幸せな人生を送りたいなんて贅沢は言いませんわ。ただゆっくりお昼寝くらいは自由にしたいわね
皇帝陛下に婚約破棄された侯爵令嬢ユーリアは、その後形ばかりの側妃として召し上げられた。公務の出来ない皇妃の代わりに公務を行うだけの為に。
皇帝に愛される事もなく、話す事すらなく、寝る時間も削ってただ公務だけを熟す日々。
そしてユーリアは、たった一人執務室の中で儚くなった。
もし生まれ変われるなら、お昼寝くらいは自由に出来るものに生まれ変わりたい。そう願いながら
皇帝に愛される事もなく、話す事すらなく、寝る時間も削ってただ公務だけを熟す日々。
そしてユーリアは、たった一人執務室の中で儚くなった。
もし生まれ変われるなら、お昼寝くらいは自由に出来るものに生まれ変わりたい。そう願いながら
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ほのかに哀しい、なんともいえない、気持ちになりました。
身分制の中でも、王族が貴族たちを慮らずに済むほどに権力を持っていたから起ってしまった悲劇?なのかな、と。
はじめまして。
幾度となく読み返してしまう、切なく、素晴らしい余韻のあるお話をありがとうございます。
結果的には冷遇に加担してしまった側近と重臣にもっと出来たことがあったのでは、いくら引き合わされた時の年齢差が大きかったとはいえ、ただただ無関心だった皇帝をなぜ誰もたしなめなかったのか、と時折思いつつも、ユーリアのお父様の徹底的に感情を抑え込んだ自制心と言葉に救われます。
ユーリアが嬉しい、幸せだ、と思えたら良いのですから。生き残っている者は、それに縋るしかありません。
ここまで相応しくないサーラを選んでしまった。ユーリアを日陰者の立場に置き、利用し、殺したも同然、その事実を直視した時、どの様に受け止めたのか、皇帝の心情を殆ど明らかになさらない描写が却って罪深さを鮮やかに際立たせていると感じました。そしてユーリアを重ねたノワールを慈しむことで、おそらく初めて人間らしさを身に付けたことも。
ただ思うのは、ノワールには少しくらい爪や歯を立てて皇帝に怪我をさせたり、粗相をしたりして困らせることもしていて欲しい。猫なのですから。お昼寝と同じくらいの自然体で。
ありがとうございます。
ノワールになったユーリアは、きっと寝ている間などに無意識に引っ掻いたりしていたでしょう。皇帝はそれも許したでしょうね。
皇帝にとっては、ノワールはユーリアへの贖罪の象徴だったのかもしれませんね。
侯爵は、ユーリアと同じくらいもしくはそれ以上に辛さと悔しさを味わいながらも、臣下として感情を押し殺して仕えました。
全てはユーリアの為、家族の為、領民の為ですね。
最後に涙ぐんじゃいました。
歴史的に不遇な妃になった令嬢って星の数ほどいたんでしょうね…
ありがとうございます。
沢山いたんでしょうね·····理不尽な事もいっぱいあったでしょうしね。
表現の仕方も素晴らしかったですし、何より読みやすかったです!次の作品もこの書き方で書いていただきたいです!
ありがとうございます。
色々と試行錯誤中ですが、頑張ります!
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