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<8> 狩人の練習
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††
後日大きな街の狩人組合《ハンターギルド》から事務員がやってきた。
俺とアマンダは事務員から狩人《ハンター》としての証、ハンター認識票《ドッグタグ》と、布袋を貰った。
ハンター認識票《ドッグタグ》は名前やら誕生日やら性別やら、個人情報が色々書かれている金属製のもので、最後に教会の神官様が何やら魔術を使って、俺の命を刻印するんだそうだ。
つまりこいつは俺専用のモノってことらしい。
形状は米軍の認識票とほぼ同じかな。
布袋はある程度大きな得物でも、すっぽり入るゲームのインベントリーとかマジックバックみたいな袋だ。
やったね、とおもったら大量に入れることはできないそうだ。それでもイノシシ十匹程度までの得物だったら、余裕で入るとか。
なるほど、微妙にファンタジーな道具ですね。無くすと再購入は高いから気をつけろと、きつく云われた。親父の年収でも買えないとか。
マジか。
因みに時間停止機能はない。入れっぱなしにすると腐ります。
其々称号が決まると、仕事を受けるハンター組合《ギルド》で仕事を受けるんだけど、この村は小さいからハンター組合《ギルド》が無い。
そもそも狩猟依頼や討伐依頼というのが殆ど無い。
そもそもハンター組合《ギルド》が無いのだから、依頼を受け付ける場所も無いってわけだ。
その代わり肉屋とか防具屋、雑貨屋、村長とかからこれが欲しいとか、あれが欲しいとか、あれを討伐しろとか直接依頼が来る。つまりほとんど村の便利屋です。
もっとも村人以外の職種を持つ者が少ないから、こうした直接依頼が成り立つんだ。
それら依頼の得物と言うのは、殆どが近隣の森に住んでいる魔獣だ。
村の柵を超えて少し離れた森には、動物とは少し異なる進化系統を辿った人喰いの獣──魔獣が住んでいる。
基本的に魔獣は人を襲い人を喰らう。だから危険という構図になっている。
村人は近寄らず、この森に入るのは村の狩人《ハンター》達だけだ。動物や魔獣を狩って、食料にしたり、肉を売ったり皮を売ったりして金を稼いでいる人達、それがこの村の狩人《ハンター》だ。
レベルの高い狩人《ハンター》になると、地方や山岳地帯へ遠征したり、遠くの街に行って依頼を受けたりもする。
より強い魔獣を狩って一攫千金を狙う猛者もいるとか。
狩人《ハンター》となった俺とアマンダは、最初は古株の狩人《ハンター》に師事して、魔獣の狩り方や倒し方を教わることになる。
古株に指示され、気配を消して森に入る。
「まずは【隠密】を覚えるんじゃ。気配を消して、魔獣や大型の動物に近づく。」
「「はいっ」」
古株の人は、ルストという黒い顎鬚を生やした齢60近いおじさん。俺とアマンダ専属のトレーナーだ。
ぶっきらぼうな人だけど、ポイントを的確に教えてくれる。
少し森へと入って行くと、ルストおじさんが手で俺たちを停める。そして口に指を当て、次に前方を指し示す。
茂みからそっと顔を出すと、そこには鹿が居た。うん見た目は鹿なんだ。鹿なんだけどなんか違う。
角がスゲェ。まるで日本刀みたいに反り返った見事な角。
まぁご立派。
じゃねーぞ、あんなもんで向かってこられたら死ぬぞ!
「みていろ」
と囁くと、ルストおじさんは短弓を構えて、振り絞った。
そして弓を放つ。この間わずか数秒。早くね?
