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第37話:1年3組 初風 絆(8)
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「楽器コンクールの過去の入賞者の記録、ですか・・・?」
音楽ホールに到着した僕達は、受付で過去に出場した者達の記録について聞き出していた。
初風があそこまで惚れ込む実力だ。
大賞まではいかないけれど、何かしらの賞に食い込んでいるかもしれない。
「えっ~と差支えなければ、理由についてお聞かせ願えないでしょうか?」
やっぱそう来たか・・・。
突然やってきた見ず知らずの高校生4人(初風の姿は視えていないので実質3人)にそのような情報を簡単には教えられるはずがないか。
「実は来年音大を受験する私の従兄弟が幼稚園児の頃にこちらのホールで開かれたコンクールでサックスで出場したんですが、その学校、過去に何かしら音楽で賞を取った実績を証明するものがあれば受験が有利になるって聞いたんですけど、彼自分で受け取った表彰状をうっかり捨ててしまったらしくってそれで・・・。」
「そう、ですか・・・。」
魅守部長の咄嗟の口実に、受付のスタッフは一応の納得を見せた。
心堂会長の件もそうだったけど、この人って演技に関してはいちじつの長があるのかもしれない。
「分かりました。ひとまずお調べしますので少々お待ちください。」
受付スタッフはそう言うと、奥の方へと引っ込んで行った。
「いよいよだな、初風。」
「そうですね・・・。なんだかドキドキしてきちゃいました・・・。」
小さい頃より憧れていた人が、果たしてどのような人物なのか・・・。
名前や容姿といったざっくりとした情報しか分からないだろうが、それでも初風は緊張せずにはいられないらしかった。
およそ2、3分経過した頃だろうか。
受付スタッフが奥より戻ってきた。
その時彼が口にしたのは、思いもよらないものだった。
「お待たせしました。そうですね・・・。申し訳ないのですが、過去20年の間に開催されたコンクールでサックスで入賞した者は確認、できなくてですね・・・。」
確認されてないって?
それって、いないってことなんじゃ・・・。
「そっ、そんなはずはないですよ!確かに従兄弟は出場して賞を取ったと言ってたんですから・・・!」
「そう言われましてもねぇ・・・。確かにこちらのデータベースでは確認できなくて、ですね・・・。」
「そう、ですか・・・。」
魅守部長も、さすがに想定外だったらしく声に張りが感じられなかった。
「大変恐縮なのですが、その・・・もう一度ご本人様とご確認してもらっては、頂けないでしょうか・・・?」
「んんっ・・・。分かり、ました・・・。」
これ以上ここにいても情報が得られないと悟った僕達は、受付から離れて音楽ホールを後にした。
◇◇◇
音楽ホールでの情報収集が徒労に終わってしまった僕達は、帰りのバスを待つバス停で一切言葉を交わすことがなかった。
いや、交わせなかった。
おそらく皆の心は、初風の力になれなかったことへの申し訳なさでいっぱいなのだろう。
だが、3人の中で最も初風に対して後ろめたい気持ちを抱えているのは他でもない。
僕だ。
自惚れだと言われるに決まっているが、それでも構わない。
何故なら初風は、この部活に入って初めて、僕が預かった相談者なのだから。
だから僕は、初風が最期に切望した願いをどうしても叶えたかった。
そうすれば、僕がこの部活に入った意味を見出せると思ったからだ。
でも今となってはそれが叶うかどうか分からなくなってきた。
僕はこの先、コイツに何をしてやれるっていうんだ・・・?
「初風・・・。ゴメン・・・。」
「えっ、どうしたんですか急に?」
「僕、お前の気持ちに応えてやること、できなかった・・・。」
「なぁに一人でカッコつけてんですか?櫟先輩。」
「賽原・・・。」
「今日のことはもっときちんと調べてこなかった私達全員に責任がありますよ。」
「流那君の言う通りだ。もう少し念入りにリサーチしていればこんなことには・・・。」
「魅守部長・・・。」
「待って下さいッ!」
それぞれが口々に反省の弁を述べる中、初風が勢いよく口火を切った。
「皆さんは悪くないです。元はと言えば、最初にここのことを教えたのは私なんですから、私が悪いんです。死んだ後でも私をこんなに夢中にさせる演奏だったからてっきりなんかの賞を取ってるんじゃないかって思ったんですけどねぇ・・・。私って、見る目なかったのかなぁ?」
「そっ、そんなことあるかよ!!」
俯きながら自重気味にぼやく初風を見るに堪えなくて、僕は思わずバス停のベンチから立ち上がった。
「お前のことを・・・。死んだ後になってもお前のことをここまでメロメロにさせるんだからそいつは間違いなくすげぇよ!多分腐るほど賞取ってる奴らなんかよりよっぽど偉大だぜ!見る目なかったんはお前じゃなくてコンクールの審査員の連中に決まってるッッッ!!!」
「縁人、先輩・・・。くすっ・・・。」
「なっ、何かおかしいこと、言ったけ!?」
「いや。縁人先輩ってやっぱりいいなって。」
「何が?」
「だって、昨日会ったばかりの私に、そこまで必死に向き合ってくれるんですから。」
「そっ、そうかぁ?」
「そうですよ~。多分ですけど縁人先輩って昔から困った人がいると助けようとウズウズしてたんじゃないんですかぁ?」
「そっ、そんなこと!ある、はず・・・。」
その時、僕の脳裏に断片的だがとある思い出が脳味噌の奥からにじみ出てきた。
あれは・・・、そう。まさに僕がまだこの新天橋開発地区に住んでいた頃だ。
団地の広場で、身体つきがゴツい同級生3人が寄ってたかって小さな女の子にちょっかいかけてた。
そこへたまたま近くで遊んでいた僕が我慢できなくてつっかかんだ。
最終的に僕の態度に腹を立てたそいつらとのケンカになって、呆気なくやられてしまったんだっけ。
広場の芝生に傷だらけで横たわる僕に、助けた女の子は何か言ってた気がするけど・・・。
あれ、何て言ったんだけ?
