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ハーレムでの日々

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  サフィーラは執務室で仕事をこなしながら、時折シーリンス王国の報告書に目を通していた
   ヴァルドーラ帝国に比べてシーリンス王国は女性の発言権が弱い、弱いというよりは、ない、といった方が的確かもしれない
  特に王妃や王城に勤める女性に関しては、徹底して自己を持たないように躾られている
  王妃の役割とは、王や後継の王子の陰となり全てを肯定し従う存在らしい
  幼い頃から婚約者として、いずれは王妃としての教育を受けてきたシャーロットが何一つ自分の意見を言わないのはその為だろう
  とはいえ、貴族でも各家庭となれば令嬢を溺愛して甘やかしている家もある
  キャロラインのリュグラー侯爵家がその最たるものだろう
  溺愛して甘やかした娘は当然我儘に育った
  国で一番の権力者となる者に上手く擦り寄り誑かし
、その婚約者を追い落とした
  そしてその父侯爵も、元婚約者の父親に取り代わり権力を手に入れた

  サフィーラは笑った
  愚かな国は、一人の我儘な令嬢の手によって上手く転がされたのだと  
  愚かな国の行く末など考える価値もない


  その夜、サフィーラは昨夜の予告通りにシャーロットの部屋を訪れた
  跪くシャーロットの肩に手を掛けると、抱き上げてベッドに下ろす
  覆い被さるように見下ろすと、シャーロットの赤い唇にゆっくりと唇を重ねた
  
  「·····ン·····っうン·····んはぁっ·····」

  深くゆっくりと、激しく舌を絡める
  シャーロットの身体が緊張で強ばっている事に気がついたサフィーラは、解すように耳に首筋に口付けを落とし舌を這わせる
  媚薬で身体を狂わすように抱いていた時以外は、一度初めての日に作業の様な行為で終わらせた、あの一度きりであった事を思い返していた
  自らの行為を上書きするように、何度も口付け、優しく夜着のリボンを解いた
  豊かで程よい弾力の柔らかな胸をそっと揉みしだく
  戸惑うような控え目な声が吐息と共に零れる
  やわやわと豊かで柔らかな弾力を手の平で愉しむと薄桃色の乳首を舌で転がしながら、ジュウっと吸い上げた

  「ひゃ、っ·····ああん·····」

  ビクンと跳ねながらシャーロットの口から喘ぎ声があがる
  そのままシャーロットの反応を確かめるように乳首を舐め吸い上げ、もう片方の乳首は指先で擦り転がして刺激を与える
  サフィーラが刺激を与える度にシャーロットの身体がピクンピクンと震えて喘ぐ
  
  「·····んあ·····っ·····」

  そろそろかと脇腹から手を滑らせ、慎ましやかな茂みの奥に指を這わせると、クチュリと音をたて思った以上に蜜が溢れていた
  内心ほくそ笑みながらシャーロットの顔に視線を移すと、恥ずかしかったのだろう、手で顔を覆って隠している
  態と大きな水音を響かせながら何度も秘所を指で擦り上げる

  「あっ·····ぁぁ·····っん·····」

  固くなった突起をサフィーラのごつごつとした指でグリグリと捏ね回して大きく膨らませると·····唇で吸い付き舌先でねとりと舐め上げながら、蜜壷に指を刺し入れた

  「·····ああっ·····ん·····ひっ·····ぃぃっ·····」

  ゆっくりと掻き混ぜるように動かすと、シャーロットは軽く絶頂をむかえ、サフィーラの指を締め付ける
  指を締め付ける蜜壷に更に指を増やすとビクビクと痙攣していき続ける
  指を抜くと、シャーロットに覆い被さったサフィーラのモノを蜜壷の入り口に押し当てた

  「シャーロット、怖くないか?」

  そう問い掛けるサフィーラに、シャーロットはコクコクと頷いて薄らと目を開いて見上げた

  「力を抜いて、俺に身を委ねろ」

  耳元で囁くと、グッと腰を押し進める
  小さな蜜壷にサフィーラのモノが飲み込まれていく
  半分程入れると、シャーロットの顔を覗き込んで、大丈夫かと聞く
  
  「·····んああっ·····あっ·····だいじょ·····ぶ、です·····サフィーラ·····へいか·····っ·····」

  シャーロットの言葉を聞くとサフィーラはグイッと根元まで腰を押し込んだ
  
  「·····あっ·····あああっ·····」

  サフィーラのモノが根元まで飲み込まれ奥の子宮を抉るようにぐりっと動かすと、シャーロットは背を弓なりに反らせてガクガクと絶頂に達した
  
  柔らかい蜜壷の壁にキツく締め付けられながら、サフィーラは腰を動かす
  突き上げられながら、何度も絶頂を迎えてサフィーラのモノを締め付けながら、快楽に喘ぐシャーロットに溺れるようにサフィーラは腰を打ち付け欲を吐き出した
  シャーロットが意識を失うまで、サフィーラは何度も何度も欲をぶつけた

  意識をなくすと、サフィーラは欲を吐き出して中から凶悪なモノを抜いた
  そしてシャーロットをシーツに包み抱き上げると、ハーレムの中心に作られた大きな浴室に連れて行く
  廊下で控えていたミーナとすれ違うと、ミーナが深く頭を下げた
  サフィーラはいつも行為の後に、自ら令嬢を浴室に連れていき綺麗に行為の後を清めていた
  シャーロットに対しては一度もそれをしておらず、ミーナは密かに心を痛めていたのだ
  だから今日、サフィーラがシャーロットを抱いて浴室に向かうのを見て、ホッと安堵したのである
  
