330 / 349
砲撃のパラディン大佐隊編(【05】の裏)
311【予定は未定編11】希望異動と強制異動
しおりを挟む
【パラディン大佐隊・第八班第一号待機室】
八班長・ブロック
「やった! 希望どおり〝一班組〟に入れた!」
副長・ウィルスン
「仕事早いな、一班長。でも、おまえの話を聞くかぎり、まず七班長に感謝すべきじゃないのか?」
ブロック
「でもあいつ、変態だし」
ウィルスン
「それは確かに問題だが、この件に関しては無関係だろ」
ブロック
「ただ、何で十班が〝一班組〟にされたのかがよくわかんないんだよな。俺みたいに異動希望出してたとは思えないし」
ウィルスン
「それはもう、元四班長のみぞ知る、だな」
ブロック
「……〝一班組〟、〝レフト〟でまとめようとしたのかな。十二班は十一班に何かあったときのスペア」
ウィルスン
「説得力はあるが、俺の話、まるで聞いてねえな」
***
【パラディン大佐隊・第十班第一号待機室】
十班長・ヒールド
「どうしてうちが〝一班組〟に! うちの隣に十二班を置くんじゃなかったのか!」
副長・ジョンスン
「それ、左翼の入替が通達される前の話だろ? うちは〝十一班組〟に置いといたらまずいと思ったんだろ。……元四班長が」
ヒールド
「確かに、その可能性は高い……」
ジョンスン
「しかも、五班と八班に挟まれてるしな。絶対、何らかの意図がある」
ヒールド
「……タイムが良かった班と悪かった班を交互に並べている?」
ジョンスン
「それは考えすぎだと言いたいが、二班が一班と五班に挟まれているのを見ると、あながち考えすぎとは言えないな」
八班長・ブロック
「やった! 希望どおり〝一班組〟に入れた!」
副長・ウィルスン
「仕事早いな、一班長。でも、おまえの話を聞くかぎり、まず七班長に感謝すべきじゃないのか?」
ブロック
「でもあいつ、変態だし」
ウィルスン
「それは確かに問題だが、この件に関しては無関係だろ」
ブロック
「ただ、何で十班が〝一班組〟にされたのかがよくわかんないんだよな。俺みたいに異動希望出してたとは思えないし」
ウィルスン
「それはもう、元四班長のみぞ知る、だな」
ブロック
「……〝一班組〟、〝レフト〟でまとめようとしたのかな。十二班は十一班に何かあったときのスペア」
ウィルスン
「説得力はあるが、俺の話、まるで聞いてねえな」
***
【パラディン大佐隊・第十班第一号待機室】
十班長・ヒールド
「どうしてうちが〝一班組〟に! うちの隣に十二班を置くんじゃなかったのか!」
副長・ジョンスン
「それ、左翼の入替が通達される前の話だろ? うちは〝十一班組〟に置いといたらまずいと思ったんだろ。……元四班長が」
ヒールド
「確かに、その可能性は高い……」
ジョンスン
「しかも、五班と八班に挟まれてるしな。絶対、何らかの意図がある」
ヒールド
「……タイムが良かった班と悪かった班を交互に並べている?」
ジョンスン
「それは考えすぎだと言いたいが、二班が一班と五班に挟まれているのを見ると、あながち考えすぎとは言えないな」
1
お気に入りに追加
66
あなたにおすすめの小説
総受けルート確定のBLゲーの主人公に転生してしまったんだけど、ここからソロエンドを迎えるにはどうすればいい?
寺一(テライチ)
BL
──妹よ。にいちゃんは、これから五人の男に抱かれるかもしれません。
ユズイはシスコン気味なことを除けばごくふつうの男子高校生。
ある日、熱をだした妹にかわって彼女が予約したゲームを店まで取りにいくことに。
その帰り道、ユズイは階段から足を踏みはずして命を落としてしまう。
そこに現れた女神さまは「あなたはこんなにはやく死ぬはずではなかった、お詫びに好きな条件で転生させてあげます」と言う。
それに「チート転生がしてみたい」と答えるユズイ。
女神さまは喜んで願いを叶えてくれた……ただしBLゲーの世界で。
BLゲーでのチート。それはとにかく攻略対象の好感度がバグレベルで上がっていくということ。
このままではなにもしなくても総受けルートが確定してしまう!
男にモテても仕方ないとユズイはソロエンドを目指すが、チートの威力はすさまじくて……!?
溺愛&執着されまくりの学園ラブコメです。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
新しい道を歩み始めた貴方へ
mahiro
BL
今から14年前、関係を秘密にしていた恋人が俺の存在を忘れた。
そのことにショックを受けたが、彼の家族や友人たちが集まりかけている中で、いつまでもその場に居座り続けるわけにはいかず去ることにした。
その後、恋人は訳あってその地を離れることとなり、俺のことを忘れたまま去って行った。
あれから恋人とは一度も会っておらず、月日が経っていた。
あるとき、いつものように仕事場に向かっているといきなり真上に明るい光が降ってきて……?
※沢山のお気に入り登録ありがとうございます。深く感謝申し上げます。
君のことなんてもう知らない
ぽぽ
BL
早乙女琥珀は幼馴染の佐伯慶也に毎日のように告白しては振られてしまう。
告白をOKする素振りも見せず、軽く琥珀をあしらう慶也に憤りを覚えていた。
だがある日、琥珀は記憶喪失になってしまい、慶也の記憶を失ってしまう。
今まで自分のことをあしらってきた慶也のことを忘れて、新たな人と恋を始めようとするが…
「お前なんて知らないから」
誰よりも愛してるあなたのために
R(アール)
BL
公爵家の3男であるフィルは体にある痣のせいで生まれたときから家族に疎まれていた…。
ある日突然そんなフィルに騎士副団長ギルとの結婚話が舞い込む。
前に一度だけ会ったことがあり、彼だけが自分に優しくしてくれた。そのためフィルは嬉しく思っていた。
だが、彼との結婚生活初日に言われてしまったのだ。
「君と結婚したのは断れなかったからだ。好きにしていろ。俺には構うな」
それでも彼から愛される日を夢見ていたが、最後には殺害されてしまう。しかし、起きたら時間が巻き戻っていた!
すれ違いBLです。
初めて話を書くので、至らない点もあるとは思いますがよろしくお願いします。
(誤字脱字や話にズレがあってもまあ初心者だからなと温かい目で見ていただけると助かります)
巻き戻りした悪役令息は最愛の人から離れて生きていく
藍沢真啓/庚あき
BL
婚約者ユリウスから断罪をされたアリステルは、ボロボロになった状態で廃教会で命を終えた……はずだった。
目覚めた時はユリウスと婚約したばかりの頃で、それならばとアリステルは自らユリウスと距離を置くことに決める。だが、なぜかユリウスはアリステルに構うようになり……
巻き戻りから人生をやり直す悪役令息の物語。
【感想のお返事について】
感想をくださりありがとうございます。
執筆を最優先させていただきますので、お返事についてはご容赦願います。
大切に読ませていただいてます。執筆の活力になっていますので、今後も感想いただければ幸いです。
他サイトでも公開中
初心者オメガは執着アルファの腕のなか
深嶋
BL
自分がベータであることを信じて疑わずに生きてきた圭人は、見知らぬアルファに声をかけられたことがきっかけとなり、二次性の再検査をすることに。その結果、自身が本当はオメガであったと知り、愕然とする。
オメガだと判明したことで否応なく変化していく日常に圭人は戸惑い、悩み、葛藤する日々。そんな圭人の前に、「運命の番」を自称するアルファの男が再び現れて……。
オメガとして未成熟な大学生の圭人と、圭人を番にしたい社会人アルファの男が、ゆっくりと愛を深めていきます。
穏やかさに滲む執着愛。望まぬ幸運に恵まれた主人公が、悩みながらも運命の出会いに向き合っていくお話です。本編、攻め編ともに完結済。
【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる