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第二章
第6話
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遠くで大きな爆発音がして、ズウン、と下から突き上げるような地響きが襲ってきた。建物全体がぐらりと揺れる。途端に室内の電源がすべて落ち、不気味な警報音が響き渡る。
カンザキは慌てて研究室の外に飛び出した。非常灯の淡い光が照らす薄暗い廊下を、バタバタと大勢の人が逃げまどっている。廊下には焦げたような臭いが充満している。
研究所の責任者である教授が、カンザキの妹の手を引いて駆け寄ってきた。
『カンザキくん、こんなところにいたのか!』
『教授! 一体これはどういうことです! 何が起きているんですか!?』
『研究所の存在が軍部にバレた。狙撃部隊の攻撃に遭っている。この研究所を破壊するつもりだ! 君は早く妹を連れて逃げるんだ!』
目の見えない妹は不安げな様子で固まっている。
『兄さん、離れないで……。あたしを一人にしないで……』
『分かってる。絶対にこの手を離すな。一緒に逃げるんだ』
再びの爆発音。研究所全体が攻撃を受けているというのは本当らしい。このままでは大勢が死んでしまうのではないか。これまで一緒に研究を続けてきた大勢の仲間が。姿の見えない仲間を助けに向かうべきかと逡巡するカンザキを、教授が叱り飛ばした。
『今は他の者たちを気にしている場合じゃない! 機密事項はすべて君の頭の中に入っている。私は君を死なせるわけにはいかないんだ。君たちの死んだご両親からもそう託されている。さあ、屋上にヘリを待たせてある。早く行け!』
そうだ、今死ぬわけにはいかない。カンザキにはまだやり残したことがあるのだ。
中央階段を駆け上がり、屋上のヘリポートへと走る。外は吹雪いていて、あちこちから昇る真っ黒な煙が風に流されている。炎の熱が熱い。地獄のような光景に息を呑む。
カンザキたちの姿を認めて、ヘリのプロペラが回り出した。今すぐにでも飛び立てる体勢だ。妹を先に搭乗させ、続いて乗り込もうとしたとき、遠くから激しいエンジン音が聞こえてきた。研究所を取り囲む森の中から一台のバイクが走り出てくる。一人の長身の男が跨っている。男は研究所の傍で停止すると、ヘルメットを取り、呆然としたように燃えさかる地獄の光景を見上げた。
『教授! あれは誰です?』
『分からない。部隊の一人かもしれない』
カンザキは遠く男の姿を見下ろした。男の視線とかち合う。まるで時が止まったように、一瞬無音になり、二人は引き寄せられたように見つめ合った。男の顔が見る見るうちに憤怒の形相へと変わっていく。
屋上と中央階段を隔てる扉の向こうで銃声が聞こえ始めた。バリケードで塞いでいるが、どこまでもつか。教授が懐から拳銃を二挺取り出して、その片方を差し出した。
『護身用に持っていけ。いいか、何があってもその子を、家族を守るんだ。さあ行け! ここは私が食い止める!』
ヘリのパイロットに離陸を指示すると、教授はバリケードへと突入していく。
『教授!』
カンザキが叫んだのと同時に、ヘリがふわりと浮いた。バリケードが破られる音と、発砲音が風に乗って耳に届く。カンザキと、耳を塞いで蹲る妹を乗せて、あっという間にヘリは上空へと飛び立った。
夜空を赤く染めて燃え上がる研究所と、ヘリを見送るバイクの男が、遥か眼下に遠ざかっていった。
「カットォッ! はい、OK!」
椎名監督の小気味よいカットがかかり、それまで役に没頭していたキャストたちは、ほっと息を吐いた。俺もヘリの中で、腕に抱きしめていた花ちゃんの肩をそっと離す。
「ふう。大丈夫? 花ちゃん」
「はい、もちろんです。銃撃音、すごい迫力でしたね」
さっきまで恐怖に顔を引き攣らせていた花ちゃんは、けろっとした顔で笑顔を向けた。さすが演技派女優だ。俺も彼女に引けを取らない演技ができていただろうか。
映画『pursuer ―追跡者―』は無事にクランクインを迎え、撮影は順調に進んでいる。今日は朝から、俺が演じるカンザキたちが極秘でクローンの研究をしている研究所が攻撃されるという、大掛かりなシーンの撮影を開始していた。
予めロケハンが撮影に使えそうな建物や景色をピックアップし、撮影許可を得ている。いま撮影しているかなり巨大な廃屋も、雪山に潜むようにして建てられた研究所をイメージして借り入れたものだ。
