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砲撃のパラディン大佐隊編(【05】の裏)

200【交換ついでに合同演習編105】合同演習一日目:その頃の元パラディン大佐隊旧十二班ドック

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【元パラディン大佐隊・旧十二班ドック】

 パラディン大佐隊の十二班・十隻は、元パラディン大佐隊の予備ドック(十二班が使用していたドック)に帰投。
 同時に、今日の合同演習でコールタン大佐隊として参加していた十隻が、パラディン大佐隊の予備ドック(現在、十二班が使用しているドック)に帰投。

元パラディン大佐隊員(現コールタン大佐隊員)
「十二班長! お久しぶりです!」

ザボエス
「おう、久しぶり。そっちは元気でやってるか?」

元パラディン大佐隊員
「はい、おかげさまで!」

ザボエス
「そりゃよかった。俺らも元気でやってるよ。積もる話もあるが、これから会議あるから、即行で元ウェーバー大佐隊の軍港に戻らなきゃならねえ。悪いがまたな」

元パラディン大佐隊員
「はあ……そうですか……それなら仕方ありませんね。軍艦ふねの整備はしっかりしておきましたから、どうぞ安心してお使いください」

ザボエス
「そうか。世話かけたな。ありがとよ」

元パラディン大佐隊員
「いえ……お気をつけて!」

 十二班員たちは、元パラディン大佐隊員たちが用意してくれた移動車に分乗し、パラディン大佐隊の軍港に移動。
 ザボエスは自分用の移動車を自ら運転する。助手席には暗黙の了解でヴァッサゴ。

ヴァッサゴ
「おまえ……何であんなに元パラディン大佐隊員に好かれてるんだ?」

ザボエス
「人徳」

ヴァッサゴ
「……よく言うな。いろんな意味で」

ザボエス
「そんなことより、早くミーティング室行かねえと! フィリップス副長に班長会議終わらせられちまう!」

ヴァッサゴ
「それはないだろ。会議仕切ってるの、エリゴールなのに」

ザボエス
「だからだよ! フィリップス副長に言われたら、エリゴールはきっと俺らがいなくても会議を切り上げる!」

ヴァッサゴ
「え?」

ザボエス
「俺らには待機室に会議内容メール送信して終わりだ!」

ヴァッサゴ
「うちの扱いはそんなに軽いのか……」

ザボエス
「〝役立たず〟だからな。でも、会議自体はどうでもいい! 俺はフィリップス副長に会いてえんだ! 今日はまだ顔も見てなきゃ声も聞いてねえ! 昨日録音した声以外!」

ヴァッサゴ
「……さっきの元パラディン大佐隊員のほうが、どう考えてみても……」

ザボエス
「何だよ!?」

ヴァッサゴ
「いや、何も……」
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