471 / 514
最終章:無双代行の結末
空中城塞攻略⑱・愛狂
しおりを挟む
ソールの身体から放たれた衝撃波をまともに食らって、私達は壁に叩きつけられ、床に『ドサッ!』と落ちた。
全身のほとんどが真っ黒に焦げて、突き刺すような激痛が治まらない・・・。
しかも何だか、頭がクラクラして、吐きそ・・・!?
「ウムッ・・・!?ゲェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ・・・!!!」
頭痛と胃の底が跳ね上がる感触に我慢できなくなって、私は盛大に吐いた。
「クケッ・・・!!はぁ・・・!!はぁ・・・!!」
「全回復。」
口から胃液を垂らして脂汗を掻く私に、ヒューゴが治癒魔能をかけてくれた。
「ヒュー・・・ゴ・・・。」
「しっかりして下さい。へばったままでいると・・・死にますよ?」
辺りを見ると私以外の他のみんなは、全回復での治癒を済ませていた。
「存外しぶといではないか?大口を叩くだけのことはある。ただし・・・。」
ソールは私の方に視線を移すと、馬鹿にしたように鼻で笑った。
「リリーナは、ちと力不足みたいだがな。」
「なっ、何・・・!!!」
返す言葉が見つからない。
確かに、ソールの言う通りだ。
今の私じゃ、コイツの相手なんかまるで務まらない・・・。
ヒューゴとローランドはミラお姉様との共醒をとっくに出来ているし、まだ共醒できてないドーラだって、全回復で受けた傷を完治させている。
それに比べて私は、敵からのダメージをロクに治すことが出来ず、ヒューゴに助けられている・・・。
私だけ・・・みんなから置いてかれている・・・。
ミラお姉様の、最愛の妹分である、私が・・・。
・・・・・・・。
・・・・・・・。
悔しい。
悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しいッッッ!!!!!!
私がミラお姉様を一番愛してるはずなのにッッッ!!!
あの方への気持ちなら、誰にだって負けないはずなのにッッッ!!!
だけど・・・他のみんなより、遅れた道を歩いてる・・・。
そんな自分に・・・どうしても・・・怒りが、湧く・・・。
こんなんじゃ、全然だめだ・・・。
限界を・・・超えるんだ。
ミラお姉様への想いの。
ミラお姉様への・・・愛のッッッ!!!
「天級第五位・雷玉の喰い寄せッッッ!!!」
杖の先に雷の玉を作った私は、単身でソールに突撃した。
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
「なるほど。その雷の玉から発せられる電磁力で私を引き寄せ、痺れさせる魂胆か。」
「アンタだったら、こんなモノ食らったところで死にはしないでしょ!?」
「そうだな・・・。引き寄せることすら出来んがな。」
「えっ・・・!?」
「天級第三位・手上の太陽。」
ソールが手を広げると、その上にこぶし大サイズの太陽が現れた。
「綱引きといこうではないか。」
「なっ・・・!?!?」
ソールの手の平の太陽は、彼に杖を向けて踏ん張る私を、強力な重力で引き寄せていく。
「くぅ・・・!!ふぅ・・・!!」
このままじゃ・・・こっちが・・・負けちゃう・・・。
「情けない顔をしているな。ミラへの忠誠心が足りないようだな?」
その言葉を聞いた瞬間、私の頭の何かが『ブツ!!』っと弾けて切れた。
・・・・・・・。
・・・・・・・。
「忠誠心・・・だって?」
「ん?」
「私の・・・ミラお姉様への想いを・・・そんな軽々しい言葉で・・・表すな。」
「何?」
・・・・・・・。
・・・・・・・。
「愛だよ愛。私がミラお姉様への気持ちは、それ以外に有り得ない。勿論・・・ただの愛なんかじゃないわよ?一緒のベッドで寝たいと思ってる同じジュースを飲み合いっこしたいと思ってる四六時中仲良くしたいと思ってるキスしたいと思ってる結婚したいと思ってる子作りしたいと思ってるッッッ!!!私のミラお姉様への愛は、太陽よりも輝いて大海原より広いのッッッ!!!ああ・・・ミラお姉様。愛しの・・・愛しのミラお姉様・・・大好き♡♡♡・・・大好きだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!♡♡♡♡♡♡」
その時、私の中に何かが流れ込んでくる感覚がした。
それと同時に、杖の先の雷玉が急激に肥大化して、ソールを飲み込んで盛大にスパークした。
「リリーナ・・・それ・・・」
集まる視線を不思議に感じながら私は、ジロジロ見られている気がする髪を手に持った。
・・・・・・・。
・・・・・・・。
「ミラお姉様の・・・ミラお姉様の髪だぁ♡♡♡はぁ・・・♡♡♡何だかいい匂いがする気がするぅ♡♡♡私も、やっと、ミラお姉様と同じになれたぁ♡♡♡」
ミラお姉様と同じ、プラチナブロンドに染まった自分の髪に鼻を擦り付ける私は、ミラお姉様と同じになれた喜びと、魂の底に流れ込んでくるミラお姉様の力のせいで、身体中の火照りが止まらなかった。
はぁん・・・♡♡♡
幸せぇ・・・♡♡♡
◇◇◇
「ふぅぅぅぅぅぅぅ・・・!?!?」
何か今、ものすっごい寒気を感じたんだけど。
まさかリリーが私と共醒して、あの子の溢れんばかりの百合っ気があたしに流れ込んできた!?
