12 / 13
一難
しおりを挟む
1月後半から茂上さんの仕事が忙しくなり、ほとんど廊下やコーヒーを買いに来ても会えなくなっていた。
会えるのは毎朝来たときに建屋の屋上でタバコを吸ってる姿を遠くから見るのと、帰りのゴミ捨ての時だけになって行った。
今までしょっちゅう会ってたから全然会えないし、会ってもちょっとしか話せなかったり、寂しさが日に日に募っていた。
そんなある日
ゴミ捨てが終わったあと最近はすぐ仕事に戻っていたけど、珍しく休憩室にコーヒーを買いに行くと言うので同行した。
「最近忙しいんですね。全然姿見ないですし」
「そうやねん。俺に会えるのレアやろ?」
そんな話をしばらくして
「奥行く?」
「いいですよ」
そう言って奥に行っていちゃいちゃしていると、パッと明かりがついた。
茂上さんは関係会社とはいえ、この部屋の資料を使うことがない為奥に居ると怪しまれるので、私がなんとか誤魔化すしかないが、もう退社してるはずの私がこんな部屋の奥に真っ暗な中いたこともだいぶ不自然なのだ。
茂上さんは本棚の隙間に隠れてもらい、私が出る事に。
入って来たひとがおっちゃん系だと厄介だなと思って本棚の影から出てみると私より少し若い男性社員がファイルを戻しに来ていた。
すーっと後ろを通るとものすごく驚いた顔で無言になっていた。
あまりにも驚かれたのでつい笑ってしまった
「めっちゃびっくりしてましたね。」
「人間本気で驚くと声出なくなっちゃうんですね(笑)」
「顔凄かったですもん(笑)」
そう言いながら驚いたことの話を中心に部屋から一緒に出てなんとかごまかせた。
何故いたのかについては後日も追求されなかったのが幸いだった。
部屋から出て角を曲がると同じ部署の人が立ち話をしていて戻るに戻れない状況だったのでLINEで
「脱出できました?」
「もう戻れそうにないのでこのまま帰りますね」
「できたよー!」
「うむ、おつかれ!(笑)」
無事難を逃れることができた。
会えるのは毎朝来たときに建屋の屋上でタバコを吸ってる姿を遠くから見るのと、帰りのゴミ捨ての時だけになって行った。
今までしょっちゅう会ってたから全然会えないし、会ってもちょっとしか話せなかったり、寂しさが日に日に募っていた。
そんなある日
ゴミ捨てが終わったあと最近はすぐ仕事に戻っていたけど、珍しく休憩室にコーヒーを買いに行くと言うので同行した。
「最近忙しいんですね。全然姿見ないですし」
「そうやねん。俺に会えるのレアやろ?」
そんな話をしばらくして
「奥行く?」
「いいですよ」
そう言って奥に行っていちゃいちゃしていると、パッと明かりがついた。
茂上さんは関係会社とはいえ、この部屋の資料を使うことがない為奥に居ると怪しまれるので、私がなんとか誤魔化すしかないが、もう退社してるはずの私がこんな部屋の奥に真っ暗な中いたこともだいぶ不自然なのだ。
茂上さんは本棚の隙間に隠れてもらい、私が出る事に。
入って来たひとがおっちゃん系だと厄介だなと思って本棚の影から出てみると私より少し若い男性社員がファイルを戻しに来ていた。
すーっと後ろを通るとものすごく驚いた顔で無言になっていた。
あまりにも驚かれたのでつい笑ってしまった
「めっちゃびっくりしてましたね。」
「人間本気で驚くと声出なくなっちゃうんですね(笑)」
「顔凄かったですもん(笑)」
そう言いながら驚いたことの話を中心に部屋から一緒に出てなんとかごまかせた。
何故いたのかについては後日も追求されなかったのが幸いだった。
部屋から出て角を曲がると同じ部署の人が立ち話をしていて戻るに戻れない状況だったのでLINEで
「脱出できました?」
「もう戻れそうにないのでこのまま帰りますね」
「できたよー!」
「うむ、おつかれ!(笑)」
無事難を逃れることができた。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説
隣の人妻としているいけないこと
ヘロディア
恋愛
主人公は、隣人である人妻と浮気している。単なる隣人に過ぎなかったのが、いつからか惹かれ、見事に関係を築いてしまったのだ。
そして、人妻と付き合うスリル、その妖艶な容姿を自分のものにした優越感を得て、彼が自惚れるには十分だった。
しかし、そんな日々もいつかは終わる。ある日、ホテルで彼女と二人きりで行為を進める中、主人公は彼女の着物にGPSを発見する。
彼女の夫がしかけたものと思われ…
どうして隣の家で僕の妻が喘いでいるんですか?
ヘロディア
恋愛
壁が薄いマンションに住んでいる主人公と妻。彼らは新婚で、ヤりたいこともできない状態にあった。
しかし、隣の家から喘ぎ声が聞こえてきて、自分たちが我慢せずともよいのではと思い始め、実行に移そうとする。
しかし、何故か隣の家からは妻の喘ぎ声が聞こえてきて…
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
先生!放課後の隣の教室から女子の喘ぎ声が聴こえました…
ヘロディア
恋愛
居残りを余儀なくされた高校生の主人公。
しかし、隣の部屋からかすかに女子の喘ぎ声が聴こえてくるのであった。
気になって覗いてみた主人公は、衝撃的な光景を目の当たりにする…
幼なじみとセックスごっこを始めて、10年がたった。
スタジオ.T
青春
幼なじみの鞠川春姫(まりかわはるひめ)は、学校内でも屈指の美少女だ。
そんな春姫と俺は、毎週水曜日にセックスごっこをする約束をしている。
ゆるいイチャラブ、そしてエッチなラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる