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砲撃のパラディン大佐隊編(【05】の裏)

287【挨拶回りの前後編39】五班の場合(二巡目)

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【パラディン大佐隊・第五班第一号ブリッジ】

副長
「あの四班が〝留守番〟ほぼ確定! なんて恐ろしい……!」

五班長・ロング
「ああ、恐ろしいな。……今日の班長会議が」

副長
「班長会議?」

ロング
「今朝のミーティングでは拒否されたが、臨時三班長は二班と四班の間に座る」

副長
「なんて恐ろしい……!」

ロング
「ああ……俺も考えただけで恐ろしい……二班の二巡目のタイムは意地でも越えるぞ!」

ロング以外
「了解!」

 ***

【パラディン大佐隊・第八班第一号ブリッジ】

パラディン
『五班、お疲れ様! 二巡目のタイムは……五分十四秒〇八! もう少しで十四秒を切れた! 惜しかったね! でも、最終タイムは一巡目の五分十六秒三五になるよ!』

八班長・ブロック
「五班は、絶対二班のタイムを越えてくるな」

副長・ウィルスン
「ついでに、うちの一巡目のタイムも越えられてるがどうする?」

ブロック
「抜き返す! 二班・四班・五班には絶対に勝つ!」

ウィルスン
「ようするに、一班以外の〝一班組〟だな。……三班は?」

ブロック
「三班はどんなにいいタイムを出しても今回は〝留守番〟になる! だから除外!」

ウィルスン
「……今は二班より三班のほうが使えそうだけどな。まあ、元四班長はあくまで臨時の三班長だからしょうがないか」
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