無冠の皇帝

有喜多亜里

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【04】始まりの終わり(上)

08 特攻されました(中)

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「大佐……いくら何でも、今の〝お願い〟の仕方は……」

 またしても司令官の返事は待たず、さっさと通信を切らせてしまったドレイクに、イルホンは呆れ半分怯え半分の眼差しを向けた。

「いやー、あれならすぐにやってくれるかなって思って。あせってる感、出まくってただろ?」

 しかし、ドレイクは悪びれるどころか得意げに笑い、インカムを再装着した。

「あせってる感……?」

 あせっている感じはまったくしなかったし、そもそも司令官はどんな言い方をされようが、ドレイクの〝お願い〟なら無条件で叶えてくれるだろう。
 自分が司令官に特別扱いされている自覚はあるようなのに――そうでなかったら、たとえ演出でもあんな言葉遣いはしないだろう――妙なところで距離を置いているのが本当に謎である。
 イルホンが眉根を寄せていると、ドレイクは艦長席のモニタを見て歓声を上げた。

「おおう、殿下。さすがに仕事が早い。もうバックして壁を作らせはじめたよ」
「バック?」

 言われてイルホンも覗いてみれば、〈フラガラック〉が前を向いたまま後退していた。しかも、恐ろしく速い。
 それと同時進行で、中央に配置されていた無人砲撃艦群三〇〇隻のうちの二〇〇隻が、すでに〈フラガラック〉の前方にあった無人護衛艦群一〇〇隻の壁のさらに前方に集結し、新たな壁を二枚造成していく。もしも有人艦で同じことをさせられていたら、時間がかかった上に、接触事故が多発していただろう。真似したくとも真似できない。まさに無人艦の真骨頂である。

「殿下、どこまで後退されるんですかね……」

 護衛のコールタン大佐隊とパラディン大佐隊を置き去りにして後退していく旗艦を眺めながらイルホンが呟くと、ドレイクは愉快そうに笑った。

「たぶん、殿下的に撤退にならないところまで、だろうな。俺にはそれはわからなかったから、ただ後ろに下がってとだけ言ったんだけど」
「撤退……」
「この艦隊でこそ、絶対に許されないことだろ、それは」

 ドレイクは笑っていたが、イルホンは思わず居住まいを正した。
 皮肉なものだ。かつて敵だったこの男のほうが、「帝国」におけるこの艦隊――いや、司令官の立ち位置をよく理解している。

「まあ、殿下にあそこまで後退していただかなくても、本来、〈フラガラック〉は無人艦二四〇〇隻だけでも勝てるんだよな。それこそ、二四〇〇隻を全部突っこませて自爆させ、潰しきれなかった残りを粒子砲で一掃しちまえばいい。むしろ、いつもより短時間で片がつく」
「それはそうですが……身も蓋もないですね」
「まったくだ。そんな戦い方をしていたら、無人艦が何万隻あったって足りゃしねえ。それこそ向こうの思う壺だ」
「でも、今回も〝在庫処分〟はするんですよね?」

 現在、中央にいる〈ワイバーン〉の周囲には、壁二枚を作るため一〇〇隻に激減してしまった無人砲撃艦群がいる。そして、そのはるか前方には、無人突撃艦(ではないものも今回はかなり交ざっているが一応)約一二〇〇隻が、いつものように配置されていた。

「それはまあ、俺が〝お願い〟しちゃったし、〝在庫処分〟じゃなくても、無人艦を突っこませて自爆させなきゃ、また殿下に粒子砲撃ってもらわなくちゃならなくなるし」

 ドレイクは決まり悪そうに苦笑いしたが、イルホンがこう訊くと、たちまち真顔になった。

「じゃあ、この〈ワイバーン〉は今までどおり、前の無人砲撃艦群と一緒に中央を攻撃するんですか?」
「いやいや、それはないない」

 右手を左右に振って、ドレイクは即答した。

「あれじゃもう旗艦なんて何の意味もないだろ。たぶん、あの円錐の先端あたりにいるんだろうが、旗艦がなくなろうがなくなるまいが、あいつらは〈フラガ〉に向かって突っこんでくる。……粒子砲さえ使われなければ、それがいちばん生き残れる確率が高いからな」
「え……生き残れる?」

 旗艦の位置も納得しがたかったが――これまでここを攻撃してきた「連合」の旗艦は、例外なく艦隊の後方にいた――それ以上にイルホンが引っかかったのがそこだった。
 あの陣形は攻撃されても反撃はほとんどできない。先ほどそう言ったのは、ドレイク自身ではないか。