  サフィーラはシャーロットを抱き締めたまま浴槽に浸かり、柔らかな絹のタオルで汚れをそっと拭っていく
  抱き上げたシャーロットの身体は思った以上に軽く、これまでシャーロットにしてきた仕打ちを後悔していた
  
  綺麗に汚れを拭ったシャーロットを抱いたまま浴槽で身体を温める
  真っ白で滑らかなシャーロットの頬を撫でながら先程のシャーロットを思い出す
  緊張して強ばり、恥ずかしがってはいたものの、サフィーラの行為で快感に善がり、サフィーラの凶悪なモノを受け入れても痛がる様子もなく、寧ろ快楽に達した
  サフィーラのモノを受け入れる令嬢達は、皆未だに痛がり苦痛を訴える事も少なくない
  それがシャーロットは、媚薬がなくとも快楽に溺れたのだ
  そしてサフィーラ自身も、シャーロットの身体に溺れ欲を何度も吐き出した
  時折見せる凛とした眼差しも、そして、サフィーラの肌に吸い付くようなこの身体も、好ましいものであった

  温まった身体を浴槽から出し、柔らかなタオルで拭くと、シャーロットの部屋に戻る
  浴室に行っている間に、メイド達によって綺麗にセットされたベッドにシャーロットを抱いたまま横たわり朝までぐっすりと眠った

  翌朝、サフィーラの腕の中で目を覚ましたシャーロットは驚き固まった
  目を覚ましていたサフィーラは背中を撫でると、ミーナを呼びガウンを持ってこさせた
  シャーロットにもガウンを着せると、朝食の用意を命じ、スープとパンとフルーツをシャーロットに食べさせる
 
  その夜もその翌日の夜もサフィーラはシャーロットの元に訪れた
  心を壊してしまったシャーロットが心配だと口実をつけたが、実際のところはシャーロットを求めた、というところだったのだろう
  
  サフィーラの、初めのように蔑んだ冷たい態度、物を扱うような手ではなく、労るような優しい手つきや態度に戸惑うシャーロットだったが、少しずつ言葉を交わし身体を重ねるうちに、時間は掛かったものの人形のように固まった表情に人間らしい表情を見せるようになっていく
  夜はシャーロットのもとを訪れ、行為をするだけではなく語らう時間を過ごし、朝は食事を手ずから食べさせるサフィーラに、ミーナも驚きを隠せないが、当初の頃の事を悔いているのだろうと思い見守っていた

  幼少期から従順である事を教育されてきたシャーロットは、自身に判断させる事よりも命令だと言う方が安心する事を理解したサフィーラは、食事をしっかりと摂ることを命じ、自分がいる時は自分の手で与えるようにしたのだ
  そのかいがあってか、シャーロットは身体の健康は取り戻したかのように見えた
  それと同時に壊れた心も少しずつ戻ってきているように感じる
  虚ろな目をする事が減り、当初の頃のようにミーナと言葉を交わす事も増えてきていた

  ここはハーレムであり、シャーロット以外に令嬢が10人いる
  サフィーラは平等に順番に令嬢のもとに訪れるのだと聞いていたシャーロットは、心を取り戻してきていた今、毎夜のように自分のもとをサフィーラか訪れている事が申し訳なく思っていた
  他の令嬢もサフィーラを待っているのに、と
  
  「·····サフィーラ皇帝陛下、今宵もわたくしのもとにいらして下さって、よろしいのでございますか·····?」

  ワインに口を付けながらシャーロットの首筋に指を這わせていたサフィーラは、おずおずと見上げるシャーロットを見下ろして

  「不満か?」

  「不満など、わたくしに役目をくださり嬉しく思っています。ですが··········」

  「他の者に悪い、か?」

  申し訳なさそうな顔をしてコクリと頷いたシャーロットを見たサフィーラは、このままではまた、シャーロットが気に病むのだろうと考える

  「わかった、では」

  首筋をするりとなぞるとシャーロットを抱き上げてベッドに下ろし、リボンを解くと夜着を剥ぎ取って
  
  「お前に役目を与えるから、しっかり覚えろ。いいな?」

  低い声で言い聞かせるように耳元で囁くと、シャーロットがこくりと頷く

  「お前のこの手は、俺の手だと思え」

  シャーロットの手を取って目の前に翳して見せる
  その手をシャーロットの胸の膨らみに当てさせると

  「その俺の手で、お前の身体を慰めろ」

  その意味が、初めの頃にサフィーラに命じられた行為だと理解したシャーロットは、顔を赤く染める
  その顔を、サフィーラがあの時のような冷めた冷たい目ではなく、熱を孕んだ目で見つめている

  シャーロットが真っ赤になりながら、命じられた通りに手を動かし始めると、サフィーラは指示を出しながら、その手は俺の手だ、忘れるな、と何度も言い聞かせた
  秘所を擦り上げる指がクチュクチュと水音を響かせながらシャーロットはコクコクと何度も頷いた
  
  サフィーラはシャーロットに覆い被さると、熱く猛った昂りを愛液の溢れた蜜壷に埋め込んだ
  乱れるシャーロットに嬌声を上げさせながら、何度も、意識を失うまで貫き揺さぶり欲を吐き出した
  

  
  
  
  

  
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