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第三章
第10話
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「お疲れ様です、仁木さん。これからスノーモービルの撮影するんですよね」
澄み渡る青空の下、テントの折りたたみ椅子に座って次の出番を待っていた俺に、水無瀬花ちゃんが笑顔で話しかけてきた。
今日は太陽が顔を出し、珍しく雪も降っていない。だが風は身を切るような冷たさで、俺も花ちゃんも厚手のダウンコートを着込んでいる。
「お疲れ。そうなんだよね、本番だから緊張しちゃって」
俺は笑顔で返しながら、隣の椅子を彼女に差し出した。嬉しそうに腰を下ろした花ちゃんは、温かいコーヒーを手渡してくれる。
遠くでスタッフたちがスノーモービルの動作確認をする作業が続いていた。俺の扮するカンザキが、正体不明の集団に雪山で追跡されるシーンの撮影が間もなく始まるのだ。
休憩中の花ちゃんと楽しく談笑していると、どこからともなく現れた八朔が、ぬっと俺たちの前に立った。
「お、お疲れ、八朔……」
ドキリとしつつ、俺は八朔を見上げてそう声を掛ける。
よほど寒がりなのか、八朔はマフラーをぐるぐる巻きにして、ニット帽を目深にかぶっている。むっつりと黙っているが、鼻頭が赤く染まっているので、いつもより幼く見えた。
ロケバスで二度目のキスをされてから一週間ほど経つ。「撮影はちゃんとやれ」と注意した俺の言葉を真摯に受け取ってくれたのか、あれから監督に駄目出しされることもなく順調に撮影をこなしていた。
その変わりに、かなりの頻度で俺の周囲をうろつくようになった気がする。もちろん自分の撮影がある時間は別行動だが、休憩中や撮影後には、俺の様子を逐一観察に来ているのだ。その様子を見ていると、俺が八朔の前世の恋人だという思い込みは現在進行形で続いているらしい。
八朔は側に立て掛けてあった椅子を手に取ると、俺と花ちゃんの僅かな隙間にぐりぐりとねじ込んできた。
「ちょ、ちょっと何やってんのよ、八朔!」
「俺も混ぜろ」
驚く花ちゃんを押しのけて、八朔は俺の隣に陣取ることに成功する。満足げに腰を下ろし、俺の方を見てはにかむような笑みを見せた。おそらく花ちゃんも気づかないほどの、俺だけに向けられた微かな笑顔だ。
う、と俺の心臓がドキリと弾む。前世から追ってきたと意味不明の愛を囁くようなヤバい奴だが、滅多に見ることのできない八朔の笑顔は超ド級の破壊力がある。
もしかして、俺と花ちゃんが楽しげにしているのを見て嫉妬したんだろうか? まさかとは思うが、それにしたって我儘な子供みたいな行動だ。また新しい八朔の一面を見た気がして、思わず苦笑してしまう。
唖然としていた花ちゃんが、我に返ったように八朔に食ってかかった。
「俺も混ぜろ、じゃないわよ。あんた今日は撮影ないはずでしょ。何でここにいるのよ。仁木さんは私とお話してるんだから、邪魔しないでよね」
「邪魔なのはお前だ、花」
「な、なんですって!」
キーっと花ちゃんは怒りの抗議を上げて、手袋をした手でぽかぽかと八朔の二の腕を殴り始めた。八朔は少しも意に介さず、無表情でそっぽを向いている。
同じ事務所で同い年で、共演も多いし、やっぱりそれなりに親しいのだろう。傍から見ると可愛いカップルがじゃれているようにしか見えない。
なぜかは分からないが、何となくその場に居づらくなっていると、
「仁木さーん、そろそろお願いしまーす!」
とスタッフから声が掛かった。ほっと救われたような気がして立ち上がる。まだじゃれている二人を見下ろして、「じゃあ俺、出番だから……」とその場を離れようとしたら、「待って、仁木」と八朔に手首を掴まれた。驚いて振り向くと、思いのほか真剣な顔をした八朔と視線がかち合う。
「怪我しないように、気をつけて」
