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第六章
第23話
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八朔は窓ガラスの破片を手に戻ってきて、俺の手足の結束バンドを器用に断ち切った。やっと不自由な格好から解放されて、俺はほっと息を吐く。肩や腕がギシギシと軋んで痺れている。
「頭から血が出てる。殴られたのか」
八朔が驚いたように俺のおでこに手をやった。夜中で部屋の灯りも薄暗いので、今まで気づかなかったらしい。焦ったように怪我の具合を確かめだした。
「大したことないって」
「たん瘤ができてる」
「いて……ッ」
指の腹で少し押されただけで痛みが走った。やっぱり結構腫れているらしい。
「――――あいつ、殺してくる」
物騒なことを呟いて、本気で男の元へ向かおうとするのを俺は慌てて引き留めた。
「待て待て、行くな! 俺は大丈夫だって!」
八朔が悔しそうな顔で唇を噛む。何だか今にも泣き出しそうな子供みたいだ。俺はふと気づいて八朔を食い入るように凝視した。――――やっぱり、似てる。夢で見たあの男に。あの「三郎」に。
「なあ、八朔……お前……」
何と切り出していいのか分からない。八朔が「なに?」と僅かに首を傾げた。
「……ちょっと、イチャついてないで、さっさと私のバンドも外しなさいよ」
じとっとした声音で、急に花ちゃんが横槍を入れてきた。俺と八朔はびっくりして振り返る。さっきまでの落ち込んだ様子の花ちゃんはどこにもいなかった。
むすっとした顔で「ほら、もたもたしてんじゃないわよ」と両足首を八朔の前にどんと置く。八朔は嫌そうな顔をして、しぶしぶといった様子で彼女の前に跪いた。
「ちっ、この元ヤンが……」
「なんか言った!?」
「別に。お前も怪我はないのか」
「……無いわ。平気よ」
花ちゃんが強がるように言った。黙々と手を動かす八朔を、切なげに見つめている。
微妙な空気に居た堪れなくなって、俺は今さらながら八朔に問いかけた。
「お前、何でここにいるんだ?」
「あんたのマネージャーが車の車種とナンバーを覚えてて、警察に報告してるのを盗み聞きした。警察が調べたら該当しなくて、多分盗難プレートだ。車も盗難車だろうって。警察からは全員ホテルに待機してろって命令されたけど、大人しく従ってられるか。撮影用のバイクが雪道でも使えたから勝手に借りた」
「それで一人でここまで? よくこの場所が分かったな」
「あんたと花を連れ去った誘拐犯が、遠くに行くんじゃなくて山ん中に逃げたんじゃないかって予感がしたんだよ。こんな田舎の山奥なら、一時しのぎに隠れられる空き家がたくさんあるからな。何時間も探し回って、ここから少し離れた山道にプレートが外された車を見つけた。近くにいるかもしれないって捜索したら案の定だ。遅かれ早かれ警察も到着するはずだ」
八朔は立ち上がり、リビングの入り口まで歩いて行って、玄関の方を見やる。まだパトカーの音も人の気配もしないようだ。警察より早く俺たちを見つけるなんて、本当に警察犬並みの臭覚があるんじゃないか、こいつは。
「誘拐犯っていうか、指名手配犯なんだけどな……」
「何で長野まで来て、そんなやつに遭遇するんだ。あんたどんだけツイてないんだよ」
「ほんとだよな」
八朔が俺を振り返り、呆れたように嘆息するので、俺は苦笑いを返すしかない。殴られはしたけれど、とりあえず命は取られずに済んだ。一刻も早く皆の元へ戻って無事を報告しなければ。俺も何とか立ち上がり、
「警察が来たらこの男を引き渡して、さっさと皆のいるホテルへ……」
戻ろう、と歩み寄ろうとしたときだった。
突然、八朔の後ろから黒い人影が現れ、脇目も振らず八朔に突進した。どんッ、と身体がぶつかり合い、その勢いで八朔の足がぐらつく。
「う、うわああああッ‼」
怯えたような錯乱したような叫び声を上げたのは、街へ降りたはずのもう一人の若い男だった。がくがくと震える両手には何かを強く握りしめている。
「……っ!」
