絶対に間違えない

「エヴァリーナ、君の傍に迎えてくれないか」

水を被り石床に身体を横たえた

愚かな王太子であった僕は、最も愛していた婚約者のエヴァリーナを殺してしまった。愚かな自分の行いによって。

弟に王太子の座を譲り、僕はエヴァリーナのもとに行く

はずだった。

目が覚めた僕は、10歳の僕に戻っていた

ならば僕は間違えない、絶対に間違えない
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