矢は一直線に飛んで鹿の首筋にサクッとささって、鹿が悲鳴を上げた。
さすがベテラン、と思ったら鹿が死なねーし。いきなりこちらに日本刀構えて突っ込んできた。
おわぁ、まじかぁあれで死なないのかぁ。
「この森の獣は生命力が強いんじゃ。」
ルストおじさん慌てず騒がず、俺たちには木の影に隠れさせて、腰のショートソードを抜くと、向かってきた鹿の前に立った。
向かってくる鹿の日本刀をひらりと避けると、その刹那に鹿の腹を断ち切った。
鹿は血を出して倒れこみ、バタバタと暴れているがそこにルストおじさんが剣を突きさして止め。
目の前で鹿が死んだ。血を溢れさせ死んだ。
俺とアマンダは、目の前で生物が死んだことを、ドキドキしながら見つめていた。これから俺たちは、他の生物を殺し、生きていくんだ。
「見たか?これが狩人《ハンター》じゃ。獣や亜人、魔獣を殺し、他の生命を奪って生きるのじゃ。」
「「……はい。」」
俺とアマンダは沈痛な面持ちで返事をする。
因みにこの鹿──スウォードディアってやつは革や肉もそうだが、頭の角は武器屋に特に良い値で売れるそうだ。
角を加工して片刃の剣として作り変え、つまりモノホンの日本刀っぽく作りあげるとか。
とはいっても殆どは初級の剣士が使うような安い剣だが、レアなスウォードディアもいるそうで、そんなのに出会えたらそれだけで一攫千金だとか。
うん、狩人《ハンター》ってやっぱ儲かりそうだ。
ちなみに俺の武器は長剣。
親父が昔使っていたものらしい。長さが90センチもあるから、7歳になった俺には、ちょっとばかり扱い難い。けど贅沢は言えない。うちはそこまで裕福ではありません。
贅沢は敵だ!の精神で頑張ります。
俺が狩人《ハンター》として洗礼を受けた日の夜、親父がこの長剣を出してきて渡された。
親父曰く、俺がこそこそと体力づくりしてたの知ってたらしい。洗礼で【村人】を選ばなかった時の為にと、昔に自分が使っていた長剣を手入れをしてくれていた。
親父から渡された長剣は古いデザインだけど、刃はサビ一つ無くピカピカだった。なんか泣けてくる。
親父は以前は戦士《ウォリアー》にクラスアップして、他の街で傭兵をしていたらしい。その街で母と出会い、俺が生まれてからは戦場から引退し、安全な村人として過ごして来たらしい。
初めて知りました。余計に泣けてくるんですけど。
母からも『狩人《ハンター》はジュンヤが思っている以上に危険な仕事だから』って、村人になれと言われていた。
でも結局男ってのはそんなもんだ、と親父に説得されてしぶしぶ頷いてくれた。その代わり絶対に死ぬなって。
はい、死ぬ気はないし、この体、多分普通じゃまず死なないっす。だから泣かすような事は絶対致しません。
アマンダの得物は弓とナックル。ナックルは武器屋のおっさんのプレゼントだとか。弓はなんとうちの母から。お母様、あんたもかいっ!
お二人の出会いは戦場だったとか……はいごちそーさま。
で、だ。弓は解る、だけどなんでナックル?
俺と一緒になって木をぶん殴り、岩をぶん殴ってきたおかげですか、はいそうですか。
アマンダちゃん、今じゃ7歳にして岩を砕けます。もう戦士系か進化系の武闘家かと、ほんとーっに女って偉大だ。
もちろん俺も砕けるんですけどね。アマンダはチートなステータスもって無いじゃないですか、ほんと何なのこのクソ根性?
うちのお袋とアマンダのお袋が
「将来夫婦喧嘩したら、大変ねぇ。」
なんていって笑ってやがる。あんたらどんだけ?
でもなんか想像できるわ~、アマンダが笑いながら俺をぶん殴る姿。俺は女に手なんか出せないから、殴られ放題。
「わーい、またスキルが上がった~」
とかはしゃいでたりして………やめてくれ。
それは兎も角、ルストおじさんに習って、まずは気配を消してアマンダが弓で釣った狐や猿を、俺が剣で狩り、手強いとアマンダもナックルや攻撃魔法で加勢してくる。
うん、アマンダちゃんはいつのまにか、攻撃魔法が使える様になっておりました。
『えっとねぇ……よくわかんない?けど火が出たり氷がでたりして、遊んでたら出来るようになった。』
さすが天才少女です。イメージだけで覚えたようです。
だって村に攻撃魔法とか使えるの誰もいねーし。薬師《くすし》のオババに魔法はどんなのが有るとか、偶に聞いて見せてもらってただけだし。
まさに天才ですね。
ルストおじさんはしきりに宮廷魔術師になればなぁ、と言っておりました。そして俺をジロッと見る。
俺は知らんわぁ!
