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砲撃のパラディン大佐隊編(【05】の裏)
281【挨拶回りの前後編33】十二班の場合
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【パラディン大佐隊・第十二班第一号ブリッジ】
十二班長・ザボエス
「ずいぶん待たされたが、だいたい予想どおりの結果になってるな」
ヴァッサゴ
「いや、六班の失格は予想外だっただろ。あと、三班が一班とほとんど変わらないタイム出したのも」
ザボエス
「あー、一班はもっとタイムよくてもいいよな。最初だから緊張しちまったかな。三班はあんなもんだろ。二巡目はもっとよくなるかもしれねえが」
ヴァッサゴ
「……班長一人替わっただけで、三班はあれだけできるんだな」
ザボエス
「それはまあ、今の班長がエリゴールだからかもしれねえが……それよりもっかの問題は、うちは何位を目指すかだ」
ヴァッサゴ
「一位は目指さないのか?」
ザボエス
「あの十一班を越えられると思うか?」
ヴァッサゴ
「無理だな」
ザボエス
「でも、うちは〝飴ちゃん〟ゼロだ。意地でも三班は越えてえ」
ヴァッサゴ
「そうだな。三班の下だと、献上したくても献上できないしな」
ザボエス
「しかし……一班は絶対に越えられねえ……!」
ヴァッサゴ
「いや、越えてもいいだろ! それが実力なら!」
ザボエス
「実力は実戦で発揮する! よし! 一班と三班の間に割りこむぞ!」
ヴァッサゴ
「割りこむぞって……言って割りこめるものなのか!?」
ザボエス
「最後の〝縦走り〟で調整する!」
ヴァッサゴ
「それで本当に狙いどおりのタイムが出せたら、ある意味、十一班よりすごいな……」
***
【パラディン大佐隊・第八班第一号ブリッジ】
八班長・ブロック
「とうとう十二班。これで一巡目が終わる」
副長・ウィルスン
「十一班とはまた違う迫力があるな。百戦錬磨の傭兵みたいな」
ブロック
「傭兵……的確だな」
ウィルスン
「……十二班は、一班と三班の間狙ってるのか?」
ブロック
「いろいろ考えたけど、俺だったらそうするかなって」
ウィルスン
「現時点で、おまえがいちばん十二班長の気持ちがわかるんだろうな。……俺はわかりたいとも思わないけど!」
パラディン
『それでは、一巡目ラスト! 十二班の計測、開始します! 五、四、三、二、一、ゴー!』
***
【パラディン大佐隊・第三班第一号ブリッジ】
副長・ホフマン
「十二班……こんなに速かったんですね……」
エリゴール
「いつも十一班を越えないようにしてるからな。今日はどう頑張っても越えられない記録を十一班が出したから、本気でやってるんだろ。……このままだと、うちは確実に越されるな」
ホフマン
「うっ! 十一班なら当然と思えるのに、十二班だとなぜか悔しい!」
エリゴール
「これなら、一班も越えられそうだな……と、〝縦走り〟でペース落としたか」
ホフマン
「え?」
エリゴール
「うちは越えたいが、一班は越えたくないらしい」
ホフマン
「なぜ!?」
エリゴール
「……一班の顔を立てたいんだろ。たぶん」
ホフマン
「同じ〝護衛隊〟でも、十一班とは正反対なんですね……」
エリゴール
「同じだったら、潰し合いしてたな」
ホフマン
「……それもそうですね」
***
【パラディン大佐隊・第一班第一号ブリッジ】
パラディン
『十二班、お疲れ様! タイムは五分十一秒九一! 一班とは僅差だったよ! 惜しかったね! 二巡目ではさらに頑張ってね!』
ハワード
「本当に、僅差でうちの下につけてきた……!」
フィリップス
「やっぱり。もはや職人芸だな」
ハワード
「職人芸って……おまえ……」
パラディン
