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おーマジ?
しおりを挟む「あの...貴方が魔王様ですか?」
恐る恐る聞いてみると...魔王様が俺の方を向きニコッと笑顔になった。
『あぁ俺が魔王だ...君がユウキか?』
「あ、はい!俺がユウキです」
魔王様は俺の事を撫で回す。
うぅ...くすぐったい~むぅ...(´・ω・`)
『愛いな』
ニコニコと微笑む魔王様...ガルルルルルルと唸る魔獣のクロ。
『魔王様!人族何かに構わないで殺しましょうよ!』
『それはダメだな』
『何でですか!』
『俺は人族好きなんだ...かつての相棒も人族だった。だが、人族は我らと違って長生き出来ないのだ...そんな尊く儚い存在を殺せるわけないだろ?』
魔王様とクロが言い合ってる...何だか迫力あるなぁ~やっぱり格が違う...((((;゚Д゚)))))))
『ですが!俺は人族に恨みしかありません!!』
『短気な男は嫌われるぞクロ?器の大きい存在になれ』
「あ、あの...?」
この2人止めた方が良いかな?勇気を出せ俺!!
『あ?でしゃばってんじゃねぇよ人族』
ヒィィィィィィィィィィィィィィィィィィ(゚Д゚ノ)ノ怖いよぉぉぉお!頑張っておれぇぇぇ!!
『そう言うでないクロ... ユウキ近う寄れ』
魔王様に呼ばれたので俺はタタタっと駆け足で近くに寄る。
『気持ちいいか?』
魔王様に撫で尽くす...ふへへ///くすぐったいなぁ~
気持ちいい(*´ω`*)
「はい、気持ちいいです」
俺は無意識に魔王様の腕にすりすりと頬を近づけていた。
あ...俺魔王様相手に何なやってんだ!?
『(んんぅ...愛い♡ユウキは天使か何かか?)』
『ま、魔王様!人族の奴に関わっては駄目です!!また貴方が傷つくはめに...』
昔何かあったんだろうか?魔王様も大変なんだな...前世に居た時は、こんな事知らなかったな...( ¯꒳¯ )
『ユウキはそんな卑怯な事をする奴に見えない...それに俺は人族が好きなんだ!傷ついたとしても一緒に居たいんだよ...』
魔王様がすげぇ格好良い...どんなに自分が傷ついたとしても好きな人達を愛している.........そう思える事ってすげぇ格好良いよな!
「魔王様はとても格好良くて優しいんですね」
『そんな事ない...俺は沢山の人をこの手で殺した。そんな奴が優しい訳ないだろ』
「でも好きで殺してる訳でも無いですよね?」
俺がそう言うと魔王様は眉に皺を寄せた。その表情は困った様な悲しそうな感じがしていた。
『ユウキは俺をどう思う?悪人か善人か...俺は君の言葉が聞きたい』
「俺はまだ会ったばっかりなので善か悪かは分かりません...ですが、魔王様はきっと善人だと思います」
『それは何故だ?』
「貴方自身が傷ついたとしても人族を嫌いにならない所です」
『そうか...ユウキの言葉が聞けて良かった』
魔王様はふんわりと優しい笑顔になった。この人が魔王だなんて...可愛すぎねぇか?
------------------------------------------------
作者のもふもふでーす…I˙꒳˙)チラ
全然更新出来てなくてすみません!ずっとこたつとイチャイチャしてました...(訳:こたつにずっと入ってました)
冬は寒いですね...ホモが増えますよーに(人´∀`*)
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