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砲撃のパラディン大佐隊編(【05】の裏)
143【交換ついでに合同演習編48】訓練二日目:対抗十二班
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【パラディン大佐隊・第一班第一号ブリッジ】
ハワード
「最後は十二班か。練習見たかぎりでは、確実に三班は越えてくると思うが」
フィリップス
「まあ、十一班のあれを越えることはないだろう。……心理的に」
***
【パラディン大佐隊・第十二班第一号ブリッジ】
ザボエス
「一位を狙う気は毛頭ないが、せめて三班先生越えはしてえよな」
ヴァッサゴ
「狙っても、あの一位は越えられない……」
ザボエス
「十一班の越えられない壁」
***
【パラディン大佐隊・第三班第一号ブリッジ】
副長補佐
「あんなに速くきれいに〝開き〟もできるのに……練習中、十二班が執拗にうちの後をつけてきてたのは嫌がらせですか?」
エリゴール
「いや、だから追っかけだって」
副長補佐
「いったい誰を……班長ですか?」
エリゴール
「まさか。当然こっちだろ」
副長補佐
「え!? 今日だけ副長!?」
クルーA
「そんなに十二班長たちに好かれてる!?」
副長・プライス
「今日だけ三班長……真顔で嘘はつかないでくれ……うちの奴らはそのまま信じこんじまうから……」
エリゴール
「いいじゃないか、素直で。……おかげでこっちはものすごくやりやすい」
プライス
「やっぱり怖い。今日だけ三班長……」
***
【パラディン大佐隊・第一班第一号ブリッジ】
ハワード
「十二班は本当に、職人芸的に十一班の後につけてくるな」
フィリップス
「これで三班は三位に転落。あとはうちと六班がどこに食いこめるかだ」
ハワード
「せめて三班越えだけはしたい」
フィリップス
「と六班も思ってるだろうから、〝最初から縦〟部門では、三班は五位以内は確定だな」
ハワード
「ずっと最下位だった三班が、最低でも五位……」
フィリップス
「ちなみに、現時点での最下位は、三班のプレッシャーはなかったはずの二班」
ハワード
「最初に計測されたのがプレッシャーに……」
フィリップス
「それなら四班はもっとプレッシャーかかってたと思うが」
ハワード
「何位だった?」
フィリップス
「今のところ八位」
ハワード
「……大して変わらないだろ」
***
【パラディン大佐隊・第十一班第一号ブリッジ】
ロノウェ
「さすがに十二班も三班は越えてきたな」
レラージュ
「……十二班は次の〝移動しながら縦〟には挑戦するつもりでしょうか」
ロノウェ
「どうだろな。三班が挑戦するんだったらしそうな気がするが」
レラージュ
「三班……絶対挑戦しますね」
ロノウェ
「ああ、するな。〝今日だけ三班長〟なら絶対する」
レラージュ
「しかし、今日の目標は一班と六班! どちらも越えます!」
ロノウェ
「本当におまえは負けず嫌いだな……」
ハワード
「最後は十二班か。練習見たかぎりでは、確実に三班は越えてくると思うが」
フィリップス
「まあ、十一班のあれを越えることはないだろう。……心理的に」
***
【パラディン大佐隊・第十二班第一号ブリッジ】
ザボエス
「一位を狙う気は毛頭ないが、せめて三班先生越えはしてえよな」
ヴァッサゴ
「狙っても、あの一位は越えられない……」
ザボエス
「十一班の越えられない壁」
***
【パラディン大佐隊・第三班第一号ブリッジ】
副長補佐
「あんなに速くきれいに〝開き〟もできるのに……練習中、十二班が執拗にうちの後をつけてきてたのは嫌がらせですか?」
エリゴール
「いや、だから追っかけだって」
副長補佐
「いったい誰を……班長ですか?」
エリゴール
「まさか。当然こっちだろ」
副長補佐
「え!? 今日だけ副長!?」
クルーA
「そんなに十二班長たちに好かれてる!?」
副長・プライス
「今日だけ三班長……真顔で嘘はつかないでくれ……うちの奴らはそのまま信じこんじまうから……」
エリゴール
「いいじゃないか、素直で。……おかげでこっちはものすごくやりやすい」
プライス
「やっぱり怖い。今日だけ三班長……」
***
【パラディン大佐隊・第一班第一号ブリッジ】
ハワード
「十二班は本当に、職人芸的に十一班の後につけてくるな」
フィリップス
「これで三班は三位に転落。あとはうちと六班がどこに食いこめるかだ」
ハワード
「せめて三班越えだけはしたい」
フィリップス
「と六班も思ってるだろうから、〝最初から縦〟部門では、三班は五位以内は確定だな」
ハワード
「ずっと最下位だった三班が、最低でも五位……」
フィリップス
「ちなみに、現時点での最下位は、三班のプレッシャーはなかったはずの二班」
ハワード
「最初に計測されたのがプレッシャーに……」
フィリップス
「それなら四班はもっとプレッシャーかかってたと思うが」
ハワード
「何位だった?」
フィリップス
「今のところ八位」
ハワード
「……大して変わらないだろ」
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【パラディン大佐隊・第十一班第一号ブリッジ】
ロノウェ
「さすがに十二班も三班は越えてきたな」
レラージュ
「……十二班は次の〝移動しながら縦〟には挑戦するつもりでしょうか」
ロノウェ
「どうだろな。三班が挑戦するんだったらしそうな気がするが」
レラージュ
「三班……絶対挑戦しますね」
ロノウェ
「ああ、するな。〝今日だけ三班長〟なら絶対する」
レラージュ
「しかし、今日の目標は一班と六班! どちらも越えます!」
ロノウェ
「本当におまえは負けず嫌いだな……」
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