10 / 31
5.好きだった?【前】
しおりを挟む
「おはよー。ミント」
「……おー」
爽やかな挨拶を投げかけてきたのは、陽太だった。
少し前までミントを一方的に恨み、蔑み、
自分の影響力を駆使して孤立させた張本人。
あれから陽太は憑き物が落ちたように、
穏やかな笑顔を見せるようになった。
一変したボスの態度に
クラスメイトはいまだに戸惑っている。
本人は気にしておらず、
親子関係も回復したせいかいつも上機嫌だ。
もともと本人が勘違いしていただけで、
両親は彼をちゃんと愛していたのだろう。
「そろそろ学習発表会の練習だなー」
「あー、そういえばそうか」
学習発表会。
教師の立場だと、これ程面倒なイベントは無かった。
基本的に演目は演劇なのだが、大道具は教師による残業の賜物だ。
同学年担当だった桜太郎は、高すぎる理想を提案する割には地獄のように不器用だった。
……去年は結局ほとんど俺が作ったんだよな。
思い出しても吐きそうだ。
よく考えたら、あいつは結局買い出しと簡単な色塗りを担当しただけだった。
それ以外はずっと横で作業を見ていた。
邪魔だから帰れと言っても絶対動かなかった。ど真面目なのだ。
「お、今日も2人仲良く登校だな」
校門に着くと、桜太郎が嬉しそうに2人を出迎えた。
照れ臭そうに笑う陽太を、ミントはげんなりした表情で一瞥した。
「誰がこんなやつと仲良くするか。家が近いだけだから」
「冷たいこと言うなよ、そういえば父さんにお前の話をしたら今度家に遊びに来てもらえってさー」
「何だその不穏なお誘いは」
……騙して脅した報復に殺されそうだ。誰が行くもんか。
「不穏じゃねえよ、俺らもう親友だろ」
「しんゆ……っ。図々しい」
こないだまでミントに何をしてきたか簡単に忘れやがって。これだから子どもは。
「ワガママになれってお前が言ったんだぜ」
ドヤ顔。そんな彼を、ミントは鬱陶しそうに見た。
「よし、素直に言うことを聞くのは良いことだ。次は謙虚さを身につけろ」
「けんきょって何? あ、また面倒くさそーにする。お前は優しさを身につけたほうが良いぞ」
「先生もそう思う」
桜太郎がジトリとミントを睨んだ。目に余る態度だったらしい。
陽太が他の友達に呼ばれてその場から離れると、桜太郎は「ちょっと」とミントの目線に合わせて屈んだ。
「なんだよ」
「陽太くんはあれで良いみたいだけど、誰にでもあんな態度じゃダメだよ。あんなにドライだと相手によっては傷つけるよ」
「わかってら」
対人方法について、彼から説教を受けるのは何とも抵抗がある。
「まあわかってるなら良いんだけど……、その」
「……?」
本当に伝えたいのはさっきの説教ではなかったのだろうか。
何か言いにくそうに口籠る桜太郎を、
ミントは怪訝そうに見つめた。
「木下くんってさ、手先器用?」
「……」
この先に続く言葉が想像できる。
ミントはこれでもかと顔を歪めた。
「大道具作りだろ」
驚いて目を丸くする桜太郎。
「何でわかったの」
「大体わかんだよ。でもなんで俺?」
今のミントは一児童だ。
中身が策也であることはさすがに気づかれてない。
「こんなこと子どもに頼めないだろう?」
「いつの間に俺は子ども認定から外れてんだよ……。 まあいいや、手伝ってやる」
「本当?」
安堵から顔を綻ばせる桜太郎。
その様子に、ミントはふっと目尻を下げた。
ーー前から思ってたけど、こいつ反応が素直なんだよな。
教師時代はそこも鬱陶しいとすら思っていた。
それでも本当の意味で嫌いになれなかったのは、こいつのこういうところかもしれない。
気づくと、桜太郎が目を丸くしてこちらを見ている。
「なに?」
「本当、大人みたいに笑うんだね」
「あー、そう?」
「いや、大人みたい、というか……」
桜太郎は、「彼」が他校から赴任して来て3ヶ月目の、ある夏の日を思い出した。
**
当時、桜太郎は1年生担当で、策也は3年生担当だった。
ガラの悪い教師が赴任してきたな、と一方的に苦手意識を持っていたことを覚えている。
9月に迫る運動会で児童が披露する、ダンスの振り付けを任された桜太郎は追い詰められていた。
「毎日残業してね?」
「えっ」
定時を1時間ほど過ぎた頃、索也が声をかけてきた。驚いて顔を上げる桜太郎に、彼はきょとんと首を傾げた。
まともに話しかけられたのは、それが初めてだった。