「あれは玉ねぎみたいなもんなんだよ」

 そう言うドレイクの顔は、あくまで真剣だった。

「たとえ〝在庫処分〟したところで、潰せるのは玉ねぎの先っちょだけだ。外側の皮部分はどうしても残っちまう。もちろん、その皮を剥いでいくことはできるが、剥がされれば剥がされるほど玉ねぎは動きやすくなって、逆に進行速度は上がっちまうんだ」

 イルホンは彗星のように宇宙を飛ぶ巨大な玉ねぎを想像した。進むごとに皮が剥け、細く小さくなっていく。最後に芯だけが残り、あの無人艦の壁を突き破るところまで想像して思わず叫んだ。

「もう最初から粒子砲を使いましょう!」
「まあ、それがいちばんだが、一〇〇〇隻以下まで減らさないと、確実に〝全艦殲滅〟できないだろ」

 ドレイクは困ったように笑ってシートから立ち上がると、艦長席に寄りかかって腕組みをした。

「とりあえず、今日の〈ワイバーン〉は左翼にお邪魔させていただく。元ウェーバー大佐隊と一緒に玉ねぎの皮剥きだ。主に右半分のな」
「え、では、今日の〝〈旧型〉組〟は?」
「当然左翼。左翼はアルスター大佐隊一〇〇隻とその護衛に使われる無人艦二〇〇隻が〝戦力外〟だからな。右翼が有人無人合わせて六〇〇隻なのに対して、丸々三〇〇隻も不足してる。今回、うちが引き連れていける無人艦は一〇〇隻だから、まだ二〇〇隻足りない計算だ。……アルスター大佐隊担当の無人艦二〇〇隻、今日だけレンタルしてもらえたらいいのになあ。あの隊に無人艦なんて、はっきり言って不要だろ」
「まさかとは思いますが……今日もアルスター大佐隊は背面攻撃をするんですか?」

 艦長席のモニタで配置を確認しながらイルホンが問えば、ドレイクは酷薄な笑みを浮かべて答えた。

「当然するだろ。あの大佐は状況に合わせて作戦変更なんて〝当たり前〟のことはできない。敵の陣形がどう変わろうが、大きく迂回して背面攻撃一択。でも、今回はあちらさんのスピードが速すぎて、背後にも回りきれないかもしれないな」
「……それでも、アルスター大佐は〝栄転〟にはならないんですか?」

 確かに、ウェーバーやマクスウェルのように、直接ドレイクの邪魔はしていない。だが、アルスターは間接的にこの艦隊全体の足を引っ張っている。もう充分〝栄転〟対象であるようにイルホンには思えた。

「イルホンくん。それは殿下が決めることだよ」

 自分が〝お願い〟すれば、即〝栄転〟になるとわかっていながら、ドレイクは諭すように笑った。

「そして、それを決めさせるのは、アルスター大佐自身だ。俺は俺のできることを粛々とする。――というわけでディック! 今日は左翼で玉ねぎの皮剥きだ! 〝在庫処分〟が終わったら、玉ねぎが膨張しないように並走して撃ちまくれ! 右翼もきっとそうする!」

 いきなり大声を出されて、イルホンや〈ワイバーン〉の乗組員たちはびくっと肩を震わせたが、そういえばドレイクは珍しく、もうインカムをつけていたのだった。

(あれ? ということは、今までの会話も……?)

 何かまずいことは話していなかっただろうかとイルホンが考えている間にも、ドレイクは前を向いたまま叫びつづける。

「で、オールディス! おまえらはダーナの無人艦になりきれ! 七班長のほうは気にするな! あいつらはあいつらで勝手にやる!」

 ――七班長……大佐に信頼されてるってことかな。
 配置図を確認してみたが、ダーナ大佐隊も七班長隊も、いつもと変わらないように見える。が、それはアルスター大佐隊と元ウェーバー大佐隊も同じだ。
 今回、いつもと違うのは、中央の無人砲撃艦群が三〇〇隻から一〇〇隻に減っていること。その減った分の二〇〇隻と無人護衛艦一〇〇隻で壁を三枚作り、〈ワイバーン〉の後方にハードルのように縦に並べて配置していること。さらに、そのはるか後方、そこで無人艦の遠隔操作ができるのかと不安になるほど離れた座標ばしょに〈フラガラック〉が鎮座していることだ。
 コールタン大佐隊とパラディン大佐隊は、〈フラガラック〉に合わせて後退することは諦めたらしく、無人艦の壁を補強するように両翼に展開していた。そこもいつもと違うと言えば違うが、〈フラガラック〉ほどではない。

「言っとくが、あの無人艦の壁三枚はあてにするな! あれはデッドライン! あそこまで到達されたら、たとえ粒子砲で〝全艦殲滅〟してもらっても、この艦隊は負けたと思え! いいな!」

