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【06】始まりの終わり(下)
18 部下の自主性に依存しています
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ドレイクの説明が終わり、質問タイムになったとたん、ドレイクにいちばん近い最前列の席(定位置)にいたフォルカスが右手を挙げた。
「殿下……本気で〝ゲート〟潰そうと思ってるんすか?」
見るからに疑わしそうに訊ねたフォルカスに同調するように、他の隊員たちもこくこくと首を縦に振っている。
フォルカスの元上官でもあるセイルに至っては、なぜか得意げな顔をして腕組みをしているが、彼がそんな態度をとれるのも、いま座っているのがフォルカスの後方の席(定位置)だからだろう。
フォルカスの視界にセイルが入らないことを祈りつつ、イルホンは待機室の壁に設置された巨大ディスプレイパネルの横――隊員たちから見て左側に置かれたテーブル席(定位置)で、フォルカスたちと共にドレイクの回答を待った。
「と、俺は思ってるがね。ただ、いくらやる気はあっても予定は未定。向こうがいつもの〝馬鹿の一つ覚え〟で来なかったら、先送りされるかもしれない」
隊員たちに動揺が走る。イルホンもこのドレイク大佐隊専用ドックに来る道中――今回は遅刻しそうだったので移動車を使用した――で聞かされていなければ、同じ反応をしていただろう。
「まさか、またあの円錐陣形……」
挙手せずにそう言ったのは、フォルカスの左隣に座っていたギブスンだった。
ちなみに、フォルカスの右隣にはマシムがいる。〈ライト〉の乗組員たち――オールディス、ラッセル、スターリング、バラードによると、フォルカスはセイルと〝和解した〟そうだが、セイルがいるときにはいまだにマシムとギブスンで両脇を固めている。和解したと思っているのはオールディスたちだけかもしれない。
「いや、あれはもうないだろ。あれなら〝馬鹿の一つ覚え〟のほうがまだマシだ。撤退できる可能性もなくはないからな」
「でも、今まで撤退できたこと、一度もありませんよね?」
「そりゃ、うちのスローガンが〝全艦殲滅〟だから」
ドレイクがにやにやしながら切り返す。
「ただ、『連合』がここを攻撃しはじめて、もう二年近く経ってる。そろそろまともな奴が来そうなんだよな」
「そのまともな奴って、具体的にどんな奴なんすか?」
悪い意味でギブスンを見習ったのか、今度は手を挙げずにフォルカスが質問する。
「まあ、人によって見解は違うだろうが、俺的には撤退前提で戦略を立ててる司令官だな。〝全艦殲滅〟できなかったら、それだけでここにダメージは与えられる。不敗神話の崩壊だ」
――自分で自分のこと、〝まとも〟って言ってるな。
思わずイルホンは冷やかしたくなったが、部下の立場としては激しく同意である。
フォルカスたちもそう思っているのだろう。納得の表情でうなずいていた。
「でも、〈フラガ〉が粒子砲使ったら、撤退は無理なんじゃ……」
おそるおそるだが、小さく手を挙げて意見したのは、珍しいことにシェルドンだった。
シェルドンの両脇に座っているティプトリーとスミスが、驚いたように彼を見つめている。
「いや、そうでもない。最初からばらけて来られたら、粒子砲も使いにくい」
〝魔法のステッキ〟ことパネルのタッチ棒で肩を叩きながら、ドレイクは真面目に答えた。
「一〇〇〇隻以下じゃないからですか?」
「それもある。あと、粒子砲使ってる間は、俺たちも身動きがとれない」
「それは確かに」
両腕を組んだ格好のまま、スミスがことさらに深くうなずく。粒子砲には何やら思うところがあるようだ。
「じゃあ、これから『連合』がばらけて攻めてくるかもしれないってことっすか?」
「そういう可能性もあるってことだ。もしかしたら、いつもの三〇〇〇隻に合わせて、第二基地から援軍が送りこまれてくるかもしれない」
「うわぁ……」
隊員の大半は顔色を変えたが、フォルカスの右隣に座っているマシムは、ほぼ無表情で独り言のように呟いた。
「それ、どうして今までやらなかったんですかね?」
ドレイクはにやりと笑うと、タッチ棒でマシムを指した。
「そうだよな。俺もそう思ってる。でも、『連合』のお偉方は、第一基地の連中なら〝全艦殲滅〟されてもいいって考えてるらしい。まあ、それもこの先変わるかもしれないけどな」
「……結局、俺たちはどうすれば?」
タッチ棒を一瞥してから、困惑したようにマシムが問い返す。
ドレイクはにっこり微笑んで、今度はタッチ棒をパネルに向けた。
「奴らがいつもどおりに来るならいつもどおりに。やり方を変えてくるならそれなりに。ただし、〝全艦殲滅〟して生きて帰る。これだけは絶対だ。ところで、オールディス」
「はい?」
いきなり呼ばれても特に驚いた様子もなく、セイルの左隣が定位置のオールディスは愛想よく返事をした。
「元アルスター大佐隊は、順調に〝調教〟されてるか?」
――え? どうしてそんなことをオールディスさんに?