「今の時期、そんな忙しいことある?」
「あ、運動会のダンスの振り付けが……、何をどうしていいか全然わからなくて……」
「寺前は? あいつベテランだし何とかやるだろ」
寺前とは、桜太郎と同じ1年生担当の年配教師だった。
「いや、こういうのは若手の仕事だって……」
「押し付けられてやんの」
呆れたように言って、策也は桜太郎の隣、寺前のデスクにどかりと腰を下ろした。
デスクの持ち主はとっくに定時退社している。
「ほら、これ見てみ」
何やらスマートフォンを操作したかと思えば、
彼はその画面をずいと桜太郎の目の前に突き出した。
「これって」
動画投稿サイトだった。
女性2人組が流行りの曲に乗せてダンスを披露している。
タイトルには「〇〇の簡易振り付け考えてみた~運動会にも使える!~」とある。
「今年2年生が踊る振り付けと全く同じだ! あれって岸中先生が考えたんじゃなかったんだ……」
「丸パクリでいいんだよ、こんなもんは」
「知らなかった……」
目を見開いて動画を見つめる桜太郎。
その肩に入る力が抜けていく。
「木下先生、ありがとうございます! これなら俺でもなんとか……」
言いながら顔を上げると、索也と目が合った。
目尻を下げながら優しく微笑む彼は、
普段から学年主任に小言を言われ続けるだらしない姿とは別人のようだった。
「この為に毎日残業してたの? おまえ。ばっかだな。効率悪いやつ」
目を細めて笑う彼に、「なんでそんなこと言うんですか」と。かろうじて抗議する。
桜太郎は頬が熱くなるのを悟られないよう、俯いた。
「あれ? 怒った?」
覗き込んで来る策也を、「もう帰ってください!」と睨みつける。
「なんだそれー。助けてやったのに」
不服そうに言いながら、彼はカバンを手に立ち上がった。
「じゃあ明日。残業もほどほどにな」
「……はい。ありがとうございます」
心臓がうるさくて、まともに声が出ない。
ーーどうしよう、どうしよう。
明日からも、毎日顔を合わせる相手なのに。
それから2年、桜太郎は相手が不慮の事故で亡くなるあの日まで
必死に想いを隠して生活するのだった。
「……おー」
爽やかな挨拶を投げかけてきたのは、陽太だった。
少し前までミントを一方的に恨み、蔑み、
自分の影響力を駆使して孤立させた張本人。
あれから陽太は憑き物が落ちたように、
穏やかな笑顔を見せるようになった。
一変したボスの態度に
クラスメイトはいまだに戸惑っている。
本人は気にしておらず、
親子関係も回復したせいかいつも上機嫌だ。
もともと本人が勘違いしていただけで、
両親は彼をちゃんと愛していたのだろう。
「そろそろ学習発表会の練習だなー」
「あー、そういえばそうか」
学習発表会。
教師の立場だと、これ程面倒なイベントは無かった。
基本的に演目は演劇なのだが、大道具は教師による残業の賜物だ。
同学年担当だった桜太郎は、高すぎる理想を提案する割には地獄のように不器用だった。
……去年は結局ほとんど俺が作ったんだよな。
思い出しても吐きそうだ。
よく考えたら、あいつは結局買い出しと簡単な色塗りを担当しただけだった。
それ以外はずっと横で作業を見ていた。
邪魔だから帰れと言っても絶対動かなかった。ど真面目なのだ。
「お、今日も2人仲良く登校だな」
校門に着くと、桜太郎が嬉しそうに2人を出迎えた。
照れ臭そうに笑う陽太を、ミントはげんなりした表情で一瞥した。
「誰がこんなやつと仲良くするか。家が近いだけだから」
「冷たいこと言うなよ、そういえば父さんにお前の話をしたら今度家に遊びに来てもらえってさー」
「何だその不穏なお誘いは」
……騙して脅した報復に殺されそうだ。誰が行くもんか。
「不穏じゃねえよ、俺らもう親友だろ」
「しんゆ……っ。図々しい」
こないだまでミントに何をしてきたか簡単に忘れやがって。これだから子どもは。
「ワガママになれってお前が言ったんだぜ」
ドヤ顔。そんな彼を、ミントは鬱陶しそうに見た。
「よし、素直に言うことを聞くのは良いことだ。次は謙虚さを身につけろ」
「けんきょって何? あ、また面倒くさそーにする。お前は優しさを身につけたほうが良いぞ」
「先生もそう思う」
桜太郎がジトリとミントを睨んだ。目に余る態度だったらしい。
陽太が他の友達に呼ばれてその場から離れると、桜太郎は「ちょっと」とミントの目線に合わせて屈んだ。