心配げな様子で囁くように言う。その声が、まるで恋人に向けられる特別な響きのように聞こえて、俺は慌ててその手を振り払ってしまった。
「だ、大丈夫だよ。大げさだな」
八朔が何か言いかけたが、さらに動悸が激しくなるのを感じて、逃げるようにその場を離れる。道も何もない大雪原に足を取られながら、何とかスタッフや撮影監督の元に向かった。
スノーモービルの扱い方はすでに訓練を受けている。カメラ割を確認しながら、数回リハーサルを行った。逃げる俺の後ろを、四台の追手が追跡してくる。壁のように立ちはだかる雪の斜面を飛び越え、その奥に広がる森の中を、乱立する木々をすり抜けて疾走していく。
「よし、じゃあ本番行こうか!」
問題なくリハを終えて、監督の号令がかかった。
俺は気合を入れてスノーモービルのエンジンを吹かした。まずは大雪原を駆け抜けていくシーンから。ドローンが上空を飛び、追跡者数台のエンジン音が辺りに響き渡る。練習通りのコースを走る俺の横を、カメラを持った撮影チームがぴたりと張り付いてくる。
その勢いのまま、反り返る雪の斜面に突入したときだった。カメラチームがバランスを崩し、ぐらりと車体が傾いたのだ。
「!」
俺は衝突を避けるため、慌ててハンドルを切った。フルスロットルで走っていた車体の前方がふわりと浮き上がり、俺の頭上を越えて背面へと回転しながら滑り落ちていく。投げ出された俺は、ふかふかの新雪にずぼっと埋まり、その上から雪が雪崩れ落ちてきた。
「仁木くん!」
誰かの叫ぶ声がして、視界が真っ白に染まる。柔らかい雪がクッションになって転んだ衝撃はほとんど受けなかったが、大量の雪が伸し掛かってきて圧迫された。結構苦しい。
「大丈夫か! しっかりしろ!」
一瞬意識が飛びかけたが、すぐに大勢のスタッフが雪を掘り起こして救出してくれた。
「……だ、大丈夫です。カメラさんの方は? 無事ですか?」
顔にかかった雪を払いながら、俺は何とか返事をする。
「ああ、大丈夫だよ。仁木くんが衝突を避けてくれたからね。誰か、早くタオル持ってきてくれ!」
その場が騒然となり、スタッフがあちこちに走り出す。服の中にまで雪が入ってきて、俺はぶるぶると身震いした。このままでは風邪を引きそうだ。
アクシデントに一瞬ヒヤリとしたが、大事に至らなかったようで良かったと安心していると、
「――――仁木!」
すぐ傍から切迫した声で名前を呼ばれた。驚いて顔を向けると、息もかかりそうなほど間近に八朔の強張った顔がある。
「仁木、仁木」
焦ったように何度も俺の名を呼び、自分のセーターの袖口で、俺の顔をごしごしと拭いてくれる。タオルが届くのを待っていられないといった焦りようだ。
八朔の手が氷のように冷たくなっている。
「……お前も、助けてくれたのか?」
撮影風景を見ていて、すぐにアクシデントに気づいたんだろう。八朔は他のスタッフと共に現場に駆けつけ、雪に埋もれた俺を救い出してくれたらしい。
八朔の手や身体が僅かに震えている。こんなに寒い雪の中にいるというのに、額にぐっしょりと汗を掻いていた。顔も真っ青で、血走ったような目で俺を凝視している。
「八朔……? 俺は大丈夫だよ。どこも何ともない」
「……そう、か」
たどたどしく返事をした八朔だったが、俺よりもこいつの方が具合が悪いように見えて、逆に心配になる。
「お前、どうし――――」
思わず手を伸ばしかけたが、どやどやと戻ってきたスタッフたちに周囲を囲まれてしまった。
「八朔くん、ちょっとどいて! 仁木くん、ほらタオルだよ!」
八朔は俺から引き剥がされ、スタッフがバスタオルで俺の身体を包んで起き上がらせてくれる。心配いらないと俺は言い張ったが、念のため簡単な検査を、と休憩所に連行された。
気づいたときには八朔の姿はどこにも見当たらなかった。撮影がないのでホテルに戻ったのだろうと思ったが、先ほどの尋常ではない様子は気がかりだ。
その後撮影は再開されたが、俺は八朔のことが気になって、ずっとそわそわしていた。
澄み渡る青空の下、テントの折りたたみ椅子に座って次の出番を待っていた俺に、水無瀬花ちゃんが笑顔で話しかけてきた。
今日は太陽が顔を出し、珍しく雪も降っていない。だが風は身を切るような冷たさで、俺も花ちゃんも厚手のダウンコートを着込んでいる。
「お疲れ。そうなんだよね、本番だから緊張しちゃって」
俺は笑顔で返しながら、隣の椅子を彼女に差し出した。嬉しそうに腰を下ろした花ちゃんは、温かいコーヒーを手渡してくれる。
遠くでスタッフたちがスノーモービルの動作確認をする作業が続いていた。俺の扮するカンザキが、正体不明の集団に雪山で追跡されるシーンの撮影が間もなく始まるのだ。
休憩中の花ちゃんと楽しく談笑していると、どこからともなく現れた八朔が、ぬっと俺たちの前に立った。
「お、お疲れ、八朔……」
ドキリとしつつ、俺は八朔を見上げてそう声を掛ける。
よほど寒がりなのか、八朔はマフラーをぐるぐる巻きにして、ニット帽を目深にかぶっている。むっつりと黙っているが、鼻頭が赤く染まっているので、いつもより幼く見えた。
ロケバスで二度目のキスをされてから一週間ほど経つ。「撮影はちゃんとやれ」と注意した俺の言葉を真摯に受け取ってくれたのか、あれから監督に駄目出しされることもなく順調に撮影をこなしていた。
その変わりに、かなりの頻度で俺の周囲をうろつくようになった気がする。もちろん自分の撮影がある時間は別行動だが、休憩中や撮影後には、俺の様子を逐一観察に来ているのだ。その様子を見ていると、俺が八朔の前世の恋人だという思い込みは現在進行形で続いているらしい。
八朔は側に立て掛けてあった椅子を手に取ると、俺と花ちゃんの僅かな隙間にぐりぐりとねじ込んできた。
「ちょ、ちょっと何やってんのよ、八朔!」
「俺も混ぜろ」
驚く花ちゃんを押しのけて、八朔は俺の隣に陣取ることに成功する。満足げに腰を下ろし、俺の方を見てはにかむような笑みを見せた。おそらく花ちゃんも気づかないほどの、俺だけに向けられた微かな笑顔だ。
う、と俺の心臓がドキリと弾む。前世から追ってきたと意味不明の愛を囁くようなヤバい奴だが、滅多に見ることのできない八朔の笑顔は超ド級の破壊力がある。
もしかして、俺と花ちゃんが楽しげにしているのを見て嫉妬したんだろうか? まさかとは思うが、それにしたって我儘な子供みたいな行動だ。また新しい八朔の一面を見た気がして、思わず苦笑してしまう。
唖然としていた花ちゃんが、我に返ったように八朔に食ってかかった。
「俺も混ぜろ、じゃないわよ。あんた今日は撮影ないはずでしょ。何でここにいるのよ。仁木さんは私とお話してるんだから、邪魔しないでよね」
「邪魔なのはお前だ、花」
「な、なんですって!」
キーっと花ちゃんは怒りの抗議を上げて、手袋をした手でぽかぽかと八朔の二の腕を殴り始めた。八朔は少しも意に介さず、無表情でそっぽを向いている。
同じ事務所で同い年で、共演も多いし、やっぱりそれなりに親しいのだろう。傍から見ると可愛いカップルがじゃれているようにしか見えない。
なぜかは分からないが、何となくその場に居づらくなっていると、
「仁木さーん、そろそろお願いしまーす!」
とスタッフから声が掛かった。ほっと救われたような気がして立ち上がる。まだじゃれている二人を見下ろして、「じゃあ俺、出番だから……」とその場を離れようとしたら、「待って、仁木」と八朔に手首を掴まれた。驚いて振り向くと、思いのほか真剣な顔をした八朔と視線がかち合う。
「怪我しないように、気をつけて」
心配げな様子で囁くように言う。その声が、まるで恋人に向けられる特別な響きのように聞こえて、俺は慌ててその手を振り払ってしまった。
「だ、大丈夫だよ。大げさだな」
八朔が何か言いかけたが、さらに動悸が激しくなるのを感じて、逃げるようにその場を離れる。道も何もない大雪原に足を取られながら、何とかスタッフや撮影監督の元に向かった。
スノーモービルの扱い方はすでに訓練を受けている。カメラ割を確認しながら、数回リハーサルを行った。逃げる俺の後ろを、四台の追手が追跡してくる。壁のように立ちはだかる雪の斜面を飛び越え、その奥に広がる森の中を、乱立する木々をすり抜けて疾走していく。
「よし、じゃあ本番行こうか!」
問題なくリハを終えて、監督の号令がかかった。
俺は気合を入れてスノーモービルのエンジンを吹かした。まずは大雪原を駆け抜けていくシーンから。ドローンが上空を飛び、追跡者数台のエンジン音が辺りに響き渡る。練習通りのコースを走る俺の横を、カメラを持った撮影チームがぴたりと張り付いてくる。
その勢いのまま、反り返る雪の斜面に突入したときだった。カメラチームがバランスを崩し、ぐらりと車体が傾いたのだ。
「!」
俺は衝突を避けるため、慌ててハンドルを切った。フルスロットルで走っていた車体の前方がふわりと浮き上がり、俺の頭上を越えて背面へと回転しながら滑り落ちていく。投げ出された俺は、ふかふかの新雪にずぼっと埋まり、その上から雪が雪崩れ落ちてきた。
「仁木くん!」
誰かの叫ぶ声がして、視界が真っ白に染まる。柔らかい雪がクッションになって転んだ衝撃はほとんど受けなかったが、大量の雪が伸し掛かってきて圧迫された。結構苦しい。
「大丈夫か! しっかりしろ!」
一瞬意識が飛びかけたが、すぐに大勢のスタッフが雪を掘り起こして救出してくれた。
「……だ、大丈夫です。カメラさんの方は? 無事ですか?」
顔にかかった雪を払いながら、俺は何とか返事をする。
「ああ、大丈夫だよ。仁木くんが衝突を避けてくれたからね。誰か、早くタオル持ってきてくれ!」
その場が騒然となり、スタッフがあちこちに走り出す。服の中にまで雪が入ってきて、俺はぶるぶると身震いした。このままでは風邪を引きそうだ。
アクシデントに一瞬ヒヤリとしたが、大事に至らなかったようで良かったと安心していると、
「――――仁木!」
すぐ傍から切迫した声で名前を呼ばれた。驚いて顔を向けると、息もかかりそうなほど間近に八朔の強張った顔がある。
「仁木、仁木」
焦ったように何度も俺の名を呼び、自分のセーターの袖口で、俺の顔をごしごしと拭いてくれる。タオルが届くのを待っていられないといった焦りようだ。
八朔の手が氷のように冷たくなっている。
「……お前も、助けてくれたのか?」
撮影風景を見ていて、すぐにアクシデントに気づいたんだろう。八朔は他のスタッフと共に現場に駆けつけ、雪に埋もれた俺を救い出してくれたらしい。
八朔の手や身体が僅かに震えている。こんなに寒い雪の中にいるというのに、額にぐっしょりと汗を掻いていた。顔も真っ青で、血走ったような目で俺を凝視している。
「八朔……? 俺は大丈夫だよ。どこも何ともない」
「……そう、か」
たどたどしく返事をした八朔だったが、俺よりもこいつの方が具合が悪いように見えて、逆に心配になる。
「お前、どうし――――」
思わず手を伸ばしかけたが、どやどやと戻ってきたスタッフたちに周囲を囲まれてしまった。
「八朔くん、ちょっとどいて! 仁木くん、ほらタオルだよ!」
八朔は俺から引き剥がされ、スタッフがバスタオルで俺の身体を包んで起き上がらせてくれる。心配いらないと俺は言い張ったが、念のため簡単な検査を、と休憩所に連行された。
気づいたときには八朔の姿はどこにも見当たらなかった。撮影がないのでホテルに戻ったのだろうと思ったが、先ほどの尋常ではない様子は気がかりだ。
その後撮影は再開されたが、俺は八朔のことが気になって、ずっとそわそわしていた。
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