながらバーライト達に慰められているキャロラインを呆れたように、王妃は無表情で何一つ口も開く事なく眺めていた
シーリンス王国の国王はじめ、キャロラインの父親である宰相すらも顔を強ばらせて言葉を失っているが、流石と言うべきか愚か者はやはり愚か者であった。
「謝罪?シャーロットさま様が謝ってくれるなら、私は許します。シャーロット様が謝って私が皇帝と結婚すれば解決ですよね。サフィーラ皇帝は私じゃなくてシャーロット様はが帝国に来たのを怒っているんですもの」
切り替えが早いと褒めるべきなのか先程言われた事などなかったかのようにサフィーラに近ずきながら、キャロラインは両手を胸の前で組んで握りしめながら儚げに怯えたような目をシャーロットに向けた。
「虐められた事も、私を騙してシャーロット様がヴァルドーラ帝国に来た事も、謝ってくだされば許しますわ。辛かったけれど、シャーロット様も幸せになりたかったのですよね。バーライト様に愛されなかったから、私に辛く当たっていたのですもの」
悲しそうにか細い声で瞳を潤ませながらシャーロットにそう言うと、サフィーラの腕に縋りつこうとする。
サフィーラは縋りつかれる前に振り払うと、護衛に命じてキャロラインを取り押さえさせた。
「流石だな。そうやって誑し込んできたのだろうが、私には通用しない」
儚げで可憐なキャロラインが弱々しく涙を浮かべる姿に冷たい瞳を向けるサフィーラ、そんな目を向けられた事がないキャロラインは騎士に取り押さえられながらポカンとしていた。
バーライト達が抗議の声を上げようとするのを国王達は必死に押さえた。
国王達に押さえられているバーライト達はサフィーラに非難の目を向けている。その視線を受けるサフィーラは薄く笑った。
「床に組み伏せたりはしていない。君達と違ってね。彼らは騎士としての誇りがあるからね、か弱い令嬢を力で捩じ伏せるなどと、騎士道に反するような事はしない。」
薄い笑みを消したサフィーラの目はバーライトではなくシュナイダーに向けられていた。
「シャーロットには言いがかりを付けて罪人などと貶めて床に組み伏せたのに、明らかに目の前で他国の皇帝の妻と皇帝に無礼を働いた令嬢が取り押さえられただけで、何か問題でもあると言いたいか?」
「……言いがかりなどと……」
威圧感のある低い声で淡々と話すサフィーラに、バーライトは反論しようとする愚かな行為に出た。
「言いがかりでなければなんと?そなたらはシャーロットがその令嬢を虐めた所を、その目で見たか?」
「キャロラインは、シャーロットに傷付けられて、泣いていたんだ。」
「ほぉ、それで? シャーロットが虐めている所を、見たのか、と聞いたのだが?」
「そ、……それは……キャロラインが、泣きながら訴えて、それで十分だ」
「十分ではなかったから、国王に否定されたのだろう?シャーロットは罪人ではないと。虐めの事実はなかったと言われたのではないか?そもそも、仮に虐めがあったのだとしても、罪人にされる程の罪でもなかっただろうがな。」
サフィーラは鼻で笑ってそう言うと、再びバーライトから視線を外してシュナイダーを見据えた。
「そもそも、仮に虐めの事実があったのだとしたとしても、王太子の婚約者を夜会の場で床に組み伏せるなどと、愚かという以外の何物でもないがな。それも、騎士になろうというものが令嬢を力ずくでなどと。」
騎士団長の息子で王国の令息達の中では飛び抜けて逞しく長身で恵まれた体格のシュナイダーでさえも、帝国の英雄とも称えられるサフィーラの前に立てば、歴然とした差に圧倒されてしまっていた。それでも愚かにもシュナイダーは言い返そうと口を開こうとする。
「床に組み伏せる必要はあったか?今、そこで暴れている令嬢を取り押さえている騎士など、少し押さえているだけでビクともしない。暴れていたわけでもなかったシャーロットを押さえるならばそれで十分だったはずだ。シャーロットはその令嬢に比べてそんなに力があるとでも思っていたのか?組み伏せなければ押さえきれない程の力が。それとも、か弱い令嬢を組み伏せなけれは押さえきれないほど、君が非力なのか?」