『それでは、これから三十分間休憩にします! 休憩が終わったら、すぐに二巡目の計測を始めるから、みんな、休憩の間にすること全部済ませておいてね!』
十二班長・ザボエス
「ずいぶん待たされたが、だいたい予想どおりの結果になってるな」
ヴァッサゴ
「いや、六班の失格は予想外だっただろ。あと、三班が一班とほとんど変わらないタイム出したのも」
ザボエス
「あー、一班はもっとタイムよくてもいいよな。最初だから緊張しちまったかな。三班はあんなもんだろ。二巡目はもっとよくなるかもしれねえが」
ヴァッサゴ
「……班長一人替わっただけで、三班はあれだけできるんだな」
ザボエス
「それはまあ、今の班長がエリゴールだからかもしれねえが……それよりもっかの問題は、うちは何位を目指すかだ」
ヴァッサゴ
「一位は目指さないのか?」
ザボエス
「あの十一班を越えられると思うか?」
ヴァッサゴ
「無理だな」
ザボエス
「でも、うちは〝飴ちゃん〟ゼロだ。意地でも三班は越えてえ」
ヴァッサゴ
「そうだな。三班の下だと、献上したくても献上できないしな」
ザボエス
「しかし……一班は絶対に越えられねえ……!」
ヴァッサゴ
「いや、越えてもいいだろ! それが実力なら!」
ザボエス
「実力は実戦で発揮する! よし! 一班と三班の間に割りこむぞ!」
ヴァッサゴ
「割りこむぞって……言って割りこめるものなのか!?」
ザボエス
「最後の〝縦走り〟で調整する!」
ヴァッサゴ
「それで本当に狙いどおりのタイムが出せたら、ある意味、十一班よりすごいな……」
***
【パラディン大佐隊・第八班第一号ブリッジ】
八班長・ブロック
「とうとう十二班。これで一巡目が終わる」
副長・ウィルスン
「十一班とはまた違う迫力があるな。百戦錬磨の傭兵みたいな」
ブロック
「傭兵……的確だな」
ウィルスン
「……十二班は、一班と三班の間狙ってるのか?」
ブロック
「いろいろ考えたけど、俺だったらそうするかなって」
ウィルスン
「現時点で、おまえがいちばん十二班長の気持ちがわかるんだろうな。……俺はわかりたいとも思わないけど!」
パラディン
『それでは、一巡目ラスト! 十二班の計測、開始します! 五、四、三、二、一、ゴー!』
***
【パラディン大佐隊・第三班第一号ブリッジ】
副長・ホフマン
「十二班……こんなに速かったんですね……」
エリゴール
「いつも十一班を越えないようにしてるからな。今日はどう頑張っても越えられない記録を十一班が出したから、本気でやってるんだろ。……このままだと、うちは確実に越されるな」
ホフマン
「うっ! 十一班なら当然と思えるのに、十二班だとなぜか悔しい!」
エリゴール
「これなら、一班も越えられそうだな……と、〝縦走り〟でペース落としたか」
ホフマン
「え?」
エリゴール
「うちは越えたいが、一班は越えたくないらしい」
ホフマン
「なぜ!?」
エリゴール
「……一班の顔を立てたいんだろ。たぶん」
ホフマン
「同じ〝護衛隊〟でも、十一班とは正反対なんですね……」
エリゴール
「同じだったら、潰し合いしてたな」
ホフマン
「……それもそうですね」
***
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『十二班、お疲れ様! タイムは五分十一秒九一! 一班とは僅差だったよ! 惜しかったね! 二巡目ではさらに頑張ってね!』
ハワード
「本当に、僅差でうちの下につけてきた……!」
フィリップス
「やっぱり。もはや職人芸だな」
ハワード
「職人芸って……おまえ……」
パラディン
『それでは、これから三十分間休憩にします! 休憩が終わったら、すぐに二巡目の計測を始めるから、みんな、休憩の間にすること全部済ませておいてね!』
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