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1章 寝取られ惣助
幕間3
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本棚の奥から端末を取り出すと、女は鬼気迫る勢いで、キーを叩きはじめた。
それを、青年は、どう手伝っていいのかもわからず、おろおろと見守っている。
十数分が経過した時だったろうか、
「わかった、ここだわ!」
女はようやく顔を上げた。
モニターの一部を指でなぞる。
「間違いない、ここで、歪みが発生してる」
「え、えええ?!」
理由もわからず見守っていた青年が、驚いて声をあげる。けれど、それを咎める者はいない。
「だけど、介入の余地が、ほとんどないわ。なんてこと……」
刺した指を少しずつ下に動かしていく。そこが、一点で止まった。
「ここなら…ちょっと強引だけど、イケるかも」
そう言うと、奥の黒い扉を見つめる。そして、視線を時計に移した。
「時間との勝負ね。行くわよ、司、急ぎなさい!」
「は、はい!」
それを、青年は、どう手伝っていいのかもわからず、おろおろと見守っている。
十数分が経過した時だったろうか、
「わかった、ここだわ!」
女はようやく顔を上げた。
モニターの一部を指でなぞる。
「間違いない、ここで、歪みが発生してる」
「え、えええ?!」
理由もわからず見守っていた青年が、驚いて声をあげる。けれど、それを咎める者はいない。
「だけど、介入の余地が、ほとんどないわ。なんてこと……」
刺した指を少しずつ下に動かしていく。そこが、一点で止まった。
「ここなら…ちょっと強引だけど、イケるかも」
そう言うと、奥の黒い扉を見つめる。そして、視線を時計に移した。
「時間との勝負ね。行くわよ、司、急ぎなさい!」
「は、はい!」
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