令嬢を押さえられないような非力なのかと、王国の騎士団長候補だと持て囃されていたシュナイダーにとっては屈辱的な言葉を口にする。
反論する隙など与えないサフィーラに、シャーロットを守るようにしているミーナをはじめとした侍女や騎士達は、サフィーラのただならない怒りを感じていた。
「シャーロットにより惨めに屈辱を与える為だったのだろうが、それを、愚かと言うのだ。騎士の資格など、なかったのだろう。」
シュナイダーは顔を真っ赤にしてブルブルと体を震わせている。
「話は逸れてしまったが、シーシンス国王、そちらの国が犯した愚行を、許しているわけではない。そもそも、こちらから要求していたわけではなかったが、交わした条約を違えるなら、前もってこちらに報せるのが筋だろう。」
国王も宰相も何も言えずに顔色を悪くしている。
当時宰相だったシャーロットの父は、帝国との条約を違えるなどしてはならないと反対していたのだ、それを押し切ったのが今宰相となっているキャロラインの父親だった。
バーライトが寵愛しているキャロラインの父親と、夜会で断罪されて蔑ろにされていたシャーロットの父親、王国の貴族達はキャロラインの父親を支持したのであった。
それこそが、愚行だったのだ。
「シーリンス王国として、正式な誠意を見せてもらえるのだろうな?先程からの、私の妻への暴言に関しても。」
「国に帰り次第」
国王が名言すると、サフィーラは鷹揚に頷いて
「断っておくが、贈り物は不要だ。ハーレムに令嬢を送り付けてくるなどされては困る。私の婚姻と同時にハーレムは閉鎖されているからな。それと、この後の式には出席してもらうが、式の妨げになるような事があれば、容赦はしない。」
そう言うと、サフィーラは王国の一団に背を向けて、不安な気持ちを隠して凛と立つシャーロットの腰を抱いた。
立ち去ろうとして顔は向けずに思い出したかのようにサフィーラが国王達に話し掛ける。
「そう言えば、そちらの国の妃教育は非常に厳しいものだと聞く。このシャーロットも物心付く前より婚約破棄が行われるまで受け、常に監視される生活を送ってきたようだが、当然その令嬢にも同様に施しているのでであろうな?今はまだ成果が一切出ていないようだが、何年か後に、会うこともあるかもしれないその時には勿論その成果が見られるのだろうな。楽しみにしている」
そう言うとシャーロットの腰を大事そうに抱いて去った。
バーライトはシャーロットの受けてきた妃教育がどのようなものか正確には把握していない。
シュナイダー達側近は勿論知らない。妃教育を受けるはずのキャロラインすら知らない。
国王と宰相であるキャロラインの父は、顔は真っ青を通り越して真っ白になっていた。
キャロラインの父はキャロラインに施される妃教育の内容を聞いて、キャロラインには無理だと、そんな教育は受けさせられないと反対していたのだ。
国王はそんな訳にはいかないと言っていたのだが、宰相が今まで保留にしていた。
キャロラインを甘やかして自由奔放を許してきた宰相は、感情を殺して人格すら無くす教育など受けさせたくなかった。
儚く天真爛漫な性格がキャロラインの魅力だと思っているからだ。事実、バーライトはそんなキャロラインに引かれたのだから。
それが帝国の皇帝に知られていて、ああまで言われてしまえば、受けさせない訳にはいかなくなった。
キャロラインにはどんな罰よりも辛いかもしれない。これから何年もの間、一切の意見も受け入れられず、人格も無視した徹底的な教育を四六時中受けることになるのだ。勿論毎日24時間監視され、泣こうが喚こうがキャロラインの意思は一切ない生活を送ることになる。
バーライト達はシャーロットがどんな生活を送ってきたのか知ろうとしなかった。
だからあんな婚約破棄をするような真似ができたのだ。
国王は、ブツブツと文句を言って泣きながらバーライト達に慰められているキャロラインを呆れたように、王妃は無表情で何一つ口も開く事なく眺めていた
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