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第7話 惚れ薬の作者は恋のキューピットだと思った私は、その真相を知る
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静香ちゃんはまるで何も知らないと言う風に怜奈さんと話をしてるけど、私と森野さんは「惚れ薬」の件で気が気では無かった。
勿論、情報が洩れる様な事は決してないけれども、怜奈さんはギャルで何も考えて居ない風を装っている、実際にはかなり頭が切れるタイプだと言う事を知っている。
と言うか、実際頭が切れると言う話は静香ちゃんからも聞いていた。
この学校に、本当の意味で馬鹿な人間は居ない。それがこの学校の良い所だから。
そして勿論彼女はこの学校ではかなり異色の分類にはなるが、根本ではやはりこの学校に相応しい能力を有している。
「あはっ☆ ねぇ、森野さんって、好きな人とかいたりする?」
「い、いきなり何……?」
突然話題を振られて驚く森野さん。
そりゃそうだ。こんな所で、しかも唐突にそんなことを聞かれれば誰だって驚く。
「いや~、実は私も興味あって。ね、ね☆ 良かったら教えてくれないかな?」
「え、そ、それは……」
「怜奈、こう見えて結構顔が広くて、そこそこ噂も耳に入るんだよねぇ」
怜奈さんは、私達の方に視線を向ける。
彼女の笑顔の裏には、絶対に逃さないという意思が込められている様に思えた。
私達は黙ったまま何も答えずにいると、彼女は森野さんの方を見て笑みを浮かべながら口を開く。
そして、彼女は私達に問いかけた。
それは、私にとっては衝撃的な内容だった。
そして、彼女にとって都合の悪い展開でもあった。
「置き配の誤配送で配送業者に連絡したんだけど”たまたま”送り先が夢美ちゃんの家で、なぜか匿名の荷物が送られた次の日に今まで会話をしたことが無い渚ちゃんが、私の家の近くを”たまたま”通りがかったんだよね」
「……え?」
なるほど、と私は思った。やはりあの惚れ薬は森野さんが作って売ったんだ。
そしてその荷物が私の家に来る前に、怜奈さんの家に誤配送された。
私と森野さんの疑問に思っていた点と点が線で繋がった。
そして、怜奈さんは続ける。
「それで、私が偶然にもその場に居合わせたんだけど、その時に夢美ちゃんの友達だって聞いてさ。これはチャンスだと思ったの。だって、これがきっかけで仲良くなれるかもって思うじゃん? でも、まさか惚れ薬が送られて来るなんて思いもしなかったよぉ」
「……」
「それで、惚れ薬がどういう経緯で作られて、どういう経緯で販売されたのか、教えて欲しいな☆」
「……」
「夢美ちゃんが、惚れ薬を使って誰かに告白したいって気持ちは分かるけど、それって本当にその人の事を想ってるの?」
「え?」
「だって、惚れ薬で惚れさせて、自分のものにするって言うのはちょっとズルくないかなって。別に相手のことを好きになるのは本人の自由だけど、それでもやっぱり不誠実だと思う」
「れなちー。それは了承してるから良いんだよ」
今まで黙っていた静香ちゃんが、怜奈さんに向き直る。
「私、夢美ちゃんを愛してたんだ。でも、流石にそれを言え無いから、諦めてた。でも実は、夢美ちゃんも私が好きで、私に惚れ薬を入れようとしてたんだ。まぁ私に気付かれずにって言うのは失敗に終わったけど、それでもその惚れ薬は私が、私の意思で飲んだ」
「……へぇ? これは思わぬ情報だよ」
怜奈さんは目を細めて、静香ちゃんを見る。
静香ちゃんはそんな彼女を真っ直ぐに見つめていた。
すると、怜奈さんはニッコリと笑って森野さんに目を向けた。
森野さんは怜奈さんに睨まれて、ビクッと体を震わせる。
そんな森野さんに対して、怜奈さんは優しく微笑む。
しかし、森野さんは怜奈さんが怖くて仕方がないと言った様子だった。
「森野さんはどうなの? 夢美ちゃんのことが好き? それとも、愛しているの?」
「わ、私は……その……」
「どういうことですか、怜奈さん……?」
「あはっ☆ おかしいと思わない? 互いに匿名なら、特定の住所じゃなくてコンビニや受け取りスポットに届くはずの荷物が、なんで私の個人宅に届いたと思う? それも、夢美ちゃんの家の住所が書いてある伝票が貼り付けられていて。普通、住所違えば荷物の仕分けも異なるから、私の家に届くはずがないんだよ。それが届いた、それも私が回収するよりも早くに森野さんが家に来て。これ、逆じゃない?」
「逆?」
「私に誤配送として届け直させるのが目的だったんじゃない? そして私が秘密を知って、夢美ちゃんに聞いて、夢美ちゃんの好きな人が誰かが発覚し、そうして夢美ちゃんと誰か、ネタバレされたから言うけど、夢美ちゃんと静香が分かれるように仕向けたかったんじゃないの?」
怜奈さんは、森野さんをじっと見つめる。
そして、森野さんは怯えながら口を開いた。
「本当は惚れ薬を売って終わりにしたかったんだけどね。まさか頼んだのが、美嶋さんだとは思わなかったから、美嶋さんの好きな人を別れさせて、その傷心に付け込もうとした。結果は意外な形で、分かれるどころか付き合ちゃうとは思わなかったけど」
だから森野さんは私達が玄関先で挨拶をする時不機嫌そうだったんだ。
そして、怜奈さんはため息を吐いて口を開く。
その表情には呆れが混じっている様に見えた。
怜奈さんは森野さんを見据えながら言った。
森野さんは、震えながらも言葉を続ける。
そして、彼女は私達に向けて頭を下げた。
「ごめんなさい……。私、本当はこんなつもりは無かったんだけど、でも……どうしても諦めきれなかった。ずっと前から好きで……、でも、美嶋さんと静香が仲良くしている姿を見てたら辛くなって。二人が付き合う前に、その関係を壊そうと思ってた……。本当に、ごめんなさい……」
森野さんは泣きそうな声で、私達に謝った。
彼女の声は、か細くて今にも消えてしまいそうだと思った。
私と静香ちゃんは、ただ黙ったまま何も言わなかった。
何を言っていいのか分からず、私は彼女の事を何も知らなかったのだと思い知らされた。
「あはっ☆ それで、結局は恋のキューピットになった森野さんを、夢美ちゃんは許す? 許さない?」
「……考え方には賛同出来ません。でも、森野さんが私を好きで居てくれたこと、森野さんのお蔭で静香ちゃんと付き合えたこと、感謝しています。ありがとう」
「美嶋さん……」
「それから怜奈さん。怜奈さんが居なければ、私は真実を知らずに、ずっと森野さんに酷いことをしていたかもしれません。教えてくれてありがとうございます」
「……あはっ☆ 恨まれたり憎まれたりすること想定してたのに、まさか感謝されるなんて、思わなかったよ☆」
「確かに、今回のれなちーには、面倒な役を押し付けちゃったね。私も反省するよ」
「いやいやいや! ちょっと何!? 私、こんなこと言われるなんて思ってなかったんだけどー」
「あはは、れなちー、一人称が戻ってるよ」
「あ! あはっ☆ 怜奈、びっくり☆」
怜奈さんは誤魔化すかの様に笑みを浮かべる。
彼女も静香ちゃんも、本当に楽しそうに笑う。
そんな二人を見て、私は心の底から良かったと思った。
これで一件落着だ。
そして、私は気付く。
静香ちゃんと目が合った。
彼女は優しく微笑んでくれた。
私もつられて笑顔になる。
きっと、静香ちゃんも同じ気持ちなんだろう。
こうして、私は正式に森野さんをふって、静香ちゃんが恋人であると正式に告げる。
「でも、お友達では居たいから。よろしく、森野さん」
「……ん、ありがとう」
「あはっ☆ 仲直りしたことだし、放課後カラオケでも行こう☆」
私達4人は怜奈さんの案により、放課後4人でカラオケに行く事になるのだった。
勿論、情報が洩れる様な事は決してないけれども、怜奈さんはギャルで何も考えて居ない風を装っている、実際にはかなり頭が切れるタイプだと言う事を知っている。
と言うか、実際頭が切れると言う話は静香ちゃんからも聞いていた。
この学校に、本当の意味で馬鹿な人間は居ない。それがこの学校の良い所だから。
そして勿論彼女はこの学校ではかなり異色の分類にはなるが、根本ではやはりこの学校に相応しい能力を有している。
「あはっ☆ ねぇ、森野さんって、好きな人とかいたりする?」
「い、いきなり何……?」
突然話題を振られて驚く森野さん。
そりゃそうだ。こんな所で、しかも唐突にそんなことを聞かれれば誰だって驚く。
「いや~、実は私も興味あって。ね、ね☆ 良かったら教えてくれないかな?」
「え、そ、それは……」
「怜奈、こう見えて結構顔が広くて、そこそこ噂も耳に入るんだよねぇ」
怜奈さんは、私達の方に視線を向ける。
彼女の笑顔の裏には、絶対に逃さないという意思が込められている様に思えた。
私達は黙ったまま何も答えずにいると、彼女は森野さんの方を見て笑みを浮かべながら口を開く。
そして、彼女は私達に問いかけた。
それは、私にとっては衝撃的な内容だった。
そして、彼女にとって都合の悪い展開でもあった。
「置き配の誤配送で配送業者に連絡したんだけど”たまたま”送り先が夢美ちゃんの家で、なぜか匿名の荷物が送られた次の日に今まで会話をしたことが無い渚ちゃんが、私の家の近くを”たまたま”通りがかったんだよね」
「……え?」
なるほど、と私は思った。やはりあの惚れ薬は森野さんが作って売ったんだ。
そしてその荷物が私の家に来る前に、怜奈さんの家に誤配送された。
私と森野さんの疑問に思っていた点と点が線で繋がった。
そして、怜奈さんは続ける。
「それで、私が偶然にもその場に居合わせたんだけど、その時に夢美ちゃんの友達だって聞いてさ。これはチャンスだと思ったの。だって、これがきっかけで仲良くなれるかもって思うじゃん? でも、まさか惚れ薬が送られて来るなんて思いもしなかったよぉ」
「……」
「それで、惚れ薬がどういう経緯で作られて、どういう経緯で販売されたのか、教えて欲しいな☆」
「……」
「夢美ちゃんが、惚れ薬を使って誰かに告白したいって気持ちは分かるけど、それって本当にその人の事を想ってるの?」
「え?」
「だって、惚れ薬で惚れさせて、自分のものにするって言うのはちょっとズルくないかなって。別に相手のことを好きになるのは本人の自由だけど、それでもやっぱり不誠実だと思う」
「れなちー。それは了承してるから良いんだよ」
今まで黙っていた静香ちゃんが、怜奈さんに向き直る。
「私、夢美ちゃんを愛してたんだ。でも、流石にそれを言え無いから、諦めてた。でも実は、夢美ちゃんも私が好きで、私に惚れ薬を入れようとしてたんだ。まぁ私に気付かれずにって言うのは失敗に終わったけど、それでもその惚れ薬は私が、私の意思で飲んだ」
「……へぇ? これは思わぬ情報だよ」
怜奈さんは目を細めて、静香ちゃんを見る。
静香ちゃんはそんな彼女を真っ直ぐに見つめていた。
すると、怜奈さんはニッコリと笑って森野さんに目を向けた。
森野さんは怜奈さんに睨まれて、ビクッと体を震わせる。
そんな森野さんに対して、怜奈さんは優しく微笑む。
しかし、森野さんは怜奈さんが怖くて仕方がないと言った様子だった。
「森野さんはどうなの? 夢美ちゃんのことが好き? それとも、愛しているの?」
「わ、私は……その……」
「どういうことですか、怜奈さん……?」
「あはっ☆ おかしいと思わない? 互いに匿名なら、特定の住所じゃなくてコンビニや受け取りスポットに届くはずの荷物が、なんで私の個人宅に届いたと思う? それも、夢美ちゃんの家の住所が書いてある伝票が貼り付けられていて。普通、住所違えば荷物の仕分けも異なるから、私の家に届くはずがないんだよ。それが届いた、それも私が回収するよりも早くに森野さんが家に来て。これ、逆じゃない?」
「逆?」
「私に誤配送として届け直させるのが目的だったんじゃない? そして私が秘密を知って、夢美ちゃんに聞いて、夢美ちゃんの好きな人が誰かが発覚し、そうして夢美ちゃんと誰か、ネタバレされたから言うけど、夢美ちゃんと静香が分かれるように仕向けたかったんじゃないの?」
怜奈さんは、森野さんをじっと見つめる。
そして、森野さんは怯えながら口を開いた。
「本当は惚れ薬を売って終わりにしたかったんだけどね。まさか頼んだのが、美嶋さんだとは思わなかったから、美嶋さんの好きな人を別れさせて、その傷心に付け込もうとした。結果は意外な形で、分かれるどころか付き合ちゃうとは思わなかったけど」
だから森野さんは私達が玄関先で挨拶をする時不機嫌そうだったんだ。
そして、怜奈さんはため息を吐いて口を開く。
その表情には呆れが混じっている様に見えた。
怜奈さんは森野さんを見据えながら言った。
森野さんは、震えながらも言葉を続ける。
そして、彼女は私達に向けて頭を下げた。
「ごめんなさい……。私、本当はこんなつもりは無かったんだけど、でも……どうしても諦めきれなかった。ずっと前から好きで……、でも、美嶋さんと静香が仲良くしている姿を見てたら辛くなって。二人が付き合う前に、その関係を壊そうと思ってた……。本当に、ごめんなさい……」
森野さんは泣きそうな声で、私達に謝った。
彼女の声は、か細くて今にも消えてしまいそうだと思った。
私と静香ちゃんは、ただ黙ったまま何も言わなかった。
何を言っていいのか分からず、私は彼女の事を何も知らなかったのだと思い知らされた。
「あはっ☆ それで、結局は恋のキューピットになった森野さんを、夢美ちゃんは許す? 許さない?」
「……考え方には賛同出来ません。でも、森野さんが私を好きで居てくれたこと、森野さんのお蔭で静香ちゃんと付き合えたこと、感謝しています。ありがとう」
「美嶋さん……」
「それから怜奈さん。怜奈さんが居なければ、私は真実を知らずに、ずっと森野さんに酷いことをしていたかもしれません。教えてくれてありがとうございます」
「……あはっ☆ 恨まれたり憎まれたりすること想定してたのに、まさか感謝されるなんて、思わなかったよ☆」
「確かに、今回のれなちーには、面倒な役を押し付けちゃったね。私も反省するよ」
「いやいやいや! ちょっと何!? 私、こんなこと言われるなんて思ってなかったんだけどー」
「あはは、れなちー、一人称が戻ってるよ」
「あ! あはっ☆ 怜奈、びっくり☆」
怜奈さんは誤魔化すかの様に笑みを浮かべる。
彼女も静香ちゃんも、本当に楽しそうに笑う。
そんな二人を見て、私は心の底から良かったと思った。
これで一件落着だ。
そして、私は気付く。
静香ちゃんと目が合った。
彼女は優しく微笑んでくれた。
私もつられて笑顔になる。
きっと、静香ちゃんも同じ気持ちなんだろう。
こうして、私は正式に森野さんをふって、静香ちゃんが恋人であると正式に告げる。
「でも、お友達では居たいから。よろしく、森野さん」
「……ん、ありがとう」
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