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【01】連合から来た男
17 ワイバーン始めました
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〝〈ワイバーン〉じゃないほう〟の命名はとりあえず保留となった。
次回は〈ワイバーン〉一隻で出撃するとドレイクが宣言したからだ。
ドックから陽光の下に引き出された〈ワイバーン〉を見た瞬間、隊員たちは大きくどよめいた。
「おお、すげえ強そう」
「同じ『連合』の軍艦なのに、いつものやつらとはどっか違うんだよな。……どこだろ?」
「やっぱ『帝国』で造ったから?」
ドレイクは何も言わずに〈ワイバーン〉を見ていた。
笑ってはいたが、どこか寂しげな感じがした。
「懐かしいですか?」
イルホンがそう訊ねると、ドレイクは〈ワイバーン〉を見つめたまま答えた。
「ああ。偽物だとわかっていても懐かしい。……複雑だな」
〈ワイバーン〉はそのまま発射装置へと運ばれた。それを見ながらイルホンは、ドレイクが〝採用試験〟のためにたった一人で〝〈ワイバーン〉じゃないほう〟に乗艦した日のことを思い出し、懐かしいと思ってから、それがつい先月のことだったことに気がついて愕然とした。
そういえば、ドレイクが本物の〈ワイバーン〉を失ったのもまだ一月あまり前のことだ。たった一月でも、人は〝懐かしい〟と思えるものらしい。
「また座席が足りねえな」
〈ワイバーン〉に搭乗した隊員たちは、そろって苦笑いを浮かべた。
「そうだな。今度の出撃までに、そこの隅に座席作るか」
ドレイクもやはり苦笑して、ブリッジの隅を親指でさす。
試験かつ訓練航行だというのに、ドレイクはイルホンを含む部下全員を〈ワイバーン〉に乗せた。しかし、皆それを当然のことだと受けとめていた。
「地上からだとGがかかるからなあ。……スミス、フォルカス、キメイス。おまえらはシートなしでGに耐えろ」
「大佐、それ、何の罰ゲームですか?」
それでも、彼らは笑ってブリッジの隅に行き、壁に背をつけて座った。
(もう〝くん〟はやめるんだ)
いちばん左端のシートに座れたイルホンは内心驚いた。きっとこれを機に、本当の〝ドレイク大佐〟に戻るつもりなのだろう。戦闘中だけでなく、戦闘外でも。
「大佐。元祖〈ワイバーン〉のブリッジには、座席はいくつあったんですか?」
「うーん? えーと」
スミスの質問を受けて、ブリッジ内を指さしながら、記憶の中の座席を数えはじめる。
「二・三・二・二・一……座席は十。でも、人員不足だったから人数は九人。……今と同じだ」
ドレイク以外、全員が息を呑んだ。
だが、ドレイクは苦く笑い、軽くかぶりを振った。
「偶然だ。何もかもが皆違う。それでも……懐かしい。俺は『連合』軍は大嫌いだったが、あの軍艦だけは大好きだった。あの軍艦だけは、あの軍艦に乗ってた奴らだけは、俺を裏切らなかった。――『帝国』でこの軍艦に乗ってれば、嫌な思いもさせられるだろう。ちょうど座席も足りてない。今ならまだ間に合う。まだ降りられる」
「もう無理っすよ、大佐」
フォルカスがにやにやしながら右手をひらひらさせる。
「俺たち、前回の出撃で知っちゃいましたから。あんたについてけば、とんでもないものが見られる。そして、生きて帰れる」
「イルホン別にして、最初の七人に選ばれた栄誉を捨てたくないので、シートなくても降りません」
「おまえら……」
艦長席から彼らを振り返ったドレイクは、呆れ果てたように言った。
「本当に馬鹿だな」
「それ、大佐にだけは言われたくないです」
「最初の出撃のとき、留守番させられたの、俺、今でも恨んでます」
そのとき、〈ワイバーン〉のエンジンが稼働した。あわててドレイクが前に向き直る。
「はーい。もう締め切りでーす。乗降口、ロックしましたー」
正操縦士の座を与えられたマシムが、愛想の悪いバスの運転手のように告げる。
「もう降ろしたくても降ろせません。言うのが遅すぎました。……この軍艦見ちゃったら、降りられるわけないでしょ。かっこよすぎですよ」
「男の子だねえ」
ドレイクは苦笑まじりに嘆息すると、艦長席の横に立った。
「悪かった。確かに言うのが遅すぎた。せめて、この軍艦見せたときに言えばよかった。だから俺も罰ゲーム! 立ったまま大気圏外に出る!」
「ええっ!」
とは、シートなし三人組が言った。それを耳に留めてドレイクが真顔で訊ねる。
「おまえら、じゃんけんして誰か一人座るか?」
三人はそろって首を横に振った。
「ここの艦長席なんか、恐れ多くて座れません!」
「……発射準備整いました」
マシムがインカムで発射装置の管制室に報告する。
「大佐……本気?」
「本気!」
「それ、罰ゲーム超えてます。罰です」
「……カウント入ります。三〇、二九、二八……」
背後の騒ぎを黙殺して、マシムは淡々と自分の仕事を進めていく。ドレイクの人選の確かさに、今さらながらイルホンは感嘆した。
「……三、二、一、始動!」
シートに安全ベルトで体を固定させていても、かかる加速度は凄まじい。これでも昔よりはるかに軽減されているのだそうだ。
だが、イルホンがドレイクを見ると、彼は艦長席に手をかけて立っていた。
立って、笑っていた。
「『帝国』でこの軍艦に乗りたがるなんざ、おまえら、いかれてるよ!」
「連合」から来た男は、笑いながら絶叫した。
「もしかしたら、俺よりいかれてるかもな! でも、安心しろ! この軍艦に乗ってるかぎり、必ずおまえらは生きて帰す!」
これが、本当の〝ドレイク大佐〟。
生きて帰るために、無人艦を一〇〇〇隻近く撃ち落としつづけた砲撃艦の艦長。
確かに、自分たちはいかれている。
一月あまり前までは「連合」の軍人だった男に。
その男が愛した軍艦を模した軍艦に。
「大佐、かっこいー!」
「はっはー! 知ってるよ!」
敵地でよみがえった〈ワイバーン〉は、発射装置を飛び立って、まっすぐに宇宙をめざした。
* * *
「さすがに今日はついていかないな、〝ストーカー〟」
〈フラガラック〉の艦長席にあるモニタで、〈ワイバーン〉が飛び立つ様を眺めていたアーウィンを、ヴォルフは背後から冷やかした。
「今日は試験航行だろう。私が見たいのは、戦闘中の〈ワイバーン〉だ」
そう答えながらも、モニタから目を離さない。
「連日連夜突貫作業させてまで、それが見たかったのか?」
「あの変態は〈ワイバーン〉でなくては実力を発揮できない。もっと忠実に再現したかったが、構造上どうしても変えざるをえなかった。できれば設計からやりなおしたい」
「やりなおすときは本人も参加させろよ。しかし、あれを見て『連合』はどう思うかね。あいつがここに亡命したこと、バレちまうんじゃないか?」
「公式には認めていないかもしれないが、すでにバレているだろう。あの変態を〝戦死〟させた部下には申し訳ないことをした」
「まったくだ。〈ワイバーン〉だけだったら、『帝国』がデザインをパクっただけで済んだのに」
「それでも、わかる人間にはわかるだろう。中身が〈ワイバーン〉だ」
「え?」
「あの変態そのものが、〈ワイバーン〉だ」
ここでアーウィンはようやくモニタから目を離し、艦長席のそばに立っていたキャルに顔を向けた。
「キャル。これで少しは気が晴れたか?」
「はい」
〈フラガラック〉専属オペレータは無表情に答える。
「六割ほどは晴れました」
「まだ四割は気にしてるのか」
呆れてヴォルフが言うと、キャルはやはり冷静に応じた。
「次の出撃で無事に帰ってきてくだされば、三割減少すると思います」
「一割はどうしても消えないのか」
「消してはいけないと思います」
ヴォルフだけでなくアーウィンも、あっけにとられてキャルを見た。
キャルはそれ以上は答えず、彼にしか見えない何かを見つめつづけていた。
次回は〈ワイバーン〉一隻で出撃するとドレイクが宣言したからだ。
ドックから陽光の下に引き出された〈ワイバーン〉を見た瞬間、隊員たちは大きくどよめいた。
「おお、すげえ強そう」
「同じ『連合』の軍艦なのに、いつものやつらとはどっか違うんだよな。……どこだろ?」
「やっぱ『帝国』で造ったから?」
ドレイクは何も言わずに〈ワイバーン〉を見ていた。
笑ってはいたが、どこか寂しげな感じがした。
「懐かしいですか?」
イルホンがそう訊ねると、ドレイクは〈ワイバーン〉を見つめたまま答えた。
「ああ。偽物だとわかっていても懐かしい。……複雑だな」
〈ワイバーン〉はそのまま発射装置へと運ばれた。それを見ながらイルホンは、ドレイクが〝採用試験〟のためにたった一人で〝〈ワイバーン〉じゃないほう〟に乗艦した日のことを思い出し、懐かしいと思ってから、それがつい先月のことだったことに気がついて愕然とした。
そういえば、ドレイクが本物の〈ワイバーン〉を失ったのもまだ一月あまり前のことだ。たった一月でも、人は〝懐かしい〟と思えるものらしい。
「また座席が足りねえな」
〈ワイバーン〉に搭乗した隊員たちは、そろって苦笑いを浮かべた。
「そうだな。今度の出撃までに、そこの隅に座席作るか」
ドレイクもやはり苦笑して、ブリッジの隅を親指でさす。
試験かつ訓練航行だというのに、ドレイクはイルホンを含む部下全員を〈ワイバーン〉に乗せた。しかし、皆それを当然のことだと受けとめていた。
「地上からだとGがかかるからなあ。……スミス、フォルカス、キメイス。おまえらはシートなしでGに耐えろ」
「大佐、それ、何の罰ゲームですか?」
それでも、彼らは笑ってブリッジの隅に行き、壁に背をつけて座った。
(もう〝くん〟はやめるんだ)
いちばん左端のシートに座れたイルホンは内心驚いた。きっとこれを機に、本当の〝ドレイク大佐〟に戻るつもりなのだろう。戦闘中だけでなく、戦闘外でも。
「大佐。元祖〈ワイバーン〉のブリッジには、座席はいくつあったんですか?」
「うーん? えーと」
スミスの質問を受けて、ブリッジ内を指さしながら、記憶の中の座席を数えはじめる。
「二・三・二・二・一……座席は十。でも、人員不足だったから人数は九人。……今と同じだ」
ドレイク以外、全員が息を呑んだ。
だが、ドレイクは苦く笑い、軽くかぶりを振った。
「偶然だ。何もかもが皆違う。それでも……懐かしい。俺は『連合』軍は大嫌いだったが、あの軍艦だけは大好きだった。あの軍艦だけは、あの軍艦に乗ってた奴らだけは、俺を裏切らなかった。――『帝国』でこの軍艦に乗ってれば、嫌な思いもさせられるだろう。ちょうど座席も足りてない。今ならまだ間に合う。まだ降りられる」
「もう無理っすよ、大佐」
フォルカスがにやにやしながら右手をひらひらさせる。
「俺たち、前回の出撃で知っちゃいましたから。あんたについてけば、とんでもないものが見られる。そして、生きて帰れる」
「イルホン別にして、最初の七人に選ばれた栄誉を捨てたくないので、シートなくても降りません」
「おまえら……」
艦長席から彼らを振り返ったドレイクは、呆れ果てたように言った。
「本当に馬鹿だな」
「それ、大佐にだけは言われたくないです」
「最初の出撃のとき、留守番させられたの、俺、今でも恨んでます」
そのとき、〈ワイバーン〉のエンジンが稼働した。あわててドレイクが前に向き直る。
「はーい。もう締め切りでーす。乗降口、ロックしましたー」
正操縦士の座を与えられたマシムが、愛想の悪いバスの運転手のように告げる。
「もう降ろしたくても降ろせません。言うのが遅すぎました。……この軍艦見ちゃったら、降りられるわけないでしょ。かっこよすぎですよ」
「男の子だねえ」
ドレイクは苦笑まじりに嘆息すると、艦長席の横に立った。
「悪かった。確かに言うのが遅すぎた。せめて、この軍艦見せたときに言えばよかった。だから俺も罰ゲーム! 立ったまま大気圏外に出る!」
「ええっ!」
とは、シートなし三人組が言った。それを耳に留めてドレイクが真顔で訊ねる。
「おまえら、じゃんけんして誰か一人座るか?」
三人はそろって首を横に振った。
「ここの艦長席なんか、恐れ多くて座れません!」
「……発射準備整いました」
マシムがインカムで発射装置の管制室に報告する。
「大佐……本気?」
「本気!」
「それ、罰ゲーム超えてます。罰です」
「……カウント入ります。三〇、二九、二八……」
背後の騒ぎを黙殺して、マシムは淡々と自分の仕事を進めていく。ドレイクの人選の確かさに、今さらながらイルホンは感嘆した。
「……三、二、一、始動!」
シートに安全ベルトで体を固定させていても、かかる加速度は凄まじい。これでも昔よりはるかに軽減されているのだそうだ。
だが、イルホンがドレイクを見ると、彼は艦長席に手をかけて立っていた。
立って、笑っていた。
「『帝国』でこの軍艦に乗りたがるなんざ、おまえら、いかれてるよ!」
「連合」から来た男は、笑いながら絶叫した。
「もしかしたら、俺よりいかれてるかもな! でも、安心しろ! この軍艦に乗ってるかぎり、必ずおまえらは生きて帰す!」
これが、本当の〝ドレイク大佐〟。
生きて帰るために、無人艦を一〇〇〇隻近く撃ち落としつづけた砲撃艦の艦長。
確かに、自分たちはいかれている。
一月あまり前までは「連合」の軍人だった男に。
その男が愛した軍艦を模した軍艦に。
「大佐、かっこいー!」
「はっはー! 知ってるよ!」
敵地でよみがえった〈ワイバーン〉は、発射装置を飛び立って、まっすぐに宇宙をめざした。
* * *
「さすがに今日はついていかないな、〝ストーカー〟」
〈フラガラック〉の艦長席にあるモニタで、〈ワイバーン〉が飛び立つ様を眺めていたアーウィンを、ヴォルフは背後から冷やかした。
「今日は試験航行だろう。私が見たいのは、戦闘中の〈ワイバーン〉だ」
そう答えながらも、モニタから目を離さない。
「連日連夜突貫作業させてまで、それが見たかったのか?」
「あの変態は〈ワイバーン〉でなくては実力を発揮できない。もっと忠実に再現したかったが、構造上どうしても変えざるをえなかった。できれば設計からやりなおしたい」
「やりなおすときは本人も参加させろよ。しかし、あれを見て『連合』はどう思うかね。あいつがここに亡命したこと、バレちまうんじゃないか?」
「公式には認めていないかもしれないが、すでにバレているだろう。あの変態を〝戦死〟させた部下には申し訳ないことをした」
「まったくだ。〈ワイバーン〉だけだったら、『帝国』がデザインをパクっただけで済んだのに」
「それでも、わかる人間にはわかるだろう。中身が〈ワイバーン〉だ」
「え?」
「あの変態そのものが、〈ワイバーン〉だ」
ここでアーウィンはようやくモニタから目を離し、艦長席のそばに立っていたキャルに顔を向けた。
「キャル。これで少しは気が晴れたか?」
「はい」
〈フラガラック〉専属オペレータは無表情に答える。
「六割ほどは晴れました」
「まだ四割は気にしてるのか」
呆れてヴォルフが言うと、キャルはやはり冷静に応じた。
「次の出撃で無事に帰ってきてくだされば、三割減少すると思います」
「一割はどうしても消えないのか」
「消してはいけないと思います」
ヴォルフだけでなくアーウィンも、あっけにとられてキャルを見た。
キャルはそれ以上は答えず、彼にしか見えない何かを見つめつづけていた。
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