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15.君に誓う
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ベッドに横たわり今日の出来事を考えていた。
穏やかなお茶の時間を過ごしながらフィアの質問に答えている内に段々と雰囲気が悪くなっていった。
ー何でフィアはあんなに怒ったのだろう。フィアの発言は一貫していと思う。確か…私に妖精の加護があるか?フィアには妖精の加護がある。結果2人は妖精の加護を持っている…。それを確認したら私のことを鈍感だと言って怒ったんだよな。フィアは何にこだわってっているんだろう。妖精の加護に何かあるのかな?
「加護…妖精の加護……。」
そう呟いていて急に頭の中に光が走る。
その衝撃でベッドから飛び起き叫ぶ。
「ラピスラズリの誓い‼︎‼︎」
フィアが考えていたであろう一つの可能性に行きついて顔が赤くなる。
羞恥で居た堪れなくなりベッドの上でのたうちまわる。
この時ばかりは行儀も何もない。
動悸が激しく心臓が高鳴ってうるさい。
叫び出したい気持ちを必死に抑える。
やっと少し落ち着けた頃、ベッドに腰掛けて手で顔を覆い大きく息を吐く。
「どうしよう!嬉しすぎる‼︎今すぐフィアに会いたい。もういい。フィアが分かってないならもう一度説明して、それでもフィアが望んでくれるなら。フィアを私だけのフィアにする。」
決意に満ちていた…そんな夜だった。
翌日、約束の時間にファイアを待つ。
緊張で気が変になりそうだった。
ーフィアも昨日質問した時こんな気持ちだったのかな。だとしたら私の鈍さはフィアを怒らせるには十分だっただろうな。
深呼吸をしていると、いつもの様にフィアが現れる。
ー見慣れた光景になったけど、本当に不思議なことだよな。あ~フィアはまだ不機嫌みたいだな。
「フィア、昨日は本当にすまなかった。」
開口一番、謝る私にフィアは驚いている。
「フィア、今から私が言うことが間違いだったらそう言ってくれ。いいかい?」
「…はい。」
「私はフィアを愛している。生涯側にいて欲しいと思っている。私はフィアとラピスラズリの誓いをしたいと思っている。フィアも同じ気持ちだと私は思っている。」
「ギル…」
涙を流しながら私の名を呼び首を何度も縦に振り肯定してくれる。
その事に安堵する。
フィアの側に行き、そっと抱きしめる。
「私はずっとそうなりたいと思っていた。でも、生涯に渡ってフィアを私に縛り付ける事になる。その事が怖かった。だから、フィア。もう一度説明するから私の話をもう一度聞いてよく考えて欲しい。」
「分かったわ。」
フィアの顔を覗くと照れながらも真剣な眼差しで応えてくれる。
私はもう一度、詳しく説明した。
「……だから誓いをしたら、もし私が直ぐに死んだとしてもフィアは一生1人で生きていくしかなくなる。それでもフィアが私と生きていくと思ってくれるなら私とラピスラズリの誓いをしよう。」
「はい。私はギルと生涯を共に生きていきたいです。宜しくお願いします。」
「あ~あと他にも伝えておかなきゃいけないことがあるんだけどっ」
「ギル。何を聞いても私の気持ちは変わらないわ。だから私と誓いをして下さい。」
そう言って私に突撃する…可愛らしく抱きつくフィアを優しく抱きとめる。
フィアの言葉に私は頷き妖精の力を借りた。
私達はこの日ラピスラズリの誓いをした。
今にして思えば、後にも先にもこの日ほど私が両親の子供だと感じた日はなかったと思う。
私とフィアの腕には、ラピスラズリの紋章がはっきりと刻まれた。
穏やかなお茶の時間を過ごしながらフィアの質問に答えている内に段々と雰囲気が悪くなっていった。
ー何でフィアはあんなに怒ったのだろう。フィアの発言は一貫していと思う。確か…私に妖精の加護があるか?フィアには妖精の加護がある。結果2人は妖精の加護を持っている…。それを確認したら私のことを鈍感だと言って怒ったんだよな。フィアは何にこだわってっているんだろう。妖精の加護に何かあるのかな?
「加護…妖精の加護……。」
そう呟いていて急に頭の中に光が走る。
その衝撃でベッドから飛び起き叫ぶ。
「ラピスラズリの誓い‼︎‼︎」
フィアが考えていたであろう一つの可能性に行きついて顔が赤くなる。
羞恥で居た堪れなくなりベッドの上でのたうちまわる。
この時ばかりは行儀も何もない。
動悸が激しく心臓が高鳴ってうるさい。
叫び出したい気持ちを必死に抑える。
やっと少し落ち着けた頃、ベッドに腰掛けて手で顔を覆い大きく息を吐く。
「どうしよう!嬉しすぎる‼︎今すぐフィアに会いたい。もういい。フィアが分かってないならもう一度説明して、それでもフィアが望んでくれるなら。フィアを私だけのフィアにする。」
決意に満ちていた…そんな夜だった。
翌日、約束の時間にファイアを待つ。
緊張で気が変になりそうだった。
ーフィアも昨日質問した時こんな気持ちだったのかな。だとしたら私の鈍さはフィアを怒らせるには十分だっただろうな。
深呼吸をしていると、いつもの様にフィアが現れる。
ー見慣れた光景になったけど、本当に不思議なことだよな。あ~フィアはまだ不機嫌みたいだな。
「フィア、昨日は本当にすまなかった。」
開口一番、謝る私にフィアは驚いている。
「フィア、今から私が言うことが間違いだったらそう言ってくれ。いいかい?」
「…はい。」
「私はフィアを愛している。生涯側にいて欲しいと思っている。私はフィアとラピスラズリの誓いをしたいと思っている。フィアも同じ気持ちだと私は思っている。」
「ギル…」
涙を流しながら私の名を呼び首を何度も縦に振り肯定してくれる。
その事に安堵する。
フィアの側に行き、そっと抱きしめる。
「私はずっとそうなりたいと思っていた。でも、生涯に渡ってフィアを私に縛り付ける事になる。その事が怖かった。だから、フィア。もう一度説明するから私の話をもう一度聞いてよく考えて欲しい。」
「分かったわ。」
フィアの顔を覗くと照れながらも真剣な眼差しで応えてくれる。
私はもう一度、詳しく説明した。
「……だから誓いをしたら、もし私が直ぐに死んだとしてもフィアは一生1人で生きていくしかなくなる。それでもフィアが私と生きていくと思ってくれるなら私とラピスラズリの誓いをしよう。」
「はい。私はギルと生涯を共に生きていきたいです。宜しくお願いします。」
「あ~あと他にも伝えておかなきゃいけないことがあるんだけどっ」
「ギル。何を聞いても私の気持ちは変わらないわ。だから私と誓いをして下さい。」
そう言って私に突撃する…可愛らしく抱きつくフィアを優しく抱きとめる。
フィアの言葉に私は頷き妖精の力を借りた。
私達はこの日ラピスラズリの誓いをした。
今にして思えば、後にも先にもこの日ほど私が両親の子供だと感じた日はなかったと思う。
私とフィアの腕には、ラピスラズリの紋章がはっきりと刻まれた。
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