って、そんなバカな・・・。
全身のほとんどが真っ黒に焦げて、突き刺すような激痛が治まらない・・・。
しかも何だか、頭がクラクラして、吐きそ・・・!?
「ウムッ・・・!?ゲェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ・・・!!!」
頭痛と胃の底が跳ね上がる感触に我慢できなくなって、私は盛大に吐いた。
「クケッ・・・!!はぁ・・・!!はぁ・・・!!」
「全回復。」
口から胃液を垂らして脂汗を掻く私に、ヒューゴが治癒魔能をかけてくれた。
「ヒュー・・・ゴ・・・。」
「しっかりして下さい。へばったままでいると・・・死にますよ?」
辺りを見ると私以外の他のみんなは、全回復での治癒を済ませていた。
「存外しぶといではないか?大口を叩くだけのことはある。ただし・・・。」
ソールは私の方に視線を移すと、馬鹿にしたように鼻で笑った。
「リリーナは、ちと力不足みたいだがな。」
「なっ、何・・・!!!」
返す言葉が見つからない。
確かに、ソールの言う通りだ。
今の私じゃ、コイツの相手なんかまるで務まらない・・・。
ヒューゴとローランドはミラお姉様との共醒をとっくに出来ているし、まだ共醒できてないドーラだって、全回復で受けた傷を完治させている。
それに比べて私は、敵からのダメージをロクに治すことが出来ず、ヒューゴに助けられている・・・。
私だけ・・・みんなから置いてかれている・・・。
ミラお姉様の、最愛の妹分である、私が・・・。
・・・・・・・。
・・・・・・・。
悔しい。
悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しいッッッ!!!!!!
私がミラお姉様を一番愛してるはずなのにッッッ!!!
あの方への気持ちなら、誰にだって負けないはずなのにッッッ!!!
だけど・・・他のみんなより、遅れた道を歩いてる・・・。
そんな自分に・・・どうしても・・・怒りが、湧く・・・。
こんなんじゃ、全然だめだ・・・。
限界を・・・超えるんだ。
ミラお姉様への想いの。
ミラお姉様への・・・愛のッッッ!!!
「天級第五位・雷玉の喰い寄せッッッ!!!」
杖の先に雷の玉を作った私は、単身でソールに突撃した。
「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
「なるほど。その雷の玉から発せられる電磁力で私を引き寄せ、痺れさせる魂胆か。」
「アンタだったら、こんなモノ食らったところで死にはしないでしょ!?」
「そうだな・・・。引き寄せることすら出来んがな。」
「えっ・・・!?」
「天級第三位・手上の太陽。」
ソールが手を広げると、その上にこぶし大サイズの太陽が現れた。
「綱引きといこうではないか。」
「なっ・・・!?!?」
ソールの手の平の太陽は、彼に杖を向けて踏ん張る私を、強力な重力で引き寄せていく。
「くぅ・・・!!ふぅ・・・!!」
このままじゃ・・・こっちが・・・負けちゃう・・・。
「情けない顔をしているな。ミラへの忠誠心が足りないようだな?」
その言葉を聞いた瞬間、私の頭の何かが『ブツ!!』っと弾けて切れた。
・・・・・・・。
・・・・・・・。
「忠誠心・・・だって?」
「ん?」
「私の・・・ミラお姉様への想いを・・・そんな軽々しい言葉で・・・表すな。」
「何?」
・・・・・・・。
・・・・・・・。
「愛だよ愛。私がミラお姉様への気持ちは、それ以外に有り得ない。勿論・・・ただの愛なんかじゃないわよ?一緒のベッドで寝たいと思ってる同じジュースを飲み合いっこしたいと思ってる四六時中仲良くしたいと思ってるキスしたいと思ってる結婚したいと思ってる子作りしたいと思ってるッッッ!!!私のミラお姉様への愛は、太陽よりも輝いて大海原より広いのッッッ!!!ああ・・・ミラお姉様。愛しの・・・愛しのミラお姉様・・・大好き♡♡♡・・・大好きだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!♡♡♡♡♡♡」
その時、私の中に何かが流れ込んでくる感覚がした。
それと同時に、杖の先の雷玉が急激に肥大化して、ソールを飲み込んで盛大にスパークした。
「リリーナ・・・それ・・・」
集まる視線を不思議に感じながら私は、ジロジロ見られている気がする髪を手に持った。
・・・・・・・。
・・・・・・・。
「ミラお姉様の・・・ミラお姉様の髪だぁ♡♡♡はぁ・・・♡♡♡何だかいい匂いがする気がするぅ♡♡♡私も、やっと、ミラお姉様と同じになれたぁ♡♡♡」
ミラお姉様と同じ、プラチナブロンドに染まった自分の髪に鼻を擦り付ける私は、ミラお姉様と同じになれた喜びと、魂の底に流れ込んでくるミラお姉様の力のせいで、身体中の火照りが止まらなかった。
はぁん・・・♡♡♡
幸せぇ・・・♡♡♡
◇◇◇
「ふぅぅぅぅぅぅぅ・・・!?!?」
何か今、ものすっごい寒気を感じたんだけど。
まさかリリーが私と共醒して、あの子の溢れんばかりの百合っ気があたしに流れ込んできた!?