 ドレイクはあくまでも、〈旧型〉のディックと〈新型〉のオールディスに対して言っていたのかもしれない。
 しかし、〈ワイバーン〉の乗組員たちは迷うことなく応答した。

「イエッサー!」

 * * *

 インカムでドレイクから指示を受けたらしいディックは、何とも形容しがたい複雑な表情をしていた。

「どうした? 大佐は何て言ってる?」

 右隣の操縦席にいるスミスに促され、ディックは口を開きかけたが、すぐに閉じてうーんと唸った。

「何と言うか……俺にはドレイク大佐用語は難しすぎる……」
「は?」
「スミスさん。『今日は左翼で玉ねぎの皮剥き』だそうです」

 見かねたキメイスが通信席からそう口を挟むと、例によって爆睡しているウィルヘルム以外全員がキメイスに注目した。

「玉ねぎ!?」
「って言うか、キメイスくん! 何で君がそれを!?」
「通信士にとって盗み聞きはできて当然の技能です」

 そんな真顔で、と真顔で呟いたのは砲撃席のギブスンで、艦長席のフォルカスは、個人の見解ですって付け足しとけ! と叫んでいた。基本、フォルカスは良識の人である。

「まあ、今はこの際、盗み聞きでも何でもいい」

 ドレイク大佐隊員たちのリーダー格であるスミスは、隊員一の常識家であると同時に、割り切るときには割り切る実務家でもあった。

「キメイス。大佐の具体的な指示は?」
「『〝在庫処分〟が終わったら、玉ねぎが膨張しないように並走して撃ちまくれ!』。〝玉ねぎ〟というのは、あの円錐陣形のことです。たぶん、『連合』の隠語とかではなくて、大佐が勝手に命名したんだと思いますが」
「だろうな。形はだいぶ違うが、確かにあれは〝玉ねぎ〟だ。外から攻撃しても、なかなか中までは届かない」
「大佐は右翼も同様の攻撃をすると考えているようです。つまり、左翼と右翼、両翼から攻撃して、密集状態のままにさせておきたいんでしょう。密集していればしているほど、進行速度は落ちますからね」
「すげえ……」

 スミスの隣で、ディックが小さく呻いていた。

「あんな命令で、どうしてそこまでわかるんだ……」

 そんなディックを一瞥したスミスは、もう一度キメイスの名前を呼ぶと、ディックが座っている情報処理席を左の親指で指した。

「これから戦闘終了まで席替えだ。ディック。おまえは通信席に行け」
「ええっ!? 何でっ!?」

 と訊き返したのはディックだけで、フォルカスとギブスンは、さすがスミスさんだと感心したような顔をしていた。
 キメイスも今回だけは仕方ないかと思う。ディックいわくドレイク大佐用語は、人を選ぶ用語なのだ。おそらく、〈新型〉のオールディスにはあれで通じているはずである。というより、あそこの乗組員でドレイク大佐用語を解せるのは、オールディスしかいなそうだ。

「大佐が知ったら何て言いますかね」

 苦笑いしつつも、キメイスは通信席から立ち上がった。

「たぶん、何も言わないな。やるべきことがやれてたら。あ、ディック。そのインカムは外さなくていい。キメイスとインカム交換もしなくていい。おまえはただ席を移動しろ」
「くそう! 俺にもドレイク大佐用語がわかれば……!」

 ディックは悔しげに拳を握りしめたが、情報処理席に居座りつづけることもなく、キメイスと入れ違いに通信席に腰を下ろした。
 自分には無理だと思ったら潔く引き下がるあたりが、さすがウェーバー大佐隊で生き残った元班長の一人だ。そのうちドレイク大佐用語もわかるようになるだろう。たぶん。

「ところで、そのインカムで大佐と話はできるのか?」

 久しぶりに座った情報処理席に何となく懐かしさを覚えていると、スミスに横目でそう訊かれた。

「今は無理ですね。大佐、インカム切ってます」

 予想はしていたのか、スミスが呆れたように口元をゆるめる。

「本当に、自分が話したいときしか使う気ないな、あの人は」
「まあ、そもそもそのためのインカムですからね。こちらからどうしても話したかったら、軍艦ふねの通信回線使うしかありませんよ」
「席替え、しなくてもよかったか?」
「いえ、してよかったです」