実際にはヘリは離陸していないし、上空からの空撮はドローンやクレーンを利用している。もちろん建物の爆破シーンや炎上シーンはCG編集を掛け合わせることになる。最終的にどんなシーンに仕上がるのか楽しみだ。
スタッフや役者たちが一斉に次の撮影へ向けて動き出す。椎名監督を中心に、撮影監督や技術照明チーム、メイクチーム、エキストラなど大勢の人間が映画制作には関わっている。チームが一丸となり最高のものを作り上げていくこの作業が俺は大好きだ。その中の一人として参加できている幸せをじーんと噛み締める。
まだ撮影は始まったばかりだというのに、すぐ感傷に浸ってしまう自分を叱咤していると、教授役の俳優さんがこちらに笑顔で歩いてきた。
「いやぁ、仁木くん。今の演技良かったよ」
「本当ですか? ありがとうございます……!」
「君の台詞は少なかったけれど、切迫した感情が伝わってきた。思わず引き込まれそうになって危なかったね」
新人同然の主役を盛り立てようとお世辞を言ってくれているのかもしれないが、素直に嬉しい。
「特に、主役二人の初めての邂逅シーンだろう? 印象的なシーンだよねえ」
屋上の端から下を覗くと、バイクの傍に立つ八朔が、単独シーンの撮影準備をしているのが見えた。ヘリで逃げる俺を睨みつける八朔のアップを取るのだろう。真剣そのものだ。
スタッフが俺を見つけて、手を振ってくれる。八朔が素なのか演技なのか分からない怖い顔で睨み上げてくる。「そうそう、そんな感じで」という椎名監督の指示が聞こえてきた。
それにしても、すごい目だ。まるで今にも獲物に飛び掛からんとする肉食獣のように鋭く光っている。
八朔演じるクロウの両親は研究所で共に働いていた仲間だったが、この襲撃で命を落とす。ヘリで自分だけ逃げたカンザキが諸悪の根源だと信じ込み、必ず追いつめ復讐を果たすことを心に誓う重要なシーンだ。
整いすぎだと思うほどの美貌が魅せる、鬼気迫る表情のなんと恐ろしいことか。
初めて八朔の演技を見たときのことを俺は思い出した。
事故を起こした八朔の代役として、ドラマの主演に抜擢されたとき。当時から八朔は有名だったので当然その存在は知っていたが、真剣に彼の演技を視聴したことはそれまでなかった。
八朔が出演したドラマや映画を片っ端から見て、俺はまともに衝撃を食らってしまったのだ。演技力がどうだとか、そんなものは二の次だ。この世の中には、人々に注目されるために生まれてきた人間が存在する。そこに立つだけで、言葉を発するだけで、その場にいる者の視線を集め、魅了してしまう人間が。八朔の放つ圧倒的なカリスマ性と、その場の何ものにも溶け込まない、異常なほどの異質性。
眩い光を放つ夜の電灯に引き寄せられてしまう羽虫のように、八朔を前にしては誰もその引力に逆らえない。あっけなく俺も八朔の魅力にやられてしまった。一体どういう人間なのか、どんな生い立ちなのか、気になって仕方がなくなって、ネット情報を調べまくった。俺が八朔レオの情報に詳しいのはそのせいだ。
どうやら八朔の父親は実業家らしいとか、十代の頃からモデルとして注目されていたとか、無駄に八朔に対する知識が増えていく。
同時に、八朔の代役を務めなければならない重圧が俺に伸し掛かってきた。俺が彼の代わりになれるのか? 出来る限り彼に似せて、彼と同じように演技をして、それが可能なのか。
答えは否だ。それだけは明確だった。
八朔は俺が真似できる程度の存在ではない。誰も代わりになんてなれない。
それに気づいて以来、俺は彼の幻影を追いかけるのを止めた。せめてドラマの撮影を終えるまでは、彼のことを見ない。考えない。俺に求められているのは、八朔の代わりではなく、まったく別の新しい主人公のはずだ。きっと制作陣もそれを求めているはずだと吹っ切ったのだ。
というわけで、何を隠そう、俺は八朔のファンなのだ。今回のことであいつの本性を知るまでは、共演できることを楽しみにしていた。いや、むしろ、影響を受けすぎて会うのが怖いとさえ思うほどに。実際の八朔は、お世辞にも愛想がいいわけではないし、挨拶もまともにできない生意気な奴で正直幻滅もしたけれど、だからと言って八朔の才能に惚れ込んでいることは変わらない。
なんと言っても今回俺たちはW主演だ。誰よりもお互いを意識し、歩調を合わせてこの撮影を乗り切らなければならない。いわば相棒みたいなものだ。それを考えるだけでワクワクする。