「縁人先輩?」
「んっ、ああいや何でもない。ありがとな初風。おかげでちょっぴり元気出たよ。」
「ちょっぴり何ですね・・・。私的には飛んで跳ねるくらいに盛り上がってほしかったのに・・・。」
「それはそれで逆にアブねぇ奴じゃねぇか!!」
「それもそうですね♪」
「そうですねって・・・。全くお前って奴は・・・。」
「えへへ♪」
呆れながらツッコむ僕に、賽原はまるで遊戯に明け暮れる純粋無垢な子どものように笑ってみせた。
「で、どうすんだよこれから?」
「そうですね。取り敢えず今日は昨日みたいに縁人先輩の家に泊まります。」
えっ、またコイツ僕んちに泊まるワケ!?
「絆君。君の為にできるだけ案を考えて早い段階に知らせるから待っていてくれ!!」
「慌てなくてもいいんですよ魅守部長。私、時間はたっぷり、イヤになるくらいありますから。」
「絆君・・・。ありがとう。」
初風に励まされて、魅守部長の顔つきも暗いものから明るいものへと変わっていった。
しっかし、昨日に続いて連チャンでコイツをウチに泊めるなんて・・・。
真叶、嬉しがるだろうなぁ・・・。
「櫟先輩、櫟先輩。」
「何、賽原?」
「今夜こそは、大人への大いなる一歩踏んで下さいね♡」
「だからどういう意味だよそれ!?」
またもや突拍子もないことを口走った賽原にツッコんだ直後、帰りのバスがやっと向こうの方より走ってくるのが見えた。
音楽ホールに到着した僕達は、受付で過去に出場した者達の記録について聞き出していた。
初風があそこまで惚れ込む実力だ。
大賞まではいかないけれど、何かしらの賞に食い込んでいるかもしれない。
「えっ~と差支えなければ、理由についてお聞かせ願えないでしょうか?」
やっぱそう来たか・・・。
突然やってきた見ず知らずの高校生4人(初風の姿は視えていないので実質3人)にそのような情報を簡単には教えられるはずがないか。
「実は来年音大を受験する私の従兄弟が幼稚園児の頃にこちらのホールで開かれたコンクールでサックスで出場したんですが、その学校、過去に何かしら音楽で賞を取った実績を証明するものがあれば受験が有利になるって聞いたんですけど、彼自分で受け取った表彰状をうっかり捨ててしまったらしくってそれで・・・。」
「そう、ですか・・・。」
魅守部長の咄嗟の口実に、受付のスタッフは一応の納得を見せた。
心堂会長の件もそうだったけど、この人って演技に関してはいちじつの長があるのかもしれない。
「分かりました。ひとまずお調べしますので少々お待ちください。」
受付スタッフはそう言うと、奥の方へと引っ込んで行った。
「いよいよだな、初風。」
「そうですね・・・。なんだかドキドキしてきちゃいました・・・。」
小さい頃より憧れていた人が、果たしてどのような人物なのか・・・。
名前や容姿といったざっくりとした情報しか分からないだろうが、それでも初風は緊張せずにはいられないらしかった。
およそ2、3分経過した頃だろうか。
受付スタッフが奥より戻ってきた。
その時彼が口にしたのは、思いもよらないものだった。
「お待たせしました。そうですね・・・。申し訳ないのですが、過去20年の間に開催されたコンクールでサックスで入賞した者は確認、できなくてですね・・・。」
確認されてないって?
それって、いないってことなんじゃ・・・。
「そっ、そんなはずはないですよ!確かに従兄弟は出場して賞を取ったと言ってたんですから・・・!」
「そう言われましてもねぇ・・・。確かにこちらのデータベースでは確認できなくて、ですね・・・。」
「そう、ですか・・・。」
魅守部長も、さすがに想定外だったらしく声に張りが感じられなかった。
「大変恐縮なのですが、その・・・もう一度ご本人様とご確認してもらっては、頂けないでしょうか・・・?」
「んんっ・・・。分かり、ました・・・。」
これ以上ここにいても情報が得られないと悟った僕達は、受付から離れて音楽ホールを後にした。
◇◇◇
音楽ホールでの情報収集が徒労に終わってしまった僕達は、帰りのバスを待つバス停で一切言葉を交わすことがなかった。
いや、交わせなかった。
おそらく皆の心は、初風の力になれなかったことへの申し訳なさでいっぱいなのだろう。
だが、3人の中で最も初風に対して後ろめたい気持ちを抱えているのは他でもない。
僕だ。
自惚れだと言われるに決まっているが、それでも構わない。
何故なら初風は、この部活に入って初めて、僕が預かった相談者なのだから。
だから僕は、初風が最期に切望した願いをどうしても叶えたかった。
そうすれば、僕がこの部活に入った意味を見出せると思ったからだ。
でも今となってはそれが叶うかどうか分からなくなってきた。
僕はこの先、コイツに何をしてやれるっていうんだ・・・?
「初風・・・。ゴメン・・・。」
「えっ、どうしたんですか急に?」
「僕、お前の気持ちに応えてやること、できなかった・・・。」
「なぁに一人でカッコつけてんですか?櫟先輩。」
「賽原・・・。」
「今日のことはもっときちんと調べてこなかった私達全員に責任がありますよ。」
「流那君の言う通りだ。もう少し念入りにリサーチしていればこんなことには・・・。」
「魅守部長・・・。」
「待って下さいッ!」
それぞれが口々に反省の弁を述べる中、初風が勢いよく口火を切った。
「皆さんは悪くないです。元はと言えば、最初にここのことを教えたのは私なんですから、私が悪いんです。死んだ後でも私をこんなに夢中にさせる演奏だったからてっきりなんかの賞を取ってるんじゃないかって思ったんですけどねぇ・・・。私って、見る目なかったのかなぁ?」
「そっ、そんなことあるかよ!!」
俯きながら自重気味にぼやく初風を見るに堪えなくて、僕は思わずバス停のベンチから立ち上がった。
「お前のことを・・・。死んだ後になってもお前のことをここまでメロメロにさせるんだからそいつは間違いなくすげぇよ!多分腐るほど賞取ってる奴らなんかよりよっぽど偉大だぜ!見る目なかったんはお前じゃなくてコンクールの審査員の連中に決まってるッッッ!!!」
「縁人、先輩・・・。くすっ・・・。」
「なっ、何かおかしいこと、言ったけ!?」
「いや。縁人先輩ってやっぱりいいなって。」
「何が?」
「だって、昨日会ったばかりの私に、そこまで必死に向き合ってくれるんですから。」
「そっ、そうかぁ?」
「そうですよ~。多分ですけど縁人先輩って昔から困った人がいると助けようとウズウズしてたんじゃないんですかぁ?」
「そっ、そんなこと!ある、はず・・・。」
その時、僕の脳裏に断片的だがとある思い出が脳味噌の奥からにじみ出てきた。
あれは・・・、そう。まさに僕がまだこの新天橋開発地区に住んでいた頃だ。
団地の広場で、身体つきがゴツい同級生3人が寄ってたかって小さな女の子にちょっかいかけてた。
そこへたまたま近くで遊んでいた僕が我慢できなくてつっかかんだ。
最終的に僕の態度に腹を立てたそいつらとのケンカになって、呆気なくやられてしまったんだっけ。
広場の芝生に傷だらけで横たわる僕に、助けた女の子は何か言ってた気がするけど・・・。
あれ、何て言ったんだけ?
「縁人先輩?」
「んっ、ああいや何でもない。ありがとな初風。おかげでちょっぴり元気出たよ。」
「ちょっぴり何ですね・・・。私的には飛んで跳ねるくらいに盛り上がってほしかったのに・・・。」
「それはそれで逆にアブねぇ奴じゃねぇか!!」
「それもそうですね♪」
「そうですねって・・・。全くお前って奴は・・・。」
「えへへ♪」
呆れながらツッコむ僕に、賽原はまるで遊戯に明け暮れる純粋無垢な子どものように笑ってみせた。
「で、どうすんだよこれから?」
「そうですね。取り敢えず今日は昨日みたいに縁人先輩の家に泊まります。」
えっ、またコイツ僕んちに泊まるワケ!?
「絆君。君の為にできるだけ案を考えて早い段階に知らせるから待っていてくれ!!」
「慌てなくてもいいんですよ魅守部長。私、時間はたっぷり、イヤになるくらいありますから。」
「絆君・・・。ありがとう。」
初風に励まされて、魅守部長の顔つきも暗いものから明るいものへと変わっていった。
しっかし、昨日に続いて連チャンでコイツをウチに泊めるなんて・・・。
真叶、嬉しがるだろうなぁ・・・。
「櫟先輩、櫟先輩。」
「何、賽原?」
「今夜こそは、大人への大いなる一歩踏んで下さいね♡」
「だからどういう意味だよそれ!?」
またもや突拍子もないことを口走った賽原にツッコんだ直後、帰りのバスがやっと向こうの方より走ってくるのが見えた。
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