そんな感じで森の比較的安全な地域で、狩りの授業が進んでいった。
ルストおじさんからは、狩人《ハンター》として基礎的なことから応用までを習い、半年後、俺達は晴れて一人前の狩人《ハンター》の仲間入りとなった。
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後日大きな街の狩人組合《ハンターギルド》から事務員がやってきた。
俺とアマンダは事務員から狩人《ハンター》としての証、ハンター認識票《ドッグタグ》と、布袋を貰った。
ハンター認識票《ドッグタグ》は名前やら誕生日やら性別やら、個人情報が色々書かれている金属製のもので、最後に教会の神官様が何やら魔術を使って、俺の命を刻印するんだそうだ。
つまりこいつは俺専用のモノってことらしい。
形状は米軍の認識票とほぼ同じかな。
布袋はある程度大きな得物でも、すっぽり入るゲームのインベントリーとかマジックバックみたいな袋だ。
やったね、とおもったら大量に入れることはできないそうだ。それでもイノシシ十匹程度までの得物だったら、余裕で入るとか。
なるほど、微妙にファンタジーな道具ですね。無くすと再購入は高いから気をつけろと、きつく云われた。親父の年収でも買えないとか。
マジか。
因みに時間停止機能はない。入れっぱなしにすると腐ります。
其々称号が決まると、仕事を受けるハンター組合《ギルド》で仕事を受けるんだけど、この村は小さいからハンター組合《ギルド》が無い。
そもそも狩猟依頼や討伐依頼というのが殆ど無い。
そもそもハンター組合《ギルド》が無いのだから、依頼を受け付ける場所も無いってわけだ。
その代わり肉屋とか防具屋、雑貨屋、村長とかからこれが欲しいとか、あれが欲しいとか、あれを討伐しろとか直接依頼が来る。つまりほとんど村の便利屋です。
もっとも村人以外の職種を持つ者が少ないから、こうした直接依頼が成り立つんだ。
それら依頼の得物と言うのは、殆どが近隣の森に住んでいる魔獣だ。
村の柵を超えて少し離れた森には、動物とは少し異なる進化系統を辿った人喰いの獣──魔獣が住んでいる。
基本的に魔獣は人を襲い人を喰らう。だから危険という構図になっている。
村人は近寄らず、この森に入るのは村の狩人《ハンター》達だけだ。動物や魔獣を狩って、食料にしたり、肉を売ったり皮を売ったりして金を稼いでいる人達、それがこの村の狩人《ハンター》だ。
レベルの高い狩人《ハンター》になると、地方や山岳地帯へ遠征したり、遠くの街に行って依頼を受けたりもする。
より強い魔獣を狩って一攫千金を狙う猛者もいるとか。
狩人《ハンター》となった俺とアマンダは、最初は古株の狩人《ハンター》に師事して、魔獣の狩り方や倒し方を教わることになる。
古株に指示され、気配を消して森に入る。
「まずは【隠密】を覚えるんじゃ。気配を消して、魔獣や大型の動物に近づく。」
「「はいっ」」
古株の人は、ルストという黒い顎鬚を生やした齢60近いおじさん。俺とアマンダ専属のトレーナーだ。
ぶっきらぼうな人だけど、ポイントを的確に教えてくれる。
少し森へと入って行くと、ルストおじさんが手で俺たちを停める。そして口に指を当て、次に前方を指し示す。
茂みからそっと顔を出すと、そこには鹿が居た。うん見た目は鹿なんだ。鹿なんだけどなんか違う。
角がスゲェ。まるで日本刀みたいに反り返った見事な角。
まぁご立派。
じゃねーぞ、あんなもんで向かってこられたら死ぬぞ!
「みていろ」
と囁くと、ルストおじさんは短弓を構えて、振り絞った。
そして弓を放つ。この間わずか数秒。早くね?