あいつの目が自分に向けられていると思うだけで嬉しくなってしまう。だってファンなんだから当然だよな。あいつは俺のこと、地味で大したことなくて生温い奴だと思っているみたいだけど、この映画の撮影が終わるころには、その認識を改めさせてやる。それくらいの意気込みで臨まないと八朔の隣には立てない。
「覚悟しろよな、八朔。絶対に俺のこと認めさせてやる」
俺は撮影中の八朔の姿をじっと眺めながら、こっそり宣言した。
カンザキは慌てて研究室の外に飛び出した。非常灯の淡い光が照らす薄暗い廊下を、バタバタと大勢の人が逃げまどっている。廊下には焦げたような臭いが充満している。
研究所の責任者である教授が、カンザキの妹の手を引いて駆け寄ってきた。
『カンザキくん、こんなところにいたのか!』
『教授! 一体これはどういうことです! 何が起きているんですか!?』
『研究所の存在が軍部にバレた。狙撃部隊の攻撃に遭っている。この研究所を破壊するつもりだ! 君は早く妹を連れて逃げるんだ!』
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そうだ、今死ぬわけにはいかない。カンザキにはまだやり残したことがあるのだ。
中央階段を駆け上がり、屋上のヘリポートへと走る。外は吹雪いていて、あちこちから昇る真っ黒な煙が風に流されている。炎の熱が熱い。地獄のような光景に息を呑む。
カンザキたちの姿を認めて、ヘリのプロペラが回り出した。今すぐにでも飛び立てる体勢だ。妹を先に搭乗させ、続いて乗り込もうとしたとき、遠くから激しいエンジン音が聞こえてきた。研究所を取り囲む森の中から一台のバイクが走り出てくる。一人の長身の男が跨っている。男は研究所の傍で停止すると、ヘルメットを取り、呆然としたように燃えさかる地獄の光景を見上げた。
『教授! あれは誰です?』
『分からない。部隊の一人かもしれない』
カンザキは遠く男の姿を見下ろした。男の視線とかち合う。まるで時が止まったように、一瞬無音になり、二人は引き寄せられたように見つめ合った。男の顔が見る見るうちに憤怒の形相へと変わっていく。
屋上と中央階段を隔てる扉の向こうで銃声が聞こえ始めた。バリケードで塞いでいるが、どこまでもつか。教授が懐から拳銃を二挺取り出して、その片方を差し出した。
『護身用に持っていけ。いいか、何があってもその子を、家族を守るんだ。さあ行け! ここは私が食い止める!』
ヘリのパイロットに離陸を指示すると、教授はバリケードへと突入していく。
『教授!』
カンザキが叫んだのと同時に、ヘリがふわりと浮いた。バリケードが破られる音と、発砲音が風に乗って耳に届く。カンザキと、耳を塞いで蹲る妹を乗せて、あっという間にヘリは上空へと飛び立った。
夜空を赤く染めて燃え上がる研究所と、ヘリを見送るバイクの男が、遥か眼下に遠ざかっていった。
「カットォッ! はい、OK!」
椎名監督の小気味よいカットがかかり、それまで役に没頭していたキャストたちは、ほっと息を吐いた。俺もヘリの中で、腕に抱きしめていた花ちゃんの肩をそっと離す。
「ふう。大丈夫? 花ちゃん」
「はい、もちろんです。銃撃音、すごい迫力でしたね」
さっきまで恐怖に顔を引き攣らせていた花ちゃんは、けろっとした顔で笑顔を向けた。さすが演技派女優だ。俺も彼女に引けを取らない演技ができていただろうか。
映画『pursuer ―追跡者―』は無事にクランクインを迎え、撮影は順調に進んでいる。今日は朝から、俺が演じるカンザキたちが極秘でクローンの研究をしている研究所が攻撃されるという、大掛かりなシーンの撮影を開始していた。
予めロケハンが撮影に使えそうな建物や景色をピックアップし、撮影許可を得ている。いま撮影しているかなり巨大な廃屋も、雪山に潜むようにして建てられた研究所をイメージして借り入れたものだ。
実際にはヘリは離陸していないし、上空からの空撮はドローンやクレーンを利用している。もちろん建物の爆破シーンや炎上シーンはCG編集を掛け合わせることになる。最終的にどんなシーンに仕上がるのか楽しみだ。
スタッフや役者たちが一斉に次の撮影へ向けて動き出す。椎名監督を中心に、撮影監督や技術照明チーム、メイクチーム、エキストラなど大勢の人間が映画制作には関わっている。チームが一丸となり最高のものを作り上げていくこの作業が俺は大好きだ。その中の一人として参加できている幸せをじーんと噛み締める。
まだ撮影は始まったばかりだというのに、すぐ感傷に浸ってしまう自分を叱咤していると、教授役の俳優さんがこちらに笑顔で歩いてきた。
「いやぁ、仁木くん。今の演技良かったよ」
「本当ですか? ありがとうございます……!」
「君の台詞は少なかったけれど、切迫した感情が伝わってきた。思わず引き込まれそうになって危なかったね」
新人同然の主役を盛り立てようとお世辞を言ってくれているのかもしれないが、素直に嬉しい。
「特に、主役二人の初めての邂逅シーンだろう? 印象的なシーンだよねえ」
屋上の端から下を覗くと、バイクの傍に立つ八朔が、単独シーンの撮影準備をしているのが見えた。ヘリで逃げる俺を睨みつける八朔のアップを取るのだろう。真剣そのものだ。
スタッフが俺を見つけて、手を振ってくれる。八朔が素なのか演技なのか分からない怖い顔で睨み上げてくる。「そうそう、そんな感じで」という椎名監督の指示が聞こえてきた。
それにしても、すごい目だ。まるで今にも獲物に飛び掛からんとする肉食獣のように鋭く光っている。
八朔演じるクロウの両親は研究所で共に働いていた仲間だったが、この襲撃で命を落とす。ヘリで自分だけ逃げたカンザキが諸悪の根源だと信じ込み、必ず追いつめ復讐を果たすことを心に誓う重要なシーンだ。
整いすぎだと思うほどの美貌が魅せる、鬼気迫る表情のなんと恐ろしいことか。
初めて八朔の演技を見たときのことを俺は思い出した。
事故を起こした八朔の代役として、ドラマの主演に抜擢されたとき。当時から八朔は有名だったので当然その存在は知っていたが、真剣に彼の演技を視聴したことはそれまでなかった。
八朔が出演したドラマや映画を片っ端から見て、俺はまともに衝撃を食らってしまったのだ。演技力がどうだとか、そんなものは二の次だ。この世の中には、人々に注目されるために生まれてきた人間が存在する。そこに立つだけで、言葉を発するだけで、その場にいる者の視線を集め、魅了してしまう人間が。八朔の放つ圧倒的なカリスマ性と、その場の何ものにも溶け込まない、異常なほどの異質性。
眩い光を放つ夜の電灯に引き寄せられてしまう羽虫のように、八朔を前にしては誰もその引力に逆らえない。あっけなく俺も八朔の魅力にやられてしまった。一体どういう人間なのか、どんな生い立ちなのか、気になって仕方がなくなって、ネット情報を調べまくった。俺が八朔レオの情報に詳しいのはそのせいだ。
どうやら八朔の父親は実業家らしいとか、十代の頃からモデルとして注目されていたとか、無駄に八朔に対する知識が増えていく。
同時に、八朔の代役を務めなければならない重圧が俺に伸し掛かってきた。俺が彼の代わりになれるのか? 出来る限り彼に似せて、彼と同じように演技をして、それが可能なのか。
答えは否だ。それだけは明確だった。
八朔は俺が真似できる程度の存在ではない。誰も代わりになんてなれない。
それに気づいて以来、俺は彼の幻影を追いかけるのを止めた。せめてドラマの撮影を終えるまでは、彼のことを見ない。考えない。俺に求められているのは、八朔の代わりではなく、まったく別の新しい主人公のはずだ。きっと制作陣もそれを求めているはずだと吹っ切ったのだ。
というわけで、何を隠そう、俺は八朔のファンなのだ。今回のことであいつの本性を知るまでは、共演できることを楽しみにしていた。いや、むしろ、影響を受けすぎて会うのが怖いとさえ思うほどに。実際の八朔は、お世辞にも愛想がいいわけではないし、挨拶もまともにできない生意気な奴で正直幻滅もしたけれど、だからと言って八朔の才能に惚れ込んでいることは変わらない。
なんと言っても今回俺たちはW主演だ。誰よりもお互いを意識し、歩調を合わせてこの撮影を乗り切らなければならない。いわば相棒みたいなものだ。それを考えるだけでワクワクする。
あいつの目が自分に向けられていると思うだけで嬉しくなってしまう。だってファンなんだから当然だよな。あいつは俺のこと、地味で大したことなくて生温い奴だと思っているみたいだけど、この映画の撮影が終わるころには、その認識を改めさせてやる。それくらいの意気込みで臨まないと八朔の隣には立てない。
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