イルホンはドレイクとオールディスを交互に眺めたが、他の隊員たちも同じ動きをしているのを見るに、彼らもイルホンと同じ疑問を抱いたのだろう。
「あー、順調かどうかは置いといて、元アルスター大佐隊は〝第五軍港隊〟、俺たちの古巣は〝第四軍港隊〟と呼び分けることにしたそうです」
「へー、軍港で分けたか。さすがパラディン大佐、頭いいな」
ドレイクは感心したように笑っていたが、イルホンは心の中で絶叫していた。
――そんな情報、何で当たり前のように知っているんですか!? オールディスさん!
「で、昨日、初めて両隊の班長たちが顔合わせして、明日は合同訓練をするそうです」
「もう!?」
耐えきれず、イルホンは声に出してしまったが、他の隊員たちも同じ言葉を発していた。
「なるほど、実地で〝調教〟か。それは楽しみだ」
「そうですね。俺もできたら見学させてもらいたいですが、俺の古巣には〝ゲート〟潰しの件は知らせないほうがいいですか?」
おそらく、オールディスは黙っておけと言われると思っていたに違いない。
しかし、それを見透かしたようにドレイクはニカッと笑った。
「いや、言っといてくれ」
「え!?」
オールディスだけでなく、イルホンたちも一緒に叫んでいた。
「本当は大佐会議したほうがいいんだろうけど、それじゃ殿下がハプニングを装って〝ゲート〟に無人艦を突っこめなくなっちゃうからな」
ドレイクはニタニタしながら話を続ける。
「でも、パラディン大佐たちは知っていたほうがいい。心構えがあるのとないのとでは全然違うだろ」
「右翼はどうするんですか?」
ドレイクの言いたいことを即座に理解したらしいオールディスが流れるように問う。
「ああ、あっちはほっといて大丈夫。七班長がいるから、臨機応変に動いてくれるし、動かしてくれる」
「七班長……ああ、ヴァラク大佐ですか。確かに、それなら何の心配もいりませんね」
したり顔でうなずくオールディスの隣で、セイルが複雑そうな表情をしていた。
ダーナに七班長ことヴァラクを押しつけてこの隊に来たことを、少しは気にしているのだろうか。
「今、いちばん不安なのが元アルスター……おっと、第五軍港隊なんだ。たぶん、次の出撃では、パラディン大佐はあっちに行って、直接指揮するんじゃないかと思うけど」
そう言って、ドレイクはパネルに映し出された左翼の前衛を目で示した。
(でも、実際に指揮するのは四班長なんだろうなあ……)
パネルを振り仰いでから、何となくキメイスを窺うと、イルホンから見て最前列の右端――イルホンから最も近い席(定位置)で、腕組みをしながらパネルを凝視していた。
四班長ことエリゴールは、キメイスの元上官だ。いろいろあったようだが、ドレイクにさえ詳細を語ったことはないそうだ。
ドレイクが四班長の名前は出さなかったのは、キメイスに気を遣ったからなのかもしれない。
(四班長って、上官にはものすごく好かれるけど、部下にはものすごく嫌われるタイプなのかな……)
ドレイクとは真逆……と思いかけたイルホンだったが、ドレイクの唯一の上官は〝ドレイクマニア〟な司令官である。
(何にでも例外はあるんだ)
イルホンは自分に言い聞かせると、手持ち無沙汰にしているドレイクに、そろそろお開きにしましょうかと声をかけた。
「殿下……本気で〝ゲート〟潰そうと思ってるんすか?」
見るからに疑わしそうに訊ねたフォルカスに同調するように、他の隊員たちもこくこくと首を縦に振っている。
フォルカスの元上官でもあるセイルに至っては、なぜか得意げな顔をして腕組みをしているが、彼がそんな態度をとれるのも、いま座っているのがフォルカスの後方の席(定位置)だからだろう。
フォルカスの視界にセイルが入らないことを祈りつつ、イルホンは待機室の壁に設置された巨大ディスプレイパネルの横――隊員たちから見て左側に置かれたテーブル席(定位置)で、フォルカスたちと共にドレイクの回答を待った。
「と、俺は思ってるがね。ただ、いくらやる気はあっても予定は未定。向こうがいつもの〝馬鹿の一つ覚え〟で来なかったら、先送りされるかもしれない」
隊員たちに動揺が走る。イルホンもこのドレイク大佐隊専用ドックに来る道中――今回は遅刻しそうだったので移動車を使用した――で聞かされていなければ、同じ反応をしていただろう。
「まさか、またあの円錐陣形……」
挙手せずにそう言ったのは、フォルカスの左隣に座っていたギブスンだった。
ちなみに、フォルカスの右隣にはマシムがいる。〈ライト〉の乗組員たち――オールディス、ラッセル、スターリング、バラードによると、フォルカスはセイルと〝和解した〟そうだが、セイルがいるときにはいまだにマシムとギブスンで両脇を固めている。和解したと思っているのはオールディスたちだけかもしれない。
「いや、あれはもうないだろ。あれなら〝馬鹿の一つ覚え〟のほうがまだマシだ。撤退できる可能性もなくはないからな」
「でも、今まで撤退できたこと、一度もありませんよね?」
「そりゃ、うちのスローガンが〝全艦殲滅〟だから」
ドレイクがにやにやしながら切り返す。
「ただ、『連合』がここを攻撃しはじめて、もう二年近く経ってる。そろそろまともな奴が来そうなんだよな」
「そのまともな奴って、具体的にどんな奴なんすか?」
悪い意味でギブスンを見習ったのか、今度は手を挙げずにフォルカスが質問する。
「まあ、人によって見解は違うだろうが、俺的には撤退前提で戦略を立ててる司令官だな。〝全艦殲滅〟できなかったら、それだけでここにダメージは与えられる。不敗神話の崩壊だ」
――自分で自分のこと、〝まとも〟って言ってるな。
思わずイルホンは冷やかしたくなったが、部下の立場としては激しく同意である。
フォルカスたちもそう思っているのだろう。納得の表情でうなずいていた。
「でも、〈フラガ〉が粒子砲使ったら、撤退は無理なんじゃ……」
おそるおそるだが、小さく手を挙げて意見したのは、珍しいことにシェルドンだった。
シェルドンの両脇に座っているティプトリーとスミスが、驚いたように彼を見つめている。
「いや、そうでもない。最初からばらけて来られたら、粒子砲も使いにくい」
〝魔法のステッキ〟ことパネルのタッチ棒で肩を叩きながら、ドレイクは真面目に答えた。
「一〇〇〇隻以下じゃないからですか?」
「それもある。あと、粒子砲使ってる間は、俺たちも身動きがとれない」
「それは確かに」
両腕を組んだ格好のまま、スミスがことさらに深くうなずく。粒子砲には何やら思うところがあるようだ。
「じゃあ、これから『連合』がばらけて攻めてくるかもしれないってことっすか?」
「そういう可能性もあるってことだ。もしかしたら、いつもの三〇〇〇隻に合わせて、第二基地から援軍が送りこまれてくるかもしれない」
「うわぁ……」
隊員の大半は顔色を変えたが、フォルカスの右隣に座っているマシムは、ほぼ無表情で独り言のように呟いた。
「それ、どうして今までやらなかったんですかね?」
ドレイクはにやりと笑うと、タッチ棒でマシムを指した。
「そうだよな。俺もそう思ってる。でも、『連合』のお偉方は、第一基地の連中なら〝全艦殲滅〟されてもいいって考えてるらしい。まあ、それもこの先変わるかもしれないけどな」
「……結局、俺たちはどうすれば?」
タッチ棒を一瞥してから、困惑したようにマシムが問い返す。
ドレイクはにっこり微笑んで、今度はタッチ棒をパネルに向けた。
「奴らがいつもどおりに来るならいつもどおりに。やり方を変えてくるならそれなりに。ただし、〝全艦殲滅〟して生きて帰る。これだけは絶対だ。ところで、オールディス」
「はい?」
いきなり呼ばれても特に驚いた様子もなく、セイルの左隣が定位置のオールディスは愛想よく返事をした。
「元アルスター大佐隊は、順調に〝調教〟されてるか?」
――え? どうしてそんなことをオールディスさんに?