八朔が瞠目し、息を詰める。男の手首を掴み、無理やりその手を放させた。八朔の脇腹の辺りから、ナイフの柄が突き出しているのが見える。その柄がべっとりと赤黒く濡れていた。
「八朔……!?」
俺が叫んだのと同時に、八朔はカッと目を見開き、背後を振り向きざま男の顎を肘で殴りつけた。男の身体が勢いで吹っ飛び、そのまま床に倒れ込む。
「クソが……ッ」
そう吐き捨てて、八朔は側にあったテーブルに寄りかかり膝をついた。その足元にポタタッと何滴もの血が落ちる。
「きゃあああッ」
花ちゃんの叫び声を聞いて、俺は弾かれたように八朔へと駆け寄った。
「ほずみ……、嘘だろ、刺されたのか!? なんで……っ」
俺はぶるぶると震えながら、八朔の脇腹に手を伸ばす。小型の果物ナイフのようだが、ダウンコートの上から深々と突き刺さっていた。混乱して、どう処置していいのか判断がつかない。
花ちゃんも腰が抜けたのかその場から動けず、口元を手で覆って瞠目している。
「……抜くなよ、血が一杯出るから。それよりあいつをどうにかしてくれ……」
八朔が苦しげに漏らす。そうだった、と俺は自分を叱咤して、倒れたままの男の元へ這うように近づいた。顎を殴られた男は、脳震盪を起こしているのか意識が朦朧としているようだ。俺は急いで男の手足を拘束し、その場に横たわらせた。
あと三発くらい殴ってやりたい衝動をなんとか堪える。いつ戻ってきたのかまったく気づかなかった。仲間の男が伸されているのを見てパニックを起こしたに違いない。
「ほずみ、ほずみ大丈夫か……っ? 俺が気づかなかったから……っ」
八朔の肩を掴んだ手が情けなく震えてしまう。若い男がいつ戻ってきてもおかしくない状況だったのに、俺がもっと警戒していたらこんな事態は防げたかもしれない。
「あんたのせいじゃない。こういう馬鹿な奴ほど急にやらかすんだよ……」
力なく腰を下ろした八朔は、転がった若い男に対して愚痴を漏らす。
花ちゃんがハッとしたように顔を上げて、タオルの男の元へ走り寄った。作業着の上着ポケットをゴソゴソと調べ始める。
「たしか、私たちのスマホがここに……! きゅ、救急車呼ばなきゃ……っ」
二つのスマホはすぐに見つかったが、画面を確認した花ちゃんが愕然とする。
「どうしよう、仁木さん! ここ、圏外になってる……っ」
涙目になって見つめてくる花ちゃんに、俺も一瞬パニックになりかけた。だけど錯乱している場合じゃないと気を引き締め直す。このままでは本当に八朔が危ない。
「ったく、警察はまだかよ……」
「待ってられるか……っ。俺が呼んでくる……!」
重いため息を吐いた八朔に、俺は怒鳴りつけるように叫んだ。
「きっともう近くまで来てるはずなんだろ? このままここで待ってるより、探しに行った方が早い! じゃないとお前が死んじまう……っ」
「は? ちょっと待っ……」
「お前が乗ってきたバイクがあるだろ! どこに停めてるんだ!?」
ナイフの柄に触れないように気をつけながら、八朔の身体を触ってバイクのキーを探す。同時に俺は花ちゃんに大声で指示した。
「花ちゃんはそいつのタオルで止血してくれ! もっと他にも使えるものがあるかもしれないから探して!」
「は、はい!」
花ちゃんは気丈に立ち上がり、てきぱきと動きだした。男の頭から無理やりタオルを剥ぎ取り、ナイフが刺さったままの八朔の脇腹に押し当てる。タオルはすぐに血を含み、これでは足りないと他の部屋へ探しに出ていった。
「仁木!」
八朔が苛立ったように俺の名を呼ぶ。
「何だよ!」
「外は吹雪いてるし、雪も積もってる。あんたバイクで雪道なんて慣れてないだろ? 転んで怪我したらどうするんだ」
「そんなこと言ってる場合じゃないだろ! このままじっとなんてしてられない。撮影でも乗ったし、何とかなる!」
「あんたが乗ったのはスノーモービルだろ!」
怒鳴る八朔を無視して、バイクのキーをポケットから取り出したら、阻むみたいに手首を強く掴まれた。八朔が動揺している。薄手の毛布を引っ張って戻ってきた花ちゃんに向かって、
「……っ、おい、花! お前が行けよ。元ヤンなんだから大型バイク乗れんだろ?」
ととんでもないことを要求した。花ちゃんは「はあ?」と目を剥く。
「乗れるわけないでしょ、無茶言わないでよ! 私は元彼の後ろに乗せてもらってただけなんだから!」
「使えねえやつだな……!」
「殺すわよ!」
喧嘩し始める二人を見て俺は頭を抱えそうになった。
「八朔、お前は女の子に何てこと頼むんだ。花ちゃんを行かせるわけにはいかないだろ。そもそも俺が二人を巻き込んだも同然なんだから、俺が行く。俺に行かせてくれ。絶対にちゃんと戻ってくるから」
説得するが、八朔は頑なに首を振り、切羽詰まったように叫んだ。
「駄目だ、行くな! お願いだから……行かないでくれ……!」
「八朔……?」
「頭から血が出てる。殴られたのか」
八朔が驚いたように俺のおでこに手をやった。夜中で部屋の灯りも薄暗いので、今まで気づかなかったらしい。焦ったように怪我の具合を確かめだした。
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「別に。お前も怪我はないのか」
「……無いわ。平気よ」
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「お前、何でここにいるんだ?」
「あんたのマネージャーが車の車種とナンバーを覚えてて、警察に報告してるのを盗み聞きした。警察が調べたら該当しなくて、多分盗難プレートだ。車も盗難車だろうって。警察からは全員ホテルに待機してろって命令されたけど、大人しく従ってられるか。撮影用のバイクが雪道でも使えたから勝手に借りた」
「それで一人でここまで? よくこの場所が分かったな」
「あんたと花を連れ去った誘拐犯が、遠くに行くんじゃなくて山ん中に逃げたんじゃないかって予感がしたんだよ。こんな田舎の山奥なら、一時しのぎに隠れられる空き家がたくさんあるからな。何時間も探し回って、ここから少し離れた山道にプレートが外された車を見つけた。近くにいるかもしれないって捜索したら案の定だ。遅かれ早かれ警察も到着するはずだ」
八朔は立ち上がり、リビングの入り口まで歩いて行って、玄関の方を見やる。まだパトカーの音も人の気配もしないようだ。警察より早く俺たちを見つけるなんて、本当に警察犬並みの臭覚があるんじゃないか、こいつは。
「誘拐犯っていうか、指名手配犯なんだけどな……」
「何で長野まで来て、そんなやつに遭遇するんだ。あんたどんだけツイてないんだよ」
「ほんとだよな」
八朔が俺を振り返り、呆れたように嘆息するので、俺は苦笑いを返すしかない。殴られはしたけれど、とりあえず命は取られずに済んだ。一刻も早く皆の元へ戻って無事を報告しなければ。俺も何とか立ち上がり、
「警察が来たらこの男を引き渡して、さっさと皆のいるホテルへ……」
戻ろう、と歩み寄ろうとしたときだった。
突然、八朔の後ろから黒い人影が現れ、脇目も振らず八朔に突進した。どんッ、と身体がぶつかり合い、その勢いで八朔の足がぐらつく。
「う、うわああああッ‼」
怯えたような錯乱したような叫び声を上げたのは、街へ降りたはずのもう一人の若い男だった。がくがくと震える両手には何かを強く握りしめている。
「……っ!」
八朔が瞠目し、息を詰める。男の手首を掴み、無理やりその手を放させた。八朔の脇腹の辺りから、ナイフの柄が突き出しているのが見える。その柄がべっとりと赤黒く濡れていた。
「八朔……!?」
俺が叫んだのと同時に、八朔はカッと目を見開き、背後を振り向きざま男の顎を肘で殴りつけた。男の身体が勢いで吹っ飛び、そのまま床に倒れ込む。
「クソが……ッ」
そう吐き捨てて、八朔は側にあったテーブルに寄りかかり膝をついた。その足元にポタタッと何滴もの血が落ちる。
「きゃあああッ」
花ちゃんの叫び声を聞いて、俺は弾かれたように八朔へと駆け寄った。
「ほずみ……、嘘だろ、刺されたのか!? なんで……っ」
俺はぶるぶると震えながら、八朔の脇腹に手を伸ばす。小型の果物ナイフのようだが、ダウンコートの上から深々と突き刺さっていた。混乱して、どう処置していいのか判断がつかない。
花ちゃんも腰が抜けたのかその場から動けず、口元を手で覆って瞠目している。
「……抜くなよ、血が一杯出るから。それよりあいつをどうにかしてくれ……」
八朔が苦しげに漏らす。そうだった、と俺は自分を叱咤して、倒れたままの男の元へ這うように近づいた。顎を殴られた男は、脳震盪を起こしているのか意識が朦朧としているようだ。俺は急いで男の手足を拘束し、その場に横たわらせた。
あと三発くらい殴ってやりたい衝動をなんとか堪える。いつ戻ってきたのかまったく気づかなかった。仲間の男が伸されているのを見てパニックを起こしたに違いない。
「ほずみ、ほずみ大丈夫か……っ? 俺が気づかなかったから……っ」
八朔の肩を掴んだ手が情けなく震えてしまう。若い男がいつ戻ってきてもおかしくない状況だったのに、俺がもっと警戒していたらこんな事態は防げたかもしれない。
「あんたのせいじゃない。こういう馬鹿な奴ほど急にやらかすんだよ……」
力なく腰を下ろした八朔は、転がった若い男に対して愚痴を漏らす。
花ちゃんがハッとしたように顔を上げて、タオルの男の元へ走り寄った。作業着の上着ポケットをゴソゴソと調べ始める。
「たしか、私たちのスマホがここに……! きゅ、救急車呼ばなきゃ……っ」
二つのスマホはすぐに見つかったが、画面を確認した花ちゃんが愕然とする。
「どうしよう、仁木さん! ここ、圏外になってる……っ」
涙目になって見つめてくる花ちゃんに、俺も一瞬パニックになりかけた。だけど錯乱している場合じゃないと気を引き締め直す。このままでは本当に八朔が危ない。
「ったく、警察はまだかよ……」
「待ってられるか……っ。俺が呼んでくる……!」
重いため息を吐いた八朔に、俺は怒鳴りつけるように叫んだ。
「きっともう近くまで来てるはずなんだろ? このままここで待ってるより、探しに行った方が早い! じゃないとお前が死んじまう……っ」
「は? ちょっと待っ……」
「お前が乗ってきたバイクがあるだろ! どこに停めてるんだ!?」
ナイフの柄に触れないように気をつけながら、八朔の身体を触ってバイクのキーを探す。同時に俺は花ちゃんに大声で指示した。
「花ちゃんはそいつのタオルで止血してくれ! もっと他にも使えるものがあるかもしれないから探して!」
「は、はい!」
花ちゃんは気丈に立ち上がり、てきぱきと動きだした。男の頭から無理やりタオルを剥ぎ取り、ナイフが刺さったままの八朔の脇腹に押し当てる。タオルはすぐに血を含み、これでは足りないと他の部屋へ探しに出ていった。
「仁木!」
八朔が苛立ったように俺の名を呼ぶ。
「何だよ!」
「外は吹雪いてるし、雪も積もってる。あんたバイクで雪道なんて慣れてないだろ? 転んで怪我したらどうするんだ」
「そんなこと言ってる場合じゃないだろ! このままじっとなんてしてられない。撮影でも乗ったし、何とかなる!」
「あんたが乗ったのはスノーモービルだろ!」
怒鳴る八朔を無視して、バイクのキーをポケットから取り出したら、阻むみたいに手首を強く掴まれた。八朔が動揺している。薄手の毛布を引っ張って戻ってきた花ちゃんに向かって、
「……っ、おい、花! お前が行けよ。元ヤンなんだから大型バイク乗れんだろ?」
ととんでもないことを要求した。花ちゃんは「はあ?」と目を剥く。
「乗れるわけないでしょ、無茶言わないでよ! 私は元彼の後ろに乗せてもらってただけなんだから!」
「使えねえやつだな……!」
「殺すわよ!」
喧嘩し始める二人を見て俺は頭を抱えそうになった。
「八朔、お前は女の子に何てこと頼むんだ。花ちゃんを行かせるわけにはいかないだろ。そもそも俺が二人を巻き込んだも同然なんだから、俺が行く。俺に行かせてくれ。絶対にちゃんと戻ってくるから」
説得するが、八朔は頑なに首を振り、切羽詰まったように叫んだ。
「駄目だ、行くな! お願いだから……行かないでくれ……!」
「八朔……?」
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