 モニタを確認しながら、キメイスは紫色の目を細めた。

「玉ねぎの皮剥き状況、ここがいちばんよくわかりますからね。器用貧乏の本領、存分に発揮してください」
「キメイス、おまえ……」
「キメイスさん……」

 器用貧乏な操縦士と器用貧乏な砲撃手がショックを受けて絶句しているのを見て、一応艦長のフォルカスがすかさず窘める。

「キメイス。俺から見たら、おまえも充分器用貧乏だからな?」

 基本、フォルカスは平和主義者なのだ。
 アルスター大佐隊以外には。

 * * *

「無人艦になりきる……」

 オールディスからドレイクの指示を伝えられたラッセルたちは、深刻な表情で復唱した。

「それって、玉ねぎの皮剥きより難しくないか……?」

 そう呟いたのは、通信席にいるだけのスターリングだった。
 ラッセルたちは知らないことだが、キメイスの推測どおり、オールディスはドレイク大佐用語を完全にマスターしていた。おかげで〈新型〉の乗組員たちは、短時間で要領よくドレイクの命令内容を理解できたのである。

「まあ、確かにな。無人艦になりきるんだったら、今回は主体的に動けない」

 何が楽しいのか、例によってオールディスがへらへら笑いながら同意する。
 今ではラッセルたちも慣れてしまったが、戦闘開始直前から戦闘終了までのオールディスはだいたいこんな感じだ。スターリングいわく〝船頭ハイ〟。しかし、〈旧型〉でやはり船頭をしているディックはそんなことはないそうだから(スミスいわく。ウェーバー大佐隊にいたときでも、あれほど真剣な顔をしているあいつは見たことがない)、これはもうオールディスの〝持病〟だろう。
 しかし、〈新型〉の司令塔が艦長席に座っているだけのバラードではなく、このオールディスであるのもまた事実である。
 本来なら操縦士であるセイルが訊くべきことだろうとは思うが、当人は復唱した以外は沈黙を貫いている。ラッセルは仕方なく、セイルの代わりにオールディスに訊ねた。

「今回の無人艦は、主にどう動くんだ?」
「それはまあ、おまえの〝心の上官〟しだいだな」

 にやにやしながらオールディスが答える。言われてみればそのとおりだが、その表情と言い方がかなりむかつく。ラッセルは思わずオールディスを睨みつけた。

「いやいや、悪かった。おまえの〝心の上官〟は、もうダーナ大佐じゃなかったな」

 別に〝心の上官〟には何も思うところはなかったのだが、オールディスにはそこが気に入らなかったのだと誤解されたようだ。多少申し訳なさげに笑い返された。

「まっとうな大佐だったら、ドレイク大佐のいう〝玉ねぎの皮剥き〟をするだろうな。つまり、並走して側面から攻撃。基本的にはいつもと同じだが、いつも以上に〝かっ飛ばす〟必要がある。そして、当然ながら無人艦は、それにぴったり着いていかなければならない」
「いつも以上……」

 期せずして、オールディスとセイル以外の全員が同じ言葉を口にした。
 もしかしたら、あの後セイルが何も言わなかったのは、すでにそのことがわかっていたからなのかもしれない。

「あれ以上か……」

 艦長席にいるだけのバラードが苦々しく呟く。

「無人艦ならいくらでも飛ばせるが、有人艦では限度ってもんが……」
「その言い訳は、ドレイク大佐には通用しないぞ」

 ラッセルが声を低めてそう言うと、バラードとスターリングは、そうだよなと嘆息した。

「そうだぞー。ドレイク大佐がその気になったら、その日のうちにどこにでも転属させられるからなー」

 場違いなほど脳天気な声でオールディスが言った。〈新型〉のブリッジ内の空気が一瞬にして凍りつく。

「オールディス、それは……!」

 この操縦士の前では絶対禁句だとラッセルが叫ぶより先に、その操縦士が操縦桿を握りしめたまま含み笑った。

「そうだな……あの大佐なら、この艦隊内のどこにだって転属させられる……」
「いや、転属させてるのは殿下だろ」
「こんなときにどうでもいいツッコミをするな、スターリング!」
「最初にドレイク大佐の名前を出したおまえが言うな、ラッセル!」
「おいおい、ゼロ・アワー直前に子供みたいな喧嘩するなよ。情けないな」
「いちばんの元凶が他人事みたいに言うな、オールディス!」
「しかも、安全ベルト二重にしてやがる!」
「いや、冗談抜きで、今のうちにやっておかないとまずい」

 オールディスは別人のように真面目な顔でバラードを振り返った。

「隣の操縦士は、今日は本気で無人艦になりきるつもりだぞ。……ダーナ大佐隊に差し戻されたくないからな」
「だからッ! それを言うなッ!」

 バラードだけでなく、ラッセルとスターリングも叫んだとき、機関席のラスは無言で自分の安全ベルトを点検していた。
 そして、ゼロ・アワーになったと同時に、いつものあのセリフを絶叫したのである。

「うちの班長こんなんで、ほんとにすいませーんッ!」

 いつもなら君が謝る必要はないと言っているラッセルたちだが、今回ばかりは安全ベルトを握りしめながら、本当にどうしてこうなった、と心の中でぼやいたのだった。
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