って、そんなバカな・・・。
0
お気に入りに追加
106
あなたにおすすめの小説
異世界の片隅で引き篭りたい少女。
月芝
ファンタジー
玄関開けたら一分で異世界!
見知らぬオッサンに雑に扱われただけでも腹立たしいのに
初っ端から詰んでいる状況下に放り出されて、
さすがにこれは無理じゃないかな? という出オチ感漂う能力で過ごす新生活。
生態系の最下層から成り上がらずに、こっそりと世界の片隅で心穏やかに過ごしたい。
世界が私を見捨てるのならば、私も世界を見捨ててやろうと森の奥に引き篭った少女。
なのに世界が私を放っておいてくれない。
自分にかまうな、近寄るな、勝手に幻想を押しつけるな。
それから私を聖女と呼ぶんじゃねぇ!
己の平穏のために、ふざけた能力でわりと真面目に頑張る少女の物語。
※本作主人公は極端に他者との関わりを避けます。あとトキメキLOVEもハーレムもありません。
ですので濃厚なヒューマンドラマとか、心の葛藤とか、胸の成長なんかは期待しないで下さい。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
悪役令嬢を陥れようとして失敗したヒロインのその後
柚木崎 史乃
ファンタジー
女伯グリゼルダはもう不惑の歳だが、過去に起こしたスキャンダルが原因で異性から敬遠され未だに独身だった。
二十二年前、グリゼルダは恋仲になった王太子と結託して彼の婚約者である公爵令嬢を陥れようとした。
けれど、返り討ちに遭ってしまい、結局恋人である王太子とも破局してしまったのだ。
ある時、グリゼルダは王都で開かれた仮面舞踏会に参加する。そこで、トラヴィスという年下の青年と知り合ったグリゼルダは彼と恋仲になった。そして、どんどん彼に夢中になっていく。
だが、ある日。トラヴィスは、突然グリゼルダの前から姿を消してしまう。グリゼルダはショックのあまり倒れてしまい、気づいた時には病院のベッドの上にいた。
グリゼルダは、心配そうに自分の顔を覗き込む執事にトラヴィスと連絡が取れなくなってしまったことを伝える。すると、執事は首を傾げた。
そして、困惑した様子でグリゼルダに尋ねたのだ。「トラヴィスって、一体誰ですか? そんな方、この世に存在しませんよね?」と──。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
元勇者パーティーで雑用係をしていたが、追放されてしまった。
しかし彼は本当は最強でしかも、真の実力を隠していた!
今は辺境の小さな村でひっそりと暮らしている。
そうしていると……?
※第3回HJ小説大賞一次通過作品です!
異世界転生したらよくわからない騎士の家に生まれたので、とりあえず死なないように気をつけていたら無双してしまった件。
星の国のマジシャン
ファンタジー
引きこもりニート、40歳の俺が、皇帝に騎士として支える分家の貴族に転生。
そして魔法剣術学校の剣術科に通うことなるが、そこには波瀾万丈な物語が生まれる程の過酷な「必須科目」の数々が。
本家VS分家の「決闘」や、卒業と命を懸け必死で戦い抜く「魔物サバイバル」、さらには40年の弱男人生で味わったことのない甘酸っぱい青春群像劇やモテ期も…。
この世界を動かす、最大の敵にご注目ください!
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる