怪しい話が好きすぎる

廃屋の女

ある日、私と友人の真理恵は、廃屋に佇む怖い女の幽霊についての噂を聞きつけました。好奇心にかられて、ふたりでその廃墟へと足を踏み入れました。最初は冗談半分で、その怖い女の幽霊に興味津々でした。

　しかし、その建物の陰惨さは、私たちを不安にさせました。暗闇が廃墟を包み込み、どこからか聞こえる不気味な音が私の背筋を凍りつかせました。真理恵も自分と同じように怯えていたが、好奇心ゆえに奥に進んでいきました。

　しかし、部屋から部屋へと進むたびに、恐怖が増していきました。それでも、なぜかその場所を去ることはできず、私たちは廃屋の奥深くへと足を踏み入れました。

　真理恵が小さな声で何かつぶやいた。私は思わず振り返り、彼女を確認しましした。

「真理恵、大丈夫？」と声をかけると、彼女は唇を固く結んで何も言わなかったです。彼女の視線は私の背後をみていました。私はゆっくりと振り返りました。

　目の前で女が私たちを見つめていた。その目は大きく、そして深く黒ずんでおり、私たちを引き込むようだった。私と真理恵は声を上げて叫び、廃屋から必死に逃げ出した。

　その日以来、私たちは二度とあの廃屋に足を踏み入れることはなかった。しかし、あの女の幽霊の目が、私たちの心に永遠に焼きついている。

あの日見たものは、決して忘れられることはない。廃屋の女は、私たちの心の中で居座り続けるだろう。

いかがでしょうか、廃屋に興味本位で入るときは注意してくださいね。