10 / 10
後篇 優希誘拐篇
最終話 それを聞いたぼくがどうなったかは、想像にお任せするよ……
しおりを挟む
「優希、今日もエロ~い身体してるな~?」
「菖蒲姉様、待って、こんな所で行き成り後ろから揉まないで……!」
あんな騒動から1年が経過していた。例の騒動のお陰で、運転手だった藤本組若頭補佐直参立松一家総長立松幸雄は組長代行昇格。
菖蒲の付き人だった小松菜の正体は、藤本組若頭直参二代目和会会長。今回の騒動で復帰。
藤本組は抗争相手の中でも強力な二代目飯島興業を潰して優勢に出ることが出来た。
それも菖蒲率いる藤女組の工作員達のお陰である。
新川冴子藤女組若頭直参新川一派総長。藤本雷香藤女組若頭補佐直参雷一門総長。
そして実は風香に虐待すると見せ掛けて、手加減していた人物が居た。
近江沙希藤女組最高顧問直参二代目近江会相談役。彼女の正体は天下一派組長と若頭の出身組織である七代目一陣連合会の現若頭兼一陣連合会会長近江実春の娘。
雷香が放った銃弾は風香に打ち込んだ銃弾と同じくただの麻酔である為、彼女は今も元気にこの幹部会に顔を出していた。
風香は今回の騒動で失態続きだった為、藤女組破門となり、けれども結局は藤本組の血を引いている訳で、菖蒲姉様の妹分イコール藤女組舎弟である優希が如月一派総長になり、風香は若頭に就くことになった。
この部屋に居るのは藤女組菖蒲組長、その両隣に舎弟の優希と最高顧問の近江、その前に若頭の新川、若頭補佐の雷香、本部長の周防、そして……。
「さて、顔を上げろ」
「まさか、こんな形で身柄を押さえられるとはな……」
「クソが」
高校卒業と共に身柄を引き渡された二代目飯島興業組長の娘、松居沙世。
同じく二代目飯島興業若頭補佐直参金剛組組長の娘、金剛彩音。
松居は組が無くなり、家族も居なくなったので、正真正銘の天涯孤独になってしまった。
だが、金剛は組が解散になっただけなので、堅気に戻れば彼女は普通に女子大生か一般社会人に戻れる。それでも松居に付いて来ると言って聞かなかった為に、共に藤女組預かりになった。
「ウチ預かりになったっちゅう訳やけど、どうするん? ご主人様~って泣き叫ぶ様に教育したるのが一番やけど」
「出た、近江おばさんの悪い癖」
「誰がおばさんや! 表出れや、周防!」
「姉貴、話が進まねぇんだ、少し黙ってて下さい」
「……むぅ」
「……優希、こいつ等どうしたら良いと思う?」
「え?」
「松居と金剛には酷い目に合わされたんだろ? だったら、その仕返し此処でしても良いんだぜ」
「ぼくは……」
誰もが菖蒲の決定に従うと思っていただけに、此処で行き成り優希に決定権が移るとなると誰もが顔を見合わせなければならない。
松居と金剛も互いに顔を見合わせて、それから優希に視線を向ける。
「何を言っても文句は無いんだよね?」
「あぁ。決まったか?」
「松居沙世さんを、ぼくの如月一派若頭補佐に任命、金剛彩音さんを本部長に任命します。これからの彼女達の行い一切の責任はぼくが負います」
再び一同が顔を見合わせる。しかし反対意見は出なかった。
優希は本来であればどんな仕打ちになるか分からない人間を集め、その上その責任の一切を自分が負うと言い切った。
これは『藤女組』の若頭には優希を置くべきだったかと考えるが、まぁ冴子が長い目で見ても適任だ。如月一派には舎弟のままが一番良い位置だろう。
「よし、それで良いだろう。じゃぁ優希の娘はあたしの娘分って事で良いよな?」
「俺等に何する気だよ?」
「まぁそれは夜の楽しみだ。優希、ちゃんと風香に伝えて置けよ。それから沙世、お前も風香の手伝いに行って来い。料理は意外とお前の方が上らしいからな」
「意外は余計だ、馬鹿野郎……」
そう文句を言いつつも沙世は組の台所へと向かって行った。
「途中で陣野さんに出くわさなければ良いんだけど……」
「そりゃ無理だ。アイツいつもあっちこっちうろついてるからな」
その日の夜、優希は沙世に後ろから胸を揉まれており、彩音に大事な部分を執拗に揉まれ、菖蒲には自身の大事な部分を裸足で揉まされていた。
夜の楽しみだとは言っていたが、優希にとってはただただ自身の身体を弄ばれるだけで体力だけが悪戯に持っていかれてしまう。
既に何度か絶頂を迎えた優希は既に焦点が合っていない。
そんな状態でも彩音は更に激しく刺激を与え続けるので、絶頂が止まらない。
「も、もうひゃめぇ……ひゃめへぇ……」
「何言ってるか分からないぜ?」
「おら、もっと啼けよ、総長!」
「あたしへの刺激が足り無ぇぞ、優希!」
「も、もう勘弁してぇ……」
その日藤本組の屋敷では少女の喘ぐ声が一日中聞こえたらしい。
それを聞いたぼくがどうなったかは、想像にお任せするよ……
「菖蒲姉様、待って、こんな所で行き成り後ろから揉まないで……!」
あんな騒動から1年が経過していた。例の騒動のお陰で、運転手だった藤本組若頭補佐直参立松一家総長立松幸雄は組長代行昇格。
菖蒲の付き人だった小松菜の正体は、藤本組若頭直参二代目和会会長。今回の騒動で復帰。
藤本組は抗争相手の中でも強力な二代目飯島興業を潰して優勢に出ることが出来た。
それも菖蒲率いる藤女組の工作員達のお陰である。
新川冴子藤女組若頭直参新川一派総長。藤本雷香藤女組若頭補佐直参雷一門総長。
そして実は風香に虐待すると見せ掛けて、手加減していた人物が居た。
近江沙希藤女組最高顧問直参二代目近江会相談役。彼女の正体は天下一派組長と若頭の出身組織である七代目一陣連合会の現若頭兼一陣連合会会長近江実春の娘。
雷香が放った銃弾は風香に打ち込んだ銃弾と同じくただの麻酔である為、彼女は今も元気にこの幹部会に顔を出していた。
風香は今回の騒動で失態続きだった為、藤女組破門となり、けれども結局は藤本組の血を引いている訳で、菖蒲姉様の妹分イコール藤女組舎弟である優希が如月一派総長になり、風香は若頭に就くことになった。
この部屋に居るのは藤女組菖蒲組長、その両隣に舎弟の優希と最高顧問の近江、その前に若頭の新川、若頭補佐の雷香、本部長の周防、そして……。
「さて、顔を上げろ」
「まさか、こんな形で身柄を押さえられるとはな……」
「クソが」
高校卒業と共に身柄を引き渡された二代目飯島興業組長の娘、松居沙世。
同じく二代目飯島興業若頭補佐直参金剛組組長の娘、金剛彩音。
松居は組が無くなり、家族も居なくなったので、正真正銘の天涯孤独になってしまった。
だが、金剛は組が解散になっただけなので、堅気に戻れば彼女は普通に女子大生か一般社会人に戻れる。それでも松居に付いて来ると言って聞かなかった為に、共に藤女組預かりになった。
「ウチ預かりになったっちゅう訳やけど、どうするん? ご主人様~って泣き叫ぶ様に教育したるのが一番やけど」
「出た、近江おばさんの悪い癖」
「誰がおばさんや! 表出れや、周防!」
「姉貴、話が進まねぇんだ、少し黙ってて下さい」
「……むぅ」
「……優希、こいつ等どうしたら良いと思う?」
「え?」
「松居と金剛には酷い目に合わされたんだろ? だったら、その仕返し此処でしても良いんだぜ」
「ぼくは……」
誰もが菖蒲の決定に従うと思っていただけに、此処で行き成り優希に決定権が移るとなると誰もが顔を見合わせなければならない。
松居と金剛も互いに顔を見合わせて、それから優希に視線を向ける。
「何を言っても文句は無いんだよね?」
「あぁ。決まったか?」
「松居沙世さんを、ぼくの如月一派若頭補佐に任命、金剛彩音さんを本部長に任命します。これからの彼女達の行い一切の責任はぼくが負います」
再び一同が顔を見合わせる。しかし反対意見は出なかった。
優希は本来であればどんな仕打ちになるか分からない人間を集め、その上その責任の一切を自分が負うと言い切った。
これは『藤女組』の若頭には優希を置くべきだったかと考えるが、まぁ冴子が長い目で見ても適任だ。如月一派には舎弟のままが一番良い位置だろう。
「よし、それで良いだろう。じゃぁ優希の娘はあたしの娘分って事で良いよな?」
「俺等に何する気だよ?」
「まぁそれは夜の楽しみだ。優希、ちゃんと風香に伝えて置けよ。それから沙世、お前も風香の手伝いに行って来い。料理は意外とお前の方が上らしいからな」
「意外は余計だ、馬鹿野郎……」
そう文句を言いつつも沙世は組の台所へと向かって行った。
「途中で陣野さんに出くわさなければ良いんだけど……」
「そりゃ無理だ。アイツいつもあっちこっちうろついてるからな」
その日の夜、優希は沙世に後ろから胸を揉まれており、彩音に大事な部分を執拗に揉まれ、菖蒲には自身の大事な部分を裸足で揉まされていた。
夜の楽しみだとは言っていたが、優希にとってはただただ自身の身体を弄ばれるだけで体力だけが悪戯に持っていかれてしまう。
既に何度か絶頂を迎えた優希は既に焦点が合っていない。
そんな状態でも彩音は更に激しく刺激を与え続けるので、絶頂が止まらない。
「も、もうひゃめぇ……ひゃめへぇ……」
「何言ってるか分からないぜ?」
「おら、もっと啼けよ、総長!」
「あたしへの刺激が足り無ぇぞ、優希!」
「も、もう勘弁してぇ……」
その日藤本組の屋敷では少女の喘ぐ声が一日中聞こえたらしい。
それを聞いたぼくがどうなったかは、想像にお任せするよ……
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
42
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(1件)
1 / 3
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
ストーリーとか結構面白くて、キャラ的な魅力もあり、楽しく読ませていただいてます!
長編タグもあるので、長く連載していただけるととても嬉しいです😆
面白い作品と巡り合わせていただき
ありがとうございます😊
今後も更新頑張ってください!
初の感想ありがとうございます
ですが、ご希望に添えず申し訳在りません。
当作品は本日16日24時を持ちまして最終話とさせて頂きます。
新たな作品も期間を空けずに投稿したいと思いますので、宜しければそちらも宜しくお願いします。