矢は一直線に飛んで鹿の首筋にサクッとささって、鹿が悲鳴を上げた。
さすがベテラン、と思ったら鹿が死なねーし。いきなりこちらに日本刀構えて突っ込んできた。
おわぁ、まじかぁあれで死なないのかぁ。
「この森の獣は生命力が強いんじゃ。」
ルストおじさん慌てず騒がず、俺たちには木の影に隠れさせて、腰のショートソードを抜くと、向かってきた鹿の前に立った。
向かってくる鹿の日本刀をひらりと避けると、その刹那に鹿の腹を断ち切った。
鹿は血を出して倒れこみ、バタバタと暴れているがそこにルストおじさんが剣を突きさして止め。
目の前で鹿が死んだ。血を溢れさせ死んだ。
俺とアマンダは、目の前で生物が死んだことを、ドキドキしながら見つめていた。これから俺たちは、他の生物を殺し、生きていくんだ。
「見たか?これが狩人《ハンター》じゃ。獣や亜人、魔獣を殺し、他の生命を奪って生きるのじゃ。」
「「……はい。」」
俺とアマンダは沈痛な面持ちで返事をする。
因みにこの鹿──スウォードディアってやつは革や肉もそうだが、頭の角は武器屋に特に良い値で売れるそうだ。
角を加工して片刃の剣として作り変え、つまりモノホンの日本刀っぽく作りあげるとか。
とはいっても殆どは初級の剣士が使うような安い剣だが、レアなスウォードディアもいるそうで、そんなのに出会えたらそれだけで一攫千金だとか。
うん、狩人《ハンター》ってやっぱ儲かりそうだ。
ちなみに俺の武器は長剣。
親父が昔使っていたものらしい。長さが90センチもあるから、7歳になった俺には、ちょっとばかり扱い難い。けど贅沢は言えない。うちはそこまで裕福ではありません。
贅沢は敵だ!の精神で頑張ります。
俺が狩人《ハンター》として洗礼を受けた日の夜、親父がこの長剣を出してきて渡された。
親父曰く、俺がこそこそと体力づくりしてたの知ってたらしい。洗礼で【村人】を選ばなかった時の為にと、昔に自分が使っていた長剣を手入れをしてくれていた。
親父から渡された長剣は古いデザインだけど、刃はサビ一つ無くピカピカだった。なんか泣けてくる。
親父は以前は戦士《ウォリアー》にクラスアップして、他の街で傭兵をしていたらしい。その街で母と出会い、俺が生まれてからは戦場から引退し、安全な村人として過ごして来たらしい。
初めて知りました。余計に泣けてくるんですけど。
母からも『狩人《ハンター》はジュンヤが思っている以上に危険な仕事だから』って、村人になれと言われていた。
でも結局男ってのはそんなもんだ、と親父に説得されてしぶしぶ頷いてくれた。その代わり絶対に死ぬなって。
はい、死ぬ気はないし、この体、多分普通じゃまず死なないっす。だから泣かすような事は絶対致しません。
アマンダの得物は弓とナックル。ナックルは武器屋のおっさんのプレゼントだとか。弓はなんとうちの母から。お母様、あんたもかいっ!
お二人の出会いは戦場だったとか……はいごちそーさま。
で、だ。弓は解る、だけどなんでナックル?
俺と一緒になって木をぶん殴り、岩をぶん殴ってきたおかげですか、はいそうですか。
アマンダちゃん、今じゃ7歳にして岩を砕けます。もう戦士系か進化系の武闘家かと、ほんとーっに女って偉大だ。
もちろん俺も砕けるんですけどね。アマンダはチートなステータスもって無いじゃないですか、ほんと何なのこのクソ根性?
うちのお袋とアマンダのお袋が
「将来夫婦喧嘩したら、大変ねぇ。」
なんていって笑ってやがる。あんたらどんだけ?
でもなんか想像できるわ~、アマンダが笑いながら俺をぶん殴る姿。俺は女に手なんか出せないから、殴られ放題。
「わーい、またスキルが上がった~」
とかはしゃいでたりして………やめてくれ。
それは兎も角、ルストおじさんに習って、まずは気配を消してアマンダが弓で釣った狐や猿を、俺が剣で狩り、手強いとアマンダもナックルや攻撃魔法で加勢してくる。
うん、アマンダちゃんはいつのまにか、攻撃魔法が使える様になっておりました。
『えっとねぇ……よくわかんない?けど火が出たり氷がでたりして、遊んでたら出来るようになった。』
さすが天才少女です。イメージだけで覚えたようです。
だって村に攻撃魔法とか使えるの誰もいねーし。薬師《くすし》のオババに魔法はどんなのが有るとか、偶に聞いて見せてもらってただけだし。
まさに天才ですね。
ルストおじさんはしきりに宮廷魔術師になればなぁ、と言っておりました。そして俺をジロッと見る。
俺は知らんわぁ!
そんな感じで森の比較的安全な地域で、狩りの授業が進んでいった。
ルストおじさんからは、狩人《ハンター》として基礎的なことから応用までを習い、半年後、俺達は晴れて一人前の狩人《ハンター》の仲間入りとなった。
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