イルホンはドレイクとオールディスを交互に眺めたが、他の隊員たちも同じ動きをしているのを見るに、彼らもイルホンと同じ疑問を抱いたのだろう。
「あー、順調かどうかは置いといて、元アルスター大佐隊は〝第五軍港隊〟、俺たちの古巣は〝第四軍港隊〟と呼び分けることにしたそうです」
「へー、軍港で分けたか。さすがパラディン大佐、頭いいな」
ドレイクは感心したように笑っていたが、イルホンは心の中で絶叫していた。
――そんな情報、何で当たり前のように知っているんですか!? オールディスさん!
「で、昨日、初めて両隊の班長たちが顔合わせして、明日は合同訓練をするそうです」
「もう!?」
耐えきれず、イルホンは声に出してしまったが、他の隊員たちも同じ言葉を発していた。
「なるほど、実地で〝調教〟か。それは楽しみだ」
「そうですね。俺もできたら見学させてもらいたいですが、俺の古巣には〝ゲート〟潰しの件は知らせないほうがいいですか?」
おそらく、オールディスは黙っておけと言われると思っていたに違いない。
しかし、それを見透かしたようにドレイクはニカッと笑った。
「いや、言っといてくれ」
「え!?」
オールディスだけでなく、イルホンたちも一緒に叫んでいた。
「本当は大佐会議したほうがいいんだろうけど、それじゃ殿下がハプニングを装って〝ゲート〟に無人艦を突っこめなくなっちゃうからな」
ドレイクはニタニタしながら話を続ける。
「でも、パラディン大佐たちは知っていたほうがいい。心構えがあるのとないのとでは全然違うだろ」
「右翼はどうするんですか?」
ドレイクの言いたいことを即座に理解したらしいオールディスが流れるように問う。
「ああ、あっちはほっといて大丈夫。七班長がいるから、臨機応変に動いてくれるし、動かしてくれる」
「七班長……ああ、ヴァラク大佐ですか。確かに、それなら何の心配もいりませんね」
したり顔でうなずくオールディスの隣で、セイルが複雑そうな表情をしていた。
ダーナに七班長ことヴァラクを押しつけてこの隊に来たことを、少しは気にしているのだろうか。
「今、いちばん不安なのが元アルスター……おっと、第五軍港隊なんだ。たぶん、次の出撃では、パラディン大佐はあっちに行って、直接指揮するんじゃないかと思うけど」
そう言って、ドレイクはパネルに映し出された左翼の前衛を目で示した。
(でも、実際に指揮するのは四班長なんだろうなあ……)
パネルを振り仰いでから、何となくキメイスを窺うと、イルホンから見て最前列の右端――イルホンから最も近い席(定位置)で、腕組みをしながらパネルを凝視していた。
四班長ことエリゴールは、キメイスの元上官だ。いろいろあったようだが、ドレイクにさえ詳細を語ったことはないそうだ。
ドレイクが四班長の名前は出さなかったのは、キメイスに気を遣ったからなのかもしれない。
(四班長って、上官にはものすごく好かれるけど、部下にはものすごく嫌われるタイプなのかな……)
ドレイクとは真逆……と思いかけたイルホンだったが、ドレイクの唯一の上官は〝ドレイクマニア〟な司令官である。
(何にでも例外はあるんだ)
イルホンは自分に言い聞かせると、手持ち無沙汰にしているドレイクに、そろそろお開きにしましょうかと声をかけた。
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