10年越しの本当の恋

しろみそ

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やっぱり会いたい

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本格的に繁忙期に入り、お互い忙しくて廊下で見かけることすらほとんどなくなっていた

仕事終わりに部屋を訪れる人が沢山居て忙しそうにしていてとても話せるような状態じゃなかった。

たまにばったり会ったときに話していると、その度に誰かに見られてチャチャを入れられることが多くて、満足に会うことも話すこともできなくなっていった。


「明日空いてますか?」
ついLINEを送ってしまった。

忙しいから断られるだろうなとわかっていたけど、会いたくてたまらず送ってしまった。

「明日出てからじゃないとわからんから、明日返事するわ」
今まですぐ断られてたのが違う感じで返事が帰ってきた。


次の日
たまたま廊下ですれ違ったとき
「後で連絡するから」
とだけ言って足早に部屋に戻って行った。

(これは期待してもいいのか…)
悶々としながら仕事をした。

仕事が終わり、返事を聞いてみると
「ごめんな、今日は無理そうやわ」

期待した分ショックの反動が大きかった。



休みが明け、お昼休みに茂上さんからLINEで「明日なら仕事終わりに行けそうやけど行く?」「それか仲山とまた違う日に3人で飲みに行くかどっちがいい?」とメッセが来ていた。
正直私は2人きりで会いたいけど、「またご飯行きましょうね」と言ってからしばらく仲山さんと3人で行っていなかったこともあり、「また予定合う時に3人で行きましょうか」と答えた。
「せやね、りょーかい」

昼休みが終わり、仕事をしながらさっき答えた返事にとても後悔していた。
「やっぱり茂上さんに会いたい…」
その気持ちが止められなかった。

LINEで「やっぱり明日会いたいです」
そう伝えると、「わかった」とだけ帰ってきた。

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