「なんだよ」
「陽太くんはあれで良いみたいだけど、誰にでもあんな態度じゃダメだよ。あんなにドライだと相手によっては傷つけるよ」
「わかってら」
対人方法について、彼から説教を受けるのは何とも抵抗がある。
「まあわかってるなら良いんだけど……、その」
「……?」
本当に伝えたいのはさっきの説教ではなかったのだろうか。
何か言いにくそうに口籠る桜太郎を、
ミントは怪訝そうに見つめた。
「木下くんってさ、手先器用?」
「……」
この先に続く言葉が想像できる。
ミントはこれでもかと顔を歪めた。
「大道具作りだろ」
驚いて目を丸くする桜太郎。
「何でわかったの」
「大体わかんだよ。でもなんで俺?」
今のミントは一児童だ。
中身が策也であることはさすがに気づかれてない。
「こんなこと子どもに頼めないだろう?」
「いつの間に俺は子ども認定から外れてんだよ……。 まあいいや、手伝ってやる」
「本当?」
安堵から顔を綻ばせる桜太郎。
その様子に、ミントはふっと目尻を下げた。
ーー前から思ってたけど、こいつ反応が素直なんだよな。
教師時代はそこも鬱陶しいとすら思っていた。
それでも本当の意味で嫌いになれなかったのは、こいつのこういうところかもしれない。
気づくと、桜太郎が目を丸くしてこちらを見ている。
「なに?」
「本当、大人みたいに笑うんだね」
「あー、そう?」
「いや、大人みたい、というか……」
桜太郎は、「彼」が他校から赴任して来て3ヶ月目の、ある夏の日を思い出した。
**
当時、桜太郎は1年生担当で、策也は3年生担当だった。
ガラの悪い教師が赴任してきたな、と一方的に苦手意識を持っていたことを覚えている。
9月に迫る運動会で児童が披露する、ダンスの振り付けを任された桜太郎は追い詰められていた。
「毎日残業してね?」
「えっ」
定時を1時間ほど過ぎた頃、索也が声をかけてきた。驚いて顔を上げる桜太郎に、彼はきょとんと首を傾げた。
まともに話しかけられたのは、それが初めてだった。
「今の時期、そんな忙しいことある?」
「あ、運動会のダンスの振り付けが……、何をどうしていいか全然わからなくて……」
「寺前は? あいつベテランだし何とかやるだろ」
寺前とは、桜太郎と同じ1年生担当の年配教師だった。
「いや、こういうのは若手の仕事だって……」
「押し付けられてやんの」
呆れたように言って、策也は桜太郎の隣、寺前のデスクにどかりと腰を下ろした。
デスクの持ち主はとっくに定時退社している。
「ほら、これ見てみ」
何やらスマートフォンを操作したかと思えば、
彼はその画面をずいと桜太郎の目の前に突き出した。
「これって」
動画投稿サイトだった。
女性2人組が流行りの曲に乗せてダンスを披露している。
タイトルには「〇〇の簡易振り付け考えてみた~運動会にも使える!~」とある。
「今年2年生が踊る振り付けと全く同じだ! あれって岸中先生が考えたんじゃなかったんだ……」
「丸パクリでいいんだよ、こんなもんは」
「知らなかった……」
目を見開いて動画を見つめる桜太郎。
その肩に入る力が抜けていく。
「木下先生、ありがとうございます! これなら俺でもなんとか……」
言いながら顔を上げると、索也と目が合った。
目尻を下げながら優しく微笑む彼は、
普段から学年主任に小言を言われ続けるだらしない姿とは別人のようだった。
「この為に毎日残業してたの? おまえ。ばっかだな。効率悪いやつ」
目を細めて笑う彼に、「なんでそんなこと言うんですか」と。かろうじて抗議する。
桜太郎は頬が熱くなるのを悟られないよう、俯いた。
「あれ? 怒った?」
覗き込んで来る策也を、「もう帰ってください!」と睨みつける。
「なんだそれー。助けてやったのに」
不服そうに言いながら、彼はカバンを手に立ち上がった。
「じゃあ明日。残業もほどほどにな」
「……はい。ありがとうございます」
心臓がうるさくて、まともに声が出ない。
ーーどうしよう、どうしよう。
明日からも、毎日顔を合わせる相手なのに。
それから2年、桜太郎は相手が不慮の事故で亡くなるあの日まで
必死に想いを隠して生活するのだった。
5
お気に入りに追加
20
あなたにおすすめの小説
悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!
梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!?
【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】
▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。
▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。
▼毎日18時投稿予定
主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
十二年付き合った彼氏を人気清純派アイドルに盗られて絶望してたら、幼馴染のポンコツ御曹司に溺愛されたので、奴らを見返してやりたいと思います
塔原 槇
BL
会社員、兎山俊太郎(とやま しゅんたろう)はある日、「やっぱり女の子が好きだわ」と言われ別れを切り出される。彼氏の売れないバンドマン、熊井雄介(くまい ゆうすけ)は人気上昇中の清純派アイドル、桃澤久留美(ももざわ くるみ)と付き合うのだと言う。ショックの中で俊太郎が出社すると、幼馴染の有栖川麗音(ありすがわ れおん)が中途採用で入社してきて……?
【完結・BL】俺をフッた初恋相手が、転勤して上司になったんだが?【先輩×後輩】
彩華
BL
『俺、そんな目でお前のこと見れない』
高校一年の冬。俺の初恋は、見事に玉砕した。
その後、俺は見事にDTのまま。あっという間に25になり。何の変化もないまま、ごくごくありふれたサラリーマンになった俺。
そんな俺の前に、運命の悪戯か。再び初恋相手は現れて────!?
ヤンデレ化していた幼稚園ぶりの友人に食べられました
ミルク珈琲
BL
幼稚園の頃ずっと後ろを着いてきて、泣き虫だった男の子がいた。
「優ちゃんは絶対に僕のものにする♡」
ストーリーを分かりやすくするために少しだけ変更させて頂きましたm(_ _)m
・洸sideも投稿させて頂く予定です
BL学園の姫になってしまいました!
内田ぴえろ
BL
人里離れた場所にある全寮制の男子校、私立百華咲学園。
その学園で、姫として生徒から持て囃されているのは、高等部の2年生である白川 雪月(しらかわ ゆづき)。
彼は、前世の記憶を持つ転生者で、前世ではオタクで腐女子だった。
何の因果か、男に生まれ変わって男子校に入学してしまい、同じ転生者&前世の魂の双子であり、今世では黒騎士と呼ばれている、黒瀬 凪(くろせ なぎ)と共に学園生活を送ることに。
歓喜に震えながらも姫としての体裁を守るために腐っていることを隠しつつ、今世で出来たリアルの推しに貢ぐことをやめない、波乱万丈なオタ活BL学園ライフが今始まる!
結婚式当日に「ちょっと待った」されたので、転生特典(執事)と旅に出たい
オオトリ
BL
とある教会で、今日一組の若い男女が結婚式を挙げようとしていた。
今、まさに新郎新婦が手を取り合おうとしたその時―――
「ちょっと待ったー!」
乱入者の声が響き渡った。
これは、とある事情で異世界転生した主人公が、結婚式当日に「ちょっと待った」されたので、
白米を求めて 俺TUEEEEせずに、執事TUEEEEな旅に出たい
そんなお話
※主人公は当初女性と婚約しています(タイトルの通り)
※主人公ではない部分で、男女の恋愛がお話に絡んでくることがあります
※BLは読むことも初心者の作者の初作品なので、タグ付けなど必要があれば教えてください
※完結しておりますが、今後番外編及び小話、続編をいずれ追加して参りたいと思っています
※小説家になろうさんでも同時公開中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる